オオヤマレンゲ(2)@英彦山
【九州自然歩道】
梅雨の時期なのに好天の日曜日、鳴子山に引き続き、オオヤマレンゲを見に英彦山へと。
別所駐車場に着くと、登山日和だけあってほぼ満車状態。強引に数台とめるスペースはありそうだったが、本日は北岳始点の周回コースを予定していたため、素通りして次の駐車場へ。英彦山は別所から高住神社までの間に広大な駐車場がいくつもあるけれど、これってオーバースペックなのではといつも思う。おかげで便利ではあるが。駐車場からはすぐ九州自然歩道を使って、高住神社の登山口まで行く。杉林のなかの平坦な散歩道である。
【キャンプ場】
キャンプ場に出ると丘の緑が濃く、青空のもと輝いている。梅雨とは思えない初夏のような景色であるが、じっさいまだこの地域は梅雨入りしていない。
【登山道】
北岳への登山道は苔むした岩が続き、霊山らしい神秘的な雰囲気をまとっている。
【展望台】
途中で展望台に寄ってみた。
この「展望台」、じつは切り立った一枚の岩壁であり、「展望板」とも称すべきもの。それゆえ高度感抜群であり、眼下に広がる風景もまた雄大。
【オオヤマレンゲ】
北岳への稜線の手前の「溶岩の壁」あたりに英彦山の名物であるオオヤマレンゲの群落がある。
鳴子山ではまだ始まったばかりであったが、対照的に英彦山ではほぼ終わりかけ。枯れた花がいくつも樹にあるなか、それでもちょうど満開のオオヤマレンゲをいくつか見ることができたのはまだ幸運であった。
北岳経由で英彦山に登って来る人はたいていこれが目当てなので、オオヤマレンゲの前ではたくさんの登山客が集い、写真を撮っていて、順番待ちの行列ができていた。
【ヒコサンヒメシャラ】
オオヤマレンゲの傍に、これも英彦山を代表する花ヒコサンヒメシャラが咲いていて、こちらのほうは蕾も多く、今からどんどん花が開いていくところであった。
オオヤマレンゲには華やかさでは負けるものの、独特の愛嬌がある良い花である。
三枚目のものは中岳山頂に咲いていたもの。さすが英彦山の名のついた樹であり、英彦山のあちこちに生えていた。普通のヒメシャラと違ってあまり目立たない樹なので、花の時期でないとなかなか気付かない。
【中岳へ】
北岳まで登ると、中岳、南岳は近い。
【南岳山頂】
中岳から南岳にかけてはエゴノキの白い花がちょうど盛りであって、登山道にもいくつもの花が散っていて、道を白く染めていた。
【大南神社】
南岳からは大南神社を通るコースで下山。そこそこ岩場があり、変化に富んだ道である。
【学問神社】
登山道から少し外れているが、学問神社にも寄ってみた。いろいろあやかりたいことがあったので。ここは御利益がありそうな名前の神社だけあって、たどり着くまでの道はけっこう険しく、ちょっとしたアドベンチャールートになっている。
【奉幣殿】
奉幣殿に着いて、だいたい登山は終了。
本日もたくさんの花々を見ることが出来て、いい登山であった。
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