居酒屋

December 02, 2017

臼杵で登山と河豚:鎮南山&うおんたな

 紅葉を求めて九州の低山を登るシリーズ3回目。
 今回は臼杵の紅葉の名所、鎮南山を登ってみよう。そして臼杵は、河豚の名所でもあるから、登山のついでに河豚も味わってみるという二段構えの計画である。

【登山道への入り口】
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 鎮南山の登山口は、国道217号線からこの細い坂道を登って行く。
 見た目、進むとどんどん狭くなりそうな道なので、不安を感じたが、上に見えるカーブを超えるとそれなりに広くなってくるので、あんまり心配はいらなかった。

【跨道橋】
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 先の道を行くとやがて道が行き止まりとなり、その奥に駐車場がある。
 車を止め、登山口方向に歩くとすぐに高速道路をまたぐ橋に出る。

【登山口】
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 橋を渡ると、すぐに鎮南山登山口。
 まっすぐの林道と、左の階段、どちらを使っても同じ道に出る。
 まずは奥に紅葉の見える林道に行こう。

【林道】
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 林道には、明るい陽光を浴びて、紅葉が鮮やか。

【リトル鎮南山】
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 林道から登山道に入り、しばし上って行くと、最初の展望所である「リトル鎮南山」に着く。
 ここから臼杵市、それに臼杵湾がよく見渡せる。
 手前の雑木林がほどよく紅葉しており、晩秋のすてきな風景だ。

【登山道】
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 登山道は7~8合目あたりが、楓が多く植樹されており、旬の時期はさぞかし美しいと思われる。
 本日はピークを1週間ほど過ぎており、色褪せた紅葉と、それにどっさり散った枯葉によるややさびしい風景。

【塔尾】
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 鎮南山は二峰の山で、手前のピークが塔尾。石鎚社が祀られている。
 石鎚社の本家はもちろん四国の石鎚山であるが、あそこまで行って登るのは大変なので、こういう地の便のよいところにも石鎚社があるのは、御神体にとっても、参拝者にとってもいいことであろう。たぶん。

【展望】
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 ここからの展望は、先ほどのリトル鎮南山よりも標高が高くなるぶん、さらに景色がよい。
 そして臼杵市って、そこを歩いているときはそれなりに広さを感じるのだが、全体像をみると、ずいぶんとコンパクトな街であることがよく分かる。

【鎮南山山頂】
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 次なるピークは、塔尾から歩いて600mくらいのところ。
 鎮南山は臼杵市民に親しまれ、よく登られる山なのであるが、塔尾までと、それから先は道の踏み跡がまったく違っており、塔尾以降の道はあまり使われている雰囲気はなかった。
 ネット情報では、鎮南山は一般には塔尾が山頂と思われている、とのことだが、たしかにその通りであった。

【山頂展望所】
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 鎮南山山頂はあんまり展望はよくないけど、少しばかり西方に行くと、3mくらいの高さの岩があって、そこに登ると展望がよい。
 臼杵湾に浮かぶ、おむすび型の津久見島が印象的だ。

【山庵寺分岐】
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 山頂からは北方向に下っていくと、山庵寺へと続く。
 しかし、その分岐点、赤テープが張られ、通行禁止となっていた。
 それでさらに下って、林道経由で寺へ向こうことにした。

【林道】
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 登山道をずっと下ると、やがていったん舗装路に出る。ここから山庵寺へ向かう。

【山庵寺】
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 林道を歩くうち、山庵寺へ。
 この寺、いわゆる人里離れたところにある、本当の「山の中の寺」であり、調べると、いろいろと複雑な歴史があり、面白い。
 ここで休憩していた地元の人としばし雑談。
 しょっちゅうこの山に登っている人だったけど、やはり紅葉のピークは1週間前だったそうだ。

【下山】
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 山庵寺からしばし林道を歩いて、元の登山道に合流し、それから下山。
 登山口へは、行くとき使わなかった階段を使用。
 ここを下山に使うと、展望が良いので、下山にはこの道を使うのがよいようだ。

【河豚セット@臼杵】
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 最初に述べたように、今のシーズンの臼杵は、紅葉の山が名物、だけというわけではなく、どころか、河豚のほうがよほどの名物なので、山登りだけで済ますのはもったいなく、河豚を食わないわけにはいかない。
 それで、臼杵の鮮魚居酒屋店の名店「うおんたな」で、河豚セットを楽しんできた。
 臼杵は、河豚を出す店が、専門店から寿司店、居酒屋、料亭、いろいろとあり、そのすべてで、それに見合った美味しい河豚料理を出す、まさに「河豚の聖地」なのである。

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October 01, 2016

おでん:雨風@都城市

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 霧島山麓の盆地にある都城市は、郷土食として「地鶏」と「おでん」が有名であり、その料理店も数多い。
 そうなった理由として、地鶏についてはこの地での生産量が多いからであろうけど、おでんについては、おでんの具―芋とか大根だとかの生産が多かったからとかいうわけではない。
 都城市には昭和20年代に「ジャングル」と「雨風」という2軒のおでん屋が開店し、両店で出されるおでんがとても美味しかったため、都城市民がおでんを愛好するようになり、おでんという料理が人気を博していって、それからおでん屋が増えていき、都城市の名物と化した、ということらしい。
 両店とも創業から70年近くたつが、その味は進化を重ねながら代々引き継がれていって、いまなお人訪れること多き老舗人気店として存在している。

 今回はそのうちの一店「雨風」に行ってみた。

【宮崎牛スジ、厚揚げ】
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【豆腐、豆もやし】
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【秋刀魚のツミレ、メヒカリのツミレ】
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 おでんの出汁は昆布と鰹と塩で、あっさりめ。それぞれ丁寧に下ごしらえされた具に、いい塩梅にその出汁が沁み入っており、いわゆる「プロのおでん屋さんのおでん」を味わえる。
 とくに名物、季節の魚のツミレは煮加減が大事なので、注文を受けてから煮られることになるのだが、これが魚の素材の味、歯ごたえ、出汁とのバランスが非常によく、逸品である。

【黒豚の軟骨味噌煮】
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 南九州のおでん屋でよく出される「豚の軟骨」は、おでんの出汁でなく、味噌仕立ての出汁で甘辛くじっくりと煮られたものが出される。
 これもこの店の名物である。味の豊かさが特徴であり、焼酎によく合いそうな料理だ。


 こういったおでんもたいへんよいが、雨風では研究好きな若い店主が、酒の肴として造っている創作系のツマミもまた有名である。
 カウンター奥の黒板には、和・洋取り交ぜてのユニークなツマミがずらずら書かれており、これをメインにしても楽しめそうな、とても使い道の広いおでん屋なのであった。

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August 07, 2016

天草を食べ尽くそう 3日目 天草下島観光→たなか畜産

 天草最終日は、昼に「たなか畜産」の焼肉。
 この店は最上質の黒毛和牛が食べ放題という、熊本最強のコストパフォーマンスを誇る有名な焼肉店だそうで、肉好きの人が天草を訪れたときは訪問必須の店だそうだ。

 ホテルのチェックインから「たなか畜産」の昼食までは時間があることから、参加者6名中、3名がイルカウォッチングへ。イルカに興味のない人たちは、私が車で下島の観光名所を案内することにした。なにせ、天草に来たのが人生初、という人ばかりだったので、天草に来て訪れたのは飲食店のみというのも勿体ない話だし。

 天草の下島の名所といえば、本渡から順に、苓北のおっぱい岩 、サンセットライン鬼海ヶ浦展望所、白鶴浜、妙見浦、大江教会、崎津教会、ハイヤ大橋といったところだろうから、それらを目的にGo。

【おっぱい岩】
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【(参考)おっぱい岩 :干潮時】
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 乳房状の岩が磯に転がっている「おっぱい岩」。
 潮汐の力により奇妙な形に刻まれた岩で、このようなものがずっと磯に転がったままでいることが、天草灘という海の穏やかさを知らせてくれる、そういう自然物なのだが、・・・この岩、干潮時にしか姿を見せず、今回は海のなかにほとんどが沈んでいて、わずかに先っぽが見えるだけであった。残念。

【鬼海ヶ浦展望所】
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 天草に西海岸は夕日が沈む姿がとても美しいため、サンセットラインと名付けられている。そのなかでもとくに展望の良いのが、鬼海ヶ浦展望所。そして夕日の時でなくとも、青い海にいくつもの奇岩が屹立した姿は、とても見事である。

【妙見浦】
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 妙見浦。道路から撮影したので、なんだかよくわからん風景になっているけど、ここも巨岩が海からいくつも突き出ている名勝。当然海の中も変化に富んでいるので、ダイビングスポットとしても有名であり、他県から毎週ダイビングに通う人もいるほどの人気の地である。
 下のほうからダイバー達らしい、にぎやかな声が響いていたので、今日もにぎわっているようであった。

 ところで苓北から大江あたりに抜けたところで気付いたのだが、天草下島って大きな島であり、こりゃ3時間で全体を観光できるようなところではとてもない。元天草住民として、今更なんなんだ、という話ではあるが。
 博物館とかも寄るなら、二日はかかる広さの島である。

【崎津天主堂】
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 海のそばのこじんまりとした教会。
 禁教時代にも信仰が続いていた長い歴史を持つ天草で、その象徴的存在である。
 街中から見る天主堂も味があるのだが、本日は観光客で駐車場が埋め尽くされており近づけず、それで崎津漁港から遠景を眺めるのみ。

【たなか畜産】
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 結局牛深までは行けずに、河浦から本渡へ戻り、昼食の「たなか畜産」へ。

【焼肉】
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 この店、昼は予約が取れないので、行列に並ぶ必要がある。今回は、イルカ観光組が既に席をとってくれていたので、我々はすぐに店に入ることができた。
 まずはステーキから焼く。シャトーブリオン、サーロイン、イチボ、ランプと高級部位ばかりであり、これらは焼肉奉行のY部長に焼き加減をまかせることに。

【焼肉】
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 最初に運ばれたステーキを片づけたのちは、食い放題の焼肉を獲りに行こう。
 食い放題なのに、これらはA4~5の黒毛和牛が使われており、普通の食い放題焼き肉屋と比べると、とんでもない違いである。
 我々が頼んだ、ステーキ+焼肉食べ放題セットはビール、焼酎、ワインその他飲み放題がついて5500円。(私はノンアルコール組だったので、4500円)
 都市部の鉄板焼き店とかで食べると、この2~3倍は軽くいくだろうから、評判通り素晴らしいコストパフォーマンスを持つ店である。

 さんざん食い、さんざん飲み、こうして3日間の旅は終了。
 天草はやはり美味しいところであった。

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August 06, 2016

天草を食べ尽くそう 2日目(2) 串焼よみや@天草市本渡

【串焼よみや】
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 天草2日目の夕食は「串焼よみや」にて。
 今回のツアーでの訪れる店は、天草在住の飲食業関係の人がリストアップしたものであり、「どれも天草が誇る店で、県外の人にぜひともその魅力を知ってほしい」との店ばかりとのこと。
 この「串焼よみや」、店を見るだけで、のれんや玄関、植木等で、「お、この店は美味しいに違いない」という雰囲気を感じることができる。

【刺身】
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 メニューを眺めると、居酒屋系の美味しそうな料理がずらずら並んでいるが、その天草の人のお勧めメニューは、まずは刺身と串、とのことであり、それらがあらかじめ注文されていた。
 刺身はいずれも天草で上がった獲れたての新鮮なものばかり。
 そしてこれも天草名物、ウツボは鉢で。ウツボは見た目が悪いためか、他でもあまり料理の材料にならないが、天草では普通に食べられ、そして見た目とちがってじつに上品な白身の味である。

【串焼き】
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 串焼きは、牛、鶏などのスタンダードなものに加え、創作系のものも混じっている。
 肉系の素材はもちろん良かったが、野菜がまた良かった。特にミニトマトの豚バラ巻きは焼かれたトマトの甘さと豚バラの脂がとてもよい調和をみせていた。

 そして料理の良さに加え、この店は器がとても良い。
 それもそのはず、この店は天草の有名な窯、朝虹窯の余宮隆氏の器を使っているのであり、その器の観賞だけでも訪れる価値あり。

【メニュー表の一部】
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 刺身、串焼きに加え、分厚いメニュー表には、美味しそうな料理がたくさん載っており、食指をおおいにそそられるのであるが、今回は、このあと寿司店が控えているので、ここで終了して次の店「蛇の目寿司」へ。


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 朝虹窯

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May 01, 2016

居酒屋:藤吉郎@米子市

 米子に住んでいた者に、米子の美味しい店を尋ねたら、「米子に美味いものなし、美味いもの食いたいなら松江に行け」と失礼なことを言ってきた。松江はたしかに食どころとして有名であるが、大山登山の拠点に松江に泊まる気もしない。
 とりあえず米子については、基本的に素材系の店が多く、あまり手の込んだ料理はポピュラーでないそうで、そして素材ならば居酒屋の「藤吉郎」が一番のお勧めということで、そこで夕食とした。

【おまかせ刺身一人前】
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 ここの一押しメニューという「おまかせ刺身一人前」を頼む。
 この店は魚の仕入れに独自のルートを持っており、この界隈で手に入る一番良いものが、新鮮な状態で供されるとのことであり、だからメニューも一定ではないとのことだ。
 上から順に、ウニ、シロガイ、サヨリ、コチ薄づくり、鯛、メバル。
 それぞれ一皿ずつに載せられ、それから醤油、ポン酢も各々の皿が添えられている。
 白身はどれも弾力あり、また甘く、貝は香り豊か。いずれも質の高いものであった。

【ノドグロ塩焼き】
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 刺身のあとは、焼物でノドグロ塩焼きを。
 けっこうサイズが大きく、脂ものりのりの、立派なノドグロであった。


 どの魚も鮮度が良く、また質も良く、たしかに魚の揃えは見事な店であった。
 山陰を訪れたとき、魚好きの人にとってお勧めの店である。

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February 20, 2015

居酒屋:真酒亭@富山市

【店内】
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 富山というところは日本有数の魚の獲れるところであり、かつ地酒も豊富なことから、居酒屋の多い地である。
 以前富山市を訪れたとき、「だいどころ屋」という居酒屋に行き、たいへん良かったので今回もそこにしようかと思っていたが、だいどころ屋は知らぬまに店を閉じていた。

 それでネットでいろいろと探したところ、「真酒亭」という、居酒屋なのに禁煙という極めて珍しい形態の店があることを知った。そういう店は、酒と料理にこだわりがあり、かつレベルが高いに決まっているので、そこに決めた。

 店に入ると、店主から今日飲む酒の予定量を聞かれる。
 「とりあえず、5合くらいにします」と答えると、「うちはそんなに出しません。3合半くらいにしましょう。半合ずつ7種類の地酒を出します」とのこと。
 …寿司屋で、「うちは居酒屋でないので、このへんでお茶にしましょう」とか言われて、酒の制限が途中で入ったことは何度か経験しているが、居酒屋で酒の量の制限が出たのは初めての経験である。まあ、あんまり飲みすぎると酒の味が分からなくなってくるので、それへの対策なのであろうけど。

【酒と肴】
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【お造り】
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【カワハギの椀もの】
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 酒は銚子に半合ずつ出され、酒がなくなるとツケ台に戻す方式。
 酒は流れにあわせて、富山の地酒が主体に出てきます。
 肴はやはり富山湾で獲れた新鮮な魚の数々。どれも質がよく、また値段もリーゾナブル。

 これらを肴に淡々と飲んでいると、店主が4合まで行きましょうか言い、それで店のオリジナルの「呑喜呆酊(ドンキホーテ)」という酒が〆で出てきた。
 樽酒っぽい味だが、さらに洗練されており、ホワイトオークを使ってワイン風な味わいを出しているとのこと。

 全部で8種類の酒を飲んだわけだが、いずれも個性が強く、富山の酒の種類の多さ、それに味の多様さがよく分かった。
 日本酒好きにはたまらない良店である。

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July 20, 2014

東北旅行 仙台

 東北旅行最後の夜は仙台市で一泊。
 仙台の名物といえば牛タンだから、繁華街に出て郷土料理店を探しながら歩いてみる。
 「銀兵衛」というチェーン店っぽい名前の居酒屋が、良さげな雰囲気があったので入ってみた。
 メニューは地産地消をモットーに地元の食材を主に使ったものであった。

【メニュー】
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Conger

 最初から牛タン食う気もせず、地獲れの造りと、それに穴子焼きを頼んだ。
 どれもよい素材を使っている。

 さらには、これも仙台名物の笹蒲鉾も頼んだ。

【笹蒲鉾】
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 出てきた笹蒲鉾は笹に包まれており、これを笹ごと七輪で炙る。
 笹蒲鉾って笹の形をしているから笹蒲鉾っていうのと思っていたが、じつはこういう意味があったのだ、と私は感心した。それで店の人に、笹蒲鉾って笹を使うから笹蒲鉾だったんですねと言ったら、「いえ、これはシャレでやってるので、当店のオリジナルです」とのことであった。
 感心して損したわい。

 それはそうとこの笹蒲鉾、自分好みの焼き加減にできることもあってなかなかの美味であった。
 しかし美味なのはよいが、量も多く、地酒をかなり飲んでいたこともあり、腹がふくれてしまい、結局牛タンまでは行きつかず。なにやってんだい。

【元祖長浜ラーメン@仙台】
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 繁華街の帰り道、一凛という元祖長浜ラーメンの店を発見。
 「元祖」長浜ラーメンって、豚骨ラーメン好きの福岡人でもいろいろと意見のある難解なラーメンなんだけど、仙台であの系統の味が受け入れられているのであろうか?
 興味をそそられたが、ラーメン食う体力は残っておらず、おとなしくホテルへと戻った。

【仙台空港】
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 仙台福岡便は昨年に比べ使いにくくなっており、午前中の便を使わざるを得ず、仙台はどこも見物できず。
 ただ、空港では全日空の懐かしいダヴィンチヘリのロゴをつけた飛行機を見ることができ、これは仙台での収穫であった。

 仙台から福岡空港に戻り、機外に出た瞬間、…あ、九州ってやっぱり暑いと当たり前の感想をもった。

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September 21, 2013

郷土料理:沢内甚句@盛岡市

 東北2日目は盛岡市に宿泊。
 せっかく東北に来ているので、地元の料理を食べようと思い、ホテルのフロントにあった周囲の料理店リストのなかから、近くにある郷土料理店「沢内甚句」へと。

【メニュー】
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 本日のお勧めのメニューはこんなものであった。
 秋は山菜の時期なので、もう少し豊富であってもよいとは思ったが、まだ早いのかなあ。
 とりあえずは、ミズと、秋刀魚刺、メヌケ西京焼きを注文。

【ミズ】
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 西日本ではほとんど見ない、この地方特有の山菜。
 シャキシャキとした食感と、爽やかな香りが特徴。
 この地を流れる渓流の清らかさが伝わって来る。

【秋刀魚刺し】
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 秋刀魚、美味いっす。
 元々秋刀魚の刺身は地元の東北でしか出ないような料理だったのだけど、今は流通が良くなったので、どこでも食べられる料理となったはずだが、秋刀魚の上がる漁港の近い地ではやはり鮮度が違う。
 食感、旨み、香り、すべてよし。

【メヌケ西京焼き】
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 メヌケとは東北から北海道で主に獲れる深海魚であり、脂のよくのった魚。
 ビールによく合う肴が続き、メニューをみると地ワインみたいなものがあったので、それを頼んで、さらに肴を追加。

【キノコ柳川】
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 東北はキノコのよく取れる地であり、道の駅ではたいてい特産品としてキノコが売られていた。
 これはそのキノコの柳川風。キノコはたぶんシメジとマイタケ。

【ももどり】
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 この店の名物料理だそうだ。
 地鶏の腿肉をスパイシーに、カリっと焼きあげたもの。
 これをもっとスパイシーかつオイリーにすると、丸亀名物「骨付き鶏」になるのだろうが、その手前で止め、よりマイルドな味となっている。

 盛岡名物には「じゃじゃ麺」があり、〆にそれを頼もうと思っていたのだが、こんなに食べるとそこまで行きつかず、ももどりにて〆となった。

 それで明日の昼にどこかで「じゃじゃ麺」を食おうと思ったのだが、いざ昼になると、じゃじゃ麺って昼間から食べるようなものとも思えず、(たぶん胃がもたれる)、結局今回の旅行ではじゃじゃ麺を食うことなく終わってしまった。

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March 21, 2013

味処ふるさと@屋久島安房

 宮之浦岳登山を終え、屋久島の安房(あんぼう)というところで宿泊。
 安房は屋久島の観光拠点のようなところであり、縄文杉や宮之浦岳、あるいはヤクスギランドなどを訪れるときはここが一番便利がよい。普段閑散としているこの町も、屋久島のオンシーズンのときは、観光客であふれかえる地になるそうだ。

【安房の町】
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 安房の繁華街(?)みたいなところ。
 安房は屋久島では2番目に大きな町であり、繁華街(?)は微妙にゴーストタウン的雰囲気があるが、ここはこれなりに栄えているところだそうだ。

【味処ふるさと】
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 繁華街にはいくつかの食事処、居酒屋があるが、安房ではイチオチらしい「味処ふるさと」を訪れた。
 この店は基本的には2000円から3000円までのコース料理しかなく、郷土料理主体のメニューとなっている。
 とりあえず3000円のコースを注文。「量が多いですけど、食べられますか?」と聞かれたが、「今日は宮之浦岳縦走してカロリーを大量に消費しているのでたぶん大丈夫です」と答えた。

【突出し】
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 突出しは、ワラビおひたし、ツワブキにしめ、新ジャガ煮。
 ワラビとツワブキは今の時期、近くの山にいくらでも生えているそうで、お代り自由だそうだ。
 生ビールのツマミにもたいへん良く、登山後の乾いた身体にビールがどんどんと入っていく。

【造り】
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 造りは、トビウオにカンパチ。
 屋久島の刺身はやはりまずはトビウオ。
 ちなみに安房の港は、日本で最もトビウオが水揚げされるところだそうである。

【カンパチあら煮】
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 屋久島ではカンパチもよく獲れるそうで、これも名物となっている。
 南九州風に、ややきつめに甘辛く煮つけられている。

【屋久イモふわふわ焼】
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 屋久イモという屋久島で栽培されるヤマイモを、やわらかく焼いたもの。
 ヤマイモの香りと味がけっこう濃厚である。
 ちなみに屋久イモは亜熱帯で育つ山芋であり、屋久島の特産品だそうだ。粘りの強さが特徴であり、形は以下に示すように、あんまり山芋らしくはない。

【屋久イモ(参照画像)】
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 その他、アスパラ焼や、豚ホルモン煮込みなどが出て、腹が相当に満たされたのち、さらに、そのあと鶏手羽の塩コショウ焼き。

【鶏手羽焼き】
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 これもけっこう地鶏風の、鶏の味のしっかりしたものであった。
 

【たんかん】
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 漬物、御飯、味噌汁で〆たのち、デザートは屋久島名物「たんかん」。
 とても糖度の高い柑橘系果物で、南国的な甘さがある。


 屋久島の郷土料理は昨日の「潮騒@宮之浦」でも食べたけど、あちらは一品料理形式なので一つ一つの量が多く、一人で食うのはたいへんだった。こちらはコース仕立てになっているので、屋久島の代表的な郷土料理の品々をほどよい量で食べることができ、「屋久島の料理」を経験するのに適していた。
 「屋久島の料理」といっても、ようするに屋久島の人たちが家庭でもよく食うたぐいのものなのであるが、「味処ふるさと」は気のいいおばちゃんが、自宅で家庭料理をふるまうような気安さで料理を出してくれ、じつに雰囲気がよろしい。
 この店、屋久島安房を訪れたときには、お勧めである。
 …もっとも、もとから有名な店なのであり、オンシーズンにはすぐ超満員になってしまうそうだ。

【まんてん橋】
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 「味処ふるさと」は、安房川にかかっている「まんてん橋」のすぐ傍にあるが、これも渡ってすぐ傍にある、今夜の宿「屋久島山荘ホテル」へと、いい酔いかげんで歩いて帰って行った。


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March 20, 2013

屋久島、白谷雲水峡

 3月下旬は5日間使って屋久島を訪れた。日程は、
 20日(水)雨のち曇り 白谷雲水峡散策
 21日(木)晴れ     宮之浦岳縦走
 22日(金)曇りのち雨 屋久島一周サイクリング
 23日(土)曇りのち雨 モッチョム岳登山
 24日(日)雨      尾之間散策
 というぐあいであった。
 覚悟はしていたけど屋久島は雨の多いところであり、雨が降らず、一日中天気が良かったのは一日だけであった。ちょうどその日が長時間を要した宮之浦岳縦走であったのは、今から思えばたいへんラッキーであり、そして山行で観ることのできた風景は、地上の楽園とでも称すべき素晴らしいものであった。山も含め、森、川、岩、それに海と屋久島の自然は見事なものであり、「何故自分は今まで一度も訪れなかったのだろう?」と自問してしまうほどのもの。…まあ、何故訪れなかったかにはきちんと理由があり、交通の便が不便であり、またしょっちゅう雨が降っているから行く気が起きなかったわけだが、そのようなデメリットなど考えなくてよかったほど、屋久島は訪れるべき魅力に富んでいた。
 というわけで、しばらくは屋久島レポート。

 屋久島に着いたその日は、カーフェリーが午後12時半に宮之浦港着だったので、あまり時間がとれない。それで手軽に訪れることのできる人気スポット白谷雲水峡を訪れた。

【県道594号線】
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 屋久島は巨大な山が一個そのまま島になっている形態であり、海からすぐに山に入る道が始まる。白谷雲水峡へは宮之浦から県道を使って、えんえんと山に入っていくのだが、まずこの県道のあまりの立派さに驚いた。
 観光客くらいしか使わないような道路なのに、片側一車線の舗装路がずっと山奥まで続いている。一部、拡幅工事中のところもあったが、さすが世界遺産と感心してしまうほどの立派さであった。

【入り口】
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 道は駐車場で尽き、その手前に白谷雲水峡の入り口がある。
 300円の入山協力金を払って、入山。

【弥生杉へ】
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 まずは一番近くには弥生杉という名所があるので、よく整備された山道を登って行く。

【弥生杉】
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 屋久杉にはいろいろと名前がつけられており、これは弥生時代から生えているとのことらしき「弥生杉」なる名。
 屋久杉というのは、とにかくでかい。
 そしてその一番の特徴を写真にとらえるのって、まあ不可能です。
 それでも、一応記念的に写真を撮っておく。

【歩道】
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 弥生杉のコースはとくに道がよく整備されており、歩きやすい。

【苔むす森】
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 屋久島は雨が多く、湿度の高い地なので、いずこも苔がむしている。
 雨が降ったのち、光がさしたとき、独特の神秘感が生じている。

【三本足杉】
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 弥生杉を見たのちいったん川そばまで下り、それから原生林歩道を歩いて行くと、またいろいろな面白い形の屋久杉がいくつもある。
 三本足杉は名前のとおり、三つ叉に幹が分かれていて、鼎のような形である。

【くぐり杉】
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 苔むす森のなか、杉をくぐっていくようなところもある。

 白谷雲水峡は、原生林コースからさらに太鼓岩のほうまで足を伸ばすのはメインコースとなるのだが、あんまり時間もなかったことからそれは止めておいて、原生林コースをぐるりと一周して、川沿いの道を元に戻った。

【飛流おとし】
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 川沿いの道を歩けば、水流にえぐられた花崗岩は、いろいろと面白い造形となっている。これは名所の一つの「飛流おとし」。


 白谷雲水峡散策後は宮之浦に戻り、ホテルにチェックインしてから夕食へと町に出た。
 地元の料理が食べられるらしい、「食事処潮騒」にて夕食。

【メニュー】
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 トビウオ、ムツアラ、カメノテ、屋久イモ、鹿、といったところが屋久島名物らしい。全国ブランドである「屋久島の首折れサバ」は今日は入荷なしとのこと。

【トビウオ刺身】
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 最初はトビウオ刺身を注文。
 …トビウオって、けっこうでかい魚だったんだな。
 味は、鯵を大味にしたような感じ。

【トビウオ薩摩揚げ】
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 もう一品トビウオは焼くか揚げにしようかと思ったけど、せっかくなら鹿児島らしくと薩摩揚げで。

 どちらもビールによく合う肴で、ビールを4杯しっかり飲んで、ホテルへと戻った。
 明日は今回の屋久島訪問のメインである宮之浦岳縦走であり、午前4時40分にバスに乗って登山口まで行かねばならないので、さっさと就寝した。

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