延岡

April 13, 2019

アケボノツツジ@行縢山雌岳

 4月中旬、桜も散ったあと、アケノボツツジの季節を迎える。
 主に南九州の高山で咲く花、アケボノツツジはその花勢の豪華さから、ツツジの女王と称され、そしてその名にふさわしい絢爛たる佇まいを見せる。

 宮崎県北で一番先にアケボノツツジが咲くのは行縢山雌岳なので、好天の週末、登ってみた。

【登山道】

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 行縢山雌岳は展望が利かない山なので、人はたいてい雄岳の方に登り、そして私もそうなのであるが、この季節だけはアケボノツツジ目当てに登山者が増える。
 雌岳にはいろいろ登山ルートがあるが、今回は南尾根の直登ルートを使用。雌岳に一直線に登るルートなので、最も早く登ることができる。ただし、あまり使われていない登山道なので、藪は多いし、難所も多く、それなりの緊張を強いられる。

【登山道】

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 藪を越えると、下草の少ない尾根道となる。ミツバツツジが出迎えてくれる。

【ヒカゲツツジ】

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 雌岳山頂に到着し、東側に少々下りるとヒカゲツツジの群落がある。
 ちょうど花の時期であり、清楚な姿を見ることができた。

【アケボノツツジ】

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 雌岳の稜線上にアケボノツツジの群落があり、ちょうど満開の時期であった。
 アケボノツツジは他のツツジと異なり、葉が出る前に一挙に枝一面に花を咲かせる。そのため、樹全体がピンクの明かりを灯すシャンデリアのような姿となり、じつに豪奢で、美しい。
 それはまさにツツジの女王であり、そして山の女王と言えよう。
 今年も、登山者だけが得ることの出来る、贅沢な時間を味わえた。

 

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March 31, 2019

大善自然公園@延岡六峰街道

【六峰街道からの眺め】

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 九州脊梁山地の稜線を走る六峰街道は、その景観の良さから、ドライビングやツーリングコースとして有名だけど、その街道を走っていると、ETOランドの近くに「大善自然公園」の不自然なまでに立派な門が、誰しも目につく。
 この門、その扉は固く閉ざされており、中を窺い知ることは出来ず、ここはいったい何の施設なのか誰しも不思議に思う、延岡最大のミステリースポットとして、「大善自然公園」はあり続けていた。

【大善自然公園】

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 で、その「大善自然公園」の正体は何か?というと、じつは名前の通り、公園そのものなのである。ただし、一般の「公園」とは異なり、その成り立ちはかなりロマンがある。
 他県在住のとある資産家氏が、自分の理想とする公園を建設しようと思い立ち、九州のいろいろな土地を探したところ、延岡の山奥にそれを見出し、広大な敷地を購入して、そこに多額の費用を費やして整備を続けた。ある一人の理想を追い求める男の、情熱の産物なのである。
 そして、その構想はとても雄大であったため、完成には数十年の歳月がかかったのであるが、ようやく理想形の完成に近づいて来た。そしてオーナー氏は身近の人にのみ公園を開いていたのだけど、延岡にとんでもない公園があるという情報を得た宮崎県北の観光促進NPOノベスタが動き、オーナー氏の御好意を得て、一般の人にも公開するプレオープンが行われることとなり、物見高い人たちがそれにわらわらと応募して、公園内に入る、ということができた次第。私もその物見高い者の一員として、延岡の秘境に在る、驚異のワンダーランド「大善自然公園」を訪れてみました。

【駐車場】

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 白い象が守る門をくぐると、すぐに駐車場がある。そのとんでもない広さにまず驚いてしまう。

【徒歩隊】

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 今回の参加者は、歩いて散策する人たち20名と、自転車で全体を回る10名の計30名。オーナーの解説を受けながら、まずは徒歩隊が出発。

【自転車隊】

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  徒歩隊に引き続き、自転車隊も出発である。道路は基本的に舗装はされていないので、マウンテンバイク使用。

【山神社】

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 公園内には、和から漢までいろいろなものがあるけど、最初は「山神社」がお迎え。

【林道】

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 林道は整備されて走りやすい。

【幸運の門】

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 幸運の門をくぐると、幸運になれるアイテムがいっぱいそろっています。

【幸運の玉】

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 巨大な御影石を磨き上げた「幸運の玉」。なでるとなんかいいことがありそうで、みななでています。

【七福神】

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 幸運の場なので、当然七福神もずらりと並ぶ。

【池、滝】

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 地形を上手く使って、滝と池を造成。
 オーナー氏がこの地を選んだのは、この山域で、水が十分に流れているのはここだけだったからということである。

【ほたる池】

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 清冽な水を生かして、蛍の養殖も行われている。
 6月下旬には公園内を蛍が飛び交い、それはきれいだそうだ。

【モミジの園】

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 たくさんのモミジが植えられた園。
 公園内にはモミジの樹が多く、秋には見事に染まるそうだ。それで、ノベスタは秋の訪問も企画しているそうである。
 このモミジ園の上方には、「古代中華テラス」とでもいうべき庭園があり、始皇帝の巨大な像が見えている。

【漢城へ】

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 石灯篭に誘われ漢城門への坂を登って行く。

【漢城門】

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 兵馬俑の武士俑が守る門。その奥にも武士俑や、戦車、馬の像がずらりと立ち並ぶ。

【桃園の誓い】

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 入ってすぐに、三国志の「桃園の誓い」の場面を表した像がある。

【始皇帝像:下の画像はノベスタ撮影】

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 その向かいには、始皇帝の巨大像。始皇帝が先の劉備、関羽、張飛像を見守る、という意匠らしい。
 この庭園は見晴らしがよく、腰かけ、テーブルも用意されており、休憩するのにもってこいの所である。

【展示館】

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 先ほどのモミジ園に戻り、この建物に入ってみる。この建物は、一種の秘宝館であり、たいへん珍しい宝物が納められているのである。

【剥製群】

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 建物のなかには、パンダの剥製。現在では国際条例でパンダの毛皮や剥製の輸入は禁止されているので、もう新品は日本に存在しない、という貴重なものである。他にも虎、白熊、狼等の剥製。これらもまた珍しいものである。
 延岡の山奥に、こんな秘宝が隠されていたのだ。

【林道】

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 昼食休憩後は外周の林道を自転車走行。道がラフで、傾斜も急なので大変。
 ノベスタとともに公園訪問を企画したミッチー氏は、コースが面白いので、いずれこの地でもサイクリング大会を開きたいとのことであった。

 

 大善自然公園は、オーナー氏が高齢なので、いずれはこの公園を公的機関に譲渡して、みんなで楽しめるものにしたいとの希望をもっている。その最初の候補は当然延岡市ということになるのだが、維持費が年間数百万円かかることから、貧乏自治体の延岡市としては二の足を踏んでおり、それで他の自治体に今は話がまわっている状況、とのことであった。
 情熱ある個人が一代で耳目を驚かす巨大な施設を造り観光名所になるものの、しかし時がたちそれを維持する後継者がいなくて、結局は廃墟と化していってしまう、そういう話はじつは多くて、それには明石の平和観音寺とか福井の越前大仏などがすぐに例として思い浮かぶ。
 けれども、宮崎には高鍋大師のように、地元のNPOによって維持され、町を象徴する施設にまでなった例もあるので、それにならって、この豪快でユニークでそして唯一無二の施設が延岡の山のなか、人々の訪れる施設として在り続けることをせつに願う。

 

 

 

 

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February 03, 2019

定例走行会:三社参りと餅突きと節分

 今年初の田中サイクル定例走行会は2月3日節分の日に開催。
 1月に行っていなかったので、まだ済ませていない三社参りから。

【春日神社】
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 延岡といえば、まずは春日神社。
 正月をはるかに過ぎているけど、参拝客は多い。

【天下神社】
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 天下神社は激坂を越えて行く。

【永田神社】
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 永田神社も劇坂を越えて。
 どちらの神社も劇坂の上にあるので、当然小高いところにあり、いかにもパワースポット的な雰囲気がある。

【餅突き】
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 2月であっても餅突きをしてはいけないということはない。
 そして突き立てのお餅って、やはり美味なのである。

【餅&恵方巻】
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 本日は節分のため、恵方巻も登場。紅白餅に恵方巻、なんだかいろいろと賑やかである。


 冬真っ最中2月のサイクリンだったけど、気温は春なみで、それなりに快適なサイクリングであった。
 今年の暖冬は、九州の人はみな有難がっている。私も九州人の常として、寒いのは苦手なので、この気候は悪くはないのだが、山に雪が積もらないのだけは困っている。

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August 04, 2018

耐暑サイクリング:延岡→高千穂@田中サイクル

 延岡の田中サイクルショップのサイクリング定例会は、夏は7月下旬に、行縢山周囲のサイクリングをしたのち、ビアガーデンで宴会、ということをしているのだけど、今回はその日に台風の影響で天候が悪く、サイクル抜きのビアガーデンのみになってしまった。
 ビアガーデンで飲むビールはたしかに美味しいけど、そのビールは夏の暑い中スポーツを行って思いっきり汗をかいたのち飲んだほうがさらに美味しいのは分かり切った話である。
 そのため、それを悔んだ有志たちが、8月第一週の週末に改めてサイクリングの予定を組み直し、耐暑サイクリングののちのビールを飲もうということになった。
 そのサイクリングは、延岡から高千穂まで行って思いっきり汗をかいたのち、温泉で汗を流し、それからバスに乗って延岡に戻ってたらふく美味いビールを飲もう、というものである。

 私もそれに参加することにしたが、なんだかいかにも暑そうなコースである。
 そして、当日を迎える。その日は、みごとに晴天であった。
 まずは日之影まで行こう。

【日之影温泉】
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 延岡から日之影までは、五ヶ瀬川沿いで、かつ木陰も豊富なのでそれなりに涼しさを感じられた。特に道沿いに小さな滝があるところは、その周囲だけ気温が低く、そこを通ると少しの間でも涼しくなり助かった。
 しかし、耐暑サイクリングはここからが本番である。日之影から対岸に渡ってから高千穂までの道は、木陰もなく、ひたすらギラギラ照り付ける太陽のなか、懸命に坂道を漕いで行くルートである。

【峠】
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 覚悟はしていたものの、やはり暑い。
 よく考えれば、数年前まではこの時期、阿蘇の峠3000mを越える「阿蘇望」なんてイベントに毎年参加していたけど、よくあんなことやってたもんだ。
 しかし、あれはそこにピークを設定して、6月からきちんと練習していたからなんとかなったが、今日のごとく、季節がら暑いからサイクリングなどやってないなか突然やると、やっぱりとんでもなくきつい。
 暑さときつさでへばってしまい、心が折れそうになる頃、要所々々で並走車でサポートする田中店主が、皆にジョウロで水を頭からかけてくれ、これが「命の水」ともいうべきもので、なんとか気力を回復する。

【青葉大橋】
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 暑いなかを走っているうち、ようやく青葉大橋が見えて来た。あの橋を越えると、高千穂の街である。ゴールは近い。
 しかし高千穂はほとんど平地のないアップダウンの激しい地であり、街のなかに入っても楽はさせてくれない。

【高千穂温泉】
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 どんなにきついサイクリングでも、ベダルを回しているうちに、目的地にはつく。
 気温30度を超える晴天のもと、走行距離55km、獲得標高830mのサイクリングを終え、無事ゴールの高千穂温泉に到着。なんとかみな無事に到着しました。

 ここで計8名の自転車をサポートカーに収納。
 参加者は温泉に汗を流したのち、バスで延岡に戻る。

 そうして、それから今回の耐暑サイクリングの真の目的であったビアパーティをサイクルショップにて。
 サイクルショップ変じて、居酒屋と化し、そして楽しい宴が始まるのであった。



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January 14, 2018

新春三社参りサイクリング&餅つき

 新春恒例の、田中サイクルによる三社参り&餅付き。
 昨年度の田中サイクルのツーリングは、たいてい天候が悪くて中止ということが多かったけど、今回は晴天。平成30年は、明けから縁起がよい。

【春日大社】
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【門川中山神社】
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【門川庵川神社】
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 いつもは北方向へ進路を取っていたけど、今回は南方向。
 1月も半ばになり、参拝者も少なくなって閑散とした神社を、大ぜいのサイクリストで参る。

【餅つき】
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 サイクリング打ち上げは、気勢よく餅つき大会。つき立ての餅は、おろし醤油で食べると、いい酒の肴になるのである。もちろん全部食べられるわけはないので、残ったものは皆の御土産となる。

【二次会】
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 餅つきが終わったあと、この日ばかりは、自転車店は居酒屋と化し、延々と自転車談義その他で盛り上げるのであった。

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December 24, 2017

不思議物件:土々呂の謎の塔

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 国道10号線を自転車で走っていたら、土々呂漁港を見下ろす小高い丘に、なにやら塔らしきものが建築中なのを見つけた。周りがメッシュシートで覆われているので、その本体の姿ははっきりとはしないが、かなりの高さのある塔であることは間違いない。
 全体的な形からは、「燈台」「電波塔」「煙突」「監視塔」などのどれかとは思われるが、どれもピンとはこない。
 ここは漁港なので、燈台はあってもいいが、この高さなら沿岸燈台だろうけど、それなら場所的にもっと沖側にないとおかしいし、もし防波堤燈台的なものだとしたら、それは既に足元にある。電波塔だと位置的には適切と思われるが、しかし電波塔は既に立っており、奥に一本小さく写っている。煙突ならその下になんらかの燃焼行為をする建物が付随しないといけないが、それらしきものは見えない。近頃隣の半島から不審船が日本海側に続々と漂着しており、それに備えての監視塔建設、というのはトピカルではあるが、この海域は日本海側ほど物騒ではなく、その必要性は乏しいだろう。
 というわけで、いろいろ考えるものの、どの説もピタっとはまるものはなく、そのまま国道を走っていたが、あの塔、どうも既視感がある、なんだったかな~と思いつつ走るうち、やはり国道10号線沿いに、「それ」が見え、なんであったかを思い出した。

【ヒマラヤ スポーツ&ゴルフ 延岡店】
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 スポーツチェーン店、ヒマラヤの広告塔である。
 これは、高さといい、形状といい、土々呂の塔によく似ている。これにシートかぶせたら、そのまま土々呂タワーになりそうだ。
 それで、これが土々呂の塔の正解、ということなら話は早いが、これはあくまで広告塔であり、ヒマラヤの本体は当然大きな平屋の店舗なのであって、ヒマラヤスポーツがまさか塔のみ土々呂に建設するわけない。もし建設したなら、笑う。
 結局、既視感の謎はとけたものの、おおもとの謎、「土々呂の塔は何なのか?」は分からぬままであった。

 ところが数週間して、同じ場所を通ったとき、塔は完成していてシートが払われており、その正体はあっさりと判明した。

【土々呂タワー】
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 携帯電話の基地局、電波塔であった。
 奥に同じようなものが立っていたため、まさかこれも電波塔とは予想していなかったが、誰が見てもこれは電波塔である。
 ということは、違う会社の電波塔が似たようなところに立った、ということなのであろう。どっちがどっちかは知らないが、たぶん奥がドコモで、新しいのがau。

 なにはともあれ、頭の片隅に残っていた疑問の一つが解決したわけで、少しばかりすっきりした気分で新年を迎えられることとなった。

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December 23, 2017

ジビエ忘年会@大崩山

 宮崎県北は山深い地であり、野生獣が数多く生息しており、それらは近年になってどんどん増殖して、農業・林業に深刻な害を及ぼしている。
 11月に狩猟解禁となり、大崩山美人の湯館長の大事な仕事、害獣駆除の日々がスタートとなった。そこで獲られた獣は、館長の元にストックされ、熟成されていたのであるが、そのままにしておいていいわけはなく、本年度も残り少なくなった日、大崩チームの忘年会が「大崩山・美人の湯」において開催され、それらのジビエでパーティを行うこととなった。
 まあつまりは、大崩山は景観の美ならず、美味しいものもふんだんにあるという、魅力あふれる地であることを、ともに実感しあい、満足しあうという、県北ならではの贅沢な会なのである。

【鹿のロースト、鹿カツ】
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【猪の肝臓、肉の煮込み】
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【熟成鴨焼き】
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【鹿肉煮込み】
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【鮎焼き】
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 ジビエのみならず、川魚、野菜も、地元で取れた、まさに自給自足のものばかり。
 いずれも、「地」の力に満ちた、味わい深い料理の数々であった。

【会場風景@大崩山美人の湯】
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 忘年会といっても、時期がちょうどクリスマス前なので、みなさん配られたサンタ帽をかぶってのパーティ。
 これは、延岡に最近ドンキが開店されたので、そこで大量に仕入れたものである。
 延岡、衰退の一路とか言われてはいるが、駅も新築しているし、ドンキも出来たしで、意外と盛り返している傾向はあるようだ。

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December 03, 2017

納会サイクリング+忘年会@田中サイクル

 一年の経つのは早いもので、忘年会をちょいと前にしたと思ったら、もう師走である。早いなあ~。 
 ・・・中高年の、一般的感想か。

 それで12月になると、最初の週末日曜は、恒例の田中サイクル納会サイクリング。
 この会は、毎度天候が悪くて、中止になるパターンが多いけど、今回は天気予報では晴天である。
 これは気持ちよいサイクリングを楽しめる、と思っていたのだが、当日の朝は、外を見ると路面は濡れているし、上空の雲は雨雲である。
 となると本降りにはならないにしても、小雨まじりのサイクリングになると思い、とてもスリックタイヤのロードバイクで走る気にはならず、近頃街乗りで愛用しているクロスバイクGiant Escape R3でGo。ちなみにこのバイクはアルミフレームなので、頑丈なリアキャリアを設置しており、荷台に嵩張る雨具の類も詰め込めた。

【田中サイクル前】
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 店主の一年の〆の挨拶のあと、午前9時にスタート。

【五十鈴小学校前】
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 店からは、グリーンロードを使って、五十鈴小学校まで走行。
 この道は広くて、交通量も少なく、サイクリングに適した道である。
 しかし、私はここでEscape R3の欠陥を発見。
 このバイク、シティサイクルに比べると、はるかに快適に走られるのだが、ロードバイククに比べると、まったく性能が違う。
 ペダルを踏み込んだときの推進力が弱いので、ロードバイクのあとを、ドラフティングしても、脚を止めると、あっというまに後退するので、まったく脚が休めない。
 おかげで、常に先頭に立っているような感じで脚を回さないと、とてもロードバイクについていけないので、たいへんに疲れました。
 やっぱり、「颯爽と走る」という能力において、ロードバイクはどうしようもないまで偉大です。

【松瀬】
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 五十鈴小学校前からは、五十鈴川に沿って走り、松瀬の商店から北方へ向かう。
 この商店は、地元の野菜や、イチゴ、蜂蜜、自然薯がリーゾナムルな値段で売っていて、いい店である。参加者は、いろいろと購買いたしました。

【田中サイクル前】
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 北方から大瀬川に沿って、田中サイクルへと戻る。
 途中小雨が降ったが、着いてみると、予報通りの好天になった。

【カレー】
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 納会サイクリング名物の昼食は、田中サイクル特製カレー。
 大きな鍋でカレーをつくると、それだけうまさは倍増になる。

【忘年会】
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 忘年会は恒例の松乃寿司にて。
 いつも行われる抽選会の景品は、今回はサイクルグッズではなく、店主が先月訪れた四国でGetした土産の数々。
 四国の名物といえば、うどんに酒に酒の肴etc。
 どれも当たってうれしいものであった。

 店主は四国の変化に富んだ美しい風景に感激し、来年は四国サイクリングツアーを計画したいとのことで、私もなんとか参加したいものです。


 田中サイクル会。
 今年もいろいろなイベントはあったけど、誰も大きなケガも病気もせずに過ごせた年であり、来年もそれを続けていきましょう。

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October 21, 2017

秋の登山:長者原→行縢山

【長者原@早朝】
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【天気図】
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 秋も深まり、九州の紅葉の季節。
 紅葉においては、私が九州の山で最も美しいと思う、九重の大船山山頂の御池を染める紅葉の姿を今年も旬の時期に見に行こうと思った。
 例年10月の3~4週が旬である。それで弟3週に訪れようと企画したが、台風が近づいているとの予報。ただ、21日(土)には、台風ははるか彼方の大東島あたりにあり、九州大分には秋雨前線に刺戟を与える程度で、たいした影響はないものと判断。
 それで、土曜日の前夜に長者原で車中泊して、翌日の登山に備えた。

 しかし、夜が明けて、長者原から三俣山方面を見ると、小雨が降っているのはいいとして、雲の流れが早い。いやな予感がして、気象庁の天気図を確認すると、台風21号の大きさにたまげる。こんなにでかい台風を見るのも久しぶりだが、この等圧線みると、九重の1700mを越えた稜線での風の強さはそうとうに強烈なものと判断できる。
 若いころには、台風が近づいている時でも、強風の吹き荒れるなか、吹き飛ばされないように這いつくばって久住山に登った経験はあるが、もうそんな元気はない。
 で、せっかく長者原に来たのに残念ではあるが、さっさと撤退を決定。
 (・・・というか、前日には台風の中心と進路の予報円しか確認していなかった。そのときちゃんと天気図見てれば、台風の極端なでかさに気付いて、長者原に来ることもなかったわけであり、反省しきりである。)

【行縢山】
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 というわけで、雨がどんどん強く降るなか、車を走らせたが、宮崎に入ると雨足が弱くなり、そして雲も薄くなり雨が止んだ。
 そして、東九州道からは、行縢山がくっきりとその姿を現した。
 せっかく登山道具を整えているんだから、登れる山があるなら登らないと損である。
 それで、今回を予定を思いっきり変更して、行縢山に登ることにした。

【行縢の滝】
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 行縢山は標高が低いので、紅葉はまだ期待できないけど、雨が降ったなか、名所の滝は見ごたえがあるだろうと思った。それで滝見橋から見ると、滝はなかなかの水量である。それで、行縢の滝へ行き、滝を見物。

【行縢山雄岳遠景】
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 登山道の急登を越え、行縢神社の祠の傍の展望所から、行縢山雄岳を見る。
 紅葉は、まだ1分程度。

【登山道】
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 この悪天が予想されるなか、登山者は誰もいないだろう思っていたら、前日からのテント泊らしき大荷物を担いだ若者のグループ一組とだけ会った。10数年ほど前までは山で会うのは中高年者ばかりであったが、このような元気な若者に山で会えるようになってきたのは、日本の登山文化にとって、とても頼もしく感じる。

【行縢山山頂】
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 だんだんと雲が下りて来て、視界の利かなくなるなか、山頂到着。
 展望は良くないし、近くの山肌の紅葉も、まだ始まっていない。
 とりあえず、大雨とかに会わずに山頂に来られたことに満足して、それから下山。

【登山道】
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 紅葉の時期にはまだ早かったが、それでも気の早い樹々が落とした、紅葉が登山道に散らばっており、これはこれで美しいものであった。

【登山道】
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 登山道を歩いていると、近くの林で、鹿が二匹走ってきて止まり、こちらをゆったりと観察していた。
 行縢山は、鳥獣保護区域なので、鹿もおっとりしている。

【行縢山】
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 下山して、行縢山を振り返る。
 既に行縢山は雲にすっぽりと包まれている。
 最初にこの姿を見ると登るはずもなかったので、なんとか登山タイムに間にあえて、よかった。

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September 10, 2017

西郷どん帰郷の路@鹿川古道再生プロジェクト

【西郷軍敗走路@宮崎県内】
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 西南戦争末期、西郷軍は延岡和田峠で決定的な敗戦を喫し、事ここまでと悟った西郷は、軍の解散令を出した。そこで多くの降伏兵が出て、西郷は残った兵たちを率い、延岡から鹿児島への逃避行を行った。
 主要道路にはもちろん政府軍が待ち構えているので、裏道、山道を通っての行程になる。行く所々で糧食、武器を略奪しながらの行軍であったため、地元の住民にとってははなはだ迷惑な集団であったとは思われるが、なにはともあれ西郷軍は険しい山々を辛酸辛苦の末に突破し、鹿児島城山への帰還に成功した。
 西郷軍は、戦略・戦術等の軍隊そのものの能力には著しく難があったが、サバイバル技術には優れたものがあったようで、彼らは能力の使い方を根本的に間違っていたのでは、と後世の者からは残念に思われている。

 その西郷軍の敗走に使ったルートをざっと上の図に示す。
 これらの道は、今も生活道に使われていたり、登山道に使われていたりもするが、西南戦争から150年近くがたった今、その半ばは廃道になっている。

 ところで近年の歴史ブームの余波からか、宮崎県の地方起こしで、この敗走路を復活させようという活動が数年前から起こり、たとえば日之影から岩戸までは、「天の古道」として復活した。
 それで、チーム大崩でも、大崩山山麓の西郷軍が通ったルート、「鹿川古道(上の地図で赤線の部分)」を整備して復活させようという話が持ち上がり、私もそれに参加してみた。

【西郷隆盛宿陣の跡】
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 上祝子集落に残る、西郷隆盛が泊まった農家の跡。
 ここをもう少し行ったところから、鹿川古道は始まる。

【鹿川古道】
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 鹿川古道は、この川を渡るところから始まる。
 鹿川古道は、かつて上祝子と鹿川が林業で栄えていたころ、人々の往来に使われていた道だったが、人々が去ってしまい、道が使われなくなった今、かつて掛けられていた橋は落ちたままとなっている。

【鹿川古道】
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 林道を少し歩いて、それから山のなかに入って行く。

【鹿川古道】
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 使われなくなった道は、樹々や草で覆われてしまう。
 地道に樹々を切り、草を刈って行く。

【鹿川古道】
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 先頭者が樹々を切ったあと、後続の者がそれらを脇に捨てていって、道が整備されていく。

【展望所】
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 鹿川古道は基本的には茂った林のなかの道なので展望がきかないが、ところどころ展望の利くところがある。
ここはその一つ。
 広ダキ、やかん落とし、大崩山山系の特徴である巨大な花崗岩のスラブを見ることができる。

【鹿川古道】
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 ここらは日当たりがよいせいか、カヤが生い茂って、自然に還ってしまっている。
 ここは刈り払い機にぞんぶんに活躍してもらって、道を切り開いて行く。

【鹿川古道】
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 使用前、使用後という感じで、道が復活している。
 もっともカヤはすぐにまた生えて来るので、人が入り続けないかぎり、この道もやがては自然に戻ってしまう。

【林道】
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 3kmほど進んで、機械用の燃料もなくなってきたので、本日の整備作業は終了。帰りは、古道は使わずに、快適な林道を歩くことにした。

 終点である鹿川越までは、あと半分くらいを残すのみ。あと一回作業を行えば、鹿川古道全行程が復旧できそうである。


【本日の鹿川古道作業区間】
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