登山

August 11, 2018

耐暑登山:天山@佐賀県小城町

 暑いので山に登るのはきついけど、それでもやっぱり山には登りたい。なら低山なら登れるだろうということで一昨年の夏から唐突に始めている耐暑登山低山シリーズ。こういう汗たっぷりの登山は、下山後すぐに温泉に入られるところが良いに決まっているので、いろいろ探すうち、佐賀県の名湯「古湯温泉」の近くにある天山を目的地とした。
 天山は標高1046mあるので、本来は低山とは言えない山ではあるけど、登山口が既に標高670mの高さにあり、400mほどの高さを登れば山頂に着くので、労力的には低山の範疇に入るであろう。

【登山口:七曲峠】
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 登山コースは九州自然歩道を使うことにした。登山口は七曲峠。この暑いなか、山登りする人も少なかろうと思っていたら、駐車場には意外と多くの車が止まっていた。なんでも本日は「山の日」であるからして、山頂で記念品を配るイベントを行っていたとのことであった。
 なお、8月11日が「山の日」というのは、長野とかならいざしらず、九州では非常に違和感を覚えてしまう。

【登山道】
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 九州自然歩道は最初のしばしの登りを経て、それからなだらかな稜線歩きとなる。
 青空には入道雲も浮かんでいて、直射日光が痛いくらいに強い。

【登山道】
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 歩くうち天山山頂が遠くに見えて来た。天山は山頂近傍が広い平原状の地形となっており、そこに美しい花々が咲く、一面に続く草原となっていて、歩いていて楽しい。

【草原の花々】
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 草原には強い日光を浴びて、何種類もの花々が咲いていた。
 オニユリ、ナデシコ、マツムシソウ等々。

【天山山頂】
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 傾斜のほとんどない道を、広々と広がる周りの景色と、花々を眺めながら歩いて行き、山頂に到着。
 山頂には南北朝時代、この地に近き多々良浜の戦いで戦士した肥後の武将阿蘇八郎惟直の墓標と、共に戦った菊池武敏の石碑が建てられている。
 日本の歴史って、有史以来、九州勢 VS 中央勢の覇権争いのドンパチが幕末までずっと定期的に続けられていたのだが、その跡がこんなところにもあるんだ。

【雨山へ】
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 稜線上を歩いているとき、天山の隣にずっと見えていて気になっていた山「雨山」。天山山頂から見るとすぐに行ける距離にある。それでついでに登ってみることにした。

【登山道】
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 天山からよく整備された自然道を歩くうち、四叉路に出て、位置的にはまっすぐに行けば雨山のはずだが、その道は熊笹に覆われていて、あんまり人の通った気配がない。これは違うだろうと、東側に向かう自然歩道を進んだが、降りて行くばっかりで雨山からどんどん遠ざかるので、引き返してその笹の生茂る道を進む。きちんと雨山に向かって登って行くのでこっちが正解であった。
 正解なのはいいとして、この茂りようでは足元がよく見えず、蛇とか妙なものがいると怖いので、ストックで慎重に笹を掻き分けながら進んだ。

【雨山】
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 天山からは15分ほどで雨山山頂に到着。一面に笹と雑草が茂り、休憩する場所もないところであった。
 ここからは天山がよく見える。なだらかな山だなあ。

【登山道】
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 雨山からは元来た道を引き返していった。
 天山方向から歩いての眺めは正面に彦岳、そして遠方に佐賀平野、背振山系が広がる、たいへん展望のよい素晴らしいものであった。

 さて、大量の水を飲みながら、そして大量に汗をかいた登山ののちは、ここからすぐのところにある古湯温泉に行って、速効で温泉に入ろう。


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June 17, 2018

登山:今年最後のミヤマキリシマ@扇ヶ鼻

 ミヤマキリシマの時期は梅雨と重なっているので、週末登山できる日は限られていることが多いけど、今年は梅雨入りしたのち、週末のみ天気が良いことが続き、運よく毎週のように登山ができた。
 そしてミヤマキリシマも最終章の、6月中旬の日曜日も晴れの予報であったので、名残のミヤマキリシマを見に九重へと行った。

 向かう山は、3週前に来て、蕾ばかりで残念な思いをした扇ヶ鼻とした。

【扇ヶ鼻と肥前ヶ城】
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 牧ノ戸からの登山道からは、九重南側の二峰、扇ヶ鼻と肥前ヶ城は、どこが山なのかさっぱり分からないけれど、赤川登山口から登ると、特徴ある形の山であることが分かる。
 で、肝心のミヤマキリシマは、ほとんど見えず南面のミヤマキリシマは既に終わったようである。

【扇ヶ鼻】
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 登山口から600mほどの高さを登り、扇ヶ鼻山頂に到着。
 ここでのミヤマキリシマの群落は、盛りはとっくに過ぎていたが、それでもまだ美しさを保っていた。


【星生山】
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 扇ヶ鼻からは、西千里浜に下りて久住山を目指す。
 そこから見える星生山は、山頂付近のミヤマキリシマがちょうど時期のようで、この界隈のミヤマキリシマが今回一番美しかった。

【西千里浜から】
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 本日は雲の流れが早く、久住はガスに覆われては、また払われていく、といった感じであった。
 そのガスが払われていた時に現れた、久住山と星生崎のツーショット。
 九重を代表する風景である。

【久住山山頂】
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 久住分れから久住山に向かうころからガスが流れて来て、眺めは悪くなる一方であった。
 山頂に着いても、大パノラマはまったく望めず、赤川登山口に向かって下山した。


 今年は、当たり年であった昨年以上に、ミヤマキリシマの花の咲き具合が見事であり、1ヶ月近く、夢幻郷のごとき風景を週末ごとに楽しめることができた。
 平成最後の6月は、ミヤマキリシマを大いに堪能できた、記憶に残る月であった。


Ougi

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June 09, 2018

登山:九千部岳のヤマボウシ@雲仙

【ヤマボウシ:Wikipediaより】
Yamaboushi

 初夏を告げる花ヤマボウシは、白く大きな花弁が特徴的な美しい花である。ヤマボウシは、庭樹、街路樹などによく用いられており、さほどめずらしいものではない。
 しかしながら、ヤマボウシの大群落となると、そうめったにあるものではなく、そして花の時期を迎えたとき、山肌一面のヤマボウシが一挙に咲き誇っている姿は、圧巻とでもいうべき自然の迫力を見せてくれるそうで、その風景が雲仙九千部岳で見られるということで、行ってみた。

【吹越登山口】
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 まず雲仙は吹越の登山口駐車場に車を止める。
 初めて登る山であり、今回、登山ルートは「山と渓谷社 長崎県の山 旧版」を使って検討したのだが、そこに載っているのは「こんなルート使っとられるか」というものだったので、それをアレンジして自転車を使って、吹越からは田代原キャンプ場まで下り、そこから九千部岳に登って、吹越に戻るルートを設定した。

【田代原キャンプ場】
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 田代原キャンプ場まで自転車で行き、その登山口から登山開始。
 そしてキャンプ場の案内板を見た時点で、ここを使えば普通に周回ルートで登れることが分かった。いちいち自転車を使う必要はなかった。
 まあ、そういうことは山レコとかで、webで事前に調べれば分かることだが、今回は標準的な登山本のみで済ませていたわけで、いろいろ反省。

【登山道】
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 登山道は、田代原牧場横の柵に沿ってのもの。そのうち、登山道は林間の苔むす石段に入り、高度をかせいでいく。

【ヤマボウシ】
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 高度を増していくと、やがてヤマボウシが現れて来る。
 白く咲いていることは分かるが、ヤマボウシは背の高い花なので、下から見るとあまりその風情が分からない。

【山頂から】
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 そして、山頂に着くと、山肌一面咲き乱れているヤマボウシを見ることができる。
 普賢岳の方向を見ると、そこにもヤマボウシがいっせいに咲いている。
 ここでしか見られてない壮大であり、美しい光景なんだけど、……白い花の群落の魅力って、それを写真で表現するのは難しい。
 この、息をのむような、素晴らしい風景は、やはり自らの目で見て真の魅力が分かる、というもの。

【田代原牧場】
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 山頂近くの岩場から、田代原牧場を見る。
 この風景も、また牧歌的な良さがある。

【吹越】
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 山頂からは吹越へと戻る。
 この周辺のヤマボウシも、また見事なものだ。
 山頂からの眺めは格別ではあるけれど、九千部岳に登らなくとも、ここでもまたヤマボウシの魅力は十分に知ることができると思う。

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June 03, 2018

登山:由布岳@ミヤマキリシマ

【由布岳】
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 日曜日は、九重から湯布院に移動。
 由布岳に正面登山口より登る。
 今年の由布岳も九重同様にミヤマキリシマがよく咲いているとのことで、それを期待しながらの登山である。

【マタエ前】
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 由布岳の特徴的なジグザグの登山道を、湯布院の町を眺めながら登っていき、ようやく道の傾斜がきつくなってきたころ、時期を迎えたミヤマキリシマが見えて来る。

【障子戸】
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 由布岳のミヤマキリシマは、西峰の東側斜面が一番美しいので、それを目当てに御鉢巡りへGo。
 登山者でにぎわう時期、最初の難所「障子戸」は渋滞することが多いけど、今回は幸いながら人は少なかった。

【西峰東斜面】
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 西峰を過ぎ、東斜面を眺める。
 ちょうどミヤマキリシマの旬のようで、満開のミヤマキリシマを見ることができた。

【岩稜帯】
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 登山道はいったん下がって、それから御鉢の岩稜帯に入る。

【西峰東斜面】
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 岩稜帯から東斜面を振り返ると、ここからの眺めもまた見事なものである。

【西峰東斜面】
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 岩稜帯を過ぎ、剣の峰まで登って、そこから見る東斜面。

【御鉢】
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 急傾斜をのぼりつめても、まだ登山道は難所続きである。
 ゴールの東峰が見えるが、こちらの方面はあまりミヤマキリシマは咲いていない。

【東峰から】
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 東峰に着き、湯布院盆地を望む。
 その奥には九重の山並みも見える。
 今日は山開きなので、相当な人のにぎわいであろう。

【障子戸】
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 西峰方向をながめると、障子戸は渋滞中であった。
 早めに登ってよかった。

 今年のミヤマキリシマは、霧島、九重、由布岳とどこも当たりであった。
 5年ほど前の惨状からずいぶんと回復したことに感心する。
 これからも、このように咲き乱れてくれればよいのだが。

Yuhu


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June 02, 2018

登山:三俣山~北大船~平治岳

 九州は梅雨入りしたけど、平日は雨、週末は晴れという、良いパターンとなっており、6月最初の週末は土日とも好天の予報。
 それでは、先週に引き続き、ミヤマキリシマ咲き乱れる九重に行ってみよう。

【大曲先の駐車場】
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 長者原の駐車場に午前7時半に着くと、あの広い駐車場は満車であった。ならば500mほどの先のパーキングエリアに行こうかなと思ったが、今回は大曲の近くの道路管理会社の駐車場が登山者用に臨時開放していたのを来る途中に見たので、それを使ってみるかと大曲方向へとUターン。
 そこに車を止めて、大曲から三俣山を目指した。

【登山道から】
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 大曲から林道に出ると、星生山と硫黄山の山肌に染まるミヤマキリシマがまず目に入る。
 九重のなかでは最も土壌の酸性濃度が高いところだろうから、ミヤマキシリマしか生えないような環境となっていて、独自の美しさがある。
 ここを一回は通りたいけど、20年くらい前からずっと通行禁止である。

【すがもり越】
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 すがもり越から三俣山に登る。
 ミヤマキリシマはいい咲き具合だ。

【中岳方面】
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 昇っている途中に、中岳方面を見る。
 山肌が崩れ、砂礫が露出したようなところに、ミヤマキリシマのみが咲いている。

【三俣山西面】
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 三俣山の山稜に出ると、本峰西面のミヤマキリシマがお出迎え。
 いきなり、目の前に、赤紫色の壁が出現するわけで、誰もがこのとき歓声をあげる。

【三俣山本峰】
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 高度を上げ、1700m付近ではまだミヤマキリシマは咲き始めくらい。
 山頂近傍はあと1週間~10日はかかるようだ。

【大鍋】
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 山頂から大鍋を望む。
 一面の新緑がなかなかよろしい。
 しかし、やはりその奥の、山頂がミヤマキリシマのピンクに染まった平治岳の姿のほうに目が奪われてしまう。

【南峰から】
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 本峰から南峰へ行き、それから坊がつるまで下りて行く。

【坊がつる】
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 午前の時点で、すでに坊がつるには多くのテントが設置されていた。
 それにしても、これらのテント、新しいものが多い。テントって、耐久品なので、自立式じゃない昔の古いタイプのテントがまだまだあっても良さそうなものだが、ほんとみなくなった。

【段原】
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 段原に出ると、北大船のミヤマキリシマが美しい。
 先週でほぼピークと思っていたが、まだ十分残っていた。

【北大船】
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 北大船の登山道は、ミヤマキリシマのなかを行く。
 ピンクに染まった、夢幻的な道。

【平治岳】
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 北大船の登山道から見下ろす平治岳。
 今年の平治岳は、異常なくらいに花のつきが良く、山頂に乗っかった大量のミヤマキリシマが、山肌を伝わってドドドと滑り落ちているような、ミヤマキリシマの製造工場のような、一種異様な姿となっている。

【大戸越】
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 登山者でにぎわう大戸越にいったん下り、これから本日のメインの平治岳登山である。

【登山道】
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 青い空のもと、満開のミヤマキリシマが、威圧的なまでに美しい。

【平治岳南峰】
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 この時期を代表する、九重の風景。
 九重+ミヤマキリシマで画像検索すると、必ずこの構図の写真がずらずらと出て来る。
 赤紫に染まった山頂、その奥には坊がつると、それから存在感ある三俣山。
 ……それにしても、ここまで山頂一面が鮮やかに染まった平治岳って、じつは初めて見た。平治岳がその持てる実力の全てを発揮した、という迫力ある風景であった。

【平治岳本峰】
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 平治岳本峰の斜面もまた見事なミヤマキリシマの染まり具合。

【平治岳本峰から】
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 本峰からの眺めもまた、南峰に負けず劣らず素晴らしい。
 平治岳で存分にミヤマキリシマを堪能し、それから下山。

【雨ヶ池】
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 坊がつるからは雨ヶ池コースで長者原をめざす。
 明日が九重の山開きなので、それに備えて坊がつるでテン泊する用意をした登山者に何人も出会う。
 午後の時点で坊がつるにはテントはたくさん立っており、これからも増えるわけで、今夜の坊がつるは大賑わいである。
 そして、長者原へは、何度も平治~北大船を振り返りながらの登山。
 やがて雨ヶ池に着き、またその方面を眺める。
 例年になく美しく染まった平治岳の姿も、この雨ヶ池で見おさめである。

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May 27, 2018

登山:大船山(南尾根)~立中山

【大船山南西尾根(段原からの眺め】
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 昨日に引き続き、本日も九重登山。今回はミヤマキリシマの名所、立中山を目指す。
 立中山は、以前くたみわかれから登ってそれから大船山に登ったのち、入山公廟から池窪に下ったら、元の登山口に戻るまで、延々と舗装路を歩く羽目になり閉口したことがある。(地図でみて、牧道を使えばショートカットになると思っていたら、その牧道が進入禁止になっていた、というリサーチ不足のせいでもあったのだが)
 そしてそのとき、大船山には南西方向に立派な尾根が伸びているので、そこに登山道があれば普通にくたみわかれに下りられるのに、なんでないのだろうと不思議には思っていた。
 今回、立中山に登るにあたり、ヤマレコで調べてみると、やはりその尾根には登山道は数本もあった。まあ、ないはずはないんだよな。そしてその登山道のうち、写真に写っている尾根の後ろ側にある南尾根ルートが今回の登りに使うと便利そうなので、それを使って、くたみわかれからの大船山・立中山を行く周回登山をすることにした。

【登山口】
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 くたみわかれへの登山口は、レゾネイトクラブくじゅう前のここになる。
 登山口ともなんとも書いていないので、知らない人にはわからない。

【南尾根登山道】
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 鍋割峠への登山道を離れ、南尾根のルートに入る。
 しばらくは谷筋に沿っての登りである。

【杉林】
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 登山道はいったん開けた杉林に出る。
 地形から、どう考えても、ここに立派な造成林があるのはおかしいので、一種のミステリースポットではある。
 地図でみると、東南側にこちらに向けて伸びている林道はあるが、それは傾斜が強くなっているあたりでストップしており、距離的にここの林とは関係がない。
 いかなる技術を用いて、この杉林の造成は為されたのであろう? 不思議だ。

【南尾根登山道】
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 杉林を過ぎ、標高1200mあたりから急傾斜となり、どんどん高度を稼いでいく。
 その傾斜がゆるんだころから、登山道は沢筋みたいなところに入り、苔むした岩の転がる道を行く。なかなか風情がある。

【展望台?】
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 南尾根ルートは展望台ルートとも称されおり、どこかに展望台があるはずである。
 この登山道はずっと視界が開けないけど、そのなか、尾根筋にいったん出たとき、ちょっとした高台があり、そこは視界も開けていたので、ここが展望台かな?と思った。そこから大船山を樹の間から望む。
 まだ距離があるな。

【怪岩】
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 さらに登って行くと、だんだんと樹木の背が低くなり、山頂に近づいているのが分かる。
 そして景色が開けると、この奇怪な形をした岩がいきなり登場。
 急傾斜に、無茶なバランスで屹立しており、どう考えてもその存在に無理がある。だいたい2年前の大地震で九重の山麓はいたるところ崩壊したわけだが、なぜこの岩が崩落せずに、ここに踏みとどまっているのか、一種の奇跡である。

 そしてここは標高も高く、視界を邪魔するものもないので、もしかしたらこの岩こそ、「展望台」ではないかという気もした。
 しかしながら、これに登るには、技術とかより、蛮勇とか、無思慮とか、そういう登山とあまり関係ない、どころか無駄な要素が必要になり、つまりは「展望台」ではないと私は結論づけた。

 ちなみに南尾根登山道は、このいかにも落ちてきそうな岩の前を通って、裏側に回り込むので、そこが一番心臓に悪かった。

【展望】
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 展望台ではないと結論はつけたが、この近傍からは坊がつる方面への展望が開けており、素晴らしい景色を楽しめる。
 そして本日の目的地の立中山は、みごとにミヤマキリシマに染まっている。

【登山道 山頂手前】
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 やがて登山道は、山頂手前のミヤマキリシマの群落のなかに出る。
 残念ながら、ミヤマキリシマのほとんどの株は、まだ蕾であり、旬であれば赤紫に染まる絶景は見ることはできなかった。

【大船山山頂から】
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 山頂直下で岳麓寺からの登山道と合流し、それから山頂へ。
 ここから観る、北大船から平治岳までのミヤマキリシマの咲き具合は見事なものであった。
 今がちょうど旬となっていた。

【段原】
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 段原から北大船を観ると、あらためて見事なミヤマキリシマを近くで楽しむことができる。

【段原】
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 大船方向を振り返ると、見ての通り、ミヤマキリシマはまだ早い。
 太陽の当たりかたと、標高によって、開花の時期はずいぶんと異なることが分かる。

【立中山分岐】
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 段原から下山し、立中山分岐から立中山へ向かう。
 しかし歩くうち、まったく方向が違う道に入っていることに気づき、あわてて戻って正規の道へ。
 分岐部の標識には親切に「分岐から20~30mの位置で左方向に行きなさい」と示されているのだが、ついつい見逃してしまった。

【立中山】
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 そして立中山へ。
 山頂は満開のミヤマキリシマに満たされており、非現実的な、幻想的、夢幻郷的雰囲気に満たされている。
 この風景には一度見るとはまってしまう中毒的な魅力があり、だからこそこの時期、九重には何万人もの人が訪れるのである。

【鉾峠】
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 立中山から鉾峠へと下山。
 鉾峠もミヤマキリシマが咲いている。

【佐渡窪】
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 鉾峠からは、ミヤマキリシマと別れて、佐渡窪へと下って行く。
 ここの道も、陽光のもと、新緑が見事であり、今日は一日中自然美にあふれた景色を楽しむことができた。


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May 26, 2018

登山:久住山@ミヤマキリシマ

 5月下旬、九重のミヤマキリシマの季節。
 九重にはいくつもミヤマキリシマの名所があるけれど、今回は扇ヶ鼻を目指す。

 26日土曜日、天気予報によれば、午前中は雨だけど、午後には回復するとのこと。
 牧ノ戸峠に向けて車を走らせると、予報とおりにずっと雨。牧ノ戸峠の駐車場で雨が止むまで待機。10時半過ぎると、雨脚が弱まり、雲の位置も高くなったので、それから準備を整えて出発。

【扇ヶ鼻】
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 標高1700mに2m足りないせいか、普段はあまり見向きもされない扇ヶ鼻も、この時期は人でにぎわう。しかしながら、花の咲き具合はよくて3分といったところで、1週間~10日ほど来るのが早すぎたようだ。株ごとに蕾はたくさんついていたので、その時期はピンクに染まる山肌が楽しめるであろう。

【星生山へ】
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 扇ヶ鼻からは星生山へ。
 こちらも花の咲き具合は3分といったところ。

【星生山山頂】
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 星生山山頂からは、九重全体の360度の展望を楽しめるのだが、本日はガスの流れが急であり、久住山にはずっとガスがふき付けられて姿がよく見えない。

【イワカガミ】
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 本日はイワカガミがちょうど咲き頃だったみたいで、いずこでも満開のイワカガミを見ることができた。
 特に星生山にあったこのイワカガミ、これほどの群生は見たことがなく、この豪華な咲具合を見られて得をした気分。

【久住わかれ】
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 星生山から見えていたとおり、久住わかれからはガスの通り道になっていて、展望がよくない。
 それでもガスの流れが早いことから、もしかしたら久住山山頂に着くころには、ガスが晴れているかもしれないと、それを期待して登ってみた。

【久住山山頂】
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 ガスがひっきりなしに吹き荒れる登山道を登っていく。この時期なのに、ヤッケがないととても寒くて登れなかった。
 それでたどりついた山頂。残念ながらガスのなかで、まったく展望はきかなかった。
 ここでガスが晴れるのを待つのも寒いだけだから、写真を撮ったのちさっさと下山。

【西千里浜から】
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 西千里浜を歩くころ空が明るくなったので、うしろを振り返ると、見事にガスは払われ、星生崎と久住山のツーショットが鮮やかに見えた。
 あと30分くらいずれていたら、山頂での展望を楽しめたのだが、まあしょうがない。

【長湯温泉:翡翠之庄】
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 下山したのちは、明日大船山を南側から登る予定なので、そちらに便利な長湯温泉の宿に宿泊。
 この宿の露天風呂は、眺め、雰囲気、湯質、湯音、全てが好みであり、登山後の疲れを癒すには最適の温泉である。


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May 20, 2018

登山:高千穂峰(2) 皇子原~高千穂峰

 高千穂峰下山後は、高千穂温泉郷で一泊。
 曇りの土曜日と異なり、日曜は好天の予報。当然、登山をしよう。
 昨日は高千穂峰だったので、本日は霧島のもう一つの主峰韓国岳に登りたい感じではあるが、霧島は現在新燃岳の噴火のせいで、登られる山は高千穂峰のみとなっており、ならば登山口を変えて高千穂峰に登ってみよう。

【皇子原登山口】
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 登山口より高千穂峰を望む。見事な好天である。

【登山道】
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 陽光が降り注ぐ自然林のなかの快適な登山。

【登山道】
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 高度を増していくうちに、稜線の登山道に近づく。そうすると、昨日ミヤマキリシマが見事であった二子石が視界に入って来る。

【登山道】
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 稜線に出ての二子石方面と、高千穂峰方面の写真。
 昨日と異なり天気がよいので、ミヤマキリシマの花の色も、いっそう映えている。

【登山道】
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 高千穂峰へ登って行くと、御神体である高千穂峰を祀る、〆縄が現れる。
 ここで外国人カップルが休憩しており、しばし会話。ベルギー人とフランス人のカップルであった。なんかちかごろフランス人とよく遭遇するなあ、とちょいと不思議に思った。
 どうしてこんな辺鄙なところの山へ?と尋ねると、活火山が好きなので、わざわざ日本の九州まで来たとのこと。ヨーロッパには火山が少ないので、日本がうらやましいと言っていた。
 私のような九州人にとっては、噴煙噴き上げる火山は珍しくともなんともないものであるが、ただたしかに火山って、地球が生きていることをじかに感じさせる、迫力ある存在であり、貴重なものではあるなあ。九州にはいっぱいあるけど。

【高千穂の峰へ】
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 木段を登りおえると高千穂峰頂上である。

【高千穂峰山頂】
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 山頂は、ミヤマキリシマ目当ての人でにぎわっていた。

【韓国岳方面】
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 山頂から韓国岳方面を望む。
 新燃岳は、相変わらず噴煙をのぼらせ、そして韓国岳、大幡山の山麓には、満開らしいミヤマキリシマ。
 新燃岳の斜面の一番下の平地には、これもミヤマキリシマの大群落がちょうど満開の鹿ヶ原。
 これらのミヤマキリシマの花園は、今年は誰も近寄ることができない。

【登山道】
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 山頂からは元来た道を下山。昨日とちがって、今日は登山道もよく見える。


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May 19, 2018

登山:高千穂峰(1) 高千穂河原~二子石

 今年は気象の関係から、ミヤマキリシマの開花が早くなっている。
 5月中旬にして霧島はミヤマキリシマが満開、とのことで霧島へ行くことにした。
 しかしながら、霧島は以前からの新燃岳の噴火と、それに加えて硫黄山の噴火によって登山できる山が限られており、今のところは高千穂峰しか登ることができない。

 高千穂峰でミヤマキリシマを観賞するには、高千穂河原~高千穂峰~皇子原~鹿ヶ原~高千穂河原という、まさに王道ともいえる周回ルートがあるが、新燃岳がレベル3になったせいで皇子原から高千穂河原へのルートは立ち入り禁止となっており、周回はできないので、高千穂河原からのピストンで登ることにした。

 本日は曇りであり、陽光のもとでのミヤマキリシマは期待できないものの、雨よりはましなので、気にせず登って行く。

【高千穂河原奥】
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 高千穂河原から高千穂河原奥の斎場にかけてのミヤマキリシマは、盛りを越えて、枯れている花もあり、たしかに今年は花の時期が早い。

【登山道】
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 雑木林を抜けて、御鉢への瓦礫の道となる。
 ガスがたちこめ視界は悪い。

【御鉢】
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 ミヤマキリシマは酸化土壌が必要で、厳しい自然の地に咲く特徴を持つ。それは知っているが、しかし岩と砂礫と それに硫黄のガスのたちこめる荒涼たる地に、こういう美しい花が咲いているのは、やはり不思議な光景に思える

【登山道】
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 御鉢を過ぎていったん鞍部に下り、それから高千穂峰への登りになる。

【高千穂峰山頂】
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 山頂到着。
 ミヤマキリシマの奥に見えるは、名物の天の坂鉾。

【登山道】
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 高千穂の峰は、西方向の御池まで稜線を伸ばして、その稜線にもミヤマキリシマは咲き誇っている。
 御池まで行ってしまうと戻ってくるのが大変なので、途中のピークである双子石まで足を延ばすことにしよう。

【ミヤマキリシマ】
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 登山道沿いのミヤマキリシマはほぼ満開。
 それぞれの株で色あいが違っており、趣深い。

【二子石】
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 霧島は、九重とは異なり、ミヤマキリシマの密度が低いのが鑑賞するさいの難点ではあるが、それでも二子石付近はミヤマキリシマがぎっしりとつまっていて、山一面がその色に染まっており、見事なものであった。

【登山道】
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 二子石に着いたのち、元来た道を引き返す。
 天気は回復傾向にあり、来たときと比べ、雲が高くなっており、視界が開けてきて、遠くのミヤマキリシマもその美しさをめでることができた。


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April 29, 2018

春の大崩山

 GW前半は好天。
 それではアケボノツツジ咲き乱れる大崩山に登ってみよう。

【祝子川渡渉部】
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 例によって、ワク塚からの周回コースで登る。
 渡渉部から見える、白い岩峰群は、こういう澄んだ青空のもとがもっとも魅力的である。

【袖ダキ】
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 袖ダキに到着。ここから見るワク塚の姿は大崩山のシンボル。
 袖ダキの標高は1260mであるが、この高さではアケボノツツジはほぼ終わっていた。

【下ワク塚~上ワク塚】
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 大崩山登山のハイライトは、ワク塚の高度感あふれる稜線歩き。
 この高さで、アケボノツツジはほぼ満開を迎えており、そこらここらでピンクの花が咲き誇っていて、花酔いしそうな素晴らしい歩きとなる。

【ミツバツツジ】
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 上ワク塚の近くにはミツバツツジの群落があり、この花も、鮮やかな紅紫色が印象的な、アケノボツツジはまたちがう個性を持っていて美しい。

【リンドウの丘~小積ダキ】
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 坊主尾根へ下るコースでは、小積ダキの高さで、アケボノツツジが盛りであった。

【ヒカゲツツジ】
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 太陽のもとが似合っている華やかな花アケボノツツジとは異なり、日陰での清楚な佇まいが似合っているヒカゲツツジ。

 これらの花をめでながらの、ゆっくりとした登山を楽しんできた。
 今年はアケノボツツジの花のつきがよく、当たり年であり、この時期は大崩山には全国から人が訪れるのだが、みな満足することができたであろう。

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