August 03, 2013

大崩山登山の後は、「美人の湯」でビアガーデン

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 大崩山の登山基地となっている「祝子川温泉 美人の湯」が、7月中旬より、毎週土曜日にビアガーデンを行うという面白い企画を始めている。
 山のなかの施設である「美人の湯」は延岡市から車で1時間ほど離れているし、また祝子川地域にもそんなに人は住んでいないので、集客力にかなり問題のある企画とは思ったが、「大崩山登山+温泉+ビール飲み放題」はたしかに魅力的な企画ゆえ、登山帰りにそれに参加してみない手はなく、私も参加。

 レストランはいったん午後7時に閉店となり、そして同じ場所で午後7時からビアガーデンがスタートである。
 客なんているのかなと思ったら、この企画好評なのであって、結局総勢20名弱は集まっていた。客のうちわけは、大崩山に遊びに来た者と地元の人たち。

 地元の人たちはなにしろ山深きところに住んでいるので、この界隈には居酒屋のたぐいなどはなく、このように専門業によって飲み会が企画されるのは、たいへん有難いことなのである。

【祝子川集落】
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 祝子川集落はかつては林業で栄え、子供もたくさんいたので小学校もあったのだが、その日々も今は昔、今では過疎化の進行によりいわゆる人口の減り続ける「限界集落」となっている。
 それでも自然の豊かな地なので、人を惹きつける魅力があり、若い人が少ないながら移り住んで、なんとか村落の消滅はまだ先伸ばしの話となっているそうだ。

【料理】
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 ビアガーデンがスタート。
 ビールのツマミは食べ放題のバイキング方式。スタート時点で撮った写真は突出しみたいなもので、これから揚げもの多種に、野菜サラダ、パスタ数種にピラフ、どんどん出てきます。「美人の湯レストラン」は料理の美味しいことでも知られており、ツマミはどれもなかなかのもの。そして生ビールと焼酎は飲み放題。これで2500円だから、酒飲みには容易に元が取れてしまうCPの良さ。

 私は地元の人たちのテーブルに混じり、飲みながら、いろいろとこの地の面白い話を聞かせてもらった。祝子川に住んで何十年という人たちは、さすがに自然を相手に働いて来たヴェテランであり、猟の話、林業の話、魚取りの話、蜜蜂への花の選択、どれも興味深いものばかりである。
 とくに林業って、一般人的な感覚からは穏やかな仕事と思っていたけど、じつは自然相手のガチバトルだったんですねえ。元々の自然の地に、人間のための人工林を造るわけだから、それに対抗すべく、獣、昆虫が常に襲い掛かるなか造林していくという、まさに自然との終わりなき戦い…


 このビアガーデン、午後7時がスタートなのだが、御開きはその日の客のノリで決めるという、さすが田舎らしいアバウトさ。そして田舎の人は酒も強く、みんなよく飲む、飲む。
 明日も朝から森に入っての仕事だぞう、とかの話が出ていたのに、宴会は夜遅くまで続く。私は夏山登山で疲れが残っていたので、午後11時半で切り上げ、車に戻って車中泊。

【美人の湯 夜景】
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 駐車場から「美人の湯」をみれば、いちめん闇のなかに、建物が明かりで輝く。
 宴会はまだまだ終わらなさそうである。あそこには70歳過ぎた人もいたはずだが、みんな元気だなあ。


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 Résumé(まとめ)

 Au pied de la mont. Okuke, il y a “Bijin no Yu” que est la institution pour aider à monter.
 Le gére des eaux tempérée et un restaurant. En utilisant le restaurant, le a commencé un buffet de la nuit tous les samedi. A ce buffet on peut manger et boire infiniment à 2500 yen.
 J'ai participé à ce après l'escalade.
 Le reataurant est trés fréquenté avec des grimpeurs et des villager.
 A Horigawa village le dépeuplement avanse, les gens sont à la baisse.
 Pourtant, les gens sont de bonne énergie.
 Tenir le banquet comme ça sur une base régulière, C’est un amusement très pour les villager.

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July 23, 2011

串焼れん@延岡市

 延岡で卸しの仕事をしているSさんに会ったとき、近頃のお勧めの店をたずねると、「串焼れん」はいい素材をいれているから、まだ行ったことはないなら一度は行ってみてはどうでしょうと言われたので、行ってみた。

【串焼れん】
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 串焼れんは食べログに地図が載っていたので、それを頭に入れて訪れてみたが、…よく分からん。写真で示せば、自販機の横にある店がそれなのだが、看板もないし、雰囲気がBarみたいなので、容易に串焼き店とは分からず、初見でぶらっと入れるような店ではないな。
 串焼れんは、元々は街の中心地近くにあった店であり、そのときのお客さんの流れがあるそうだ。

【店内】
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 店内はこのようにカウンター、それにテーブル席がいくつかと、外観通りにBarのような雰囲気である。

【串焼き】
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 串焼きはたしかに素材が良かった。
 それこそ刺身に使えるような鶏肉が、内部にレアな感じを残したまま、ぷりぷりした食感で焼かれている。タレもきつすぎることはなく、素材の味をうまく生かしている。
 ちかごろ、串焼きといえば、味も食感も鈍重な居酒屋メニューのものばかり食べていたので、こういうきちんとした串焼きは新鮮であった。

 これは、なかなかの良店である。

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May 21, 2011

酒:Bar P.M.9

 與兵衛で鮨を食って酒を飲んだのちの〆は、新橋のBar P.M.9にて。
 新橋駅は銀座に接しており、新橋は銀座の続きみたいなものなのだが、首都高速をくぐって新橋areaに入ると、街の雰囲気が銀座とまったく異ってしまうのが面白い。
 雰囲気は一挙に雑多になります。雑多になるのはいいが、客引きばかりが道路に満ちているのはどうしたものか、とは思うなあ。

【烏森神社】
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 新橋といえば、烏森神社にSL広場。
 まずは烏森神社へお参り。
 ここはあの大ムカデ退治で有名な俵藤太に由来する、由緒ある神社である。
 …由緒ある神社なのではあるが、私らみたいな地方人からすると、都会はずいぶんと狭いところに神社を祀るのだなあ、とか思ってしまう、そういう造りの神社であることのほうが印象深い。地方では、神社はやたらに広いところにあるのが普通であろうからして。

【Bar P.M.9 入口】
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 東京も昔から比べると、タバコに対して規制が厳しくなっているようで、Barなのに禁煙マークがついている。
 私みたいな非喫煙者からすると、たいへん有難いことであるが、Barでさえそいうことになってるんだなあ、と感心する。
 まあ、Bar P.M.9の以前あった店は「鮨処しみづ」であり、「鮨処しみづ」は以前の東京においては珍しい禁煙寿司店であったから、その流れなんではあろうけど。

【Bar P.M.9】
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 Bar P.M.9は「鮨処しみづ」が、通りの対面に移ったため、「鮨処しみづ」をそのままBarにしたものである。
 ただし、カウンターに座ったところ、前の店では入口が右手にあったのに、この店では左手にある。なんかおかしいので、聞いてみたら、カウンターから何から全部取り替えたとのことであった。

 若いバーテンデーと、女将とで切り回すこじんまりとした店である。
 女将はしみづ店主の奥さんであり、また元の店が「鮨処しみづ」であったため、客層は寿司の流れの人が多いみたい。
 私は祇園での「鮨まつもと」の活躍を話題に出して、女将はずいぶんと喜んでいた。「鮨まつもと」の店主は、しみづの一番弟子であったからして。

 重厚で落ち着いた雰囲気の店のつくり、そして軽やかな応対のバーテンダーと女将との語らいで、新橋のこの地に、魅力あるBarがあることを確認。
 鮨好きの人には、はまるBarだなあと思った。

【SL広場】
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 帰りには新橋駅前のSL広場によってみる。
 新橋駅前の広場になぜSLがあるかと言えば、それこそ鉄道の歴史そのもの話が始まるわけで、…新橋も楽しくも奥深いところなのである。

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May 03, 2011

TD国東 打上げ宴会@別府

 TD国東には延岡チームも大人数参加していて、ほとんどはBコースを走行したとのこと。Bコースは坂がハードな登りがいのあるコースであり、こちらも楽しそうではある。ただしAコースを走った私は、そのせいで延岡チームとはまったく遭遇しなかった。来年は坂の面白そうなBコース走ってみようかな。でも90kmという距離はあまりに短すぎるしなあ。

 ゴール後、携帯をチェックすると田中店主からの打上げ宴会参加の最終確認の着信履歴が14時半に残っていた。 …そんな時間に既にゴールしてるほどの脚力、私にはありませんって。

 まあ、そういうわけで、TD国東の完走後の打上げは別府の居酒屋「こいのぼり」で開かれた。

【こいのぼり:生簀】
Ikesu

 この店は鮮魚系がウリのようで、大きな生簀が置かれている。
 今はあんまり魚が美味くない時期なので、さすがに魚は少ししか泳いでいなかったが、秋を過ぎると、ぎっしりと泳いでいるのだろう。

【鶏天】
Toriten_2

【手延べ団子汁】
Dagojiru

 飲み放題メニューで、けっこうたくさんの料理であったが、大分地元の名物では、この「鶏天」と「団子汁」が出てき た。
 宮崎では「地鶏炭火焼」と「冷汁」、熊本では「馬刺し」と「だご汁」がこれと同じようなものだろうな。

【祝福のシーン】
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 総勢27名という大所帯の宴会であり、他県からのチームとしては、けっこう自慢できるような数と思われる。宮崎市からは、たぶんこれほどの数は来ていないはず。
 そして延岡チームの宴会のクライマックスは、サプライズのバースディ祝い。
 参加者の一名に本日が誕生日の人がいたからであるが、…とある事情で今日参加できなかったので、本人抜きに蝋燭とケーキの祝福が行われたのが、ちょっと残念であった。

【別府2次会】
Kawakami

 2次会は別府中心街の「かわ上」というスナックで、酒とカラオケの宴会。
 田中店主が歌が上手いのに感心したのはともかくとして、私が驚いたのが、この店の手伝いのベトナム人の女性の歌のすごい上手さ。
 Celtic WomanのYou Raise Me Upを歌ったのだけど、元々まともに歌える人がほとんどいないような難曲を、声量豊かに、ほぼ完ぺきに音階そのままにハイトーンヴォイスで歌っていた。たまげましたわ。
 これだけ上手いと、Britain’s Got Talentに出たりしたら、予選突破は確実だし、うまくいけば決勝にも残れるというレベルである。
 寂れてばかりの別府であるが、彼女の歌は別府の名物になれる、それくらいのものであったとマジに思います。

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February 18, 2011

藤原酒店主催日本酒の会@延岡市

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 都城市に住んでいたころは、居酒屋には焼酎ばかりが置かれていて、宮崎は焼酎文化圏なんだなと思っていたけど、県央,県北はそういうこともなく、日本酒がよく飲まれている。
 そして、延岡でも日本酒試飲会が定期的に開かれており、それに参加してみた。

 場所は市内の居酒屋「国技館」である。昨年宮崎市で開催された河野酒店の試飲会と比べると、こじんまりとした会ではあったが、ビュッフェスタイルでないぶんじっくりと料理と酒を愉しむことができた。
 写真で示すように、ラベル名なしに6種類の日本酒が出され、利き酒なども行う趣向である。こういうふうに一度にいろいろな酒を少量ずつ飲むと、日本酒というものも、それぞれずいぶん味が違うものだなあということが分かる。

 日本酒の美味さというものをしっかりと認識し、それでもその後の二次会はカクテルを飲みにBarに行き、三次会はまた日本酒を飲みにと寿司店へ。
 さんざんと酒を飲んだ一夜であった。

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February 06, 2011

ワイン会@ベルエポック

 W氏主催のワイン会に参加してきた。
 食事の一品ごとに最も合うと思わるワインをソムリエが用意し、ワインと料理の双方を愉しんでいく会である。

 私のような日本酒党からすると、ワインはあまりに味の幅が広く、「ワインという酒」の一言でくくれないくらいにそれぞれが異なる味のため、料理全体に制限がかかってしまう気がする。
 すなわちワインをフルボトルで頼んだ場合、そのワインの個性が強いと、コースのなかで合う料理合わない料理というものがどうしてもでてきてしまい、かえって個性の弱いワインを頼んだほうが、料理全体のまとまりがよくなってしまう、ということがありえる。

 しかしこのような多人数参加のワイン会形式だと、グラス一杯でボトルを空けることが可能なため、料理ごとによく合うワイン、あるいはワインごとによく合う料理、というものを供することができる。それにより、ワインも料理も最高レベルのものを、互いがより高めあうコンディションで味わうことができるわけで、フランス料理の奥深さを知ることができ、私にとってたいへんありがたい。

 まあ、ワイン会というものが、元々そういう趣旨のものなのであろうけど。

 本日の料理、ワインも料理もいずれも素晴らしいものであったが、とくにメイン料理のヤマシギは、みな絶賛の逸品。

【ヤマシギ】
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 ジビエの王様ヤマシギは名前だけは聞いていたけど、私は初めて食べる料理である。
 手前の頭部の長い嘴が特徴の山鳥で、肉全体がいかにも「野生」の味らしく、荒々しさを感じさせるような複雑さがあった。血の味、とはちょっと違うのだけど、食べていて独特の生々しさを感じるのである。
 隣の内臓をペーストにして塗ったカナッペも、これも複雑にして玄妙としかいいようのない珍味であった。
 このジビエ料理、諸手を挙げて「美味い!」とは私にはなかなか言い難いのであるが、それでも味の豊かさと広がりは尋常ではなく、これも豊潤濃厚であった赤ワインに見事に決まっていた。

 白から赤まで何種類ものワインを飲み、山本シェフの妙技も堪能し、よく飲み、よく食べ、よく楽しんだワイン会であった。

 ……………………………

 って、これだけ飲んでこれだけ食べたのに、さらに二次会で「麦や」にワインを飲みに行ってしまった我々って、…宮崎のワイン業界にすごく貢献しているなあ。


(追記)
 なお、ベルエポックのwebページでこの日のヤマシギを紹介しています。こんな鳥だったんだ。
 →リンク先はここ


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December 09, 2010

りんりん館忘年会

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 本日はりんりん館忘年会に参加。
 今年のテーマは軽量ホイールとのことで、床の間にはカーボンホイールがいくつも置かれていた。
なかで最も注目を浴びていたのは、ドイツ製ハンドメイドホイール「ライトウェイト」。前後ペアで985gという超軽量のハイパフォーマンスホイールである。これを装着すればそれだけで平均時速が相当上がりそうであるが、値段をきくと笑ってしまうような値段である。バイクがもう一台買えちゃうよって。
 しかしまあ、一回はこれつけて試走してみたいものである。

 自転車談義に、美味い酒、美味い肴、楽しい夜であった。

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November 22, 2010

河野酒店試飲会@宮崎市

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 新酒の季節になったということで、河野酒店主催による日本酒の試飲会が宮崎市のウェルシティであったので行ってみた。
 70種類以上の日本酒がずらりと並ぶ姿には驚いたけど、それより驚いたのは参加者の数の多さであった。宮崎は漠然と焼酎文化圏と思っていたが、日本酒愛好家も多いんだなあ。会場をうろうろしていると、いろいろな人から声をかけられ、勝手に焼酎党と思っていた人がじつは日本酒党であったことが判明したりもした。

 さて、これだけの種類の酒があれば、可能なかぎり飲み比べてみたくなるのが酒飲みの業である。全部は無理だったが、50種以上は飲んでみて、あらためて日本酒というものの複雑さ、玄妙さに感心した。同じ米を使いながら、どうしてこうも香りと味が異なって来るでのあろう。

 限界近くまで日本酒を飲み、さらに二次会にまで行ってしまったため、翌日目が覚めれば、ひさしぶりの宿酔で頭が痛い。
 祝日でほんとにたすかったよ。

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October 01, 2010

Cafe Bar SOHO@宮崎市

 宮崎市に、業界の著名人が講演に訪れたので、それを聞きに行ってきた。
 こういう先端技術についての講演を聞くと、「中央はすごいことやってるなあ」とか思うのであるが、だいたい10年くらいするとその技術も地方に普及してくるのがいつものパターンである。その頃には私は現役を退いているであろうから、今の若い人はこういう難易度高いものを修練していかねばならないから大変だよなあ、と他人事のごとく思ってしまった。
 …しかしよく考えれば、地方には肝心のその若い人がいないんだよなあ。技術は人がいて初めて成り立つものであり、せっかく開発された技術も、九州では、まだ人がいる福岡あたりで留まってしまいそうだ。こうやって、地方はどんどん廃れていくのであろう。

 講演には前の職場の上司も参加しており、懇親会のあと上司のいきつけのBar SOHOへと行く。
 このBarのマスターは宮崎のギター界の大物であり、マスターをしたって楽器好き、音楽好きの客が集まり、知らずしてセッションが始まるという、そういう店である。
 カクテル飲んでいい気分になったところで、上司がマスターとセッションをやろうと言い出す。そして私に、おれが歌うからお前はベースを弾けと命じる。
 …ベースっすかあ。上司率いる職場バンドにベース弾きとして参加して、その後1年半ベース弾いてないなあ。ベースという楽器は、一人で弾いて楽しいというものでもなかったから。まあ楽譜があれば、ベースラインくらいは弾けないこともないが、こういうセッションではアドリブで弾くので楽譜などなしとのこと。そりゃ無理ですよ、とのことで、上司がベースを弾くことになる。

 マスターのギターに合わせて、上司がベースを弾いていたけど、マスター上手すぎ。ギターという楽器が、どれだけ表現力が豊かで、メロディアスで、リズミカルなものというのが、生で聞くとようく分かった。そしてこの演奏につられて、カウンターで飲んでいた客も持参のギターをケースから出し、次々と参加。そしてその人たちが、みんなすごく上手い。
 世の中にはなんと芸の達者な人の多きことか。感心してしまった宮崎の夜であった。

【セッション】
Soho


 …前の職場の忘年会に、上司バンドの一員として参加することを約束してしまった。
 ベース、練習すっかあ。

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August 07, 2010

喜泉→Bar麦家

 夏になったので鱧の椀物が食いたくなり、喜泉へと。
 喜泉は一月ほど前に場所を変えており、より繁華街側へと移動していた。

【鱧椀】
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 鱧に蓴菜までは定番として、あと一品が店主の考えどころ。
 今回のあと一品は、宮崎名物の佐土原茄子であり、これがずいぶんと味の濃厚な茄子である。澄んだ出汁に、茄子が暴れるような、味の元気の良さが特徴的。そして鱧の骨切りも、たしかな技術を楽しめる。

【鰹のヅケ】
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 これがまた新鮮な食味の料理であった。
 鰹は手当のよさとヅケの効き具合で、つるつる滑らかな食感であり、ずいぶんと上品な味に仕上がっている。言われなければ、鰹と気付かないような料理だ。

 造り、珍味、焼き物もそれぞれたいへんよろしく、やはり喜泉の和食は美味い。


 さて、喜泉ではけっこうな量を飲んだわけだが、喜泉は場所が変更したことにより、飲み街のなかになっている。すると目の前にBar麦家があるわけで、ついつい寄ってみた。
 たぶん、と思って店の人に聞いたら、やはり喜泉が移動してから、喜泉での食後に寄る客が増えたとのこと。

 喜泉では珍味として「フグの卵巣糠漬」が出た。酒によく合う肴であるが、あまりに酒に合いすぎて飲み過ぎてしまいそうになったので、一切れ残して土産にしてもらった。これをアテにと赤ワインを頼んだのであるが、マダムはけげんな顔。「ぜったいに合わないと思いますよ」と言うけど、とりあえずは試してみます。

 …なんというか、たしかに絶望的に合わなかった。
 フグの卵巣糠漬は断念し、マダムの手作りのツマミで、ふつうに美味しく赤ワインを飲みました。

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