アケボノツツジ@行縢山雌岳
4月中旬、桜も散ったあと、アケノボツツジの季節を迎える。
主に南九州の高山で咲く花、アケボノツツジはその花勢の豪華さから、ツツジの女王と称され、そしてその名にふさわしい絢爛たる佇まいを見せる。
宮崎県北で一番先にアケボノツツジが咲くのは行縢山雌岳なので、好天の週末、登ってみた。
【登山道】
行縢山雌岳は展望が利かない山なので、人はたいてい雄岳の方に登り、そして私もそうなのであるが、この季節だけはアケボノツツジ目当てに登山者が増える。
雌岳にはいろいろ登山ルートがあるが、今回は南尾根の直登ルートを使用。雌岳に一直線に登るルートなので、最も早く登ることができる。ただし、あまり使われていない登山道なので、藪は多いし、難所も多く、それなりの緊張を強いられる。
【登山道】
藪を越えると、下草の少ない尾根道となる。ミツバツツジが出迎えてくれる。
【ヒカゲツツジ】
雌岳山頂に到着し、東側に少々下りるとヒカゲツツジの群落がある。
ちょうど花の時期であり、清楚な姿を見ることができた。
【アケボノツツジ】
雌岳の稜線上にアケボノツツジの群落があり、ちょうど満開の時期であった。
アケボノツツジは他のツツジと異なり、葉が出る前に一挙に枝一面に花を咲かせる。そのため、樹全体がピンクの明かりを灯すシャンデリアのような姿となり、じつに豪奢で、美しい。
それはまさにツツジの女王であり、そして山の女王と言えよう。
今年も、登山者だけが得ることの出来る、贅沢な時間を味わえた。
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