ワイン

December 10, 2017

弟31回青太マラソン & ワイン会

Aotai

 宮崎の冬の名物、青島太平洋マラソン。
 昨年話のタネに走ってみたら、たいへんきつかったが、それなりに面白くもあったので、今年はどうしようと思いつつ、申し込み初日にネットにつないだら、あっさりとつながりエントリできたので、参加してみることにした。
 これは、私はけっこう幸運だったのであり、申し込みはあっという間に〆切りとなって、参加できなかった人がたくさんいたことをあとで知った。

 エントリが6月だったので、半年あればそれなりに準備はできると思いつつ、宮崎は夏は暑いのでまったく走れず、10月になってようやく涼しくなったので、晴れた朝に適度に走っていたが、11月になって急に朝が寒くなりまた走れなくなった。
 それなら休日の午後でも使って練習すればいいようなものだが、休日にわざわざ長距離走る気にもなれず、たいていは山に登ってしまっていたので、せめて山登りをしているときは、平地では速度を速めて、なるべく筋力をつけるような歩き方をこころがけて、それなりに準備を整えた。

 そして当日となる。
 昨年の経験から、5kmまではアップなのでだるい、10kmくらいでエンジンがかかる、10kmくらいから25kmまでは快適、25kmから30kmまではきつくなり、そして30kmからが苦難の走り、となるのはだいたい分かっている。
 すなわち30kmから先が、マラソンの核心であり醍醐味なので、ここまでいかに体力筋力を温存しつつ、しかしそれなりの速度で走るか、それらを考えながらの走りとした。
 ここが昨年と違うところである。

 今回は天気予報では晴れであったが、ずっと曇天であり、ときおり小雨も降る寒い日であり、マラソンにとっては好コンディションであった。
 そのため、走りだすと、昨年より足が軽く感じられ、20kmまでは1km5分30秒、20~30kmは6分のペースで快調に走られた。しかしながら、30km過ぎると途端に脚力が低下し、ぐっとブレーキがかかってしまって、トロピカルロードの10kmは果てしなき苦行の旅となった。
 これは昨年同様であり、全然学習してないじゃんか、ということになるのだろうが、しかし全体の速度を遅くしたら筋力が温存できるかどうか、というのもなかなか難しいところであり、全体としての最適なバランスの走り方って、結局は数をこなさないと会得できないのだろうなと思った。

 そういうわけで、トロピカルロードは、まさに棒になった脚を無理やり前に出しながら、まわりの美しい青島、太平洋の眺めもどうでもよく、早く終われ、早くゴールに着け、とそれだけ念じながら、へろへろになってなんとかゴール。

 それでも終わってしまえば、ゴール会場での冷たいコカコーラは身体中にしみわたる爽やかさ、美味しさであり、そしてもう走らなくてよい、という安堵感、解放感はたまらないものであって、この一時の幸福感をいったん知ってしまうと、マラソンってなかなか止められないだろうな、と実感する。
 じっさい、こんなきついスポーツなのに、愛好者はヤマほどいるわけだし。


 ゴール会場でしばしくつろいで、それから完走証をもらった。
 タイムは4時間半ばであった。昨年よりも15分ほどタイムを縮められたので、それなりに進歩はしていたみたいであった。


 青太マラソンは、フェニック並木で有名な国道220号線から宮崎中心街の橘通りから宮崎神宮前の国道を、ランナー専用に貸し切って使う、大イベントであり、普段は車しか走れぬ宮崎の主要道路を、堂々と走れる、走っていてたいへん気持ちのよいものであり、宮崎に住んでいて、それなりに走れる人はやはり一度は参加したほうがよいイベントだと思う。
 私も来年も参加してみたいが、問題はネットにつながるかどうか、まずはそれからだな。

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 さて、本日はもう一つイベントがあり、夜は宮崎市のフレンチレストランでワインラヴァーの忘年会である。
 マラソン後、温泉施設で、おもに水風呂に入って、しっかりとクーリング。私の場合、これしとかないと、翌朝、けっこうな確率で足が攣ってしまう。そのあとしばし休憩して、レストランへGo。

【ワイン】
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 今年最後のワイン会、ということもあって、なんだか気合の入ったワインが並んでいる。
 とくに今回のスターは、主催者持ち込みの「Le Fleur 89」。元々生産量も少なく、しかも生産者もいなくなったので、今では入手困難となった幻のワインであるが、ワインには旬というものがあり、もう飲みごろだろうからと、主催者が放出を決めたもの。

【Le Fleur 89】
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 ワインというものは、べつに貯蔵品とか美術品とかではなく、飲んでから初めて価値を持つものなので、もっとも美味しいと思われているときに抜栓され、周囲に香りをまきちらし、飲まれていくのが、世のため、人のため、ワインのため、というものであり、そしてじっさいにこのような美味しいワインを飲め、みな幸福感にひたるのであった。

【メイン料理】
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 本日の料理は、いつもながらシェフの腕が立っており、どれもすばらしいもの。
 今の時期、もっとも旨味のます蝦夷鹿に、黒トリュフをたっぷりとかけて。

【クレープシュゼット】
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 デザートは、ソムリエ氏の名人芸がみられるクレープシュゼット。


 マラソンも完走でき、美味い料理と、豪華なワインも楽しめた、実り多き一日であった。

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February 29, 2016

ワインバー&フレンチ:ヴィニュロン@薬院

 香港から福岡に戻って、空港におりると、とんでもなく寒い。
 香港が暖かったのと、今年が暖冬だったので、まったく意表をつかれてしまった。大きな低気圧の発達によりその日は全国的に冷え込んでいたのであるが、福岡も低温のうえに、強風が吹き荒れ、痛いほどの寒さであった。
 それで戸外を歩く時、まさかのために用意していた、モンベルの超軽量ダウン、プラズマ1000がたいへん役に立った。その軽さとコンパクトさと、保温機能の高さによって、山道具における近年の傑作といわれているプラズマ1000であるが、山以外でもじゅうぶん使い道があるのである。

 さて福岡に着き、福岡は美味い店が多いところである。
 中華料理食いまくりツアーの帰り、せっかく福岡にいるのだから、食いまくりツアーの勢いのまま、夕食はワインを飲みに行こうということで、薬院のワインバー、ヴィニュロンへ。

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 この店、深夜までやっており、ワインバー的な使われ方が多いけど、料理のほうはきわめて真っ当なフレンチであり、ワイン、料理ともレベルの高い店である。
 そして、美味しさに加え、ワイン、料理ともリーゾナブルな値段であり、コストパフォーマンスが大変よい。
 こういう店が地元にあったらなあ、と思ってしまう、とてもいい店である。

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September 27, 2014

ソムリエ秋葉@鹿児島市

Vin


 「鮨匠のむら」のあとは、酔ったいい気分で天文館を歩き、それからワインバー「ソムリエ秋葉」へと。
 「鮨匠のむら」はバイザグラス方式で肴・鮨の流れに合わせて延々と日本酒が出てくるので、相当な量を飲むわけであり、店を出たあとはお酒はもういいやという気分にはなるのであるが、しかし日本酒と赤ワインとは別腹なのであり、気分的には赤ワインならまだ入るので、以前から気になっていた「ソムリエ秋葉」を訪ねることにした。

 「ソムリエ秋葉」の店主は、鹿児島隋一の名ホテル「城山観光ホテル」で長くソムリエを勤めていていた。店主はワイン、とりわけブルゴーニュワインを激しく好んでおり、この素晴らしいワインの世界を自分流のやりかたで鹿児島に伝えたいということで、当時は珍しかったワインバーを開店したとのこと。

 店の規模はそれほどでもないのだが、入ってすぐ分かるワインセラーのなかの膨大なワインの品ぞろえからも分かるように、古きも若きも、良さげなワインをたくさん揃え、どのような人にもその好みにあうワイン揃えている。

 ワインリストをみると、食指をそそるワインがいっぱいあるのだけど、さすがにのむらの後ではワイン一本開けるわけにもいかず、店主のお勧めワインを何杯か飲むことにした。

 ちょうど客がいなくなった時間帯だったので、いろいろと店主と雑談をするけど、やはり鹿児島は寿司の美味いところであることに意見が一致。
 店主は、江戸前の寿司には、ワインが合うことにいち早く気が付き、そういう啓蒙運動もしてきた、和食+ワイン文化の樹立の先駆者でもあったのだ。

 この店は予約もすれば、きちんとしたコースとワインのディナーも楽しめるとのことで、いつかはそれらを楽しみたいと思った、鹿児島の一夜であった。

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