自転車

November 08, 2009

サイクリング:五ヶ瀬川~見立渓谷~杉ヶ越~宇目(ととろ)~藤河内渓谷 

 宮崎県北で紅葉のきれいなところといえば、まずは祝子川上流の三里河原であろうけど、新聞の紅葉情報をみると、まだ3分程度のこと。それで今どこがみどころになっているかといえば、日之影町の日之影川上流の見立渓谷が紅葉の真っ盛りだという。それでは、そこを本日のサイクリングの目的地とする。日之影川は川沿いの道を登っていくと、傾山の尾根を貫く杉ヶ越に到達する。杉ヶ越は標高901mという高さなので、このルートはけっこう登り甲斐のある道だ。見立から杉ヶ越トンネルを超えて大分に抜け、そこから宇目を経由して延岡に戻るコースで走ってみよう。宇目から延岡にあいだに、これも紅葉の名所藤河内渓谷があるので、時間があればそこにも寄ってみることにし、いざ出発。

【上水流鮎やな】
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 国道218号線を五ヶ瀬川に沿って走るうち、五ヶ瀬川の秋の名物、鮎やなが見えてくる。
 川を竹や木材で堰き止め、真ん中の竹の簾のところで、産卵のために下流に向かっている落ち鮎をつかまえる仕組み。

【星山ダム】
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 五ヶ瀬川上流にある星山ダム。ここを今は廃線となった高千穂線の高架が渡っていて、なんとも哀しい風情がある。(暗いけど、写真の奥に高架が写っている)
 左手の岸壁上の道に、魚釣りをしている人がずらりと並んでいる。この人たちは何を狙っているかといえば、なんと鮎なのである。鮎って川で友釣りをして釣るものかと思っていたけど、ダム湖でも釣れるんだ。今の時期は群れて泳いでいるそうで、それを掛けバリで引っ掛けて釣りあげます。

【釣れた鮎】
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 ダム湖にいる鮎は、まだ落ちていってない鮎なので、流線形のすらりとした姿。
 卵を持つようになると、魚道を通って川を下って行き、そして鮎やなにひっかかるわけ。

【青雲橋】
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 旧218号線を川沿いに進むうち、家や店が現れてくると日之影町である。
 五ヶ瀬川に日之影川が合流するところで、見立方向を眺めると、そこにはとんでもなく大きなアーチ橋「青雲橋」がある。東洋一の高さを持つ巨大なアーチ橋であり、地方の小都市高千穂と延岡を結ぶ国道にしては明らかにオーバースペックな建築物。しかし218号線には、このレベルの橋がほかにいくつも架けられており、とんでもない金をかけてできた道路なのである。なお国道218号線を普通に走っていると、それらの橋の存在には気づきにくいが、川沿いの旧218号線を走ると、頭上にいくつもかかる壮大な橋々に度肝をぬかれたりします。橋だけで十分に観光資源になるな。

【石垣の村】
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 青雲橋のところで進行方向を90度変えて、日之影川に沿って進んでいく。途中に石造りの洋風な建築物があり、ここが「石垣の村」。観光名所なんだけど、本日は観光客は見かけず。

【民宿・白滝温泉】
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 祖母傾山系は火山活動期が古いため、温泉のほとんど出ないところであるが、その唯一の例外がこの白滝温泉。その温泉の出るところの渓谷沿いに民宿が一軒ある。
 15年くらい前に傾山登山のついでに泊まったことがあり、やわらかな温泉の湯に加え、山の幸をふんだんに使った料理が印象的で、いい民宿であった。懐かしく思い、また訪れてみようかなと思ったが、この奥に「当分のあいだ休業いたします」と、休業のお知らせの看板があった。マジックの書き跡が新しいことから、まだ休業して日が浅いみたいだけど、なんとか再開してもらいたいものだ。こういう「秘湯系の温泉」って、九州じゃ貴重だからなあ。

【見立渓谷駐車場】
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 日之影川沿いの色づいた樹々や、周囲の紅葉に彩られた山を眺めながら自転車を進めていくうち、見立渓谷到着。紅葉の時期のわりにはあんまり観光客はいない。
 ここまで延岡から60km。予定ではあと90km近く残っている。

【見立渓谷】
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 新聞では見立渓谷は紅葉の盛りということであったが、どう見ても5分程度である。今まで走ってきた風景でも、紅葉は山の上のほうがピークであり、まだこのくらいの標高には降りてきていない。
 当初の予定とおり、紅葉探してまだまだ上へ登っていく。

【杉ヶ越への道(広くなったところ)】
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 見立渓谷を過ぎてしばらくすると道が狭くなり、路面の状態も悪くなって「山道」ふうになる。この山道は10%を超える坂であり、けっこうきつい。疲れが足にたまり、だんだんとペダルを回すのが嫌になってくるころ、ぽんと眺望が開けたのちは道が広くなり、そこからは5%程度の緩やかな坂になり、漕いでいて楽になる。そのままの感じで、道は杉ヶ越へと続いていく。

【杉ヶ越トンネル】
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 ようやく着いたぜ、杉ヶ越。標高は901m。出発点の延岡がほぼ海抜0mであるからして、純粋に900mは登ったわけだ。
 ここは傾山への登山口であり、杉ヶ越から傾山山頂にいたるルートは、祖母傾山系の登山道のうち屈指のハードコースである。だからあんまり人気なく、登山日和というのに、たいして車は駐車していない。

【大分県へ】
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 傾山の尾根を貫く杉ヶ越トンネルは、そのまま宮崎・大分を貫いており、ここを越えれば大分県だ。
 県境の写真を撮っていると、後ろから轟音を響かせて大型バイクが通り過ぎていく。今日は天気が良かったので、このルートをツーリングしている集団がいくつもいた。その集団、いずれも中年族御用達の大型バイクか単コロのバイクばかりで、…今の時代、若い人ってモーターバイク乗らないんだなあ。スズキの社長がバイクが売れないと嘆いていたけど、たしかにモーターバイク業界の未来は暗そう。

【峠の紅葉】
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 川沿いで、山々の紅葉が上のほうがきれいであったので、山の上まで来れば紅葉は見事だろうと予測していたが、ぴたりと当たる。
 杉ヶ越を少し過ぎた展望所で見た、傾山東面の尾根の紅葉が、今日見た紅葉で一番美しかった。赤、黄、橙、紅、いくつもの鮮やかな色が山肌を錦のように染め、ひとときの秋の装いを存分に誇る、そんな風景が広がっていた。
 (写真ではその美しさを伝えきれていないが、実物はほんとに素晴らしかった)

【木浦小学校前】
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 杉ヶ越から宇目町に向かっては一本道の下り。
 せっかく苦労して稼いだ高度をただただはき出していく下り道というものの存在に、なにか理不尽なものを感じてしまうのは私だけであろうか。
 下りきったところが名水の産地である木浦鉱山区。過去には栄えていた地区みたいで、立派な小学校があったが、今は廃校になっている雰囲気であった。

【ととろのバス停】
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 宇目町名物といえば私は「ととろのバス停」しか私は知らず、とりあえずそこによってみる。
 地方の名もなき一バス停が、映画「となりのトトロ」のヒットとともに、全国から宮崎駿のアニメファンが訪れる名所となった。たまたま名前が「ととろ」であることから、このバス停にトトロや猫バスの看板を物好きな人が置いたところ、それを目当てにアニメファンが集まるようになったとのこと。これがディズニーのキャラクターなどではすぐにディズニーから撤去の警告が来るだろうけど、スタジオジブリはそのような野暮なことはしません。
 それにこのバス停は、とても鄙びたところにあり、アニメ「となりのトトロ」に出てくるバス停とよく似た雰囲気をまとっており、映画のモデルといわれても納得してしまいそうだ。夜に雨のなかバスを待っていると、ほんとに猫バスがやってきそう。
 だいたい、このバス亭、小川の上に丸太を渡してその上に作っているのであり、そのアバウトさも、トトロっぽくてよい。

【北川ダムと唄げんか大橋】
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 ととろを過ぎ、国道326号線に入ってから南下すると、特徴ある大きな橋が見えてくる。これが唄げんか大橋で、北川ダムにかかっている。この変な名前の由来は、地元の民謡からだそうだ。

【藤河内渓谷】
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 県境の桑原トンネルを超えてしばらくすると交差点があり、まっすぐ行けば延岡、西側は大崩山方面、東側は桑原川沿いの藤河内渓谷にいたる道となる。
 時間の余裕があったので、紅葉目当てに藤河内渓谷への道を行く。藤河内渓谷までは9kmの道をひたすら登っていく。途中、花崗岩の巨大な岩壁があり、これは見事な光景。紅葉もいい塩梅である。

【藤河内ダム】
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 桑原川のような小さな川でもダムはあるのであり、川の小ささに比例して小さなダムだ。渓谷沿いの道に水圧管があったので発電ダムなんだろうけど、どれほどの発電量なんだろう。あんまり役に立ってなさそうだけど。

【藤河内渓谷キャンプ場】
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【藤河内渓谷】
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 そうこうしているうちに藤河内渓谷キャンプ場に着。
 藤河内渓谷はまだ紅葉には早く、3分から5分といったところ。
 本日は紅葉よりも、迫力ある渓谷の姿に感心した。
 ここからは元来た道を戻り、あとは日の暮れる前に延岡に帰るだけ。

……………………………………………
本日の走行距離:146.2km

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November 03, 2009

登山&サイクリング:行縢山南面ルート(崖下コース)

 本日は素晴らしい好天である。紅葉の時期でもあり、これは山に登らねばならない。
 午前中に仕事を終え、延岡のランドマークの山、行縢山へと向かう。

 行縢山はそんなに遠いところにある山でもないので、自転車で登山口まで行くことにする。
 山登りのための自転車ということで、ひさびさにジャイアント・グライドの登場。CambiagoやEPSのほうが走るのに楽に決まっているが、さすがにこれらのバイクを登山口に置きっぱなしにするのは社会通念上無茶な行為ゆえ、グライドの選択となる。

【延岡市内からの眺め】
River_side

 延岡市内を流れる大瀬川は、落ち鮎漁のまっさかりである。
 青空を背景に、特徴ある花崗岩の崖を立てている行縢山を望む。

【行縢山近景】
Middle_point

 適度に涼しい快適な気温のなか自転車を進めていくうち、だいぶ行縢山に近付いてきた。
 左の峰が雄岳で、右の少し低いほうが雌岳。この二つの峰の分かれ目に、名滝「行縢の滝」が流れ落ちている。

【登山口(行縢神社)】
Entrance

 100mほどの高さを登ったところで、登山口に着。
 行縢山と滝を御神体とする行縢神社が、その登山口になる。鳥居から先が登山道となっている。

【行縢山南面ルート入り口】
Course1

 半年ほど前に行縢山に登ったとき、頂上から岩壁を伝わってのびているルートをみつけ、途中まで下った。このルートが気になっていたので、今回はこの南面ルート(別名崖下コース)を使って登ることにする。
 鳥居からのルートと、駐車場からのルートが合流する部が南面ルートへの入り口となっている。丸で囲んだ「むかばき青少年自然の家」作成の標識がある。この標識は頂上まで、No.1からNo.20まで番号順に設置されている。これに加え、過剰なほどの赤テープや、他の登山グループが設置した白い標識があるので、それらを確認しながら登れば道には迷わない。

【崖下コース】
Course2

 先で示した入り口からは一回涸沢に入り、対岸に赤テープが目印の登山道があるので、それを登っていく。そしてすぐに行縢山の雄大な崖に突き当たる。南面コースはこの壁に沿って、高度をかせいでいくコースである。

【水場】
Course5

 崖に沿った道を進むうちに、水の流れる音が聞こえると、そこが水場だ。崖を伝わって、水が滴り落ちている。
ここからは登りがきつくなっていき、また足場も悪くなってくる。浮いた石に注意しながら、登っていく。

【尾根上方】
Under_sumitt

 岩がゴロゴロの道を登っていくうち、南に伸びている尾根に入る。そこからは雑木林の中であり、踏み跡がしっかりしていない道となるので、赤テープや標識を確認しながら進んでいく。やがて尾根も相当に登ると、ようやく雄岳に連なる岩が見えてくる。
 ここで今まで西側に向かっていた登山道は、東に向きを変える。頂上への近道に思える岩を直登したくなる気持ちを抑え、標識に沿って進むと眺望が開けてくる。

【行縢山の紅葉】
Red_leaf

 今日は紅葉も楽しみにしていたのだが、まだ時期は早く、この程度の紅葉のぐあいである。
 来週くらいはもっと色づいてくるであろう。
 しばし進むうち、頂上直下の岩場へと出る。

【頂上直下の岩場】
Course7

 この岩場はけっこう険しく、ロープが設置されている。落ちれば命が危ない箇所なので、注意深く登って行けば、ぽっかりと頂上に出る。

【行縢山雄岳頂上】
Course8

 そういうわけで、ようやく行縢山雄岳頂上に到着。1時間半かかってしまった。前に一般道で登ったときより時間がかかっているので、こちらのルートのほうが時間がかかるみたい。距離は短そうだけど。
 秋晴れのもと、東には延岡市、日向灘、南には脊梁山地の巨大な延々と山なみが連なっている。

【南面コース概略図】
Root_map

 南面コース地図を見るだけでは、概略があまり分からなかったが、登るとよく分かった。
 行縢山雄岳の南面は、巨大な崖に、尾根が南側からぶつかり、西側にせせり上がっていくような形しているのだが、登山道は、図の赤字で示すように、崖沿いのその尾根を登りつめていくコースなのである。

【雌岳への入り口】
Froot1

 雄岳に着いたのが午後3時だったので、あと行動できる時間は限られている。
 雄岳のついでに雌岳にも登りたかったが、ちょっと厳しいか。あと1時間行動できるところまで行動することにする。
 一般道に入り、鞍部をいったん下って、それから雌岳への分岐点に着いてから登り返すことにする。
 ここからの雌岳の道は南面ルートなみに荒れており、ルートファインディングが少々難しい。悪天候のときに登ってしまったら、たぶん迷ってしまうと思う。

【行縢の滝 展望所】
View_spot

 ある程度登ると稜線上に出る。基本的には木が茂っていて、あまり展望のきかない道であったが、ときどき眺めのよい岩場がある。そのなかでも一ヶ所、行縢の滝を眼下に望める場所は、絶好の展望所であった。

 雌岳のルートは、恐竜の背みたいなルートで、いくどもいくどもアップダウンを繰り返していく。あれが頂上だろうかと思ってピークに着くと、その奥にまたピークがあるという感じでいつまでたっても雌岳にたどりつく気配がない。
 そのうち午後四時になってしまったので、本日はここで進むのを中止して引き返す。べつだん、雌岳に登らねばならない理由はなにもない。

【行縢山駐車場】
Stop

 下山を急ぎ、登山口の駐車場に日の暮れる前に到着。
 登るときは4~5台の車が駐車していたが、さすがに午後5時に近い時間では、車が残っているはずもなかった。

【延岡市内夜景】
Full_moon

 国道218号線を自転車で走るうち日はどんどん傾いていく。延岡市内についたときには、太陽ははるか西の彼方に沈み、とっぷりと日は暮れた。
 そして東にはまんまるの満月が。
 澄んだ夜空に、皓々と月の輝く、今日は素敵な満月の夜なのであった。

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October 18, 2009

サイクリング:六峰街道+鮎やな見物

 天気がよく、涼しいこともあり、絶好のサイクリング日和である。
 10月も半ばを過ぎ、鮎の名所五ヶ瀬川には鮎やなが立っている時期となった。鮎やな場の見物がてら、この前途中まで行った六峰街道へまた行ってみることにする。時間の余裕があれば終点まで行ってみよう。

【大瀬川】
Nobeoka

 延岡市を発し、まずは大瀬川に沿って山へ向かっていく。
 大瀬川にも鮎を求める人が漁を行っている。パワーショベルで魚道を作り、そこを通る鮎を転がし釣りでひっかけるという、けっこう乱暴な漁法にて鮎を収穫しているとのことである。

【ETOランド遠景】
Eto_land

 国道218号線に移り山方面に入っていくと、ETOランドの風車が遠景として見えてくる。
 案外近そうであるが、…これが近くなかった。

【上水流鮎やな】
Kawaduru

 本日の目的、上水流鮎やな。
 川全体に竹や木で組んだ柵を設営して川幅を狭め、その狭めたところに簾を設けて、産卵のために汽水域に川を下ってくる鮎をそこに集めて捕える仕組み。鮎が大量にいる川でのみ出来る漁法である。
 しかし、近年は不景気のせいか、観光名所である鮎やなを訪れる人が減ってきており、例年は3つのやなが五ヶ瀬川に立つというのに、今年はこの川水流の鮎やな一つのみが営業。鮎にとっては有難いことかもしれんが、少々さびしい話。

 この鮎やなのあるところに橋がかかっており、それを超えて道なりに進んでいくと北方町の六峰街道の入り口に到る。ただ、その入り口は以前に使ったので、今回は別のルートでETOランドに登る予定とする。

【天馬大橋】
218r

 218号線をさらに進んでいくと、山側に登っていくバイパスが現れる。
 今回は218号線沿いにある物産館「よっちみろ屋」の近くの道に入ってからETOランドへ向かう予定なのだが、川沿いの道と218号線バイパスは「よっちみろ屋」のあるところで合流することに地図上なっているので、そのまま川沿いの道を進んでいく。しかし進むうち、218号線が川を横切る天馬大橋が見えてきた。ありゃりゃ、あの天馬大橋を過ぎたすぐの所に「よっちみろ屋」はあるのだが、この川沿いの道はそこには着かないぞ。2次元の地図では、これらの道は交わるのに、いざ現実の3次元の世界ではそれは上下に並行して決して交わることはなし。…ということは、この道を行っても「よっちみろ屋」には着かないわけだ。地図に騙されたわい。

【よっちみろ屋】
Shop

 五ヶ瀬川を超える橋はなかなか見当たらず、結局218号線の干支大橋のあたりまで行ったところに五ヶ瀬川にかかる小さな橋があったので、それを渡って218号線まで登って、「よっちみろ屋」まで戻った。
 218号線はあんまり車の通行量の多い国道ではないのだが、「よっちみろ屋」周辺は渋滞しており、店の駐車場は満車状態であった。そんなに人気のある店だったのか。何売ってるんだろ。

【林道】
Road1

 「よっちみろ屋」を少し過ぎたところで林道に入り、ETOランドへ向かう。この道は、ずいぶんと狭く、車で行くなら軽自動車じゃないと離合も大変に思える。登ったり下ったりするうち、地図上でETOランド方向に伸びている道の分岐に着いたが、どうも変だ。

【分岐点】
Road2

【標識拡大図】
Board

 この道は地図上はETOランドに行くはずだが、標識にはそのようなことは何も書いていない。標識に書いてある目的地「清水峠集材場」って、ようするにこの山で伐採した木材を積み上げている所なんだろうけど、そこが終点で、そこで行き止まりになっては、そこまでの上り道4kmを行った体力が無駄使いになってしまう。
 こういう怪しい道を行く根性と勇気は出ず、ETOランドへ向かう道への標識のある枝道を探し、さらに林道を進んでいくが、枝道はいくらでもあるものの、どれも何の標識もなく、だらだら進むうちに元の上水流やなのところに戻ってしまった。
 やれやれである。
 そこから坂を登っていって、トンネルを超えるてすぐのところに六峰街道の入り口がある。

【六峰街道入口】
Entrance

 結局、無駄な大回りをしたのちここに来てしまった。
 前回走った道をただただ登って行くうち、ETOランドに到着。

【ETOランド】
Sumitt

 巨大な風車があり、ゴーカート乗り場もあり、バンガローもあり、芝スキー場もあるという立派なレジャーランドであるが、…人はいない。相変わらずの閑散ぶり。

【中小屋天文台】
Observatory

 六峰街道にはいくつかのランドマークがあり、ETOランドに続く2番目のランドマークがこの天文台。空気の澄んでいるところではあるので、星はよく見えるであろうが、あんまり使われている形跡のない天文台ではあった。

【真弓岳方面】
Sky_view

 天文台より西の方角を見る。六峰街道はいくつかの山をこれからも越えていくのだが、奥に見える山がたぶん3つ目のランドマークの真弓岳と思われる。
 六峰街道はまだまだ道の半ばであり、終点の五ヶ瀬町まではあと30数キロ残っている。今の時間がすでに午後3時なので、このまま進むと、五ヶ瀬に着くころには日が暮れるのは確実だな。「よっちみろ屋」あたりの時間のロスが痛かった。
 暗闇のなかの林道を無理に自転車で進むと、ろくでもない目に会う可能性が高く、(経験者は語る)、本日の六峰街道サイクリングはこのあたりで止めることにする。
帰りは210号線を使って北郷まで下りていった。

 さて、次はいつ六峰街道にトライするべきか。日はどんどん短くなっているので、早いうちに再トライする必要はあるのだが…


 本日の走行距離:112.3km

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September 13, 2009

サイクリング:六峰街道(北方町~速日峰ETOランド~あじさいロード)

 六峰街道は延岡市から五ヶ瀬町まで1000m級の6つの山をつないで走っている、総延長57kmにおよぶ林道である。春のアケボノツツジ、秋の紅葉が美しいことから、ドライビングコースとして人気のあるスカイラインだ。

 この六峰街道を全て走ると充実したサイクリングが楽しめそうだが、本日はその時間がないので、最初の山頂であるETOランドまでのサイクリングにとどめる予定として、出発。

【六峰街道起点】
Entrance

 延岡側の六峰街道起点はここから始まる。ETOランドまで9kmという標識があり、ETOランドに着くまで1kmごとにあと○kmという標識が出てくるので、親切な道ではある。

【六峰街道1】
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 六峰街道は起点からETOランドまでの9kmはずっと登り坂である。距離が長いぶん、傾斜は緩やかで、感覚的には5~7%の坂がずっと続くという感じだ。立ち漕ぎが必要になるような激しい坂はほとんどなかった。林道としては珍しいパターン。

【ETOランド遠景】
Windmill

 ETOランドがどのようなものかは全然知らなかったのだが、坂を行くうち、いきなり正面に風車が出現。たぶんあそこがETOランドであろう。標高にしてあと200mは登らねばならんな。

【ETOランド】
Eto_park

 だらだらした坂を登っていくうちに、ようやく頂上近くに着き、ここがやっぱりETOランド、標高868m。途中で見かけたとおりに大きな風車があった。広い施設内に宿泊施設、草スキー場、ゴーカート、ジェットコースター等の設備があり、かなり大規模なレジャーランドなのであるが、行楽客は少なく、寂れておりました。九州は、バブルの時の勢いで作ってしまい、客が集まることもなく寂れ、そのまま幽霊屋敷と化してしまいつつあるテーマパークもどきが多いけど、これもその一つか。

【六峰街道】
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 ETOランドまで登りきれば、あとは稜線沿いに小さなアップダウンを繰り返して行く快適な道が続いている。このまま終点まで行きたいものだが、それは秋の紅葉の時期の楽しみに取っておくことにしよう。

【大善自然公園1】
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【大善自然公園2】
Wonder_park2

 ETOランドを少し過ぎたところに、忽然とこのような象の置物が現れる。もう少し進めると、「大善自然公園」との標識を掲げた門があり、その両脇に象の置物を設置しているのが分かる。
 街道入り口の地図にはこのような施設の名前は掲載されていなかったので、少し驚き。なんともB級スポットあるいは不思議物件のにおいがぷんぷんとする施設であり、中を調べたくなるが、門は施錠しており訪問不可能。
いったいどういう施設なのであろうと、帰ってネットで検索するも、なんの情報もなく、まったく詳細不明な施設であった。

【あじさいロード入口】
Exit

 六峰街道の次の目標物「中小屋天文台」の手前に、宇納間へと下りて行く「あじさいロード」が分岐している。本日はここを使って帰ることにする。「あじさいロード」は名前の通り道の脇にあじさいが植えられており、梅雨時などはあじさいが咲きみだれ、観光名所となっているわけだが、今の季節は彼岸花がぽつんぽつんと咲いているのみであった。

【あじさいロードの彼岸花】
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 あじさいロードはETOランドへの道とは異なり、かなり急傾斜の道で劇坂が続いている。ここを使って、六峰街道に登ろうとするなら、かなりの脚力が必要になると思われる。

【あじさいロード出口】
Exit2

 宇納間側からすると、こちらがあじさいロードへの入り口となる。ここからは坂もゆるやかになり、また道も少しは広くなり走りやすくなる。あとはただ延岡へ向かって淡々とペダルを漕いでいくのみ。


 本日の走行距離:78.1km

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September 05, 2009

サイクリング: 宮崎市~延岡(国道10号線)

 宮崎から延岡までは自転車で行くとなると、西都まわりで日向市の山の方向に出て五ヶ瀬川につきあたってそこからおりてくるのが、道が変化に富んでいて楽しそうだし、車も少ないだろうから、これが適切なルートと思われる。しかし、今はまだ9月上旬。8月を過ぎたとはいえ、まだ残暑のなか。暑いったらありゃしないなかを回り道をして長時間自転車漕ぐ気はしないので、最短距離である国道10号線を使って北上することにする。国道10号線は東九州の幹線道路であり、車の交通量が多いので、自転車で走るには楽しくもなんともない道であるが、やむをえない。

【宮崎市内】
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 本日は無駄に天気がよく、雲とてない見事な快晴であり日差しが強い。アスファルトは太陽光をしっかりと受け止め熱い道と化し、空間には暑さが満ち満ちている。そんななかを自転車を漕いでいると、汗がいくらでも出てくる。脱水予防のために水分を適宜補給しながらの自転車行。ペットボトル内の飲料水はすぐ無くなるが、国道10号線は幹線道路のため、道沿いにコンビニやら自販機がいくらでもあるので、ただちに冷たいペットボトル飲料が補給できるのはありがたかった。

【中間点過ぎ】
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 国道10号線は古くからある道路なので、かえって道の整備がよくない。路側帯が狭いところが多く、そこを自転車で走行せねばならず、横をトラックが駆け抜けるときなどは、すぐ傍なので、巻きこまれそうになってけっこう怖い。サイクリングにはまったく向いていない道路だ。
 しかしところどころバイパスを作って道が新しくなっているところがあり、そこは道幅も広く、道路の舗装もしっかりとしているので、快的に自転車を飛ばせる。
 そして時速30km以上を出すと、ロードバイクの良さがよく分かってくる。姿勢が前傾なので、風の中をすり抜けていくという感じになり、風圧が邪魔をしない。これは楽だな。

 暑いなか、ペットボトル飲料をどんどん消費しながら自転車を走らせるうち、中間点を過ぎたみたいで、延岡まであと40kmという道路標識が現れてきた。
 まだまだあるぜ。

【道の駅 日向】
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 国道10号線は車ではよく走っており、道路の状況は知っている。
 ドライブでの休憩ポイントは、「道の駅日向」くらいしかないと思っていたけど、自転車でもここくらいしかなかった。Webで調べると、「ひょっとこ踊り」が名物のパーキングのようだが、いつもやっているというわけではない。

【日向市 塩見大橋】
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 日向市に到着することには夕暮れとなる。やっと涼しくなってきて、自転車を漕ぐに問題ない気温となる。
 ここからは快調に自転車を飛ばし、延岡に到着。

 87kmの距離を3時間50分で走破。平均時速は22.5km。
 暑い気候と車の多い路線という悪条件のなか、初めてのロードバイク走にしては、まあまあのものであろう。

 さあ、なにはともあれ、ビールだ。ビールだ。


(追記)
 「りんりん館店主」、「輝ける黄昏を目指して氏」も私が無事に延岡にたどり着けるか心配されていたとのこと。たしかに、使い方の難しいロードバイクに初めて乗って、いきなり幹線道路80km以上の距離を走るのは、少々無理のある行為であった。じっさいに乗っている最中、ポジションの取り方、シフトチェンジの仕方、いろいろ試行錯誤していたわけで、うまくいかないときは下手すりゃ転倒して、とんでもない目にあっていた可能性もあった。
 もう若くもないのだから、これからは慎重なサイクリングを心がけることにしよう。…たぶん、心がけるだけで終わるのだろうけど。

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Colnago EPSがやってきた

 私の今愛用している自転車は、Colnago Cambiago というクロスバイクである。このバイクは実にスピードの出るバイクであり、また全体のバランスもいいので、よく曲がり、よく止まる。乗っていてとても気持ちのよいバイクだ。他のバイクのことはあんまり知らないのだけど、世評とあわせて考えると、Cambiagoはクロスバイクの最高峰といってよいほどのhigh performanceを誇るバイクといえる。

 しかしクロスバイクというのは、これほどのhigh performanceのバイクに乗って始めて分かったのだが、それなりに欠点があった。ハンドルがフラットなので、姿勢が似たようなものしかとれず、100kmを越える距離のロングライドをすると上半身が妙にこり、どうにも途中から不愉快になってしまう。また前傾姿勢がとりにくいので、時速30kmを越えて走ると、風の抵抗をもろに受け、巡航しているうちに疲れてしまう。クロスバイクは50kmくらいの距離を、25km/hrくらいの速度で走るぶんには理想的なバイクなのだろうが、ある程度の速度で巡航しながらのロングライドをするには、やはりロードバイクが必要になるのだ。

 サイクリストは一度は必ず、ロードバイクに乗りたくなるというが、その轍に私もはまってしまったようだ。

 さてロードバイクに乗るとして、クロスバイクCambiagoのハンドルをドロップハンドルに変えればロードバイクになるかといえば、そういうものでもないらしい。クロスバイクはロードバイクとフレームからして別物であるからだ。

 そういうわけで、ニューバイクを購入しなければならない。
 数あまたあるロードバイクのうち、初めてのロードバイクはいったい何を選ぶべきか?
 結論は決まっている。

 Cambiagoがコルナゴのクロスバイクのフラッグシップバイクであったからには、ロードバイクもそれにあわせて、コルナゴのフラッグシップバイクにしなければならない。当然、そのバイクはColnago EPSとなる。
 コルナゴ・EPS。このバイクはすごいですよ。詳細は省くが、というか詳細を知らないのだが、EPSというのは「extreme power super」の略であり、それだけですごさが伝わっている。だいたいが、世界でトップレベルにあるコルナゴ社の、最上級モデルのバイクがすごくないわけはない。まあ、とりあえず実際のすごさは乗ってみれば分かるはずだから、そのすごさについては、おいおいと伝えていきたい。(要するになにがすごいのか、まだ知らないのであります。でもCambiagoがあんなにすごいクロスバイクであった以上、EPSがすごいロードバイクでないわけがない)

 EPSを購入することに決め、宮崎市のりんりん館へ注文をだす。日本にそんなに数があるバイクでもなく、輸入しないといけないだろうから、3ヶ月待ちくらいに思っていたが、なんと1ヶ月もしないうちにフレームが到着し、本日バイクが完成との連絡あり。

 9月上旬に完成っすかあ。参ったな。予定では涼しくなった10月過ぎにバイクが来て、それに乗って延岡まで帰るつもりだったのだが、今はまだまだ暑い。この暑い中、サイクリングはいやだ。だいたい7月からは暑さゆえにサイクリングしてないし。
 といって、車に積んで持って来るのも気がのらない。自転車は走らせてなんぼのもの。自転車で走行できる距離をわざわざ車で運ぶのはナンセンスな気がするし、だいたい私のサイクリスト魂が、車での搬送を拒否してしまう。お前にサイクリスト魂なんてあったのかいと言われると、まあほんとのところ自信などないのだが。

 とりあえずJRで宮崎市に行き、そこでEPSを受け取り軽快にLet’s Go!

 …のはずだったが、ロードバイクってポジションの取り方やら、ギアチェンジのやり方が今までのクロスバイクと相当に変わっており、進むこと100メートルもしないうちに、ギアチェンジに失敗し、フロントのチェーンが外れてしまった。チェーンをはめなおして走りだすも、またギアチェンジに失敗しチェーンが外れる。どうにも困っていると、先ほどりんりん館を訪れていて雑談をした「輝ける黄昏を目指して」氏が車で通りかかり、自転車を調べて、助け舟を出してくれた。ギアチェンジの微妙な設定が玄人向けになっているみたいであった。これは私には制御は無理なので、またりんりん館に戻り、設定を素人向けに変えてもらい、再出発。

 さて、慣れぬロードバイクで、87kmの道を行くぞう。

【りんりん館 出発前のEPS】
Eps


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June 27, 2009

サイクリング:宇納間地蔵尊@美郷町

 宇納間と書いて「うなま」と読む。
 延岡市の居酒屋「くらや」で、うなま地鶏という妙な名前の地鶏の刺身を初めて食べたところ、これが地頭鶏なみの味の濃い地鶏であって、相当に手間隙をかけて育てた地鶏なのは明らかであるが、その旨さのわりに、さほど名が広まっていないのは残念なことに思った。「うなま」って何なんですかと店主に聞くと、北郷の一地区の地名であり、そこでじっくりと鶏を育てており、その地名をつけた鶏を入荷しているとのこと。北郷は宮崎市のさらに南なので、また妙なところから仕入れていますねえと言うと、北郷という名の地は他にもあり、近くの美郷町にもあるんですとの答えであった。

 とりあえず、「うなま地鶏」について調べてみようと、「美郷町」および「うなま」で検索すると、まずは「宇納間地蔵尊」がひっかかる。宇納間地蔵尊は奈良時代の名僧行基が彫ったと伝えられる由緒ある仏であり、それを本尊としているのが全長寺である。全長寺は美郷町北郷地区を見下ろすことができる小高い丘を寺領としており、その頂上に宇納間地蔵尊を祀っている。頂上までは山門をくぐって、1年間を象徴する365段の階段を登っていく必要があるとのこと。
 …365段って、けっこう登り甲斐のある階段だよなあ。あんがいその規模の階段って、(熊本中央町の釈迦院みたいなのは論外として)、珍しいものと思い、登ってみたくなった。
 宇納間まではサイクリング往復に丁度いいくらいの距離であり、サイクリングがてら階段を登ってみることにしよう。
 地鶏については、もうどうでもよくなったので、それ以上調べてはいない。

 延岡からは、北方ゴルフ場の傍を通って、国道388号線に入り、宇納間を目指す。この388号線、宮崎にはよくあることとは言え、広々とした二車線で、路面もていねいに舗装されていて走りやすく、さらに自動車の走行量も少なく、自転車で走るのがとても気持ちのいい道だ。宮崎の田舎道って、自転車のためにあるんじゃないのか、と思ってしまうようないい道がとても多い。宮崎は「自転車王国宮崎」とか称して、全国に宣伝してローディを集めてもいいくらいに、素晴らしい道をいっぱい持っている。
 まじめな話、地鶏とかマンゴーとか、通販で済むようなものよりも、宮崎に来て楽しむしかないようなものに宣伝の力を入れたほうが、地元は潤うと思うなり。

 その388号線は、自転車乗りは誰しも気持ちのいい道と思うらしく、今日は天気が悪いのに、何人ものロードレーサーとすれ違ったり、追い抜かれるなりした。そのうちの一人は、平坦な道を時速40kmオーバーで巡航し、私を追い抜いたのち、あれよあれよという間に見えなくなってしまい、鍛え上げたアスリートのすごさに感心してしまったわい。

【五十鈴川】
Isuzu_river

 宇納間への途中、北郷区の「道の泉」あたりからは、道路横の五十鈴川が渓谷となり、だいぶ山奥まで来たのだなあという気持ちになる。この渓谷を眺めながら道を進めると、やがてT字路に突き当たり、そこが全長寺だ。

【全長寺】
Temple_unama

 さて、ここからが本日の目的の365階段。
 自転車を駐車場に停め、登っていこう。

【階段】
Year_stairs

 階段を登るというのは地味な行為であり、こういう階段がずっと続く。
 365階段、けっこうハードです。

【山頂 地蔵尊】
Jizo

 365階段を登りきって、地蔵尊を祀る地蔵堂があるわけだが、由緒ある地蔵本尊は60年に一度しか開帳しない秘仏であるため、扉は閉ざされている。その代わりというわけでもないのだろうが、賽銭箱前に、16体の小さな地蔵が並んでいる。これって、けっこう珍しい風景では。

【宇納間の町】
Unama_town

 全長寺より眺める宇納間の町。
 山間の静かな町という風情がいいです。
 この小さな町も、宇納間地蔵尊本祭のときは、3万人の人が集まるそうで、どこに車を停めるのだろうとか思ってしまった。

 帰りはまた388号線を戻る。
 今日はロードレーサーの多い日であり、帰り道またロードレーサーに追い抜かれてしまった。今度の人は35kmくらいのスピードだったので、これなら俺でもついて行けると思ってしまい、(往路でとんでもない速さで駆け抜けていったロードレーサーがショックだったのである)、ついつい追いかけていって、しばらく同じ速度で後ろを走らせてもらった。今思うに、先行者、知らぬ者にいきなりついて来られ、後ろにはりつかれ巡航されては、さぞ不気味に思っただろうなあ。自転車倶楽部という名前の入ったレースシャツを着たお兄さん、どうもすみませんでした。
 市街地に入ったところで、道が二手に分かれ、そこで先行するロードレーサーとは別れ、帰宅への道をたどる。

本日の走行距離 58.3km

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June 06, 2009

サイクリング 遠見半島・桃源郷岬

 延岡の海岸線は二つの半島に囲まれており、北側の半島は名前はないようだが、南側は名前がついており、「遠見半島」がその名前だ。風景が遠くまで見ることができることから名づけられたと思われる「遠見」は、絶景が期待できる名前のため、他の地域にも同じような名の半島がありそうだが、検索するとここしかヒットせず、そんなすごい名称を独占するとは、運のよい半島である。
 しかし、訪れてみれば、眺めはたしかにいいものの、県北の他の半島を明らかに凌駕する風景を持つとは思えず、名前負けしている感は否めない。おそらくは、なんらかの歴史的背景が加味されて、そういうすごい名前を持つことになったんじゃないのだろうか? そのうち、調べてみることにしよう。

 さて、その遠見半島を訪れてみたときの記録。

【半島の入り口】
Tophmi_peninsula

 国道10号線から遠見半島方面に入り、平坦な道を行くうち、小高い山が見えてくる。ここらが遠見半島の入り口にあたり、半島とはたいていは山なので、登山口みたいなところだ。左手に見える山が「遠見山」で、この標高308mの山の山麓が遠見半島ということになる。

【遠見山】
Tohmi_mountain

 海岸の近くなのに傾斜が激しいのは、県北の海岸沿いの道の常道のパターンであり、今回もそれを踏襲。6月に入り、気温も暑くなってきたなか、懸命にペダルを回し、汗をかきかき、なんとか遠見山山頂に到着。

【日向灘】
Kadokawa_town

 遠見山山頂より望む日向灘の景色。
 県北特有の、いくつもの尾根が海に入って湾を形成している姿が見える。平地はその間の狭い中洲みたいなところにしかなく、こういうところに10万人以上の住民が住む都市があるのだから、いろいろな意味でたいしたことと思う。
 東九州は交通の不便なところで、東国原知事は高速道路の早期開通を、政府に嘆願しているが、この地形を生で見ると、ここに高速道路をつくるには、多数の尾根をいちいち貫く必要があり、例えて言えば、ピアノの鍵盤の黒鍵を全部ぶち抜くような難工事が要されるわけで、費用対効果の点で言えば、とてもペイするとは思えないなあ。

【桃源郷岬 あじさい畑遠景】
Hydrangea_garden


【桃源郷岬 あじさい畑近景】
Hydrangea

 
 先ほど、遠見半島は、名前のわりにはたいした風景が広がっているわけではないと書いたが、遠くでなく、近くではすごい風景が存在していた。
 山頂手前に、「桃源郷岬 あじさい」とか書いた案内板があり、林道を下っていけばその桃源郷岬に着けるとのことだ。何の予備知識もない「桃源郷岬」であったが、あじさいは、今が旬であるので、見て損はないであろうと思い、行ってみた。
 着いてみれば、ちょっとした観光名所にはなっているようで、辺鄙な場所なのに車が10台ほど停まっていた。でも、ここを自転車で訪れる人はあまりいないらしく、入園料徴収の係りの人は少し驚いていた。

 この「桃源郷岬」、地元の好きものの人が、岬を花で埋め尽くそうと、まずはあじさいを主体に、ひたすら植え続けた所であり、6月になり、岬はあじさいの花で満ちている。
 写真は、岬の平地に集団で植えられたあじさい畑であるが、これだけでもすごい風景なのに、ここ以外の傾斜地や崖にも、あじさいの花(+他の亜熱帯性植物)が咲き乱れていた。この「岬を花で埋め尽くす」計画は、まだまだ実行の途中であり、数年後に訪れると、もっとすごいことになっていそう。
 ここは、また今の時期に訪れたいです。

【土々呂駅】
Totoro_station


 帰りは半島を北側に抜ける道を行く。
 その抜けたところには、漁業が盛んな「土々呂」という町があり、「土々呂駅」もある。
 その地名を聞けば誰だって、洒落でトトロ人形くらい飾ってあるだろうと思うであろう。私も当然そう思い、ついでなので土々呂駅に寄ったが、…なにもなかった。
 ある意味、JR九州はまじめなんでしょうが、でも隣の大分県宇目町の轟(ととろ)バス停が、トトロを使って観光客を集めているのを考えると、せっかく「ととろ」という名前があるのに、もったいないと思わぬこともない。もうちょっと商売気を出してもいいでないのかい。

 本日の走行距離 38.5km

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May 23, 2009

サイクリング 延岡北海岸

 宮崎県北の海岸線は複雑で変化に富んでおり、風景として特徴あるものになっている。
 眺めていて楽しい海岸線であり、いく度も訪れたくなる地である。ただし自転車で行くとアップダウンが激しい道が続くため、相当にきついのが難ではある。
 難ではあるが、あの美しい海岸線を見ながらのサイクリングは、きつくとも魅力的であり、天気もいいこともあって、出かけてみた。

【常夜灯】
Light_tower

 県道388号線を北上し、川島町でリアスラインと別れて右に曲がって212号線に入り、そこからは平坦な海岸線を行く。右手は延岡港であり、港の入り口付近に、「常夜灯」なる、江戸時代に作られた夜通し灯りをともしていた灯台が立っている。延岡って、旭化成が来てから町として成り立ったくらいに思っていたけど、それよりもはるかに古い時代から、重要な港町として成立していたんだなと、ちょいと感心。も少し詳しく、当地の歴史について勉強してみる気になった。

【海岸線の道】
Seaside_way

 港沿いの道を突き詰めると、半島部に到り、道は高度を上げてい、側は海である崖に刻まれた道を行くことになる。県北の海岸線は、このパターンばかりだ。適度なアップダウンを繰り返して徐々に高度が上がっていったのち、道は一挙に下りに入り、海を横目に見ながら自転車を漕いでいくうち、小さな港に到達。

【安井町漁港】
Small_port_3

 ここできつい道が終わりということではなく、向こうの山に刻まれた道をまた登り返さねばならないのは、県北の海岸線のルートのいつものパターンである。
 ある程度行ったのち、道は海岸線から離れ、山の中に突入。えんえんと続く坂を登るうちに、ようやく名もなき峠に着き、そこからは一挙に下り、ここから先はきついところはない。
 あとはお気楽ロードを辿って、戻るのみ。

【田植えの準備】
White_egret

 道の途中、少し面白い風景あり。
 田植えを控え、耕運機で田を整備しているのだけど、そのはずれに白鷺が幾羽も集い、餌をついばんでいる。耕運機で田を攪拌したときに、小魚や虫のたぐいが掘り出され、それを食べるために集まっているんでしょうな。
「ゴンベが種撒きゃ、カラスがほじくる」という童謡があるけど、べつだん種撒かなくとも、田あるいは畑を耕すだけで、鳥は集まってくるわけです。
 季節はもう少しすると梅雨を迎え、それに備えての田植えの準備。
 自転車でうろちょろすると、季節の推移を、五感全てに鋭敏に感じることができます。これも、自転車の楽しみの一つです。

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May 02, 2009

サイクリング:日向岬

 今回は海方面へサイクリングに行く。
 北浦の海岸線と並んで、日向市の海岸線は変化に富んでいて、観光名所となっていることから、そこを目指す。
日向までは国道10号線を利用。歩道がずいぶんと広い道路であり、この歩道はたぶん自転車も使っていい兼用の道路みたいなので、車の交通量の多いところでは遠慮なく歩道を使わせてもらう。歩道とはいえ、歩行者の数じたいが少ないので、自転車専用道路みたいになっており、このあたりは「自転車にやさしい」つくりの国道となっていた。宮崎市に近づくと、まったくやさしくなくなってしまう国道10号線なのではあるが。

 日向市に入り、岬の方向へ向けて適当に走らせていくと海岸線に突き当り、標識に従って「馬ヶ背」を目指す。

 岬の突端であるはずの「馬ヶ背」への標識へ従って進んでいくも、なぜか道は上へ上へと登っていく。岬は小高い場所ゆえ上るのは不思議はないが、それにしては海岸線から離れていくのが不思議だ。まあ、登ってもたいした距離ではなかろうと思ったが、なんのなんのきつい坂が延々と続いていき、なぜか日向岬の頂点である「米の山展望台」に到着。200メートルくらい登ったな。

【米の山展望台からの眺め】
1

 日向灘が眼下一面に広がっている。空気が澄んでいたなら、四国も見えたのだろうけど、本日はすこし霞がかかっており、そこまでは見えなかった。

 米の山を下り、あらためて「馬ヶ背」を目指す。
 リアス式海岸の特徴のアップダウンの多い海岸線を走るうちに、「クルスの海」なる観光名所が出現。クルスとはなんであろう、と思ったけど、風景を見れば容易に十字のことと判明。
 これは面白い。たぶん日本でもここくらいにしかない光景ではないのだろうか?
 流れが一方向しかない海において、このように直交して、岩が切られる物理法則がよく分からない。かなり珍しい現象と思われる。

【クルスの海】
2

 見事な十字である。
 地元では、この十字と、傍の小岩(○)を足して、「○十」の形にして、「叶う」と読み、「ここで祈りをささげると願いが叶う」との伝承があり、その助けとして、祈りをささげたのちに鳴らす鐘が置いてあります。

 クルスの海を過ぎ、またアップダウンのきつい道を走るうちに、ようやく「馬ヶ背」駐車場に着く。ここからは徒歩で、海岸線まで歩く。
 日向岬一番の名勝である、柱状岩は歩いて5分くらいの場所にある。

【馬ヶ背前 柱状岩】
3

 海より垂直にそびえる、何百本もの岩の柱は、迫力あります。高千穂峡に似た風景であるが、海の波が柱に次々にぶつかりくだける様は、あちらの静に対し動的な風景を形成しています。
 この柱状岩が「馬ヶ背」というわけでなく、ここをさらに過ぎた、痩せた岬が「馬ヶ背」であり、眺め良好。

 馬ヶ背を過ぎると、観光ポイントはおおむね終了。
 あとは元来た道を帰路にとるのみ。

 本日の走行距離:56.7km

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April 26, 2009

サイクリング:祝子川~大崩山登山口

 延岡から自転車で容易(?)に行ける大きな山としては、まず大崩山があげられる。山頂まで行くのはもちろん無理だが、標高600メートルくらいの高さにある登山口までは舗装道が続いており、ゆったりと登っていく坂道が楽しめそうなルートである。先週は海沿いの道を行ったので、今回は山方面を走りたい。
 しかし、本日は台風なみの威力を持つ二つ玉低気圧が日本列島を縦断し、その気圧相応のやはり台風なみの暴風が吹き荒れ、とても外出する気分になれない。しかし、午後になって風が弱まってきたので、午後4時を過ぎて出かけることにする。

【祝子川】
Houri_river_1

 最初のころは祝子川はゆったりとした流れの川である。道はずっと川沿いを走ることになる。

【案山子】
Kakashi

 行程の半分くらいで、このような案山子の群れが出迎えてくれる。周囲に田圃があるというわけではなく、いまいち存在意義が不明な案山子だ。

【祝子川】
Houri_river2

 祝子川も中流を過ぎると、渓流のような雰囲気になってくる。ボルダリングに適した岩がゴロゴロと転がっていて、もう少し交通の便のいい地であれば、ボルダー人気の好スポットになれたかもしれない。

 上流になるにつれ、岩のサイズも大きくなってくるが、突然にダムが現れ、ダム以後はダム湖周辺の平坦な道を行くことになる。1.5kmほど平坦な道を行き、ダムから離れると、廃校になった小中学校の建物が、廃校の記念の碑とともにあり、少々の物悲しさを感じさせる。とはいえ、この人家もほとんどないようなところに、5年前まで学校が存続していたことのほうが不思議にも思える。かつては林業などが盛んだったのだろうか?

【祝子川温泉「美人の湯」】
Hot_spring

 学校の跡地を過ぎると、また坂が始まり、しばらくして大崩山登山者のための茶屋が現れる。オデンのいい匂いをかぎながら、さらに坂を登っていくと、「美人の湯」と名付けられた温泉施設に到着。
 大崩山は水場の不便なところで、前泊して登る人は、以前はここよりはるか上の渓流沿いの大崩山荘まで登って泊っていたけど、今はこの温泉施設ができたので、ここで車中泊するのが主流になっているようだ。

【登山口への道】
Hoto_spring2

【大崩山登山口】
Mountain_entrance

 大崩山登山口はまだまだ上にあるので、自転車を漕いで登っていく。山のなかの道なので、日暮れ近い時間にはそうとうに暗くなっている。登山口に着いたころは、ライトを点灯する必要があった。

【山間の家】
Houses

 山道を抜けると、山なかは、薄暮の風景。
 ぽつんぽつんと立つ民宿や人家に明かりが灯って、風情ある風景となっている。

 山は日暮れも早い。下るうちに本格的に暗くなってしまった。そして当たり前のことながら、暗いと道がよく見えない。ライトつけていても、そんなによくは見えない。そして、こういう山間の道は、崖から石がよく転がってきて落ちているので、それにタイヤの前輪を当てることが多くなり、衝撃がそのたびガツンと自転車に伝わる。そして、数度目の衝撃で、危惧していたパンクが生じてしまった。
 自転車は移動のデバイスとしては抜群のものであるが、パンクしてしまうと、一挙にただの金属とゴムの塊になってしまうんだよなあ。
 とりあえずは、パンクを修理して、移動のデバイスに復活させないといけないのだが、…さて困った。パンクの道具は持ってきてはいるものの、明りがない。今ある明りは自転車のライトしかないのだが、パンク修理にはけっこうなスペースがいるので、それを照らすには光量が足りない。いや慣れている人は、その程度の明かりでも簡単に治せるだろうけど、私は自慢じゃないが、パンク修理は中学生のときにやったきり、30年以上やったことがないので、その程度の明りで修理を遂行する自信などない。
 仕方なく、街灯なり自販機なりの、しっかりした明りのあるところまで自転車を押して歩くことにする。しかし、とんでもないところでパンクしてしまったなあ。祝子ダムを2kmくらい過ぎたところでパンクしたわけだが、ここから10knくらいは人家がなかった記憶がある。下りなので、押して歩くのは楽だけど、真っ暗な道をただただ押していくのはまったく面白くない。
 面白くない、面白くない、と念仏のように唱えながら自転車を押すうち、やはり記憶通り10kmくらい歩いたところで、ようやく灯りが見えてきた。山の中の灯りにふさわしく、いまどき珍しい白熱灯であった。
 山の中で突然に電灯を見つけたときの感銘を、梶井基次郎は名短編「闇の絵巻」で「バーンとシンバルを鳴らしたような」と表現しているが、私にはそのような詩的興奮は湧かず、やれやれようやく到着かよ、と極めて即物的感想をもったのみ。

 クロスバイクのパンク修理は、本を読めば(1)タイヤを外す (2)チューブをタイヤから引き出す (3)予備のチューブをタイヤに押し込む (4)チューブに空気を入れる の4段階で行う。さらに、自転車、タイヤの性状により、修理のパターンは変わってくることがあるので、自転車を購入したときは一回は練習をしなければならないとも書いていて、それはもっともだと思った。思いはしたが、本で読むと修理は簡単そうだったので、ぶっつけ本番でもよかろうと思い、パンク修理セットと交換用チューブを通販で買っただけで満足し、そのままにしていた。

【修理1】
Bike1

 さて修理だ。まずは電灯の明かりのもと、自転車からタイヤを外し、チューブを抜きだす。そして予備チューブを入れて、タイヤをセット。うん、やっぱり簡単だな。あとは空気を入れるのみ。

 …しかし、ここでトラブル発生。予備チューブは、バルブの長さが短く、空気入れのアダプターがうまくセットできない。

【左が予備チューブ 右が元のチューブ】
Valve_3

 これは困った。タイヤにチューブがうまくセットできても、空気が入らなければただのゴムである。ただのゴムでは自転車は走らない。それでは、ここからまた家まで15km歩くことになる。それは勘弁してほしい。
 バルブの長さを変えるために、根性でバルブを引き上げ、ナットできつく固定すると、なんとかアダプターの底にバルブの先が届き、空気が入っていった。

【自転車と電灯】
Bike2

 前輪を装着して、やっと修理完了。30分の悪戦苦闘であった。
 ちなみにここは人家の前であって、いきなり家の前の電灯に止まり、ガチャガチャ作業を始めた男に気付いたら、挙動不審者と怪しむのではと思い、一言挨拶しようかとも考えたが、でも見たなら、自転車を修理中だというのは一目瞭然だろうから、気にせずに修理を続けることにした。
 修理を終え、自転車に乗って、道を進んでいく。乗って漕ぐことのできる自転車の、なんと素晴らしきことか。

 今回の教訓
(1) 夜にサイクリングをすることが予想されるときは、アクシデントに備えて、ヘッドランプを携帯しよう。
(2) パンク修理は、やはり予備練習が必要です。

 帰宅して、空気入りの不十分な前輪に、足踏み式の空気入れを使い、規定の6.5気圧まで空気を入れておいた。すると10分ほどしてバーンという爆発音が。なんと、空気圧に耐えられずにバーストしてしまっていた。後ろのタイヤも同様に調整しておいたが、なにも起きていないのにいい。
 通販のチューブ、ぜんぜん駄目じゃん。

 おまけの教訓
(3)自転車チューブは純正品を買いましょう。

本日の走行距離:72km (うち歩行距離約10km)

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April 18, 2009

サイクリング 日豊リアスライン(須美江~北浦)

 よく晴れた日ではあるが、気温が高く、初夏なみの陽気。自転車の大敵は暑さであり、山方面に向かうと、坂を登るときに汗を大量にかいて、ばてそうだ。最近寝不足の日が続いており、体力は低下気味。それゆえ、海風を期待して海岸線ぞいに走ることにする。海沿いなので坂もあまりないだろうから、汗をかくことも少なく、海風を浴びての涼しいサイクリングを楽しめるであろう。
 いざ、県北の北浦町を目指して出発。

 しかし楽をしようと思って計画を立てると、痛い目にあうのがいつものパターンなのであり、今回も同じ轍を踏んでしまった。川島橋を超えてここから海に向かうと思いきや、小高い山へ向かって国道388号線は登っていく。これがけっこうな坂で、10%を超えると思われる傾斜の坂がところどころ出現し、そして車の交通量が多いので、楽なライン取りができず、イン側を曲がるときは、かなり力を込めてペダルを踏まないと登っていかない。これはきつい。ようやくにしてたどりついたトンネルが頂点である。

【最初のトンネル】
1

 ここからは下りになって山を抜け、国道388号線をいったん離れ、海に向かって行く。そして、いちばん下ったところでようやく海岸線に到着し、海水浴場に整備された海岸がみえる

【海城海水浴場】
2

 ここからは海沿いの道になるわけであり、期待していた「海風を浴びながらの、楽勝コース」になるはずである。しかし、ぜんぜん違った。というより、「日豊リアスライン」という名前をまじめに考えれば、楽勝な海岸コースであるはずがなかったのだ。
 宮崎県北の海岸線は、巨大な山塊である大崩山系の山並みが海になだれ込んでいる地形となっている。それゆえ、この地の海岸は、山の尾根と谷がそのまま、岬と、岬の間の小湾、そして岬と折り返す形となっており、一言でいえば、リアス式海岸なのである。だから起伏が激しく、海岸線に沿う道は、山を超えては湾に降り、また越えていくという重労働が課せられる。これはけっこうなきつさであった。
 宮埼の海岸線は3月に走った日南海岸のような、のっぺりした平坦な道ばかりと思っていたけど、県南と県北ではずいぶんと違います。
 とはいえ、さすがに起伏があり変化に富んだ海岸線のほうが、風景は楽しめる。苦労の甲斐ある、美しい海岸線を眺めながらの自転車行である。

【海岸線からの眺望】
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 県北の海は、透明度が高く、エメラルド・グリーンの色を通して底まで見える。南国の海ですな。ちょっと意外であった。

【須美江湾】
3

 リアスラインのなかで一番の景観地らしい須美江湾。この湾も同様に南国の海の色。沖縄とまではいかないど、南国のリゾートの雰囲気があります。海水浴場があることもあり、夏は人でにぎわいそうだ。

【道の駅 北浦】
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 とりあえずは本日の目標値の道の駅北浦に到着。
 塩の製造場があったり、ビーチがあったり、鯉のぼりの泳ぐ公園があったりと、遊び場所の豊富なドライブインであった。ここも夏は、家族連れでにぎわいそう。というより、今日でも家族連れが多かった。

【イルカのトンネル】
Iruka_tunnnel

 道の駅北浦を超えたころから、だんだんと海岸線とは離れていく。ハイトンネルと妙な名が付けられたトンネルの手前には、「シートベルトをしてイルカ」とオヤジギャクな看板がある。ギャグはいいけど、ここの海ってイルカがいるのだろうか? 日向灘は、あんまりイルカの入ってきそうにない海域に思えるが。
 いくつかのトンネルを過ぎ、海岸線から完全に離れても、道の名前は「日豊リアスライン」であり、山のなかにはいったころは川沿いの道になる。山のなかのほうが、海岸沿いのときよりもはるかに道は平坦であり、楽なサイクリングとなる。

【国道10号線】
5

 国道10号線に入ってからは車の量も多くなり、あんまり楽しくないサイクリングとなる。ここからはとくに見るべきところもなく、帰宅。

本日の走行距離 81.2km

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March 21, 2009

母智丘の桜

 九州では、桜は私が子供の頃は4月の始業式に咲くものと決まっていたものだが、地球温暖化は着実に進行しているようで、近年は3月末に満開になるものとなっている。そして、暖冬であった平成21年の桜はさらに開花の速度を速め、すでに3月中旬で花を咲かせている。桜の名所母智丘においては、開花のピークであるはずの3月末より桜祭りが催されるのだが、今年は開花のピークが3月第3週の土日に来てしまい、さて、祭りの頃に桜の花は残っているのであろうか?
 私は桜祭りに興味はないが、桜には興味がある。満開に近いとの新聞の情報なので、自転車で行ってみることにした。

【母智丘桜並木】
Cherry_tree_row

 いつもは閑散としているこの道は、今日は桜見物の車がひっきりなしに通っている。
 桜のトンネルのなか、適度な勾配のある坂を自転車で気持ちよく進めていく。

【母智丘公園】
Chery_park

 桜はすでに満開。風が吹くと、桜の花がさらさらと流れてきます。
 土曜日の昼という時間でもあり、あんまり花見の客はいない。照明器具が設置されているので、夜には宴会で賑わうのでしょう。

【くまそ広場】
Kumaso_park

 ついでなので、くまそ広場まで行ってみる。ここも桜がたくさん植えられているけど、こちらは標高が100mくらいは高いので、まだ5分から7分咲き。桜祭りのときは、くまそ広場のほうが賑わいそうだな。

【関之尾の滝】
Fall

 くまそ広場からは、関之尾の滝を見下ろすことができる。
 くまそ広場の奥、石楠花が植えられている公園をさらに奥に進んでいくと、遠くから滝の音が聞こえ、そしてあの雄大な滝を遠く見ることができる。

 桜を堪能したのち元来た道を戻るが、どうも風が当たる目が痛い。
 今日は近場の走りだから、サングラスをせずに走ったのだけど、黄砂の飛ぶ時期には無謀だったみたいで、結膜炎になってしまい、翌日には目がまっ赤になってしまった。おかげで明るいところを見ると、目が痛く、いろいろと苦労した。数日でなんとか治ったけど、これからはいかなる距離の走りでも、サングラスはするよう固く決意した

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March 08, 2009

国道10号線 帰宅道

Miyazaki_city_1

 天気予報によれば、曇り時々雨とのこと。
 見上げる空はこんな感じであり、宮崎市での雲は厚く、今にも雨が降り出しそうである。というか、ぽつりぽつりと雨粒が落ちてきた。自転車で走るには問題になるような降り方ではないが、途中で雨足が強くなり、豪雨になってしまったら進退窮まってしまう。
 ここで昨日の教訓、ロングライドには輪行袋。
 国道走っていれば、いざとなれば自転車を輪行袋に詰め込んでバスに乗ればなんとかなる。そういうわけで、「りんりん館」に行き輪行袋を購入して、ザックに入れた。これがあればアクシデント発生時も対応できる。

Oyod_river

 本降りを心配しながら国道10号線を走っていったが、雲は薄くなってきて、だんだんと空が明るくなってきた。3分の1ほどの行程をおえて、大淀川を渡るときは、写真で見るように、雨の心配のない薄曇りの天気となる。寒くも暑くもなく、日にも照らされない好条件の気候のもとで、快適に自転車を走らせ2時間半くらいで帰宅。宮崎市も案外近いな。

 昨日・今日と、180km近く自転車で走ったけれど、その行程で見かけた自転車乗りは、「道の泉」で休憩していた初老の人と、10号線本八重の坂ですれ違ったロードレーサーの計2名のみであった。宮崎は自転車乗りが少ないのかなあ。それとも私の選定したコースが、マイナーなのか。

 本日の走行距離: 56.1km

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March 07, 2009

都城~日南~宮崎市(1) 飫肥街道:都城~新上熊トンネル~飫肥

 今回は2名でのサイクリング。
 職場の見習いF君(20代の好青年)は自転車好きなので、以前に新矢立峠を越えて広渡ダムまでの往復ルートを一緒に走ったことがある。このときF君は高い峠を越える全行程60km強を楽々とこなしたので(あとで聞くと、「すごくきつかったっす」とのことだったが)、今回はもう少し距離を伸ばしたサイクリングをしてみよう。
 自転車で100km以上を走って宮崎市に着、その夜は、のどが渇き腹も減った状態で、「光洋」で宴会し、たらふく飲んで食うという、なかなかに魅力的なプランを立てる。コースとしては、日南まで出てそれから宮崎市に向かうことにする。F君は100km越えには自信がないというけど、彼はフルマラソンを三ヶ月連続で走るような男なので体力的にはまったく問題なかろう。どう考えても、自分の足で42km走るより、自転車で100km漕ぐほうが楽に決まってる。自慢じゃないが、私はフルマラソン完走なんてまず無理だ。
 日南に出るまでは、鼻切峠と新上熊トンネルの二つの峠を越えることになる。それから一挙に海岸まで出てしまうと、もう峠はなくなり少々ものたりない。だから海岸まで出ずに、飫肥で90度向きを変え、北郷へ北上すると、椿山峠を越えて宮崎市に入ることになり、こっちのほうは峠をもう一つ越えられ、面白そうだ。しかしその案はF君に断固拒否され、結局日南海岸コースを行くことにする。

【鼻切峠】
Hanakiri_pass_2

 最初の峠は鼻切峠。F君は元気いっぱいにペダルを踏んでいる。
 鼻切峠を過ぎてからはしばらく下りが続き、日南方面に左折してもさらに下りが続く。やがて登り坂が始まると、それからはだらだらした登りが続き、そのまま新上熊トンネルへと到る。この登りの途中で、F君が右足の膝が痛くなったとのことで小休憩。休憩後は回復し、それから新上熊トンネルへと到着。トンネル内は車道を走りたくないので、都城側から見て右側の歩道に移動して自転車を漕ぐ。こちらの歩道のほうが左より広いのだ。

 トンネルを抜けて市が都城から日南に変ると、道の状態が断然良くなる。日南市、道路整備に力を入れているようです。新上熊トンネルからと、新矢立トンネルからの下り道は、「自転車で走って気持のよい道路 九州100選」なんて企画があれば、かならずエントリーされる道であると思われる。道の状態はいいし、道幅は広いし、車も走ってなく、爽快に自転車を走らすことが可能。F君は45~50kmでかっとんで行き、ハイスピードが苦手な私は付いていくのがやっとだ。

【深瀬 大谷橋】
Otani_bridge

 いつのまにこんなに登ったのだと思うくらいの距離をえんえんと下っていき、ようやく下りの傾斜がゆるくなるころ、深瀬地区に出る。走るときに注意をすれば、左手に、頑丈に造られた、地方文化財になりそうな石橋があるのを見つけることができる。その手前、この石橋を守るかのように、変な案山子が立てられている。これは十分に不思議物件と認められる奇妙な案山子のため、改めて別項で紹介したい。

【酒谷ダム】
Sakatani_dam

 道を進めていき、坂の下りの底は、酒谷ダムということになる。二段階構えで水を調節しながら落とす、面白い形のダムだ。ここを過ぎて、平坦な道を飫肥へ向けて、自転車を漕いで行く。

【すごい自転車】
Bike

 飫肥街道、酒谷から飫肥の間に、「道の泉・種子田」という休憩所もどきの所がある。天然の湧水が豊富に流れているところで、ここで一休みして水でも飲んでくださいとの趣旨の場所と思うのだけど、「道の泉」という名称のわりには、「この水は自己責任で飲んでください」みたいなことが書いている野暮な注意書きがあり、なんだかよく分からん「道の泉」だ。
 ここで、すごい自転車を止めて休憩している初老の人がいた。この自転車、通常のロングサイクリングの簡便かつ合理的パッケージと異なり、あるものいるものなんでもかんでも強引に詰め込んだ、迫力ある荷造りをしている。傘、サンダル、替えタイヤ(チューブではなく)、宿泊道具一式、なんでもござれだ。言っちゃ悪いが、自転車移動のホームレスといった感じで、…なんか憧れてしまう。
 京都を出発して、あちこちの道の駅でテント泊をしながら旅をしているとのこと。日本一周旅行中とかなのでしょうかと尋ねると、日本一周自転車旅行は、22才のときと24才のときにすでに2回しているとのことでした。
 焼酎を飲んで自転車漕ぐときつくなるんだよねえ、でも休憩しているときはこれが楽しみだからやめられないんだよねえ、とか言いながら、コップ入り焼酎を飲んでおりました。自転車乗りも、ここまで達人になると、ある種の貫禄を感じてしまう。たぶん、このお方は、その道では有名な人なのだろうと思う。

【飫肥の町】
Obi

 飫肥街道、酒谷ダムを下りてからは、飫肥までずっと平坦である。
 橋を越えると飫肥の町が見えるが、風景が今までとがらりと変ります。
 白い漆喰壁と本瓦が特徴的な建物が、国道沿いに立ち並んでいます。通りに電柱や電線はないので、すっきりとした外観になっており、かつての城下町の風景を模しているのでしょう。建物の数軒は、飫肥名物厚焼き玉子を売る店で、土産を求める人たちで賑わってる。
 飫肥は城址が名物なので寄ってみたところ、人力車が幾台も走っている。由布院などと同様の観光サービスかと思いきや、本週末のみの「人力車サミット」なる催しで、たまたま飫肥を人力車が走っていると、あとでニュースで知った。珍しいものを見たわけだ。

 飫肥は観光名所であるが、観光客が多く、自転車でうろつく雰囲気でもなかったので、飫肥の滞在は少々にとどめ、222号線に戻って日南海岸を目指した。

 その(2)へ続く。

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都城~日南~宮崎市(2) 飫肥~油津~日南海岸~宮崎市

【油津への道】
Aburatsu

 道を進めていき潮の香りがするころ、ついに海岸線に突き当たり、国道220号線に入る。ここをそのまま北上することはせず、いったん油津港へ寄ることにする。油津港はマグロで有名な漁港なので、寿司好きの私としては、どのような港か見てみたかったのだ。
 この海岸の眺めが今回のサイクリングでいちばん良かった。ちょうど天気が良くなってきて、空が晴れ渡っている。その空のもと、青い海をバックに、奇岩・巨岩のたぐいが迫力ある景色を作っている。
 ほどよいアップダウンのある海岸沿いの道を進んでいき港に着いた頃、アクシデント発生。F君の筋肉痛がひどくなり、休憩しないと自転車を漕げないと言う。無理してよくなるものではないので、ここで休憩。

【油津港 休憩中の、というかダウン寸前のF君】
Down

 F君、今回は休憩しても筋肉痛はひかず、とりあえずは痛んだ右足をかばい、左足をうまく使いながらだましだまし自転車を進めていくが、220号線に戻ってバス停を見つけたところでリタイアを宣言。とてもあと60km走るのは無理だと言う。残念ながら65km走ったところで今回は自転車行終了。本来この距離で筋肉がだめになるようなF君ではなく、マラソンやら、近頃猛練習しているゴルフのせいで、慢性的に筋肉に疲労がたまっていたらしい。
 バスは自転車そのものは持ち込めないが、ばらせば持ち込めるはず。バス停にて、自転車をばらして、F君は宮崎市行きのバスを待つことにする。私は、そこでF君と別れサイクリング続行。あらためて宮崎市の光洋で合流する予定にした。

【鵜戸神宮】
Uto_shrine

 日南では是非寄ったほうがいいといわれた「鵜戸神宮」に寄ってみることにする。宮崎有数の観光名所のわりには、離合も困難な細い道をたどっていかねばならないのに少し閉口した。ま、自転車でいくぶんにはどうでもいいんだけど。この細い道から、海岸線に鬼の洗濯岩が見える。ずっと進めると、鵜戸神宮駐車場の手前はけっこうな勾配の坂。全行程、ここのみ立ち漕ぎが必要であった。その劇坂を越えると鵜戸神宮の全貌が見える。
 鵜戸神宮には初めて来たけど、こんな辺鄙なところになぜこういう広大かつ立派な神社があるのか、驚いてしまった。驚きついでに、自転車を駐車場にとめ、海沿いの洞窟のなかにある本殿まで行ってみる。赤い太鼓橋を越えると、有名な亀岩があり、参拝客が大勢、運玉を投げていた。観光ガイドとかではおなじみの風景であるが、ここにあったんだ。

【玉橋 亀岩】
Uto_shirine2

 
 あとは寄るところもなく国道220号線を宮崎市目指して北上するのみ。平坦な道を進んでいると、後ろから来た車が並走し、私に声をかける。誰かと思えば、あれ、F君であった。F君、バスに自転車を載せるのを断られ、またタクシーもトランクに入らないと拒否され、いろいろ考えた結果、宮崎市在住の友達にヘルプを頼み、運よくヒマであった友達にレスキューに来てもらったのだ。
 自転車はばらせばバスに載せられるというわけでなく、輪行袋に収納しないと、載せられないそうだ。これは鉄道も一緒とのこと。…知らなかった。
 今回の教訓。
 (1) ロングライドのとき、輪行袋は必須の携帯品である。
 (2) 持つべきものは、親切な友達である。

【海岸線】
Sea_side_line

 それにしても日南海岸沿いに走る220号線、見晴らしがとてもよいのは利点なんだろうけど、いつまで行っても同じような風景である。曲がり角を曲がるたび、また同じような風景が広がり、風景をリセットしながら進んでいるような妙な感覚を受けてしまう。
 さすがに、この道は長すぎる。

【掘切峠トンネル】
Horikiri_pass

 海沿いの道にうんざりするうち、堀切峠トンネルに入る。峠のトンネルって、普通は峠の山のなかを、水平に掘っているはずだが、このトンネルは峠越えの道そのものの勾配で、どんどん上に登って行ってる変なトンネルである。そしてトンネルを越えたところが峠の頂点になっており、ここから下りとなる。
 堀切峠トンネルからは青島、宮崎市と人の多く住んでいるところを通ることになり、車の交通量も多くなってくる。道路の交差・合流も複雑になってきており、自転車で走るには楽しくない道となってしまう。

【宮崎市夜景】
Miyazaki_city

 日も暮れたころようやく宮崎市市街地に到着。あとは車と人に気をつけて、宿にたどりつこう。そして、光洋で宴会だ。

 本日の走行距離 125.0km

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February 22, 2009

安久温泉探索~金御岳

 せっかくの休日なのに、天気はよくなく、午前中は曇りで午後は雨とのこと。こういうときは映画でも観に行こうかなとも思うが、ネットで調べると、食指をそそられる映画が上映されてなく、ならば雨が降るまで、近場をサイクリングしてみようか。
 ならば定番の金御岳~鳶ヶ岡方面。以前に鼻切峠から鳶ヶ岡に登ったけど、その逆のコースで平地から鳶ヶ岡に登ってみることにする。鳶ヶ岡への平地からの入り口は分かりにくく、場所はよく覚えていないが、とりあえずこのへんだろうと思った道を曲がり、山に向けて行く。すると「光明寺」なる寺があって、そこがこの道のほぼ終点になっていた。

【光明寺】
Temple1

 派手な仏像やら仁王像やらが立ち並ぶ、にぎやかな雰囲気の寺である。
 寺なのに、なぜか傍に鳥居があり、小高いところに社があるみたいだ。

【頂上からの眺め】
Temple2

 せっかくなので上まで登ってみる。高いところがあると、つい登りたくなる男なのです。
 眺めはこんな感じ。よく手入れされている植林がきれいだな。

【農道】
Road

 元の道に戻り、鳶ヶ岡あたりを目指す方向へバイクを進める。あじさいロードなる名前がついており、たぶん広域農道なんだろうけど、じつに立派な道路だ。路面も道幅も高水準。おしむらくは、あまり使用する人がいないみたいで、車はまったく通っていない。宮崎では、もう見慣れた風景であるが。
 インフラ未整備と県知事がいかに力説しようが、宮崎の道路整備はとても進んでいると思うなあ。
 ここを進めると、いつのまにか安久温泉に入っていってしまった。ここは鼻切峠に行くさい、いつも横目で見ていたところで気にはなっていた。それで、せっかくなので探索してみることにする。自転車の一番の魅力は、この機動力だな。車で移動していると、あちこち立ち寄る気はしない。

【標識】
Uresino_village

 右に行けば「うれしのの里」との標識につられ、とりあえず「うれしのの里」を目指す。途中に元旅館のような建物があり、そこに「安久温泉」と書かれてある。もっとも温泉の文字は消去されていて、もはや温泉として機能していない模様、今は真向かいの、湯治宿みたいな建物「養浩館」が温泉場となっています。安久温泉は、温泉紹介本などでは、秘湯のように紹介されているけど、雰囲気はたしかに秘湯だが、地理的に秘湯じゃないな。この奥に「うれしのの里」があるはずなので、進めていくとやがて山の中に入り、養鶏場に達したところで、林道になってしまった。「うれしのの里」なんて、ねえぞ。

【安久温泉】
Yasuhisa_hot_spring

 道を元に戻り、先の「うれしのの里」の標識のあるところに戻り、「ごんたの館」なる標識の指す方向へ行く。その方向には、六角形の特徴ある建物が見えるので、たぶんあれが「ごんたの館」であろう。

【六角の館】
Palace

 その建物に到着して、これが「ごんたの館」であろうと思ったら、今は使っていない電光式の看板があり、そこに「うれしのの里」と書かれてある。ここが「うれしのの里」だったのだ。標識は、方向がまったく間違ってた。

【ごんたの館】
Hot_spring2

 「うれしのの里」からは渡り廊下が、対面の建物へつながっており、そこが「ごんたの館」であった。おそらく湯治宿だったのだろうが、今は営業をやめているようだ。人の住む気配はほとんどなかったが、まだ廃墟にはなっていない。
 結局、安久には3軒温泉施設があったみたいで、しかし今は1軒しか営業を行っていない。各建物の痛み具合からは、廃業したのはそれほど昔の話ではないようである。おそらくは、近年この地でたくさん建てられた、おしゃれできれいな(でも湯は凡庸な)公営温泉センターみたいな施設に客を取られたのでは。こうして地方の貴重な文化が、衰退していくわけか。

【湯屋谷の滝】
Fall

 「ごんたの館」を過ぎて、さらに道の奥に進み、国道にも標識のあった「湯屋谷の滝」へ向かう。道は林のなかに入っていき、細くなっていく。難路であり、普通車でここを通るのは大変に思える。やがて舗装が途切れ、荒れた林道になってしばらくすると、滝への入り口が見えてくる。50mほど下ったところに滝はある。落差10m程度、流量も少ない滝だ。来る苦労のわりには、滝の規模はたいしたことなく、滝マニアくらいしか訪れることはない類の滝と思われる。

【金御岳登山道】
Entrance

 まだ雨は降ってこないので、ここから国道222号線に戻って、金御岳に登ることにする。
 金御岳には登るルートがいろいろあるけれど、ラブホテル街のそばから出ている登山道が一番傾斜が急である。距離は短いけど、登る高さはかなりあり、平均斜度は10%を余裕で越えていると思われる。

Park

 途中の看板のあるところが、行程の半分くらいに位置する。ここからは傾斜も少しはゆるくなる。でも並の坂ではなく、スタンディングでないと登っていけない。都城の舗装道で、この金御岳登山道が一番傾斜がきついのではないだろうか。

【山頂下広場】
Park2

 山頂下の広場にとどりついたところで、雨が本降りとなってきた。雨具を着て、さっさとサシバ林道経由で下っていった。

本日の走行距離 32.0km

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February 21, 2009

高千穂河原~えびの高原~小林

 雨の降る日が続いていたが、本日だけは高気圧が九州をおおい、素晴らしい快晴。
 自転車で遠出をしたくなる天候である。今日は100kmくらい走ってみようか。ついでに1000メートルくらい登ってみよう。えびの高原が標高1200mなので、そこを目的地とすると1000mは登れる。霧島を周回するルートをとれば、全行程100kmくらいにはなるであろう。

 いざ、発進。
 外は本当に素晴らしい天気である。
【高千穂峰】
Mttakachiho

 霧島バードラインより眺める高千穂の峰。雲ひとつない晴天のもと、堂々たる山容がでんと据わっている。
 県境を越えたところで、いった下りになる。昼飯時なので、蕎麦屋「かわぐち」で腹ごしらえをすることにする。

【手打ち蕎麦 高千穂】
Shop2

 霧島神宮に行く道をいろんな標識がある道を左折すると、まずこの店が現れる。
 蕎麦を挽き、打っている人形(オートマタ?)がトレードマークの店で、山のなかにこのような妙なものがあるのは、なかなか見事な不思議物件ぶりである。
 この店の蕎麦は、かなり特殊な蕎麦であって、「うどんのように太くて、腰がある」蕎麦が好みの人にはお勧め。駐車場にはよく車が停まっており、ま、そのような蕎麦が好きな人がけっこういるみたいです。

【かわぐち】
Shop

 「かわぐち」は、「高千穂」の奥から少し左に曲がったところにあります。霧島に登山するときは、私はたいていここで昼飯を食っている。

【月替わり蕎麦】
Soba

 この店は、メニューにざる蕎麦のほかに、月替わり蕎麦がある。
 蕎麦というものは、「蕎麦・つゆ・薬味」で完成している食い物であり、ラーメンやカレーみたいに他のものを加える余地はない、と私は思うのだが、店主は通常の蕎麦を供するだけに飽きたらず、種々の食材を加えた創作系蕎麦を月替わりで出している。
 私としては、月ごとのものをぜんぶ食べたわけじゃないから断定は出来ないけど、これって、店主の道楽以上の域には達していないと思う。それでも、ついつい頼んでしまうのは、ヒットするものがあるかもしれないという期待と、それに怖いものみたさ…なのかなあ。
 2月は「霙蕎麦」とのことで、蕎麦に、豆腐・葱・蕪の卸しを合えたもの。蕪を霰に見立てているらしい。蕎麦は美味しいし、豆腐も美味しいけど、敢えて混ぜる必要性なさそうだな。1+1が2以上にはなっていない、と思ふなり。

 店主としばし雑談したのち、(今年で開店八周年だそうだ)、再出発。

【天孫降臨への道】
Entrance

 この霧島スカイライン入り口から、まずは高千穂河原を目指す。
 高千穂河原は12月に来たさいに、疲労で途中で自転車が漕げなくなった、いやな思い出があるけれど、今回はグライドがカンビアーゴに変っているので、バイクの性能が格段に上がっている。楽勝とはいわないまでも、高千穂河原までは普通に行けるであろうと予想する。

【高千穂河原】
Takachiho_riverbed

 平均斜度7%の坂道を7kmたんたんと漕いでいき、予想通り 途中で足をつくこともなく、高千穂河原に着。やはりバイクの性能が上がると、楽できるなあ。
 ほんとは脚力を向上させるためには、重いグライドで登ったほうがいいのだろうけど、人間って、一回楽を覚えると、もとには戻れないんだよなあ。もう、グライド乗りたくない。

【霧島スカイライン】
Fall

 高千穂河原からはいったん150mほど下る。せっかく稼いだ高度がもったいない。
それから登り返しの道となる。この道沿いは広葉樹が多いので、春や秋はきれいであるが、今は冬ゆえ枯木のみだ。

【大浪池登山口】
Onami_pond

 登り返しのときから、劇坂をいくつも越えるけど、ここまでくればほぼ一段落。標高は1100mくらい。ここからは坂もゆるくなり、林のなかを、ぴょんぴょんと飛び跳ねる子鹿たちを眺めながら、快適に自転車を飛ばす。

【えびの高原】
Ebino_hights

 ようやくにして、えびの高原に着。「足湯の駅」なんて設備が新設されており、観光客および登山客が、足湯を楽しんでおります。

【韓国岳】
Mt_karakuni

 えびの高原からの、韓国岳の眺めは、勇壮そのもの。ここで眺める韓国岳は、双耳峰ふうの山容になり、二つの巨大な耳を、青空に突き立てています。

【不動池前】
Kannon_pond

 霧島公園線の最高点は、さっきのえびの高原ではなく、ここからさらに韓国岳に向けて進むこと約1kmにて到着する、不動池前である。標高1250m。おそらく舗装道としては、九重の牧ノ戸峠に次いで、九州で2番目に高い場所だと思う。
 ここから、小林方面に向けて、一気に下っていく。
 しかし下る途中、問題出現。すごく寒いのである。今年の2月は暖冬だったので、なめきっていたが、今日は寒かったのだ。自転車で登り道を漕いでいるときは、体温上がるので気にならなかったが、ただ下るだけの道では、吹き付ける寒風と、気温の低さにより、身体が凍え上がってしまう。だいたい、高度1000mを越えているんだから、それだけでも気温が下がるのに加え、こちらの斜面は北向きなので、日もささないので余計に気温が下がる。両手が冷たくなり、ブレーキ握る力も出なくなってくる。防寒具、持ってくればよかった。
 寒い、寒いとふるえながら、なんとか平地まで出る。ここまでくれば、日が当たり、なんとか身体に温度が戻ってくる。太陽って偉大だ。

【みやまどり苑】
Miamadorienn

 不思議物件の宝庫のような、みやまみどり苑を横目に見て、自転車を進めていく。本来は御池まで登り返して、そこを少し過ぎたところの広域農道を下る予定であったが、登るのはいいけど、日暮れが近づき、気温がどんどん下がるなか、とても御池から下っていく気力は出ず、平坦な国道221号線を使い、おとなしく帰宅した。

本日の走行距離 110.2km

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February 14, 2009

母智丘公園~くまそ広場

 2月の半ばというのにポカポカ陽気。どう考えても4月なみの気候。地球温暖化進行中か。
とりあえず自転車日和なので、近場を走ってみることにする。

【母智丘公園へ】
Mochio_hill

 母智丘公園入り口から坂を登っていく。う~む、ペダル漕いでいると暑くなる。ほんとに今は2月なのかい。
 母智丘のゴルフ場への入り口が見えると最高点近く。ここから多目的広場まで下っていって、それからくまそ広場まで登り返す。今日はいい天気なので、熊襲広場は家族連れでにぎわっていました。

【くまそ広場】
Kumaso_park

【桜】
Cherry

 母智丘名物の桜は、ソメイヨシノは当然まだつぼみもつけていないけど、八重桜は七分咲きでした。きれいです。

【下り坂】
Down_hill

【登り坂】
Hill_crimb


 熊襲広場から下りて行く道は13%の傾斜で結構な坂。眺めれば13%という数字以上の勾配を感じる。ここをいったん下ってみる。登りを振り返れば、やはり13%の標識が。ここからは関之尾方面に抜けることになるが、そちらの道はあんまり面白くないので、坂を登り返すことにする。体感的には13%以上の坂だよなあ。カンビアーゴはローギアがあんまり甘くないので、途中で立ち漕ぎを使って登坂。座って登れる筋力を身につけたいなあ。それにはトレーニングあるのみか。

 登ってからは元来た道をおり返し、桜並木に抜けて帰宅する。

本日の走行距離:30.4km

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February 07, 2009

黒石岳森林公園

 1月の寒さからいって今年の冬はかなり寒いのではないかと思っていたが、2月になるとすっかり寒気がゆるんでしまい、暖冬に突入である。自転車乗りには有り難いけど、スキーヤーとか山登りする人にとっては困った現象しょうな。
 2月7日は晴天でポカポカ陽気。小春日和である。
 本日は黒石岳にでかけることにする。以前陣ケ岡に登ったとき、北西方面の山並みが自転車にほどよい高さに思え、地図で調べるとそれは黒石岳森林公園のようなので、ここを目的地とした。

【交差点】
Sign_board

 2号線、右へは大川原左へは牧之原の標識のある交差点で(ここに来るまで20km走る)、左へと曲がり491号線に入る。ここからの道は、川沿いであったり、田圃のなかであったり、いかにも田園的風景が続き、サイクリングコースとしてお勧め。だんだんと高度をましていき、右に曲がると黒石岳森林公園という標識がようやく現れるので、そこを右に曲がって黒石岳に取り付く。

【川沿いの道】
Riverside_road

【頂上近く】
Summit_view

 取り付いてすぐは激しい坂が続くが、そこを越えるとだらだらした坂になり、あっさりと森林公園駐車場に着いてしまった。このコース、取り付くまでに高度をかせいでしまっているので、ヒルクライムとしては、あんまり面白くないコースだな。

【森林公園駐車場】
Road_to_summit_2

 駐車場からは黒石岳頂上に向かう、未舗装の歩道と車道(?)がある。車道のほうは、石がかなり出ていて、自転車に乗ったまま登るとパンクしそうだったので、降りて自転車を押して登ることにする。まあ、よく考えればわざわざ自転車を押して登る理由などないのだが。駐車場に自転車置いて、空身で登るのが普通のやりかただ。

【不思議物件】
Water_tap

 途中で不思議物件発見。頂上より10メートルほど下の高さに、水道蛇口があります。ひねればちゃんと水が出ました。登山者用なんだろうけど、べつにこんな中途半端な位置に設置しなくとも、山頂か駐車場にありゃいいと思うのだが。どこから水を引いているのだろうと思ったら、頂上に貯水槽みたいなものがあったので、そこから引いているのでしょう。

【黒石岳山頂】
Summit

 意味もなく自転車を連れてきて、頂上着。見晴らしよいはずだが、冬なのに温暖な気候のせいで空気が霞んでおり、遠くの山はくっきりとは見えず。さすがに黒石岳そのものはよく見渡せるが、森林公園という名前のわりには、さして木は生えていず。

【北永野田駅】
Station

 帰りは木原方面に下りる。登ってきた道はひたすら上りの道だったが、こちらはアップダウンの多い、疲れるコース。いったんは2車線のまともな舗装路に出るが、そこからはどんどん田舎道になっていき、ほんとにこの道が駅に出るのだろうか不安になるうち、線路が見えてきて北永野田駅に到着。これで終わりというわけでなく、駅から2号線に入る道が、激坂。なかなか楽をさせてくれないコースでした。

本日の走行距離63.2km

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January 31, 2009

サシバ林道~金御岳公園~天ヶ峯林道

 近頃寒い日が続いていたが、本日は気温が上昇し、4月上旬なみの気温。天気もよく、ぽかぽかの小春日和。ぶらりと金御岳に上ってみることにする。
 金御岳は都城盆地を形成する南側の山脈のうち、西の端のほうに位置しており、照明塔が立っていることから、目立つ山である。秋にはサシバという渡り鳥が群れをなして、この山のうえを乱舞するそうで、そのことでも有名だ。

 金御岳はなぜかたくさんの道路がつくられ、それらがすべて山頂近傍に続いている。とくにサシバ林道は2車線の立派な舗装路であり、まさかサシバ見物にそんな立派な道路を作ったはずもなく、しかし林業用にしてはそんなに立派な植林がされている山とも思えず、存在意義が不明。

 ま、自転車漕ぐには快適な道なので、深いことは考えず、サシバ林道~金御岳公園~天ケ峯林道のお気楽コースを行くことにする。

【サシバ林道入り口】
Forest_road_sashiba_3

 鼻切峠を少し下りたところに、林道への分岐点がある。堂々たる道路で、この入り口を見逃すことはない。

【サシバ林道】
Forest_road_sashiba2

 入り口からしばらくは緩やかな坂であるが、中腹より勾配が増す。10%は軽く越えている。カンビアーゴはグライドと違って、前のギアが2枚しかないので、一番ローに入れても結構力がいる。つまりグライドは、激坂を上るときは、ギアを一番ローにすると、速度はカタツムリのごとく、足はハムスターのごとくで、筋力をさほど使わずともなんとか坂を上っていったのだが、カンビアーゴは楽はさせてくれない。立ちこぎも使いながら、ひーひー言いながら懸命にペダルを漕ぎ、なんとか坂の頂点に着。速度はグライドと比べると、段違いの速さだったが、きついっす。3枚ギア注文しようかな。(←筋力鍛えろよ、自分)

【金御岳公園】
Summit_park

 先のサシバ林道は金御岳山頂と同じくらいの高さのところまで達するが、そこを下りてきて、金御岳公園に到着。ちょっとした売店があり、駐車上、トイレなどもある。都城盆地の展望台として有名。都城盆地と霧島が見渡せます。

【天ヶ峯林道の入り口】
Forest_road_amagamine

 帰りは公園から坂を少々登り返して、天ヶ峯林道経由で、109号線へと出る。天ヶ峯林道はサシバ林道のように登り一辺倒の道ではなく、アップダウンのある道。
 写真のごとき標識のあるところで、平地の道に入り、そこを道なりに行くと109号線に出ます。

 本日の走行距離 32.3km

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January 17, 2009

陣が岡(曽於市財部町)

 陣が岡は、「道の駅たからべ」の観光案内看板に、とても見晴らしのいい丘ですとの紹介があったことから気になっていたので、天気のよい本日行ってみることにする。

 県道482号線は財部駅を2kmくらい過ぎたころから登り坂となる。だらだらと坂を登っていき、右手に鉄塔を立てた白鹿岳が見えるころ、ようやく平坦な坂となる。財部中学校を過ぎると、右手に個性ある木造の交番が見え、そこを越えしばらくすると、陣が岡への入り口を示す標識が現れる。
【味のある交番】
Police_box

【陣が岡公園入り口】
Entrance_to_battle_hill

 陣が岡は標高430m。ここまでの県道でけっこうな高さを登っているので、この入り口より登る距離はたいしたことはない。しかし10%を越える傾斜の坂をいくゆえ、足には負担がかかる。

【陣が岡公園】
Summit_park

【陣が岡公園からの眺め】
Mt_cherry_islet

 白鹿岳からの眺め同様に、桜島、霧島がよく見える。
 眺めはたしかによいが、高度があまりない丘ゆえ、あっさりと登れてしまい、さほど満足感が得られないのが難。それゆえ、この風景も少々ありがたみに乏しいな。

 帰るとき、トラブル発生。サドルの締めがゆるかったらしく、いきなりどんと一番下のポジションに下がってしまった。元に戻そうとするも、アーレンキーで締める仕様になっており、アーレンキーは持ってきていなかったので、戻しようがない。しょうがなく、そのポジションで乗り続けたけど、いわゆるママチャリ乗りとなってしまい、足が妙に疲れてしまった。

本日の走行距離 41km

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January 12, 2009

宮崎市~都城市(国道10号線)

 宮崎市から都城に向かう一般道は、国道10号線と国道269号線がある。どちらも車の交通量が多く自転車で通りたくなるような道ではないが、距離を考えると、もっとも使いやすい道。(だから国道になってるのだろうけど)
 本日は西から強い風が吹き荒れており(もろに向かい風だ)、あんまり自転車には乗っていたくない気候。なるべく短時間で済ますべく、国道を選ぶことにする。269号線は昨日通ったばかりなので、10号線を選択。

 さて、今日は天気は抜群にいいのだけど、西からの風が強い、強い。どう強いかというと、ペダルを踏んでも、自転車が進まないのだよな、手をぬくと止まってしまうのだ、まじな話。道の形態から、このギアで、この力で、と覚えていた経験がまったく通じない。このろくでもない向かい風を根性で押さえ込み、なんとか進んでいく。

 10号線は高岡で都城へ向かい90度曲がるけど、ここから(当然)風の向きが変り、それからはぐっと楽になった。
 そして分かったのだけど、この自転車すごい。
 平地では回せば回すほどスピードが出る。しかも疲労がたまらずに。サイコン積んでないから分からないけど、30km巡航なんて余裕じゃないのと思ってしまう。(グライドは私には25kmでした) それから坂道も、信じられぬ容易さで登っていく。ちょっとした坂などは、ハイギアのまま速度も落とさず簡単に登っていく。
 これって、ペテンじゃないの?
 今までのおれのジャイアント・グライドの苦労はなんだったか。
 自転車にとって、「軽さ」がいかに大事か思い知ってしまった。
またバランスもいいね。ぜんぜん自転車がぶれない。ペダルが勝手に回ってくれて、真っ直ぐ進んでいく。
 カンビアーゴおそるべし。
 …でも、こんな高性能のバイクに乗っている、楽をしそうだな。グライドと組み合わせて、乗らないと、ぜったいに怠慢な自転車乗りになってしまう予感がする。

【峠】
1st_pass

 国道10号線はあんまり高低差はないけど、この峠が宮崎側からの最初の峠。たいした高さはなし。さすが10号線というだけあって、車(自転車にも)に優しいつくりになっています。

【アイショップ】
Imart

 ここまで来ると見覚えあり。
 前に国見峠を探しに自転車で来たときに、熊野神社に行く道の前の店として、地図で確認したところです。ここから先は楽な道だったな。
 ここ以後は、グライドからすると、冗談みたいなスピードを出して、快適に飛ばして家に到着。

 さてカンビアーゴ、最初に乗ったときは、あまりに軽く、華奢であり、まるで玩具のように感じられ、大丈夫かなと思ってしまったが、走ってみると、その華奢感はまったく払底されました。剛性がしっかりしており、十分に力強い。
 乗り心地はグライドより悪いけど、走行能,登攀能では比較にならないポテンシャルを持っていました。その他のことでは、ギアの調子が悪く、走行中よく外れ、しまいにはチェーンも外れ、直したりしました。初期設定をきちんとしないといけないらしく、家に帰ったのち、自転車屋店主と相談し、ギアのケーブルを調節するとなんとかまともに作動するようになりました。後輪10速チェンジという繊細なギアであって、自転車が慣れるまで、微妙な調節が必要なようです。

 本日の走行距離 たぶん53kmくらい

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COLNAGO Cambiagoがやってきた

 一昨日、昨日と、なかなか充実したサイクリングを楽しんだ。
 本日は寒気団が直撃し、かつ風も強いことから、サイクリングする気はなく、デスクワークに精を出す予定であった。
 しかし、朝に電話があった。昨年末に、自転車を注文していた店から、「本日自転車が届いたから、メンテナンスしておきます」とのことである。

 私のblogの写真に載っている自転車は、「GIANT GLIDE R3」である。このクロスバイクは、ホームセンターで容易に手に入る「なんちゃってクロスバイク」ではなく、初級者用とはいえ、紛うことなき本物のクロスバイクだ。

 なぜ私がクロスバイクを買ったかといえば、愛用のママチャリに限界を感じていたからである。つまり、ママチャリは都城市内では移動するのにまったく問題がないのだが、少々遠く(高速バス乗り口とか、地方の地鶏屋とか)に行くときには、ママチャリでは体力的にきついので、中距離用のバイクが欲しくなって、それで買ったのである。

 近くの自転車屋に行き、高性能の自転車を望むと、まずはクロスバイク、ジャイアントのescape R3を勧められた。でも、自転車初心者にとっては、エスケイプはあまりにもタイヤが細い。簡単にパンクしそうなので、もっとタイヤの太いグライドを選択したのである。こちらは、サスペンションもついており、乗り心地はよいであろう。

 そして乗ったグライドは、走る、走る。ママチャリとは比べ物にならない走り方。
 ガソリンで動く自動車と違い、自転車は、力の限りどこでも行ける、「地の果への旅」を得られるデバイスとして、私は夢中になったのである。

 ただしグライドは、「乗り心地の良さ、頑丈さ」は十分に満足が得られるものであったが、欠点があった。重たいのである。乗ってるときはまったく気づかなかったが、以前、高千穂河原に行ったさい、疲れ果て、自転車を押して登ったとき初めて知った。「こいつ、重い」。
 もちろん頑丈さは大事で、悪路にはグライドは問題なしに突っ込める強さを持っており、どこでも行ける利点を持っている。しかし登り道を行くときには、致命的(というほどでもないか)にまで重たいことを知ってしまったのだ。

 私は山登りが趣味の人間であり、自転車も当然ヒルクライムが好きだ。身体を鍛え重い自転車でヒルクライムを楽しむという選択も当然あるかもしれないが、またたぶんママチャリでヒルクライムを楽しんでいる鉄人が世には相当数いることも容易に予想できるけど、私のごときオヤジバイク乗りは、年齢的に身体を鍛えるだけでは越えられない一線にもう来ているのだ。それゆえ、身体は当然鍛えるけど、自転車も高性能にして、坂登りを容易に楽しくしたい。
 それで、新車をGetすることにした。

 私がクロスバイクに乗り始めたのは平成20年の9月であり、その頃本屋で売っていた疋田智さん(有名なツーキニスト)の著書「クロスバイク図解マニュアル」でいろいろ自転車を勉強させてもらった。そのなかで最強のクロスバイクとして、TREK 7.9FXというのが載っており、次はこれだと思った。なんといってもフルカーボンだ。それで宮崎市の「りんりん館」に買いに行く。ちなみに「りんりん館」を選んだのは、職場の自転車好きで宮崎市にずっと住んでいたF君が「りんりん館」で自転車を買って「いい店ですよ」と言ったそれだけの理由である。

 で、昨年末「りんりん館」に行き、「TREK 7.9FXをください」と言ったら、「すみません、うちはTREKは扱っていないんですよ」とのこと。では他のメーカーで高性能のクロスバイクはないですか、と聞くと、イタリア製のものをいくつも紹介してくれる。どれが一番お勧めですかと尋ねると、COLNAGO Cambiagoとのこと。「これはうちで扱っているのがおかしいほどの超高級車なんですよ」と言う。フルカーボンですかと聞くと、アルミ+カーボンのハイブリッドとのこと。う~む、フルカーボンのTREXを買う予定であったが、フルカーボンでない(よくはしらんないメーカーの)コルナゴですか。でもプロが勧めるのだから、これでいいかと注文。

 私の軸がしっかりしていないから、こういうものを買うと心に決めたはずの車種がいつも化けてしまいます。20年近く前自動車を買いにいったさい、パルサーGTIを買うつもりであったのに、パルサーのセダンに化けたり、買い替えのスカイラインも色が変わってしまったりと、そんな経験ばかりだ。要は、「買いたいものと、売りたいものの、せめぎあいのバランス」なんでしょうね。まあ、被害はないからいいのだけど。

 とりあえず、店主お勧めのコルナゴを買い、来るのは1月下旬とのことであったが、ずいぶんと早い到着。
 本日は寒いし、風も強いし、でも晴天なんだよな。
 天気のいい週末は貴重であるから、今日、取りに行くべきだと思い、宮崎市に向かう。

 ほんとのところ、車で行って、自転車ばらして積み込んで持って帰っていいのだろうけど、たかが宮崎→都城の距離。車で取りに行くと、店主に笑われそうな気がする。もちろん、笑うわけはないだろうけど、いやだな。私は、見栄っ張りなのである。
 それゆえ、バスで宮崎市に行き、カレーを食って腹ごしらえし、りんりん館で自転車を調整してもらって受け取ったのち、逆風のなか、国道10号線に出る。

【店内のCOLNAGO Cambiago】
Colnago

【ちゃんと、「さわらないでネ」の紙あり。この店でCambiagoがあるのも珍しいのかも】
Colnago2


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January 11, 2009

新矢立トンネル~北郷町~大戸野越

 今日は少しばかり遠出をすることにする。三股町から新矢立トンネル経由で北郷町に抜け、そこから北進、大戸野越を越えて田野に下り、そこからは国道269号線に入って戻るというコースを設定。大きな峠が二つあり、それなりに坂登りを楽しめそうなコースである。

 33号線を進んでいき、長田峡,椎八重公園,しゃくなげの森などの観光スポットを横目でみながら矢立峠へ向かう。これらの公園、春には花盛りできれいでしょうな。その時期に公園を訪れてみよう。しゃくなげの森を過ぎたくらいで矢立峠が見えてくる。
【矢立峠 遠景】
Shinyatate_pass

 けっこうな高さがあるが、トンネルがあるのであそこまで登らずともよい。文明のありがたさよ。しゃくなげの森を過ぎての川沿いの道はそれなりに傾斜のあるだらだら坂で、結構体力を要する。テレビ塔を何本も建てた鰐塚山が見えるころ、川をよぎって新矢立トンネルにとりつく登り道に入る。
【新矢立トンネルへの道】
Mt_waniduka


 この登り道は下からみると傾斜が強いけど、いざ走ってみるとさほどの傾斜はなく、あっさりと最高点の新矢立トンネルにたどり着く。
【新矢立トンネル】
Shinyatate_tunnel

 このトンネル、照明が何箇所か切れているところがあり、その間は真っ暗で、視界が悪くなる。サイドには歩道しかなく、トンネルの距離が長いこともあり、自転車で車道を走ると恐怖を感じる。車が一台トンネルに入ると音が全体に響き、車がどこから来ているのやら分からなくなる。この怖いトンネルを抜けると、下り坂。道幅は広く、よく整備されておりじつに快適な道路だ。一気に広渡ダムまで下っていく。ダムを右手に見ながらどんどん下っていくと、日南と田野の分岐点があり、田野へ向かう。この分岐点手前には「猫塚公園」という、突っ込みどころの多い公園があり、これは別稿にて紹介することにする。
【田野・日南分岐点】
Branch_road


【間違いの道】
Sloping_road

 しばし行くと、広域農道がある。この道ではないはずだが、木製の看板に「←田野」と書いており、新しいバイパスのように思える。標識(?)に従い、この坂を登っていく。しかし、ずっと進めると大きな橋があり、その手前に「都城→」の標識がある。あれっと思って進めると、なんと元の33号線に出てしまった。仕方なく引き返す。時間ももったいないが、坂を登って下ってまた登った体力がもったいない。

 元の分岐点に戻り、田野に向かって走る。大戸野の街の公民館のあるところから、大戸野峠が見える。まだまだ遠いな。
【大戸野越遠景】
Otono_town

 この峠を越える28号線は、ライダーに人気があるらしく、重量感あふれる4ストの大型バイクや、若者が乗っているらしい2ストのスポーツタイプのバイクが、次々にかっとんで行く。その横、ローギアでハムスターのごとくペダルを回しながら、よれよれと坂を登っていく中年自転車、彼らにはどう見えるのだろう? さすがに馬鹿とは思わないだろうが、邪魔とは思うだろうなあ。

 飫肥杉が山容を埋める景観が左に見えるころ、坂の傾斜もゆるくなり、ようやくにして大戸野越に到着。ここがハイライトで、もうこれ以上のきつい峠はないはず。ここからは道路脇に電光掲示板がいくつもあり、路面凍結注意の文字とともに、本日の気温がのっている。3℃だそうだ。寒いはずだよ。
【大戸野越】
Otono_pass

 峠を下りきると、国道269号線に合流。ここからは楽なはずと思ったが、269号線はけっこうアップダウンがあり、それなりにハードな道であった。なかなか楽はさせてくれません。季節名物の大根干しなどを眺めながら、自転車を進めて行く。
【大根干し】
Dried_radish

 山之口道の駅の手前の峠を越えたころ、もう下り道なので楽になると思ったが、なんだか身体全体にやる気がなく、ペダルが漕げない。筋肉痛はまったくなく、筋肉が疲労しているわけではない。これは糖分不足だ、と思い、うまい具合にすぐ近くにあった道の駅で、チロルチョコの詰め合わせを買い、むさぼり食う。(携帯食は食いつくしていたのだ)ひとごごちついたのち出発。現金なもので、ペダルが回る、回る。人間の身体って、チロルチョコ5個程度で十分にエネルギーが補給できるんだから、エネルギー効率よくできていますな。道の駅を越えたのちは、道は平坦であり、容易なサイクリングとなった。

 本日の走行距離 95.3km

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January 10, 2009

鳶ヶ岡林道

 宮崎鹿児島県境近くの鼻切峠からは、少し下ったところに金御岳へ行くサシバ林道が西に延びており、東には鳶ヶ岡林道なる道が伸びている。サシバ林道はよく登るが、たぶん「鳶ヶ岡」なる山へ行く鳶ヶ岡林道は、Google地図でみると途中で切れており、得体のしれない道ゆえ、行くのは躊躇していた。しかし、とりあえずは行ってみないと、どういう道なのか分からないので、偵察がてら行ってみることにした。

【鼻切峠 林道始点】
Forestry_road_of_mt_kite

 ここからは標高200mほどずっと登りである。山は造成林と雑木林のモザイクで、雑木林の部分が葉が落ちており、都城盆地の展望が開けている。坂は急だが、なんだか楽だ。今日は風が強く、上手いぐあいに西からの風なので、風が身体を押してくれるのである。いわゆる追い風参考記録。これで風が普通の風だったらもっと有り難かったけど、寒気団のせいでかなり冷たい風。自転車漕いでいるあいだ、汗が出るくらいに体温上がってるはずなのに、寒かった。
 最初の峠みたいのところで登りは一段落し、それからはアップダウンを繰り返し、2つほど山を越えたのち、鳶ヶ岡らしき鉄塔を立てた山が見える。

【鳶ヶ岡】
Mt_kite

【記念碑】
Monument

 記念碑があるところが、林道の最高点のようである。鳶ヶ岡山頂に至るらしい階段が、記念碑の前にあるので、自転車を停めて登ってみる。山頂に着くと、柵に囲まれ鉄塔が立っている。ずっと見えていたこの鉄塔は携帯電話の電波塔かと思っていたけど、「雨量計測」という看板が立っていました。鳶ヶ岡林道は横にずっと電柱が立っていて電線引いているけど、このためだけに電線引いてるのかい、雨量計測、意外に大事なんだなあと感心。

【鳶ヶ岡山頂】
Steel_tower


 ここを過ぎて少し下ったのち、またアップダウンあり。山を2つほど越えたのち、本格的な下り道に入る。結構な距離があり、おれはこんなに登ってきたのかと思う。

【終点】
End_of_the_line

 林道はどこともつかぬちゃんとした道に合流。「鳶ヶ岡林道」の標識もないため、こっちからは入りにくいですね。この合流した道を突っ切って、道なりに進むと、「大谷バス停」が横にある県道12号線に出る。ここをさらに進むと、「トミーパルコゴルフ場」です。

 都城盆地の南側の山の稜線近くには、長い距離の林道がありました。車もほとんど通らぬ道で、展望もそれなりに良く、サイクリングに適した道だと思う。
 なかなか楽しかった。すごく寒かったけど。

 本日の走行距離 29.1km

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December 28, 2008

飫肥街道 鼻切峠~新上熊トンネル~深瀬

 今回は宮崎東方面を走ることにする。鼻切峠を越えたのち日南方向へ走り、途中の上白木俣というところで北側へ進路を変え、広渡ダムの近くに出て、そこから新矢立峠を越えて戻ってくるコースを予定する。峠を4つ越えねばならぬ、アップダウンが楽しめそうなコースだ。

1

 鼻切峠を越え、日南に向け国道222号線道に入る。道幅は広いけど、交通量はさほど多くなく自転車に向いた道である。だらだらとした登りが始まり、その頂点が新上熊トンネル。左手に旧道が見えるけど、こっちはいかにもハードな道。旧トンネルに続いているのだけど、たぶん廃道になっているだろうなあ。見物がてら、いつか訪ねてみようか。

2

 ここを越えると日南市。今までも快適な道だったけど、日南側に入ると、すごく立派な橋がかかったりしており整備がさらに進んでいる。国道だが、市によって費用のかけかたが違っているのだろうか。

3

 も一つのトンネルを抜け、道を下っていき上白木俣の集落に着。ここから左方に道が出ていたのでそこに入る。しかしすぐに元の国道222号線に合流。まだ先かと思い、そのまま進めると深瀬に出た。ここまで来ると行き過ぎなので、下ってきた坂を引き返す。なんか疲れる。また上白木俣に入ると、細いながらずっと続いている道を発見。ここを通るも、ずっと左手に川と222号線が見え、山に入っていく気配がない。そのうち元の222号線に合流してしまった。また探しに戻るの面倒なので元来た道を引き返すことにする。一回下りてきた道を、あの新上熊トンネルまで上り返すのはまったく気が進まないが、といって飫肥まで出て大回りで帰ってくるのは時間が間に合わない。
 なんだかんだと新上熊トンネルまで上り返す。このトンネル、日南側から見て左側の歩道(歩く人はほとんどいないだろうから、実際には自転車道であろう)は、右側よりも広くなっており自転車で走行するのに便利であることを発見。次回は都城側からでも右を使ってみよう。
 来た道をそのまま引き返して着。予定を達成できず、あんまり満足度は高くなかった。帰って詳しい地図を見ると、上白木俣の分かれ道は、途中にあった荒れ気味の道だったらしい。工事現場みたいなところに着くような標識があったため、それとは思いもしなかった。荷物になるとはいえ、きちんとした地図は持ち歩くべきだと反省。

 本日の走行郷里 69.2km

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December 27, 2008

関之尾~大川原峡

 本日も晴天。霧島がきれいに見えている。
 昨日3時近くまで飲んでいたので体調はやや不良。坂が少なめのお気楽サイクリングに行くことにする。
 以前関之尾を訪れたさいに、途中に大川原峡に抜ける道があるのを見つけたので、この道を走ろう。関之尾から大川原峡に抜け、財部経由で帰るルートを選定する。

2

 関之尾は高いところにあるイメージを持ってたけど、たいした坂を越えることもなしに「滝の駅」駐車場に着。ここから少し行ったところに、大川原峡への分かれ道がある。入ってすぐは坂道であるがすぐに平坦になり、快適な田舎道が続く。大川原峡への途中に、名勝「溝ノ口岩穴」なる場所への入り口があり、ついでなので寄ってみる。

3

 鳥居の奥にその岩穴とやらがある。奥がよく見えないので岩小屋のような感じ。中に入ってみるも明かりがないので、どういう構造になっているのか不明。この岩穴は説明文によると長さ200メートル以上あるそうだ。夏にでも涼みがてら懐中電灯を持って訪れてみようかな。

 元の道に戻り、大川原峡へ。そこからはアップダウンの多い道になり、けっこうきつい。いくつもの坂を上っては下り、大川原峡の観光のメインらしきところにようやく着いて、自転車を置き峡谷を見に行く。

4

 巨岩が面白い形に穿たれた川原が展望所の正面にある。ここは樹々も多く、新緑や紅葉の時期は見ごたえがあるでしょう。見物を終え、自転車を進める。やがて人家が見えてきたけど非常に過疎が進んでいる村落みたいで、多くは廃屋になっていた。大河原キャンプ場の横を通り、大川原隧道に出た。ここからの道は知っている。

【大川原隧道】
5

 前に高千穂河原へ行ったときのルートを折り返すように自転車を走らせ、県道2号線に入ったのちは一直線に帰った。

(本日の走行距離 43.2km)

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December 20, 2008

サイクリング@高千穂河原(霧島)敗退記

 天気がよいので、自転車で遠出することにする。
 この時期都城盆地から見る高千穂の峰は空気が澄んでいることから、青空にスカイラインを刻んだ姿がぐんと近づいて見え、存在感抜群である。これは行かねばならないでしょう。

【大河原峡トンネル】
1_3

 県道2号線を行き、左に曲がれば白鹿岳、右に曲がれば大河原峡の交差点を、当然右に曲がる。この道、大河原峡の入り口を越えたところから登りとなり、けっこうな勾配のある坂が続く。都城盆地って盆地のなかから眺める限り、盆地を形成する縁の山々につきあたるまでは、たいした山などないはずなのだが、おかしい。しかしおかしかろうがなんだろうが、山があるのは事実であり、それを越えるべく自転車を漕いでいくのみ。ようやく峠なのか頂上なのかよく分からない最高地点に達しそこからは、高千穂の峰が大きく見える。ここから今までの登りのぶんを一挙にはきだして坂を下り、「ごろん亭」の看板のある交差点で県道31号線に合流。なんだかここに来るまでで相当に疲れたぞ。

【高千穂河原入り口】
2_3

 蕎麦屋の「がまこう庵」が見えるあたりで霧島山麓をめぐる周回道路に入る。ここを霧島神宮の方に向けてしばらく走ると、高千穂河原への入り口が見える。ここから高千穂河原へ7キロという標識が出ているが、さてここから高千穂河原へは標高差500メートル程度。だから平均斜度で7%くらいの坂が続くわけである。7%の坂ならたいしたことはないだろうが、7キロという距離が難物に思える。
 とりあえず進んでいく。2キロほど進めると、けっこう疲労がたまっていることが分かってきた。最初の大河原越えが余計であったか。セオリー的には上り坂は、頂上までは足を下ろさず一挙に登るべきなのだろうけど、根性が持たず、またときおり平坦な道もあることからそういうところを探して、そこで休憩をとって、筋力の回復をまって登っていくことにする。ゆっくりしたペースで高度を上げていったが、だんだんと回復力が落ちてきて、自転車を漕ぐのが苦痛になってくる。高度900メートルを越えたあたりから、勾配は緩くなってきており、走行は楽になっているはずなのに、ペダルが回ってくれない。ついに途中で自転車を漕ぐのを断念。いつ着くやら分からぬ高千穂河原へ、自転車を漕いで行く気力が失せた。心が折れたのである。

【断念点 写真でみてもたいした坂でなく、実際たいしたことはなかったが、しかし登れなかった】
3_2

 自転車を下り、押していく。サイコンの値は時速5キロ。自転車を漕ぐのと歩くのが同じ速度なのでは話にならない。対向車線を走る車からの視線が痛く感じられる数分が過ぎるうち、あっさりと高千穂河原に着。もう少し頑張れば完走できたはずだが、…まあ無理だったな。

【高千穂河原】
4_2

 高千穂河原、駐車料金が二輪車で100円と書いているので、念のため自転車の値段を聞いたが、無料とのこと。ただし、駐輪は二輪車と同じところに止めてくれとのことであった。ここの駐輪場はチェーンキーを結ぶ適当なものがなく、それらしきものはちょっと離れた立ち木しかないので、登山などで長時間駐輪するときは、長めのチェーンを用意したほうがよいでしょう。

【駐輪場】
5_2


 自転車をとめ、霧島神宮の鳥居まで参拝。本殿は山頂にあるので山頂に向かって、拍手を打つ。本殿まで、というか頂上まで行きたいけど、夕方に予定があるので帰ることにする。
 へとへとになりながら、帰宅。サイコンを見ると79.5キロだったので、ついでに500メートル走ってジャスト80キロにする。

 今回は初の敗退であった。今までがハードなサイクリングをしていなかったせいもあるのだが、反省点多し。
 今回わかったこと
・ 右足と左足で疲労度が異なっており、片足に負担をかける走行をしていた。
・ なにしろペダルが回っていない。ぎっこんばったんという運動になっていて、ロスが多い。
・ 私は標準体重であるが、それでは自転車に乗るには重すぎるようだ。
 快適な自転車ライフを楽しむには、それに適した筋トレと走行法の獲得が必要なようだ。自転車の走行法は自転車を漕いでいくことで覚えていくしかないだろうけど、体重は日常生活で容易に減らせる。
 とりあえず、1ヶ月で5キロ体重を落とすようにダイエットしてみることにする。

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December 07, 2008

国見峠 (国見山)

 薩摩より九州各地に延びる幾本もの薩摩街道のうち、宮崎方面の道は国見峠を越えて日向へと至る。国見峠は峠と名前はついているけど、地形上は山であり、国見山という別名もある。昭文社の宮崎県の地図を見ると、国道10号線より分かれて国見峠へ登る道路が載っており、これは自転車で十分に登るのは可能と判断した。

【道路地図】
12_3


 12月7日は素晴らしい快晴。気温もほどほどの寒さ。これは気持ちよいサイクリングが楽しめそうである。
山之口から有水へ抜け国道10号線に入る。地図によればコンビニの対面に岩野屋に入る道があるはずだが、容易に見つけることができた。ただし、熊野神社や国見峠などへ向かうとの標識はなく、ほんとにこの道が山へと続いているかは確信が持てなかったけど、走ること数分して熊野神社に到達。集会所もあり、広い駐車場やトイレがある。この近くより薩摩街道が始まるわけで、すぐに「薩摩街道入り口」の標識が見つかった。しかしそれに従って自転車を進めると、あれ? 民家に入ってしまった。民家の奥に道路が続いている雰囲気はなく、どうもおかしい。民家が薩摩街道のわけないし。よくよく標識を観察すると、矢印の示す方向には、民家にはさまれた狭~い未舗装の道がある。どうやらこれが「薩摩街道」らしいのだが、完全なオフロード。傾斜がつくころには登山道という名前になりそうな道だ。クロスバイクで行って行けないことはないのだろうけど、それなりのアクシデント対策用の装備は必要そう。こんなところでパンクなどしては、日の明るいうちに帰れないゆえ、ここを突破していくの諦めた。

【熊野神社】
Kumanojinnja_2


【薩摩街道標識】
Kaidou_3

 ただし、昭文社の地図では、国見山へ行く道はちゃんとした線で書かれているため、じつは他に正規のルートがある可能性もある。それゆえ、国見山へ向かうと思われる道を探してそこらをうろうろするも、山方面に入ると道は未舗装になり、そのうちの一つなど樹が倒れて封鎖されている。やはり、薩摩街道が国見山へ向かう唯一の道なのであろう。国見山はまた改めてチャレンジすることにする。

【案山子の道】
Kakasi2_4

 10号線を戻り、帰りには高城の歴史博物館に寄ってみる。
 資料を読むうち、高城が肥沃な土地であったことがよく理解できた。ま、これほど広い土地があり、温暖かつ水の豊富なところなので、それも当然か。

【高城歴史博物館】
Takajouhakubutukann_2


【今回の不思議物件】
Kanntennato_2

 山之口~有水間にあった「薩摩寒天工場」
 寒天の産地って、寒冷地ばかりと思っていたけど、とても気温的に産生できそうもない南の国宮崎にも寒天工場の跡地あり。説明の看板を読むと、薩摩藩が財政改善のために建て、材料は甑島で仕入れていたとのこと。こんな辺鄙な地に建てたのは、まずは気象条件。ここではテングサが凍結する温度まで気温が下がるのであろう。もう一つの主な理由は、幕府に見つからないようにするためだそうである。そりゃ、密輸目的の製品だから容易に見つかっては藩主の首が飛びまするな。このような地道な努力で小金を稼ぎ、そうして倒幕の力を蓄えたわけで、それなりに歴史的意義のある建物跡である。

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December 06, 2008

鼻切峠周回路

 都城と曽於市のほぼ境に位置する鼻切峠。近いのでよく訪れる峠である。
 この峠を下っていくと志布志や日南へ行けるのであるが、ここに来たときは、せっかくここまで登ったのにただ下っていくのも勿体なく感じられ、たいていはサシバ林道経由で金御岳に登るか、あるいは東方向に伸びている林道をその最高点らしきところまで登っていくのが常であった。
 それゆえ鼻切峠から先を私は知らないのであるが、知って悪いことはなにもないですな。
 今回は鼻切峠を山行の入り口とせず、ここを通過ポイントとする周回路をぶらりと走る、お気楽サイクリングを楽しむことにする。

 医師会病院の前の道を金御岳を正面に見ながら、だらだらした道を進み、やがて南之郷方面への標識が出て、そこを左に曲がる。ここからはいかにも山間の道路らしい、曲線の多い道となる。山々も近くなり景色もよい。晩秋の樹々が山をくすんだ色に染め、季節感が豊かとなる。そうこうしているうちに傾斜がつきだし、金御岳方向への登りが始まったことが分かる。途中中岳ダムへの標識が横にあるがここに寄ることはせず、そのまま登っていくと、サシバ林道入り口に到着。いつもはここを登っていくのだが、今回はお気楽サイクリングなので、すぐ近くの鼻切峠を越え、そこからは単純な下り坂。一挙に都城にと下っていった。
 道路も広く、車の通行料も少なく、快適なサイクリングが楽しめるルートであった。

【金御岳遠景】
Ennkei


【中岳ダム入口】
Damu


【サシバ林道】
Sasiba

【今回の不思議物件】
House


 山の中の床屋。
 山の床屋自体は珍しくはないけれど、(床屋は人間生活上必要不可欠の存在であるからして)、この壁画はちょいと珍しい。鏝絵ふうな風情はなかなかよろしいが、山のなかでいきなりこういう大画面の浮世絵を見ると、ありえないものを見た、という不思議感を感じます。

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November 24, 2008

白鹿岳@曽於市

 白鹿岳というのは曽於市で一番高い山である。
 標高603メートル。高さはそれなりだが、星がきれいで有名なところであって、観測者がよく訪れるそうだ。頂上は整備されておりこじんまりとした公園もある。
 ちなみに曽於(そお)市の「そ」は熊襲の「そ」であり、球磨とあわせて熊襲なのである。日本書紀にも出てくる由緒ある地名なのだ。その由緒ある地の一番高い山、自転車で頂上まで行ける山であり、眺望もいいらしいので、少々遠いが出かけてみる。

【白鹿岳 遠景】
1_3

 さてその白鹿岳、宮崎側からは入り口が分かりにくい。曽於市に入ったのちは、テレビ塔を建てた山頂は遠望できるものの、入り口への標識が見当たらない。Googleの地図を頼りに、財部南小学校近くで県道482号線より山に向けて曲がっている道に入り、鄙びた集落を横目に山間の道を行く。どこにも標識がないまま山への入り口を求め何度も山間の道を往復するのち、山に登る道は一本しかないのが判明。傾斜15%くらいにとんでもない軽トラック専用みたいな道に突っ込んで登っていく。ようやく踊場みたいな平坦な地が出てきて公民館らしきものが建っている。その傍からちゃんとした舗装路が伸びており、その道の入り口には「白鹿岳林道起点」なる標識があったので、やっと確信を持って白鹿岳に向かって進める道を発見したことになる。
【白鹿岳 近景】
2_3

 この林道も10%以上の斜面。これを進みゆき、ようやく白鹿岳の近景が見えた。ここからでも結構な距離があったが、なんとか山頂公園着。最後の坂はかなりバテました。

【白鹿岳 山頂】
3_3

 山頂には展望台があり、そこからは南九州を代表する山の霧島や桜島がよく見える。南九州の山々の展望台として、ここはお勧めできるポイントです。

【山頂からの展望 雲の上の桜島】
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 下りは鹿児島方面に抜けることにしたけど、こっちもまた山また山で、いつまでたっても山から脱出できる気配がない。山深い地ゆえ、とんでもないところに迷いこむ可能性あり。はたしてこの道でいいのであろうと不安になるころ、いきなり信号とガソリンスタンドが見え、そこでぽっかりと県道2号線に出ました。
 あとは交通量の多い舗装道を漕いで帰っていくのみ。
 (本日の走行距離 61km)

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【今回の不思議物件】
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 白鹿岳から下りていく途中の山の中、線路も道路もないところの崖にトンネルを掘っている。この地で鉱石が掘れるという話も聞いたことないし、はてなんであろうと不思議に思っていたところ、自転車を止めたところのすぐ近くに、解説の看板があった。
 (私と同様に不思議に思う人が多いんでしょうな)
 これは地下水路を作っているのである。近くにダムがあり、そこからこの沢に水を通し、利水するそうだ。車や人は通らぬけど、水が通るトンネル通路を作っているのあった。

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