湯田中渋湯温泉郷@長野
善光寺の門前町である長野の奥座敷、湯田中渋温泉郷。長野からここまで私鉄が走っており、その終点地が湯田中温泉。
この温泉に、ユニークな建物と温泉を持つ、江戸寛政時代からの老舗旅館「よろづや」があり、そこに宿泊。
【ロビー】
「よろづや」は外見は廃虚風雰囲気のある鉄筋高層建築物だけど、中に入ると、華やぎのあるレトロな空間が広がっていて、驚かされる。
【風景】
本館の部屋から眺める風景。
志賀高原へと向かう山並みが続いているはずだが、雲に途切れている。
天気のよい日は、長野ならではの雄大な山岳の風景が広がっているだろうに、少々残念。
【桃山風呂:宿公式ページより】
純木造伽藍建築なる工法で建てられた大風呂は、その建築様式の豪華でまさに圧巻。自然の木だけを使い、ここまで豪奢で立派な風呂って、初めて見た。国の文化財に指定されている理由も納得である。
【世界大平和観音】
湯田中温泉は俳人小林一茶がよく訪れ句を詠んだ地ということで、一茶が散策した裏山が散歩道として整備されている。
そのスタート地点が平和観音像であるが、かつては現役の宗教施設らしかった廃園のなか、もう手入れがなされなくなって久しいとおぼしき姿が、妙に印象的であった。
【一茶のこみち】
湯田中温泉の裏山、害獣除けの電気柵に沿って歩いてみる。周囲は鬱蒼とした雑木林で、展望はまったく利かない。
ときおりある「平和の鐘」を鳴らしてみると、やけによく響き、なんだか迷惑行為をやっている気になってしまった。
【夕食】
夕食は地元の山の幸、川の幸を用いたもの。
いずれも普通に美味しかった。
長野は蕎麦の名産地であり、特に本日訪れた戸隠は全国的に有名であるけど、寄る機会がなかった。それをここで経験することができ、とりあえず長野の蕎麦クリア。
【渋温泉】
夕食後、隣の渋温泉まで散策。
石畳の風情ある道を歩いて行く。
【金具屋@渋温泉】
渋温泉の夜の名物「旅館 金具屋」。
千と千尋の温泉宿のモデルになったとも称される、木造4階建ての国の文化財。
ライトアップされた姿は、夢幻的であり、御伽の世界の建物のよう。
【かえで通り】
朝は湯田中温泉名物の朝市へ。
地図では「かえで通り」を進むとそこへ行けるとのことであったが、その通りに出ると、名前の由来がわかった。
【朝市@湯田中駅前】
足湯もある湯田中温泉駅前で、土日月の早朝に行われる朝市。
野菜、果物、漬物、ジャム等々が売られているこじんまりした市。観光客と地元の人がまじり、コスパの良さそうな品々を買い求めておりました。
山間の静かな温泉街に、この風景はよくあっていたと思う。
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