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October 2019の記事

October 02, 2019

ラグビー ワールドカップ観戦記@大分市

【ビッグアイ@Wikipediaより】

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 ラグビー ワールドカップ、ニュージーランドVSカナダ戦が大分ビッグアイでの初試合として開催されるので観に行ってきた。
 ラグビーって、観ていてこんなに面白いスポーツもそうはないと思うけど、贔屓のチームがあるわけでもなく、年末年始の花園大会をたまに観るくらいが、私にとっては関の山であった。しかしラグビーのようなメジャースポーツのワールドカップが本邦で開催されるのは、私の人生でただ一回のチャンスであろうから、この機会を利用して、世界最高峰のラグビーを観るために、大分市のビッグアイまで遠征した次第。

 10月2日はあいにく台風が九州の西を通過中で、天気が不安定なのが確定していた。チケットには、通常の雨なら決行、場内での傘は禁止なので、雨具を持参してください、とか書いていたので、それ相当のものを準備して持って行ったけど、会場に着いてみると、ビッグアイは屋根が閉っていたので必要なかった。
 ビッグアイはその名前の通り、中央部が開いていたはずだが、じつは開閉式なのであった。

【キックオフ】

Rugby

 国家斉唱のあと、オールブラックスの勇壮なハカを観たのち、キックオフ。オールブラックス選手がいっせいにカナダサイドに攻め入り、スクラム組んだのちは、あっさりとゴールラインに押し込み、先制。
 それからもオールブラックスは圧倒的な強さを見せ、カナダに一瞬の隙が出来たと思ったら、ボールを奪った選手はフィールドを颯爽と駆け抜けトライ、トライ、トライ。カナダがなんとか反撃しようとゴールライン近くまで迫っても、結局は頑強なオールブラックスのディフェンスに拒まれ押し返され、さらにはカウンターをくらってしまう。
 フィジカルストレンス、スピード、テクニック、それら全てオールブラックスがカナダを上回っているので、もう後半になっては、試合の形をなさなくなってしまった。
 ラグビーって、実力が痛いほどに如実そのままに現れるスポーツだなあ、と私は感心してしまった。そして、それで先日の日本VSアイルランド戦において、日本が勝利を収めたのは、奇跡とか偶然ではなく、たんに実力によるものであることも分かった。奇跡や偶然でなんとかなるほどラグビーは甘いスポーツではないっす。
 それにしても、ニュージーランドとカナダ、どちらも大英帝国の移民の国なのに、どこでどうやってこんなに差がついてしまったのだ。

【日程シャツ:ニュージランドサポーター】

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 試合には外国人も多く来ていたけど、当たり前ながら主力はニュージーランド人とカナダ人。前者は黒の、後者は赤のシャツを着ているので見分けは簡単につく。
 私の席の隣は、五人のニュージーランド人オヤジ組であった。
 試合前に、隣の人が「お前はどちらの味方なんだ?」と聞いてきたので、「日本でラグビーワールドカップが開かれるなんて一生で一回しかないだろうから記念に来た。だから、どちらのチームのサポーターでもないが、グッドプレイ、グッドゲームを期待している」と正直に答えておいた。そして「オールブラックスは日本でも大変有名なチームで、特にハカはよく知られている。ライブでそれを観るのが楽しみだ」と言うと、その一つ隣の人が、「彼はハカが得意なんだ。一緒にダンスしてくれるよ」と言い、みなで笑った。
 彼らは大分のような地方都市に、ビッグアイのようなビューティフルな会場があることを称賛していた。ただし席が小さくて、外国人には辛いと文句も言っていた。私はビッグアイ建設の由来について一通り説明したのち、ビッグアイに外国人がたくさん来るのはレアケースなので、どうもすみません、I’m sorry on behalh of Japaneseと謝っておいた。
 試合が始まると、当然オールブラックスの快進撃に、隣組は大騒ぎで盛り上がっており、その流れでついつい私もオ-ルブラックスを応援していたけど、後半になり差が付きすぎると、会場全体はカナダ贔屓の雰囲気になり、カナダの選手がニュージーランドフィールド内に切り込むと大歓声が上がり、しかし大抵はあっさりと拒まれるので、しゅんとなる、その繰り返しであった。会場としては、カナダにワントライくらいはさせてやれよ、という感じであったが、オールブラックスは無情なのであった。

 試合が終わったのち、オヤジ組に「日本ではどれくらい観戦するのか」と尋ねたら、くるっと振り返りシャツの背中を見せてもらった。このずらりと並んだ日程、日本全国を追いかけるのである。うーむ、マニアってたいしたものだなあ。

【大分駅前】

Rugby3

 試合終了後は、大観衆のピストン輸送のためのシャトルバスの大行列に並んで順番を待つ。大分駅や別府駅から3万人近くの人を運ぶ大事業。様々なバス会社、大分県中のバスが集まっていた。
 ビッグアイは公共交通機関のアプローチシステムが貧弱なので、こういうピストン方式をとらないといけないのは理解できるけど、どうにも手際が悪いのが気になった。
 ビッグアイはトリニータの本拠地であり、その試合にも3万人の人は集まるので、輸送システムは確立しているのだろうと勝手に思っていたけど、いざそれを利用しようとすると、どこがどの行列で、どこが最後尾なのか、どうにもはっきりせず、まるで試行錯誤の段階のように見えた。これが駅内の人や道路の交通量の多い休日昼間の開催時は、けっこうたいへんな混雑渋滞になるのではと危惧した次第。まあ、それこそ試行錯誤を重ね、改善はしていくのだろうけど。

 結局、午後11時を過ぎて大分駅に着き、駅近くの駐車場を出発。
 台風通過中、大分市は小雨で済んでいたけど、高速に乗って走っていると、宮崎方面に雷が光っている。いやだな~と思いながら走るうち、県境近くで突如豪雨となり、50km制限となっていた。そしてその速度で走っていてもフロントガラスには雨が水平方向に滝のように叩き、道路は時に川となる。ただ、川に突っ込み、どんなにタイヤが水を撒き散らそうが、まったくハンドルは取られず、車の走行は安定していたので、「ああ、電子制御式四駆(インテリジェント四駆)の車にしておいてほんとに良かった」と心から思った。
 豪雨のなかを安全運転で走るなか、蒲江インターの次で一般道に下りようかなと思っていたが、そこらあたりで雨が弱まったので、東九州道をそのまま走り、宮崎に入ってからはほぼ上がったので、そこからは安心して走ることができた。

 ラグビー、試合はまあ楽しかったけど、会場までの大混雑のアプローチと帰り、そして豪雨のなかの運転、ラグビー以外で疲れ果てた一日であった。

 

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