登山

July 06, 2019

滝で涼みに日向冠岳へ

 宮崎県北にはそれぞれの地域に目立つ山があって、「市民の山」的な存在となっている。延岡では行縢山がそれで、日向市では冠岳がそれに当たる。
 梅雨が始まり連日雨が降る中、週末は梅雨の中休み的となり、好天との予報なので、近場の山に登ってみることにした。冠岳なら標高も低くてあまり疲れないだろうし、それに滝がいくつもあり、滝で涼むこともできるだろう。

【登山道】

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 冠岳は標高438mでさしたる高さはないが、7月だけあってそれなりに暑く、しかも林のなかは蒸し暑くて、最初の30分くらいでそうとうに疲れてしまった。何度も途中で帰りたくなったが、とにかく稜線に出れば風は吹いているだろうから、それを頼みに歩を進めて行った。

【岩場】

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 この岩場まで来ると風景は開けてきて、風も吹いてきたので、ようやく一息つけた。

【冠岳北岳】

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 稜線に出ると、冠岳北岳が見える。
 巨大な一枚岩の岩壁で、この姿は日向市のどこからで見える、シンボルタワーである。
 もっとも近くで見ると、樹々に岩壁が隠れて、かえって迫力がない。

【展望台より】

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 山頂近くの展望所から耳川の流れを一望することができる。
 耳川は黄緑かかった特殊な色の川で、上流くからずっとこんな色であり、たぶん源流の椎葉の山のなかにこの色のモトがあるんだろうな、と推測している。

【日の丸展望台より】

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 北岳を過ぎて、次は冠岳の名所「日の丸展望台」へ。
 ここには日ノ丸が翻っており、注意すれば麓からも旗を見ることができる。

【水場】

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 水場を過ぎて、吉ヶ原岳へと向かう。
 暑い日には水場があるとほんとうに助かる。

【展望台?】

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 吉ヶ原岳への途中に展望台があると地図に書いていたので、そこに寄ってみた。
 しかし藪と雑木でまったく展望は利かず、展望台であったのはそうとう昔のことと思われた。
 位置的には、樹々がなければ尾鈴山がよく見えるはず。

【二段の滝】

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 吉ヶ原岳を過ぎてからは下山ルートに入る。下山ルートは滝を持つ沢筋であり、本来なら登山道に使えるようなルートではないのだが、ロープ、鎖、梯子等よく整備されており、滝を間近に見ながら進むことができる。

【樋口の滝】

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 滝巡りコース中、一番の大物の滝が「樋口の滝」。
 立派な滝ではあるが、写真ではまったくその威容を伝えられないのが残念。

【登山案内図】

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 滝を堪能して元の登山口へと戻った。
 山を周回してこの案内図をみると、あまり正確ではないようだ。
 冠岳は常に人の手が入って、登山道が複雑に伸びていて、つまりは進化し続けていると思われる。
 標高はさしてないが、複雑な地形を持つ山であり、さらには気分次第でコースがいくらでも選べるわけで、長くつきあえるいい山だと思った。

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June 23, 2019

オオヤマレンゲ(2)@英彦山

【九州自然歩道】

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 梅雨の時期なのに好天の日曜日、鳴子山に引き続き、オオヤマレンゲを見に英彦山へと。
 別所駐車場に着くと、登山日和だけあってほぼ満車状態。強引に数台とめるスペースはありそうだったが、本日は北岳始点の周回コースを予定していたため、素通りして次の駐車場へ。英彦山は別所から高住神社までの間に広大な駐車場がいくつもあるけれど、これってオーバースペックなのではといつも思う。おかげで便利ではあるが。駐車場からはすぐ九州自然歩道を使って、高住神社の登山口まで行く。杉林のなかの平坦な散歩道である。

【キャンプ場】

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 キャンプ場に出ると丘の緑が濃く、青空のもと輝いている。梅雨とは思えない初夏のような景色であるが、じっさいまだこの地域は梅雨入りしていない。

【登山道】

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 北岳への登山道は苔むした岩が続き、霊山らしい神秘的な雰囲気をまとっている。

【展望台】

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 途中で展望台に寄ってみた。
 この「展望台」、じつは切り立った一枚の岩壁であり、「展望板」とも称すべきもの。それゆえ高度感抜群であり、眼下に広がる風景もまた雄大。

【オオヤマレンゲ】

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 北岳への稜線の手前の「溶岩の壁」あたりに英彦山の名物であるオオヤマレンゲの群落がある。
 鳴子山ではまだ始まったばかりであったが、対照的に英彦山ではほぼ終わりかけ。枯れた花がいくつも樹にあるなか、それでもちょうど満開のオオヤマレンゲをいくつか見ることができたのはまだ幸運であった。
 北岳経由で英彦山に登って来る人はたいていこれが目当てなので、オオヤマレンゲの前ではたくさんの登山客が集い、写真を撮っていて、順番待ちの行列ができていた。

【ヒコサンヒメシャラ】

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 オオヤマレンゲの傍に、これも英彦山を代表する花ヒコサンヒメシャラが咲いていて、こちらのほうは蕾も多く、今からどんどん花が開いていくところであった。
 オオヤマレンゲには華やかさでは負けるものの、独特の愛嬌がある良い花である。
 三枚目のものは中岳山頂に咲いていたもの。さすが英彦山の名のついた樹であり、英彦山のあちこちに生えていた。普通のヒメシャラと違ってあまり目立たない樹なので、花の時期でないとなかなか気付かない。

【中岳へ】

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 北岳まで登ると、中岳、南岳は近い。

【南岳山頂】

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 中岳から南岳にかけてはエゴノキの白い花がちょうど盛りであって、登山道にもいくつもの花が散っていて、道を白く染めていた。

【大南神社】

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 南岳からは大南神社を通るコースで下山。そこそこ岩場があり、変化に富んだ道である。

【学問神社】

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 登山道から少し外れているが、学問神社にも寄ってみた。いろいろあやかりたいことがあったので。ここは御利益がありそうな名前の神社だけあって、たどり着くまでの道はけっこう険しく、ちょっとしたアドベンチャールートになっている。

【奉幣殿】

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 奉幣殿に着いて、だいたい登山は終了。
 本日もたくさんの花々を見ることが出来て、いい登山であった。

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June 22, 2019

オオヤマレンゲ(1)@鳴子山

 九州の山ではミヤマキリシマの季節が終わり、次に咲く花はオオヤマレンゲである。極めて限られた山域にのみ咲くミヤマキリシマと違い、オオヤマレンゲは色々な山域に生えていて、気分しだいで登る山を決めることになる。
 そして今年の6月は梅雨前線の北上が遅れていて、下旬になっても九州北部は梅雨入りしておらず、雨が降りそうにない大分~福岡の山を目指すことにした。

【沢水登山口】

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 まずは山頂近くにオオヤマレンゲの群落がある鳴子山に登ることにした。  鳴子山はどの登山口から登っても距離のある山で、ということはどこから登ってみいいということにもなるが、今回は自転車を用いて、赤川に車を止めてそれから沢水に自転車移動という沢水赤川周回コースで鳴子山に登ることにした。

【沢水キャンプ場】

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 沢水からの登山口は最初は草原のなかを行き、それから林のなかをトラバースして、くたみ分かれへ行く。

【鳴子山稜線】

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 くたみ分かれからの急登の尾根を登り、それから稜線へと出る。ここからは岩場が続くので、足元に注意しながら進んでいこう。

【オオヤマレンゲ蕾】

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 鳴子山を過ぎて、稜線を歩くとやがて登山道わきにオオヤマレンゲの樹々が現れる。ただしその樹には蕾は付いているものの、まだ咲いている花はほとんどなかった。

【オオヤマレンゲの樹】

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 満開のオオヤマレンゲを探して、登山道から離れ、山肌に下りて行くと花をつけている樹を見つけた。しかし咲いているところが高く、あまりいい写真にならない。他の場所を探そうといったん登山道に戻っているところで、やはりオオヤマレンゲ目当てに登って来た人に会い、「そっちはまだでしょう。鞍部のほうに下って、左側の斜面に行くと、いい花が咲いていましたよ」と教えてくれた。

【オオヤマレンゲ】

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 それでその場所に行き、ちょうどいい高さに咲いている花を数輪見つけることができた。
 オオヤマレンゲは白いドレスをまとったような華やかな姿なので、「森の貴婦人」と称されている。たしかに緑の季節、そのなかで鮮やかな白い花を咲かせたオオヤマレンゲは目立つし、気品あふれる、とても美しい花だ。まさに森の貴婦人。

【稲星山へ】

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 鳴子山からは稲星山経由で下山。稲星山の斜面にはまだミヤマキリシマがわずかに残っていた。
 九重の花のスターは一にミヤマキリシマ、二にオオヤマレンゲだけど、そのピークの時期が重ならないところがまた興味深い。

 

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June 15, 2019

令和記念登山:四王寺山@大宰府

 5月に元号が新しくなったのでそれを記念した登山をしようしようと思いつつ、ミヤマキリシマのほうに気をとられているうちに一月が過ぎた。このままだらだらしていると暑くなって登山シーズンから外れてしまうので、さっさと計画を立てることにする。
 令和といえば、大宰府がその所縁の地。大宰府の登山といえば、普通は宝満山ということになるのだが、令和発祥のコアの地は、梅園の宴を催した大伴旅人の住宅があったとされる坂本八幡宮である。坂本八幡宮は四王寺山の登山口に当たるので、四王寺山を登ることにしてみた。こういうことがないと、他県の者はあまり登る機会もない山でもあるし。

【大宰府駅】

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 四王寺山、まずは大宰府駅から出発。
 天気予報では終日雨とのことであったが、やはり小雨が降っている。とりあえずは雨具を装着して行ってみよう。

【市街地】

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 坂本八幡宮までは市街地のなかを歩く。
 大宰府目当ての観光客が多いなか、ザックかついで傘もささずに歩く私の姿はけっこう違和感があったと思う。

【大宰府政庁跡】

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 かつては朝廷の出向機関であり、九州全体を管轄する権限を持ち「遠の朝廷」と呼ばれた大宰府も、今ではほとんど何も残っていなくて、ただの更地が広がる。この奥に見える山が四王寺山であるが、大半はガスのなかだ。

【坂本八幡宮】

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 今回の目的の一つである坂本八幡宮。
 新元号令和のおかげで、観光客の多く訪れる地となっていて、近くの駐車場には大型バスが何台も入って来た。当然、参拝の長い行列ができていた。
 この神社、じつは大友旅人を祀っているわけでも、創立に大伴旅人が関与しているわけでもないのだが、1300年も前に、この地で令和の典拠となる梅園の宴が開かれたので、それを偲ぶべく人々が集っているのである。

 さて、ここから登山が始まるのだが、雨は相変わらず降っている。標高100m以上は雲のなかで見晴らしは利きそうにない。雨のずっと降るなか、景色も楽しめない登山はやる気がでない。それで四王寺山の山4つを巡る全周回コースは諦めて、3つを巡る短縮コースにした。

【岩屋城跡】

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 最初のピークは岩屋城跡。戦国時代の大友氏と薩摩氏の壮絶な戦いで知られている。そういう重要な戦いの場になるだけあって、大宰府を見渡す交通の要所に位置する山なのだが、あいにくの天気で、大宰府の地はぼんやりとしか見えない。

【大原山】

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 親水公園を経由して、大原山へ。今回ではここが一番高い所で、標高354mである。四王寺山は最高が410mの低い山なので、雨が降っていてもたいしたことない山だろうと思っていたが、雲のなかに入ると、風は強くなるし、雨は横殴りに降ってくるしで、寒いわ痛いわで、けっこうひどい目にあってしまった。やはり山というものは、天気次第で容易に牙をむく。なめてはいけません。なめたつもりはなかったんだけど。

【一番札所】

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 四王寺山は名前の通り、宗教的な山でもあり、三十三ヶ所の札所があり、それぞれに石仏が祀られている。
 ここは一番札所であるが、滝のそばで、神秘的趣のある地であった。

【大宰府天満宮】

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 下山して、大宰府最大の名所である天満宮にお参り。
 ここも大行列であった。元々、受験の神様ということで参拝客の多い神社であったけど、令和効果でさらに人が増したようだ。
 しかし、令和効果で四王寺山も登山客が増えそうなものだが、本日はあいにくの天気のせいか、他に登山者は誰も見ることはなかった。

【二日市温泉】

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 登山後は近くの二日市温泉へ。二日市温泉は古い歴史を持つ温泉であり、万葉集にこの地を詠んだ大友旅人の和歌が残っている。
 そして、四王寺山で寒い目にあった私にとって、ここの微かに硫黄漂う、保温力のある温泉は、極上ものの気持ちよさであった。

 

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June 01, 2019

ミヤマキリシマ本番:立中山~北大船~平治岳

 6月といえばミヤマキリシマの季節。
 先週の偵察登山で、6月最初の週末は立中山と平治岳が見頃であると当たりを付けていたので、本番の本日はその二つの峰を訪れる計画とする。となると、長者原登山口から坊がつるを経て、鉾立峠から立中山、そこから段原に登り、北大船の稜線経由で平治岳に登り返して長者原に戻る、というコースが考えられる。長者原から立中山までは7kmほどのだらだらした高低差の少ない道を行くことになり、あんまり気が乗らないけど、この時期限定のミヤマキリシマ特別コースということで無理に納得し、出発。

【坊がつる】

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 明日が山開きなので、法華院のテン場は満室状態。
 奥に平治岳が見えるけど、大戸越から山頂にかけてはいい染まり具合である。

【鉾立峠】

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 九重の交通の要所鉾立峠。くたみ別れ側からは時々来るけど、長者原からは初めて来た。

【立中山】

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 鉾立峠から立中山へ。
 ミヤマキリシマはほぼ満開。ピンクに染まったバンドが山頂まで続いている。

【立中山山頂】

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 ミヤマキリシマの名所、立中山山頂。ピンクと紫紅色に染まって、夢幻的な光景。

【段原】

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 新避難小屋建設中の段原。
 北大船方向の稜線も、そろそろミヤマキリシマが咲き始めている。

【北大船稜線】

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 旬の時期は、ピンク色の道になる北大船の稜線も、今はまだ緑とピンクの斑な道。
 あと一週間後くらいが見頃のようである。

【平治岳南斜面】

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 北大船稜線の端まで来ると、平治岳の南斜面が見える。
 ここはほぼ満開のようで、見事にピンクに染まっている。まるで山頂の窪みにたまったピンクの色が、大きな滝となっていっせいに流れ落ちているような、ここでしか見られない豪華な花の饗宴を見ることが出来る。

【大戸越】

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 大戸越にいったん下り、それからこのピンクの斜面を登って行く。

【平治岳南峰】

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 今の時期、いつもは人で大混雑の平治岳だけど、今回は来た時間が遅かったので、珍しく人の少ない平治岳となっていた。
南峰まで来ると、九重を代表する絶景が待っていた。
 山麓を染め上げるミヤマキリシマ、その奥に三俣山と坊がつる。
 岩に立つ人の姿がいい点景となって、この時期にしか存在しない、自然の美を哀しいまでに引き立てている。

 この絶景で、今回のミヤマキリシマ巡りは終了。
 立中山から平治岳に到るこのルートは、本日のコンディションでは最良のミヤマキリシマルートだったであろう。終わってみれば、我ながら会心の山行であった。

【坊がつる】

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 坊がつるに下山すると、色とりどりのテントの花が咲き誇っている。
 明日は久住山での山開きで、本日は最も坊がつるが人で混雑する日であり、夜はさぞ賑やかな宴が繰り広げられることだろう。

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May 26, 2019

ミヤマキリシマ偵察登山(2):赤川登山口から久住周回

 土曜日に引き続き、日曜日もミヤマキリシマ開花情報を偵察に赤川から九重に登る予定であった。
 しかし、天気予報では当日は天気は良いのだけど、5月にしては記録的な暑さとなるので、熱中症対策が必要とのことである。一挙に山に登る気が失われてしまったが、よく考えると九重は風の住処みたいなところであり、樹木帯さえ抜けてしまえば、たいてい風が吹いているので、体感温度はそんなに上がらないだろう、ということに気付き、登山を決定。そしてもし条件が悪くて、風が吹いていなかったら、扇ヶ鼻まで登って、そのあとはさっさと撤退する予定とした。

【扇ヶ鼻】

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 赤川登山口から、九重のミヤマキリシマの名所扇ヶ鼻を目指した。
 天気予報の通り、最初のほうの林のなかはやはり暑かったけど、灌木帯になると風が吹き抜けており、涼しくなった。計画通りである。
 林を抜けると展望が利き、そうなると扇ヶ鼻は山麓にはミヤマキシリマの咲いているのが見え、開花は始まっているようである。

【ミヤマキリシマ】

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 標高1300Mくらいからミヤマキシリマの咲いている姿を見ることができた。
 花の咲き方については標高と日当たりで決まるので、やはりこの南面くらいが今の時期は花が多い。

【ミヤマキリシマ】

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 標高が上がるにつれて、花の咲き加減も少なめになる。

【扇ヶ鼻】

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 扇ヶ鼻に着くと、旬の時期は山頂一面が紫紅色に染まるのに、まったく花は咲いていず、旬は再来週くらいに思われた。
 そして星生山方面を見ても、同様に花は咲いていない。
 ただし、稜線に出ると、風がさらに強くなり、より快適に歩けるようになったので、赤川起点の周回ルートで進むことにする。

【星生山へ】

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 星生山へ登っていると、日本語と英語がやたら流暢な国際人集団が登っていた。山頂に着いて、どういうグループなのか尋ねてみたら、別府の国際大学の英語教師と生徒の一団であった。どおりで。
 九重に来るのが初めてとのことだったので、ミヤマキリシマがいかに貴重な種であるかについて説明しつつ、アメリカ人の人がいたので「ちょうど貴国のプレジデントが来日してますね」と言ったら、「ああ、すみませ~ん」と,本当にすまなそうに日本語で謝られてしまった。どうして?(笑)

【三俣山】

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 星生山からは天狗ヶ城へと登った。
 正面に見える三俣山は斜面にはミヤマキリシマの咲いているのが見えたが、山頂近傍はまだのようである。

【中岳から】

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 中岳から大船山方面を見ると、立中山がミヤマキリシマの花に染まっていて、旬を迎えているようだった。

【稲星山】

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 中岳から向いの稲星山に。
 この山は風がいつも強いけど、本日も強く、おかげて気持ち良い涼しさであった。

【久住山】

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 稲星山からは久住山頂経由で赤川へと下山。
 標高1400mあたりから、ミヤマキリシマが咲いていた。

 というわけでの二日続けてのミヤマキリシマ偵察行。
 咲き具合は例年通りといったところであった。ということはいつも通り、梅雨入りとともに、花がどんどん咲きだすということになり、ミヤマキリシマ観賞は天気次第ということになる。
 昨年は梅雨のなかうまい具合に週末だけ晴れる、ということが多かったので助かったけど、さて今年はいかに。

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May 25, 2019

ミヤマキリシマ偵察登山:平治岳~北大船

 5月下旬から6月中旬にかけてミヤマキリシマの季節である。山々が紫赤色に染め上がる風景は、この時期の九州の火山の風物詩であり、これほどきれいなものもそうあるものでない。
 5月最後の週末は好天だったので、さっそく九重へと出かけてみた。

【男池登山道】

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 男池登山口から登山開始。この登山道は自然林が多く残されており、光に照らされる新緑が鮮やかである。

【平治岳東尾根登山道】

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 東尾根ルートを使って、ダイレクトに平治岳山頂へと向かった。

【平治岳本峰山頂】

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 ひたすら尾根を登る単調な道を行き、山頂に到着。
 好天のおかげで眺めは良かったけど、ミヤマキリシマはせいぜい3分といったところであった。

【ミヤマキリシマ】

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 まだ花の時期には早かった平治岳であるが、なかにはよく咲いている株もあり、それはやはり美しい。

【平治岳南峰】

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 平治岳といえば、この風景。
 坊がつると三俣山を背景に、平治岳の山頂一帯のミヤマキリシマが、紫紅色に染まる姿が有名だけど、本日はこの程度。

【大戸越】

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 山頂からはいったん大戸越えへ。
 標高が1400mくらいの高さなので、ミヤマキリシマは5分といったところ。

【大船稜線】

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 平治岳山頂から見る大船山はまったくミヤマキリシマが咲いていなかったけど、大戸越からそのまま男池に戻るのも味気ないので、ついでに北大船まで行ってみることにした。
 そして行ってみたところで状況が変わるわけもなく、ミヤマキリシマは蕾以前の状態であった。

【段原】

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 北大船からは段原に何やら工事中の建築物が見えており、何だろうと思っていたが、着いてみるとそれは建設中の新避難小屋であった。
 前の避難小屋は3年前の熊本大地震で崩壊してしまったので、新たに造っている最中なのである。造っているのはいいとして、こんな風の通り道に造って大丈夫かいなとも思ってしまうが、まあ、プロが計画し建造しているのだから大丈夫んなんでしょうな。

【ソババッケ】

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 段原から風穴経由で、ソババッケを通り、元の登山口へ。
 ソババッケは相変わらず、複雑な植生をしていて、ここだけ変わった風情を持つ地であった。

 

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May 11, 2019

登山:賤ヶ岳@滋賀県長浜市

 滋賀県の余呉にある「徳山鮓」という料理店での食事会の誘いがあり、発酵料理で全国的に有名な店であることから一度は行きたいと以前から思っていたので、参加を決めた。
 ただ滋賀県まで遥々と料理のためだけ行くのも勿体ないので、地図を広げて、その店の周辺に何か観光が出来る面白そうなものを調べると、あっさりと「賤ヶ岳」を見つけた。
 歴史好きなものなら知らぬものなき合戦場跡であり、余呉湖と琵琶湖の合間にあることから眺めの良い山でもある。
 登るとしたら余呉駅発となるが、湖を半周してそれから山に登って駅に戻ると3時間くらいの行程になる。余呉駅午前8時15分着の列車に乗ると、ちょうどよいのでそれを使ってみた。

【余呉駅】

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 京都駅から鈍行列車を乗り継ぎ、余呉駅に着。
 閑散としたところであったが、有人駅であった。余呉湖が観光名所であることから、それなりの需要はあるようだ。

【余呉湖と賤ヶ岳】

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 駅からまずは余呉湖湖畔をランニング。
 好天の下の静かな湖、それに向かいに賤ヶ岳。湖面には山々が映っている。余呉湖の別名「鏡湖」、そのものの姿である。
 そして登山口へは、3kmほど走って賤ヶ岳の麓まで行かねばならぬ。

【ブラックバス】

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 湖畔には釣客が多く、何が釣れるのだろうと思っていたら、ちょうどブラックバスの大物が釣り上がっているところであった。60cmもあるそうだ。あとはブルーギルが釣れているのも見た。
 このあとの食事会で、余呉湖は冬にはワカサギが釣れ、それが名物になっているということを聞いたのだけど、余呉湖のワカサギ、ずいぶん過酷な環境を生きているなあと同情してしまった。

【登山道】

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 賤ヶ岳は観光地でもあり、登山道はよく整備されていた。
 造成林の幹にはビニールテープが巻かれていたけど、不思議な風景。虫除けか鹿除けなのだろうか。

【琵琶湖】

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 賤ヶ岳山頂着。山頂は開けており、360度の風景が楽しめる。
 南方面には琵琶湖。あまりに広くて、端が見えなかった。

【余呉湖】

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 北は余呉湖。琵琶湖と比べると、ずいぶんと小さい。その分全体像がわかりやすい。
 今見渡している地において、かつて天下二分の大合戦が行われたのであり、合戦図と、実際の風景とを比べながら、歴史の跡を確かめた。

【サワオグルマ】

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 下山は東側の山稜の登山道を使った。
 賤ヶ岳では今の時期、鮮やかな黄色い花を咲かせるサワオグルマがちょうど旬とのことで、それを楽しみにしていたのだが、途中に群落があるはずだったのに、なぜか花の咲いているのはこの一株しか見つけられなかった。

【余呉の町】

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 山稜を辿って行き、途中で合戦の始まりとなった大岩山に寄って、それから下山。
 観音堂まで来ると、ほぼ登山も終了である。
 観音堂からは余呉の町が見える。こじんまりとした静かな町だ。

 2時間半で全行程を終え、駅にと戻った。
 食事前の腹ごなしのいい運動になった。

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May 05, 2019

登山:対馬竜良山

【竜良山@豆酘港から】

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 下対馬の良港、豆酘港の奥に位置する竜良山は、円錐形の一際目立つ姿から、港に帰って来る漁船のランドマークとなっており、その美しい姿は玄海の荒波と格闘して、ようやく家路に近づいてきた漁師たちにとって、神々しいものに映っていたであろう。そのため、竜良山は古来より神聖視され、立ち入りが禁じられていたことから、山麓の森林が保護されており、それは貴重な自然林として、現在では国の天然記念物に指定されている。

 今では立ち入り禁止は解除されてはいるが、それでも地元の人たちは、この聖なる山に入ることは敢えて避けているそうだ。
 とはいえ、世の中には一定数、そこに山があるとなにはともあれ登りたがる人たちが居て、そして私もその一員なので、登ってみることにした。
 この特別な山の登山については、豆酘の宿を出るとき本日の予定を聞かれ、竜良山に登りますとこたえたところ、あそこは霊山なのでと、主人からお清めの塩をもらっており、登山口でお祈りとともに塩で身を清め、それから山頂へGo。

【自然林】

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 登山口からずっと、照葉樹の原生林が続いている。巨大な樹、細い樹、曲がりくねった樹、倒木、落ち葉、無秩序のなかに、しかし自然そのものを感じさせる不思議な秩序を感じさせる原初の森が広がり、厳かな気分にひたされる。

【稜線】

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 稜線に出てからは植生が変わり、岩だらけのなか、岩の隙間から細い樹々が立っている。

【山頂】

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 山頂に出れば、岩場となり、一挙に展望が広がる。
 山々は海まで連なって行き、その途切れるところに豆酘の港が見える。そして手前には今が旬のヒトツバタゴが咲き誇っている。

【天道大神神社】

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 下山したのちは、登山口の近くにある天道大神神社に寄ってみた。
 この神社は、対馬の天道信仰の祀りの場であり、ここでの御神体は竜良山そのものである。
 対馬の宗教は独特であり、その根幹であるところの天道信仰については、たいへん複雑な要素がからまり、何度テキストを読んでもよく分からないところがあるのだが、それは結局は対馬が複雑な歴史を持ち、その宗教も歴史の激動とともに変革を遂げ続けざるを得なかった、そういうことであろうと思う。
 宗教そのものについては難解なのであるが、天道を祀るこの古き神社は、ここに居るだけで、この地の力のごときものが伝わってくる、それをシンプルに感じられる、そういう静謐かつ荘厳な地であった。

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May 04, 2019

登山:対馬白嶽

【白嶽】

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 対馬は山の多い地、というか島がそのまま山となっている地であり、いたるところ山ばかりなのであるが、そのなかで最も有名な山が白嶽。対馬の山岳信仰の聖地として、霊山と崇められている山である。
 なぜ信仰の対象となっていたかといえば、山の姿を見れば一目瞭然。第一駐車場から見るその姿は、石英斑岩による白い岩峰を二つ空に突き立てた威厳ある姿であり、周囲の山々の盟主たる威容を堂々と誇っている。
 その山の麓にある登山口に向かって行ったが、この第一駐車場から道は狭くなり、けっこうな難路であって、苦労して登山口にたどり着くこととなった。

【登山道】

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 登山口にたどり着いてしまえば、そこからはよく整備された登山道が続いている。

【鳥居】

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 白嶽神社の鳥居から、白嶽への取りつきとなり、傾斜もきつくなる。
 この登山道を白嶽方向に登らず、そのまま真っ直ぐ行くと、厳原まで続く長い山岳縦走路となる。

【山頂下広場】

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 登山道はやがて、整備された広場へと出る。祠や狛犬等があり、この山が信仰の場ということがよく分かる。

【白嶽神社】

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 双耳峰の鞍部をいったん越えると、そこには白嶽神社がある。この鳥居から先は聖域となっており、出入りは禁止されている。
 白嶽そのものが、御神体となっているようであった。

【山頂から】

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 山頂に着くと、言葉を失う絶景が広がっていた。
 この山の山頂部は岩峰なので、視界を遮るものはなく、360度の風景を楽しめる。
 そして南方向には、厳原へと続く山並みが連なり、原生林の緑と白い巨岩が美しいコントラストを見せている。そしてその緑のなかに、ぽつんぽつんとヒトツバタゴの白い花が見えるのもまた良い。

【山頂から】

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 北方向には、双耳峰のもう一つの峰が見える。巨大な岩塊である。
 そしてその奥には浅茅湾が広がり、対馬独特の極めて複雑な海岸線も見ることができる。

【岩のテラス】

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 山頂から下りてしばらくのところにある岩のテラスにも寄ってみた。
 ここも眺めが良く、そして間近に見る白嶽の岩峰の姿もまた迫力ある。

 

 対馬白嶽は九州100名山にも選ばれている名峰であるが、たしかに山そのものの姿が良く、そして山頂からの眺めは絶景であり、100名山どころか、もし九州から10座名山を選ぶとしたら、かならずノミネートされるべき名山に思えた。
 対馬は来るのはけっこう大変であるけど、この山に登るためだけでも来る価値ある、そういう素晴らしい山であった。

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