旅行・地域

November 26, 2016

紅葉の京都@平成28年秋

 山の自然の紅葉もいいけれど、植樹された庭園の紅葉もまたいいものである。
 その人工的紅葉の美の極致ともいえる、京都の紅葉を今年もまた見に行った。

【東福寺】
12

13


 まずは京都でもトップクラスの紅葉が見られる東福寺へと。
 ここの通天橋は時期がうまくあえば、空気まで真っ赤に染まるような、一面の紅葉の世界のなかを橋で渡ることになるのだが、・・・あんまり時期がよくなくて、だいぶと散っており、先週くらいがピークだったようだ。
 それでも、おそらく今日が紅葉が見られる最後の週末らしいとの情報から、人が非常に多く、渋滞のなかの紅葉見物。

【醍醐寺】
21

22

23

24

 続いては伏見に移動して、醍醐寺へ。
 ここは弁天堂に到る紅葉のトンネル、そして弁天堂の池に生える紅葉が見ものなのであるが、トンネルのところはまだ紅葉の時期になってなく、弁天堂周囲の紅葉は色づきがよくなかった。
 それでも一本だけきれいに紅葉している樹があり、それを写真に。

【南禅寺】
31

32

 醍醐寺からは東西線で蹴上駅に戻り、南禅寺へ。
 ここの庭が私は好きである。
 紅葉は時期を過ぎていたが、それでも敷き詰められた紅葉もまた美しい。

【永観堂】
41

42

43

44

45

46

47

 南禅寺から永観堂へ。
 紅葉の樹々の質は、京都のあらゆるところでもここが一番なのではなかろうか。
 一本、一本美しい紅葉の樹々があり楽しめたが、しかし多宝塔から境内全体を見下ろせば、紅葉はスカスカ気味であり、もう時期は過ぎていたことも分かる。

【知恩院】
51

 紅葉はライトアップされればさらに美しくなるので、夜も紅葉見物へ。
 まずは高台寺に行ってみたが、とんでもない行列であり、入るのに相当な時間がかかりそうなのでパス。そして知恩院前に行ったらここも大行列なのであきらめ、青蓮院に行くとここも延々たる行列であった。
 結局、ライトアップ見物はあきらめ、知恩院前の紅葉のみ写真に撮ってみた。

 秋の京都は毎年来ていたが、ここまでの人出は初めての経験である。
 そしてこれから、京都を訪れる人は多くなることはあれ、少なくなることはないだろうから、ずっとこのような状況が続くのであろう。
 来年からは戦略をねりなおし、郊外、あるいは穴場を探して訪れることにしてみるか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 05, 2016

国東~耶馬渓 紅葉散策

 千燈岳から下山し、それからは明日耶馬渓の山に登る予定なので、耶馬渓へと移動。
 その途中に紅葉の名所「鬼城岩峰」に寄ってみた。

【鬼城岩峰】
1

2

3

 国東半島特有の奇岩巨岩が連なる山である。
 ここの紅葉が並石ダムの湖面に映える姿は有名であるが、紅葉はまだまだであった。

【三嶋神社】
4

5

 ダムの湖畔から少しあがったところにある三嶋神社にも寄ってみた。
 この神社は入り口のところに大きな銀杏の樹が植えられており、その実がどっさりと落ちているところであった。
 境内いっぱいにも銀杏の実が落ちていて、あたりを覆いつくしている。
 秋ならではの面白い眺めであった。

【一目八景】
6

7

10

 並石ダムから耶馬渓に移動。
 耶馬渓は標高が高いこともあり、紅葉は平地と比べだいぶと進んでいた。
 ピークはあと一週間後というところか。
 名勝「一目八景」の風景を眺めつつ、ポケモンを探す。
 ポケモンは観光名所に数多く出てくるはずであるが、あんまり出なかった。
 いろいろなところに出かけるたびに、ポケモンを探してはいるもの、いまだ遅々として集まらず。全部集めるのにどれくらいかかるんだろ?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 22, 2016

雨の日は滝&九州遺産巡り

 10月も下旬になり紅葉の季節になり、ちらほらと山々の紅葉情報も届いているのだが、せっかくの週末が雨となり、山には登る気がしない。
 雨で楽しめるものといえば、滝くらいしかないので、こういうときしかしない滝めぐりをしてみよう。目指す滝を選ぶにあたっては、私が不思議物件のネタ本として愛読している「九州遺産」という本に、いくつかの芸術的建築物が滝とセットとなって載っていたので、その二つ「白水の滝」「沈堕の滝」を訪れることにした。

【白水の滝】
3

4

 竹田市の名瀑「白水の滝」。
 阿蘇の噴火でつくられた火山岩による崖から、直接水が噴き出て滝となっている。
 だからよく見ると、この滝はいくつもの水流が集まって滝を形成していることが分かる。
 この滝は二段構えになっており、二段目のほうは先の伏流水の滝を集めて水流が滝となっている。こちらはだから水の流れが太い。

【音無井路十二号分水】
1

2

 白水の滝の近くにあるのが、この音無井路十二号分水。
 写真を見ただけでは何がなんやらよく分からん施設であるが、実物を見ると原理がよく分かる。
 竹田という地は水の豊富なところであるが、土地の起伏が激しく、農業用水をまんべんなく引くのが困難な地である。それを解決しようとしたのが、この分水。
 円形の真ん中では周囲の地から水をサイホンの原理で汲みだしている。ここから水がどんどん湧いてくる。そしてそこから外の円に水はあふれ、これが三等分され地下に引いている導管によって、三方向に平等に流されている。
 造形の面白さもあるが、このダイナミックな水の動きが見ていて飽きず、この分水、一度は見るべき価値あるものだ。

【沈堕の滝】
5

8

 続いて豊後大野に移動し、「沈堕の滝」へ。
 この滝も阿蘇の大噴火をベースにして形成された滝であり、幅100mに及ぶ柱状節理の壁に幾筋にも別れた滝が流れる、見事な景観となっている。
 この滝はそのままダムの形をしており、そしてじっさいにダムとして使われていたので、滝の上部に堰堤が築かれており、それゆえ人工物+天然物のハイブリッドとなったユニークな景観をみせている。

【沈堕発電所跡】
6

7

 沈堕の滝は発電施設として使われており、それで滝の下部に石造りの発電所が造られていた。
 明治時代の建築物で、石積みの壁面にアーチが並んでおり、廃墟と化した今ではなにやら神殿風の雰囲気もある。内部に入ることもでき、そこでは蔦が生い茂り、廃墟マニアとかにはとてもうけるような、いい廃墟っぷりである。


 「九州遺産」には、たくさんの訪れたい建築物が載っており、そしてそのなかには先の地震で崩壊したものや、もう撤去されたものがあり、これらがまだ残っているうちに、処々訪れてみたいものだと改めて思った。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 27, 2016

和食:きじの松田屋@菊池市

 暑いなか不動岩を登り、下山後は菊池温泉に泊まり、気持ちのよい風呂に入って登山(というか暑さ)の疲れを癒す。
 夕食はどうするかといえば、菊池には「きじの松田屋」という雉料理の名店があることが知られており、今まで訪れる機会がなかったので、行ってみることにした。

 「きじの松田屋」は、雉を育てながら料理店を経営しているので、山のなかにあり、菊池市から阿蘇外輪山方向に向かい7kmほどをタクシーで行く必要がある。
 そして着いてみれば、菊池川源流に近き地ゆえ、自然豊かなところにあり、その高台にあるので、周囲の雑木林や田圃を一望することができる。

【店からの風景】
0

 料理は雉をいろいろな調理法で楽しめるフルコースを頼んでみた。

【料理】
1

2

3

4

5

 雉という食材、私は今までジビエでしか食ったことはないのでその印象が強く、この店の雉はあの独特のクセのあるものかと思ったら、とても素直で上品な味のものであった。
 それゆえジビエ料理的なもの、あるいは地鶏的なもの-宮崎の地頭鶏や熊本の天草大王みたいな濃厚系な味を持つものを期待しておくと、ちょいと肩すかしを食うと思うけど、(私がくらったのだけど)、これが食べ進むうち、だんだんとその旨みの深みが分かってきて、雉という食材の素晴らしさをおおいに知ることができた。
 雉のタタキはまずは雉という食材をストレートに味わせてくれる。そしてそれを溶岩焼きにすると(いわゆる焼鳥)、雉の脂がとてもすっきりした純粋なものなので、これを合わせて肉を焼きあげると、雉肉の澄んだ旨みがよく分かり、それでいくらでも食える気になる。
 鍋は雉の骨をしっかりと煮込んだ出汁で食う。溶岩焼き同様に、その美味い出汁に包まれたあっさりした味の雉がさらに旨みを深め、これもいくらでも食べる気になれる。

 フルコース、大満足の料理であった。
 この店はかなり不便なところにあるので、訪れるのが大変なのであるが、それでも遠方から客がよく訪れる、その理由がよく分かりました。

 もっとも、「雉はあっさり系統の肉なので、いくらで食べられる」とは書いたが、この店では写真に示すように肉は最初から多量に出すし、それに追加もあるので、全部食べるのはかなり困難ではある。
 それゆえ私は残念ながら少量を残してしまったのだが、でも、その余りは新鮮なまま、この店の番をしている名犬ルパンの餌となり、それを食しているルパン号の嬉しそうな鳴き声を聞くことができ、・・・なんかうれしかった。

【名犬 ルパン@店主ブログより】
P1010346e5be8cthumbnail2

 ……………………………

 「きじの松田屋」店主は熊本で大企業に勤めていたのであるが、田舎で自由きままに農業をやりたいという希望強く、その夢を実現するために早期退職をして、それから熊本中探して、この菊池の水源近き地を理想の地として見出し、今までの資産をこれに費やして購入した。
 そして雑木林を開拓して、男手一本で田圃、柿林を造り、さらには雉の養雉も行い、雉を全国に配送するかたわら、ついには雉料理店も開店し、そのレベルの高さから、食べ物好きな人たちが遠方から訪れるという、サクセスストーリーを築きあげた。
 そのテンション、エネルギーに高さにはほとほと感心するしかなく、食事をしながら店主の話を聞くと、それだけで元気をもらった気分になれます。

 このようなエネルギー、そういう力は遺伝するらしく、店主の息子が阿蘇の産山で熊本赤牛を出す民宿を経営してるそうで紹介を受けた。そこもまたぜひ訪れてみたい。

 ……………………………

 きじの松田屋→HP
 産山の赤牛の店:「山の里」→HP

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 20, 2016

錦江湾花火大会&「のむら」で鮨@鹿児島市

1

2

3

 江戸時代から薩摩人は花火が大好きであり、それで鹿児島の花火大会は、他の地の花火大会とはひとあじ違う、迫力のあるものが楽しめる。
 二尺玉がぽんぽんと打ち上がり、夜空に大輪の花火を開かせ、そして鹿児島中に轟音を響かせる。ほとんど騒音なみの音量だが、そこは桜島という大先輩が鎮座している地ゆえ、みな耐性ができており、この光と音のショーを心から楽しんでいる。

 花火を存分に楽しんだのちは、「鮨匠のむら」で夕食。

 いつも満席の「のむら」であるが、今日は席に余裕がある。
というのも、本日は花火大会があったので、昼あるいは夕早めに食事を終わらせ、それから花火大会見物に行く人が多かったからだそうだ。
 だから、私は夕の二回転目、ということになるわけ。

4

5

6

7

 8月は唐津の赤ウニの最盛期。
 壱岐の腕きき漁師さんと契約して、そこで獲れた最上質の雲丹のみを仕入れているので、相変わらずすこぶる美味である。
 まずは雲丹のみを食す。このまったく雑味のない、旨みと、甘みがたまらない。
 次は雲丹の茶碗蒸し。ほっこりと温められた雲丹は、少々変わった食感となり、そして甘みが増す。茶碗蒸しは、白身がアコウ、椎茸、山芋、サツマイモ、アオリイカが入った贅沢なもの。
 そして雲丹の握り。甘さ抑えめ、人肌のシャリが、雲丹の旨さをいっそう引き立てる。
 さらには雲丹丼。たっぷり雲丹をとって、口に運び、悶絶級の愉悦を味わう。

 雲丹以外の魚、握りもまた当然美味く、いつもながらの口八丁手八丁の店主のショーを楽しみました。

 錦江湾の花火に、のむらの鮨。
 鹿児島の夏の、極上の一夜であった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 07, 2016

天草を食べ尽くそう 3日目 天草下島観光→たなか畜産

 天草最終日は、昼に「たなか畜産」の焼肉。
 この店は最上質の黒毛和牛が食べ放題という、熊本最強のコストパフォーマンスを誇る有名な焼肉店だそうで、肉好きの人が天草を訪れたときは訪問必須の店だそうだ。

 ホテルのチェックインから「たなか畜産」の昼食までは時間があることから、参加者6名中、3名がイルカウォッチングへ。イルカに興味のない人たちは、私が車で下島の観光名所を案内することにした。なにせ、天草に来たのが人生初、という人ばかりだったので、天草に来て訪れたのは飲食店のみというのも勿体ない話だし。

 天草の下島の名所といえば、本渡から順に、苓北のおっぱい岩 、サンセットライン鬼海ヶ浦展望所、白鶴浜、妙見浦、大江教会、崎津教会、ハイヤ大橋といったところだろうから、それらを目的にGo。

【おっぱい岩】
11

【(参考)おっぱい岩 :干潮時】
Titrock

 乳房状の岩が磯に転がっている「おっぱい岩」。
 潮汐の力により奇妙な形に刻まれた岩で、このようなものがずっと磯に転がったままでいることが、天草灘という海の穏やかさを知らせてくれる、そういう自然物なのだが、・・・この岩、干潮時にしか姿を見せず、今回は海のなかにほとんどが沈んでいて、わずかに先っぽが見えるだけであった。残念。

【鬼海ヶ浦展望所】
2

 天草に西海岸は夕日が沈む姿がとても美しいため、サンセットラインと名付けられている。そのなかでもとくに展望の良いのが、鬼海ヶ浦展望所。そして夕日の時でなくとも、青い海にいくつもの奇岩が屹立した姿は、とても見事である。

【妙見浦】
21

 妙見浦。道路から撮影したので、なんだかよくわからん風景になっているけど、ここも巨岩が海からいくつも突き出ている名勝。当然海の中も変化に富んでいるので、ダイビングスポットとしても有名であり、他県から毎週ダイビングに通う人もいるほどの人気の地である。
 下のほうからダイバー達らしい、にぎやかな声が響いていたので、今日もにぎわっているようであった。

 ところで苓北から大江あたりに抜けたところで気付いたのだが、天草下島って大きな島であり、こりゃ3時間で全体を観光できるようなところではとてもない。元天草住民として、今更なんなんだ、という話ではあるが。
 博物館とかも寄るなら、二日はかかる広さの島である。

【崎津天主堂】
3

 海のそばのこじんまりとした教会。
 禁教時代にも信仰が続いていた長い歴史を持つ天草で、その象徴的存在である。
 街中から見る天主堂も味があるのだが、本日は観光客で駐車場が埋め尽くされており近づけず、それで崎津漁港から遠景を眺めるのみ。

【たなか畜産】
41

 結局牛深までは行けずに、河浦から本渡へ戻り、昼食の「たなか畜産」へ。

【焼肉】
4

 この店、昼は予約が取れないので、行列に並ぶ必要がある。今回は、イルカ観光組が既に席をとってくれていたので、我々はすぐに店に入ることができた。
 まずはステーキから焼く。シャトーブリオン、サーロイン、イチボ、ランプと高級部位ばかりであり、これらは焼肉奉行のY部長に焼き加減をまかせることに。

【焼肉】
5

 最初に運ばれたステーキを片づけたのちは、食い放題の焼肉を獲りに行こう。
 食い放題なのに、これらはA4~5の黒毛和牛が使われており、普通の食い放題焼き肉屋と比べると、とんでもない違いである。
 我々が頼んだ、ステーキ+焼肉食べ放題セットはビール、焼酎、ワインその他飲み放題がついて5500円。(私はノンアルコール組だったので、4500円)
 都市部の鉄板焼き店とかで食べると、この2~3倍は軽くいくだろうから、評判通り素晴らしいコストパフォーマンスを持つ店である。

 さんざん食い、さんざん飲み、こうして3日間の旅は終了。
 天草はやはり美味しいところであった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 05, 2016

天草を食べ尽くそう 1日目 :寿司たいと@天草市本渡

 4月下旬の熊本大震災から3ヶ月ほど経ち、交通機関や宿泊施設の復旧は相当進んでいるのだけど、観光客の戻りは悪く、いずこの宿泊施設、そして飲食店が客の減少に困っている状況が続いている。
 これに何らかの応援をしたいと思った熊本在住の者が音頭を取り、県外の美味いもの好きな人たちに連絡をとって、そういうことでもない限り滅多に来ない天草で食べ歩きツアーをしようという企画が持ち上がった。

 天草は私は以前住んでいたことがあり、店の新規開拓という面では興はそそられなかったが、それでも天草を訪れること初めての人ばかりのツアーゆえ、天草観光のガイドの役にでも立つではあろうと思い、それに参加することにした。

 そして企画がまとまって、具体的にどの店に行くかとのプランが送られてきたのだが、

 ・1日目夜 寿司たいと→二次会 鮮魚系居酒屋あるいはバー
 ・2日目昼 奴寿司 夜 串焼よみや→二次会 蛇の目寿司
 ・3日目昼 田中畜産 A5牛食べ放題

 というハードなプラン。
 一日目はともかくとして、メインの二日目は天草を代表する寿司店2店のハシゴに串焼店がはさまるというカオスなプランであり、三日目は昼から焼肉食い放題。
 これは若いものならともかくとして、中年主体の一行にはきついのでは、とは思ったが、今回の参加メンバーを眺めると、いずれも鉄の胃袋を持つ人達ばかりで、・・・とにかく皆さまの健啖ぶりに感心しつつ、こちらはもっぱらお酒を楽しむことで乗り切ろうと思い、天草にGo。

【新天門橋@建設中】
1

 熊本にとって天草は観光宝庫のような場所であるが、交通の便が悪すぎるため、集客に限界がある。
 交通難の理由は簡単で、天草の島々にかかっている橋が一本ずつしかないからで、どうやってもここで交通渋滞が起きるからである。
 それを解消するために、まずは天草一号橋の横に、新たなバイパスを設けるべく、新天門橋が建設中だ。これが完成すると、天草の交通の便はぐっとよくなると思う。


 天草の五つの橋を越え、そして本渡への瀬戸大橋を越えて、ホテルにチェックインしたのち、本日の夕食店「寿司たいと」へ。
 この店は、天草本渡の寿司店に勤めていた職人が、自分流の寿司を握ろうと10年ほど前に独立して開業した店である。

【寿司】
21

23

4

5

6

7

 店主は江戸前指向なのであり、鮨の形はほどよい大きさで、地紙型のシャープな形。
 鮨種は地元の素材にこだわり、鯛、クエ、アワビ、イカ、海老、鰆、雲丹等々、いずれも天草のものである。
 天草は海産物の宝庫であり、良い素材がとれることで有名である。とくにコハダやハモなど。しかしそれらは熊本ではあまり人気がないため、もっぱら福岡や築地に卸され、地元でそれらのネタを食うことができないという、和食好きなものにとっては理不尽な状況になっていたが、それでも少数の店がなんとかそれらの素材をキープし、そして良質な鮨にして供してくれている。
 「寿司たいと」はその代表的な店である。
 鮨全体としては、江戸前直球というわけでもなく、〆方はやや浅目であり、またシャリも酢や塩は柔らかな塩梅。あえて言えば、優しい江戸前流といった感じで、そしてこれは天草の人たちが好む味付けにあっており、天草流ともいえるであろう。
 そして写真でわかるように鰹のユニークな形、鮑の包丁の入れ方、海老の茹で方と切り方、穴子のシャリのゆるやかさとかが示すように、仕事はじつに丁寧であり、たいへん好感のもてる鮨である。
 季節の変わり目ごとに天草を訪れ、この鮨を食いたくなる、そういう魅力あふれる鮨であった。


Rentier


 鮨を食ったのち、二次会はバー「ランティエ」へ。
 この店には、「寿司たいと」から徒歩で行ったのであるが、途中ラーメン店「鳥骨鶏 龍」があり、福岡から来た者が、「天草にもこの店があるのか。福岡とどう違うか調べてみる」と言い、2名がそこに行ってしまった。
 我々はそのままランティエに行ったのであるが、・・・失礼ながら、天草本渡にこういうエレガントな店があるとは、ぜんぜん思っていなかった。いい店であった。
 そして30分ほどして、先ほどのラーメン組が合流し、さんざん騒いでそれからホテルへ戻る。

 他の者はタクシー使用とのことだったが、ホテルまでは2kmほどの道だったので、私は歩いて帰ることにした。するとそれにつきあう者が一名いて、一緒に歩いて帰ることにした。彼女は食文化に造詣が深い人であり、食について語り合いながらの文化的散歩、ということはまったくなく、互いにスマホをチェックしながらのポケモンGo。
 あの快活な音楽を聞きながらのポケモン探しであったが、・・・天草本渡って、ろくなポケモンいないねえ~とお互い嘆きながらの帰り道であった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 23, 2016

天草観海アルプス 鋸岳~蕗岳

 潮風にあたりながらの山歩きをしようと、天草へ。
 天草上島には島を縦に山々が並んでいて、それが観海アルプスと名付けられている。その登山道は、総距離は27kmというなかなかの規模のものであり、一日で歩けるようなものではない。
 今回は、観海アルプスの一部である、鋸岳と蕗岳に登ってみた。

【白嶽湿地】
1

 白嶽森林公園キャンプ場に駐車して、それから白嶽湿地の木道を歩く。

【鋸岳へ】
2

3

 やがて湿地から山に入り、天草らしい独特の植生を持つ登山道を登っていく。

【稜線】
4

 鋸岳は標高344mほどの低山なのですぐに稜線に出る。
 樹々の背丈が低く、有明海側の展望が開けて、いい眺めである。
 すぐ前には、前に登った観海アルプスの一部である、次郎丸嶽の姿が見える。

【鋸岳】
5

 いくつかのピークのアップダウンが過ぎ、鋸岳山頂。
 山頂には東屋があり、いい休憩所になっている。

【登山道】
6

 鋸岳から蕗岳にかけては植林のなかを行くが、あまり手入れがされていないようであり、雑木林になりかけている雰囲気であった。

【蕗岳へ】
7

 植林を抜けると、展望が開け、向かいに蕗岳が見える。

【登山道】
8

 やがて登山道は三叉路に出て、ここからは山頂も近い。

【蕗岳山頂】
9

 蕗岳山頂に着くと、不知火海の展望がすばらしい。足元には牟田港が見える。

【白嶽湿地】
10

102

 蕗岳からは元来た道を引き返し、そしてまた白嶽湿地を通って、白嶽森林公園キャンプ場へと戻った。
 この登山道、蕗岳から引き返したのちは、湿地におりずに、中岳~白嶽と登ってから下れば白嶽森林公園に行け、より充実した登山になるのだが、本日はあまりに暑く、また湿地のせいかまといついてくるアブが多かったので、蕗岳からの展望に満足して、通常コースの半分にて終了した。

【矢岳巨石群遺跡】
111

112

113

114

 白嶽森林公園には、山以外に巨石群遺跡という名所があり、それにも寄ってみた。
 ドルメン(支石墓)は長さ13mの天井石を持つ巨大な構造物であり、これが「遺跡」という名前の通り人工物なら、たいした文化がこの地にかつてあったと思われるが、・・・人工物なのかねえ?

 この一帯には、ドルメン以外にも巨石がいろいろとあり、一種独特の景色をつくっている。それを祀ったらしき神社もあり、いわゆるパワースポット的雰囲気のある、おもしろい地であった。

 …………………………………

 本日の登山ルート
1_2


| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 10, 2016

音信@湯本温泉&長門観光

 一位ヶ岳に登ったあとは、車で30分ほどの湯本温泉に移動。
 ここは山間のひなびた温泉地であるが、人気の地のようで、規模の大きなホテルや旅館がいくつもあり、そのなかで特に有名なのが大谷山荘。そして本日は、その隣に併設されている、大谷山荘系列のデザイナー系旅館である「音信」に泊まってみた。

【玄関】
3

 音信は宿泊客の数に対して、施設が豪華であり、建物も複雑なつくりになっている。
 玄関からは、すぐにこのような水庭があり、夏の暑い時期は納涼感があじわえる。

【廊下】
4

 今回はメゾネットを利用。
 建物内での二階建形式なので、メゾネット部はやたらに天井が高い。
 そしてこの旅館はアメニティが豊富であり、バー、エステ、フィットネスジムまである。
 この旅館内で全てが完結する方式である。

【温泉】
1

 温泉は大浴場もあり、また大谷山荘のさらなる大浴場も使えるが、部屋風呂でゆったりと過ごすほうが寛げる。
 山に面して、今の時期の万緑の景色を眺めながら、湯本温泉の湯を楽しもう。

【部屋】
2

 階段の途中から部屋を見る。
 メゾネットの二階部はどうなっているかというと、ミニシアターになっていた。
 DVDは図書室から自由に借りられるようになっており、選びに行ってみたが、あまり量もなく、それにあまりそそられる名画等もなく、このへんは改善の余地あり。
 まあ、この手の旅館に来て、わざわざDVDを見て時を過ごす人もそんなにいないだろうけど。

 温泉でくつろいだあとは、料理処に行って夕食。

【先付】
51

 先付は、長門の雲丹に姫オクラと車海老、それに「たまげ茄子」。たまげ茄子はこの地の特産品の茄子であり、名前のとおりたまげるくらいに大きい。そしてふんわりした食感が特徴的である。

【造り】
52

 造りは仙崎港であがったものを主に使っている。
 穴子に剣先烏賊、シマアジ。

【焼き八寸】
53

 焼八寸のメインは萩和牛。それに鯛の小袖寿司、糸瓜と隠元豆の白和え。

【冷やし鉢】
54

 長門の鮑を蒸したものに、カボチャ、絹さや。

【揚げ物】
55

 鱧の東坡揚げにアスパラ。

【御飯】
56

 御飯はとうもろこし御飯。とても甘い。それに赤だし。


 全体として、山のなかの宿とはいえ、すぐ近くに良港のある地の利を生かして、地元の海の幸、山の幸をふんだんに用いたもの。料理自体は、大箱の温泉旅館らしい、平均的なもので、まあ家族とかで行っても安心して食べられるといったものか。

【獺祭】
58

 この旅館は、地元の全国的人気酒「獺祭」を各種とりそろえており、それぞれの性格にあわせて酒と料理を選べばけっこう楽しめると思う。獺祭ファンの人にとっては、この店での食事は素晴らしいものになるであろう。


【みすず通り】
105

104

103

12

 翌日は長門観光。
 長門は天才詩人金子みすずの生地であり、仙崎駅前の通りには、彼女が幼少期を過ごした家を保存した記念館や、お墓のある寺、銅像等々がある。そして家々には、金子みすずの詩も飾られており、それらを読みながらしばし散策。


【仙崎駅】
101

 仙崎駅。
 ここに金子みすずのモザイク画がある。
 これ、自分の目で見ると、抽象画のようなのだが、カメラのファインダー越しに見ると、金子みすずの像が浮かんでくる。
 そういうふうに計算して造られたものだそうだ。

【山陰線時刻表】
102

 この駅の時刻表を見て、列車数の少なさに、唖然としてしまった。
 山陰本線って、山陰地方の鉄路の幹線なんだが・・・
 こういうのを見ると、一時間に特急が一本しかない日豊本線に文句をつけている自分が、いかに恵まれていたかと反省。

【向徳寺】
111

112

113

 仙崎の次は向津具半島へ。
 ここの向徳寺はあじさいの寺として有名である。
 時期としては微妙だが、もしかして残っているかもと思ったが、あらかた終わっていた。
 あじさいは花が枯れると花は切り落とされるので、それらの花々、そして近頃の悪天候によって落ちたらしい樹木の枝とともに、燃やされているところであった。

【楊貴妃の里】
121

122

 唐代の傾国の美女楊貴妃は、安史の乱のときに亡くなったはずだが、じつはひそかに逃がされて、小舟にのって海を越え長州向津具半島へとたどり着き、そこで生涯を終えたという伝説がこの地にあり、その楊貴妃を祀ったのがこれである。
 いろいろと突っ込みどころの多い伝説なのだが、そこは突っ込まず、激動の生涯を送った麗人を静かにしのびましょう。

【道の駅ほうほく】
131

 楊貴妃の里からは国道191号線を通り、そこで人気の道の駅「ほうほく」に寄ってみる。
 海の幸のしなぞろえ多い道の駅であり、そして外のベランダに出れば、日本海、そして角島大橋を見ることができる。
 そして運がよければ、着ぐるみ着たゆるキャラの「ほっくん」に会えることができる。
 今回はほっくんは居ず、この看板のみであった。

 …………………………………

【参考:ほっくん (オフィシャルサイトより)】
Hokkunn

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 05, 2016

花菖蒲@神楽女湖(別府)

 土曜に続き、日曜も雨である。
 しかし昨日と違い風は強くなく、しっとりとした霧雨だ。
 こういう繊細な雨なら、菖蒲の花が映えるであろうとことで、花菖蒲園が名物の神楽女湖へと行ってみた。

 神楽女湖の広い駐車場に着くと、やけに車の数が少ない。そして管理人さんから「今日は無料です。まだ一割くらいしか咲いていないので」と言われた。

111

121

112

122

113

 曇天のもと、霧雨にけぶる花菖蒲園を散策。
 たしかに花はまだ一割ほどしか咲いていなくて、残りは蕾の状態であった。
 それでもここの菖蒲は様々な種類のものが植えられており、それらを一本一本じっくりと眺めながら散策するのも楽しいものであった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧