登山:泉水山~黒岩山@九重
マンサクを目当てに佐渡窪を訪れ、そのまま長者原のホテルに一泊。
今年は暖冬でこれからは春山のシーズン、のはずだったが、夜温泉に入っていると寒くて雪が降ってきた。まさか雪見風呂が楽しめるとは思っていなかった。そして夜が明け、外を見ると、あたりはうっすらと雪が積もっている。
日曜24日は久住か三俣でも登ろうかと思っていたが、それらの山は霧氷で白く覆われている。今シーズン最後の雪山が楽しめる、と思いつつ、そういう事態は想定していなかったので、冬用装備を持ってきていない。なによりサングラスを持ってきていないでの、日の当たる霧氷の道など、それなしだと目が痛くなる。
それで遠目に霧氷を楽しもうと、三俣山と正対する位置にある泉水山へ登ることにした。
長者原から見る三俣山。逆行で分かりづらいが山の半分ほどは霧氷で白く染まっている。
長者原から泉水山へと登る。最初のほうは防火帯を使っての登山。野焼きをしたばかりみたいで、周囲には焦げた匂いがまだ残っている。そして遠い草原も、今野焼き中のようで煙が立っていた。
林のなかに入ると、道には霜が降りていた。
【三俣山】
朝のうちは寒かったけど、10時を過ぎると気温が上がり、向かいの三俣山の霧氷は9割かた溶けていた。
泉水山から黒岩山にかけては馬酔木の群落がある。まだ蕾であり、満開にはあと10日くらいかかりそうだ。
【大崩ノ辻】
稜線から大崩ノ辻へ寄ってみる。ここから見る涌蓋山の眺めが見事である。
【マンサク】
大崩ノ辻の鞍部はツクシシャクナゲの名所であるが、今の時期はマンサクを見ることができた。
【黒岩山山頂】
黒岩山山頂にて。ここにもマンサクがあり、開花を見ることができた。
【三俣山】
三俣山を見てみると、霧氷はすっかり溶けてなくなっていた。
【馬酔木】
泉水山から黒岩山にかけては蕾であった馬酔木だが、長者原の高さまで来ると、もういずこの馬酔木も開花していた。そのなかで一番見事だったのが、馬酔木茶屋前の馬酔木。さすが人の手が入っていると、咲きかたも格があがる。
【阿蘇の野焼き】
帰宅の途上、阿蘇は野焼きの真っ最中で、阿蘇から久住高原にかけては、煙がもうもうとたなびき、視界が悪かった。
予想外の寒波到来で春の気分が損ねた日であったけど、とはいえ季節は確実に春に向かっているのであった。
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