潮州料理:創発@九龍城
かつての魔窟、現在もあやしい雰囲気を残している街、九龍城にある潮州料理の名店。尖沙咀でタクシーの運転手に店の名前を告げると、あっさりと店まで行けたので、地元でもけっこう有名な店と思われる。
有名店であれど、店の外観と中は、もっぱら地元民の使う中華大衆食堂という感じであり、知らないとまず訪れない店ではある。
店の前には、潮州料理のシンボルである生鮮魚介類の水槽。
客はこれらの素材を選んで、料理してもらうことが可能である。
店内入ってすぐには、このように料理が並べられている。これらは温めるだけで、すぐにテーブルに運んでくることができる。
店内にはこのようにずらりとメニューが書かれてある。
中華料理の特徴として、これらは一品だけで4~6人前はあるので、本場の中華料理を食べに行くときは、人数をそろえて行く必要がある。そうでないと、一皿だけで満腹、ということになってしまう。
いろいろなメニューを頼んだけど、最初に出て来たスープでみな感嘆。
鶏の出汁は濃厚なのに、くどくなく、旨さだけを取り出したような感じのもので、この店の料理の技術の高さがよくわかった。
なかの具材の、茸、野菜、それにフカヒレも上質なもの。
頼んだ料理をずらずらと。
巨大蝦蛄の唐揚げは、蝦蛄そのもの自体が見事。鶏肉は無駄な味付けを抑え、鶏の味そのもので勝負している。鵞鳥の肝はまったく臭みやえぐみがなく、とても上品な味に仕上げている。貝と野菜のスープ、豚肉ローストも素材の味重視の立派なもの。
どれも美味であったが、ただ料理によっては日本人にとっては塩味が強めなものがあり、その手のものが苦手な人にはちょっと困るかも。
この店は前評判通り、潮州料理の名店であって、まだまだ注文できていないメニューがたくさんあることから、ぜひともまた来てみたい。
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