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January 2019の記事

January 28, 2019

光洋で蟹とワインを楽しむ

 光洋で「蟹の会」があるとのことで、その日ワイン仲間と光洋で蟹とワインを楽しむことにした。
 店の扉を開けると、炭火で焼く蟹の香りが、店のなかに充満している。寿司屋なのに、ほぼ蟹料理店の雰囲気である。

【松葉蟹】
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 蟹は今が旬のズワイガニ。
 境港から直送の松葉蟹である。

【焼き蟹】
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 蟹の香ばしさを味わうには、焼き蟹が一番。香り、歯ごたえ、味、全てよし。

【蟹身】
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 蟹の身は自分で黙々とほぐして食べるのも良いが、店ではこうしてほぐしたものが出て来る。楽である。

【蟹鍋】
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 蟹鍋は岐阜の平茸と一緒に茹でたもの。
 蟹もよいけど、蟹の出汁をたっぷり吸った平茸もまた美味である。

【エゴンミュラー】
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 正月のドタキャン騒動で予約客に捨てられ行方を失ったエゴンミュラーであるが、それは可哀相なのでと、本日のワイン会で抜栓となった。捨てる神あれば、拾う神あり、ということである。というか拾ったのはW氏なんだけど。
 蟹料理に合うかどうかは微妙なワインであったが、それでも美味しいことは間違いないワインであった。


 九州だとズワイガニが近場にいないので、いいズワイガニを食べる機会が少ないのだけど、こうして良いスワイガニを仕入れて、それをまた上手く料理してくれる店が近くにあるのは幸せなことである。

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January 27, 2019

雪の久住:御池周回コース

【朝の風景】
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 本格的な寒波が到来し、土曜は夜まで雪、そして日曜午前から晴れ、という雪山には絶好のコンディションのはずだが、朝周囲を見ると、たいして雪は積もっていない。
 少々寒波の勢いが弱かったか。

【牧ノ戸】
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 牧ノ戸に着くと、すでに駐車場は満車である。
 雪山好きの人たちが、シーズン到来ということで、どっと押し寄せてきたのだ。
 なお、雪の九重は、牧ノ戸からのコースに人気が偏っており、静かな山行を楽しみたい人は長者原、あるいは南側からのコースがお勧め。

【沓掛山から】
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 最初のピークから登山道を望む。登山道はいいぐあいに雪が積もっているけど、標高1600mくらいから上はまだ雲がかかっている。

【霧氷】
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 登山口からずっと樹々は霧氷をまとっており、ときおり霧氷のトンネルをくぐる。

【登山道】
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 天気は基本的に晴れで、青空ものぞくのだが、まだ標高の高いところは雲のなかである。

【星生山】
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 西千里からまず星生山に登ってみた。山頂に着いたころはまだ雲がかかって、眺めがよくなかったけど、歩いているうち午前11時を過ぎるころから雲が払われていき、そして振り返れば濃い青空のもと、白い星生山が聳えるさまが見える。

【久住山】
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 星生崎からこちらも白く染まった久住山を見る。

【登山道】
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 星生崎からおりて、次は天狗岳へ。
 冬のシーズンはこの山域の人気は凍った御池なので、こちらに向かう登山者が多い。

【御池】
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 天狗ヶ城山頂から見下ろす御池。
 南側の辺縁がまだ凍っていない。

【中岳】
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 次いで中岳へ。
 ここから見る大船山の姿はじつに雄大である。

【御池】
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 中岳から御池に下りてみる。
 凍った池面でソリ遊びをしたり、食事をしたりでくつろぐ人たちが集まっている。
 そして氷の合間からのぞいている水面は青空を映し、これも美しい姿となっていた。

【久住ロボット岩】
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 御池に寄って本日のミッションは終了であるが、ついでなので久住山にも寄ってみた。
 このロボット岩が見えると山頂は近い。
 本日のロボット岩は、冬バージョンで、半分雪化粧だ。

【久住山】
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 久住から遮るもののない360度の風景を楽しんだ。

【西千里浜】
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 久住山から西千里浜を通って下山。
 西千里浜から見る、星生崎と久住山のツーショットは、九重のなかでも最も写真映えするところ。
 ただ、午後からは気温が上がったため、地面は氷が溶けて、泥道状態となっており、絵としてはあまりよくない。

【山恵の湯】
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 牧ノ戸から下山したのち、長者原の山恵の湯によってみた。
 ここから見る三俣山は、朝と比べてもずいぶんと雪が溶けている。
 九重が本格的な雪山になるのは、まだ先の話のようだ。

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January 19, 2019

雪の三俣山

 今シーズンは暖冬で、一月になってもいっこうに九州の山には雪が積もらなかったのであるが、18日金曜夜からようやく寒波が到来して、週末は雪山になるとの予報である。

 土曜日はまだ雪雲が山にかかっていて、天気は荒れ気味との予報ではあったが、せっかくの雪山、天気予報が絶対に正しいとも限らぬので、まずは三俣山に登ってみることにした。

【長者原登山口】
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 雪道のやまなみハイウエイを走って、雪降る長者原に到着。駐車しているのは10台くらい。こんな天気でも登山者はちゃんといるのである。
 登山口から雪は積もっており、全コース雪道を歩けそうだ。

【林道】
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 林道経由で、すがもり越を目指す。

【林道】
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 大曲からの登山道と合流するあたりで三俣山が見える。上半分は雪雲のなかである。
 そして、ここから先、トレースがあるかと思っていたけど、人が通った痕跡はなかった。
 長者原に来る途中、大曲駐車場に車が5台ほどあったのを確認していたので、三俣山に向かっている人たちがいるはずなのだが、彼らはいったいどこに向かったのだろうか?

【林道】
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 振り返れば、雪道には私一人の足跡のみ。
 本日の三俣山は、結局山頂まで私一人だけであって、それで新雪を独り占めで楽しむことができた。

【すがもり越】
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 砂防ダムを越えてから、すがもり越までの道は、風の通り道となっており、ずっと強風が吹いていた。すがもり越でひと休みして、山頂へと向かう。

【砂千里方向】
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 風が強いぶん、雲の流れが早くて、ときおりガスが払われて視界が開ける。
 砂千里方向は、鋭い岩肌の山峰に、白い雪がまとわり、峻厳な景色となっていた。

【稜線】
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 稜線に出ても、視界はよくない。ガスと吹雪で時に視界がゼロになる。ケルンを見つけながら、道を見失わないように進んでいく。

【西峰から】
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 西峰から見る、本峰の山麓。
 春にはピンクで染まるミヤマキリシマの群落は、冬は霧氷をまとって、白一色である。

【本峰山頂】
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 ときおり吹雪くなか、本峰に到着。やはり視界はよくない。
 天候次第では、南峰経由で坊がつるに下りて、それから長者原に戻ることも考えていたけど、天気は悪くなる一方なので、ここで引き返すことにした。
 こんなことなら、大曲から登ればよかったな。

【林道】
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 雪はずっと降り積もり、帰りの林道は、行きよりも雪が積もっていた。

 さて、翌日曜日は午前から晴れの予報。
 積雪後の晴天は、雪山登山のベストコンディションである。
 明日は久住には、登山者がどっさりと来るだろうな。そして私もその一人である。

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January 05, 2019

三社参りサイクリング&光洋

 1月最初の週末。松がまだ明けぬうちにサイクリングを兼ねて初詣に行こう。
 初詣といえば三社参り。宮崎の神社の大物のうち、日向の大御神社、都農の都農神社、宮崎市の宮崎神宮の三社参りとし、その途中にある神社も自転車の機動性を生かしていろいろと参ってみることにする。なにしろ、神社って正月くらいしかまともに行かないので。

【大御神社】
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 日向の大御神社からスタート。
 天照大御神を祀る、九州における「お伊勢様」である。神社の名の「大御」はもちろん天照大御神からつけられている。

【立磐神社】
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 美々津の立磐神社。宮崎県北は神武東征出発の地なので、それにゆかりある神社が多い。ここもその一つ。神武帝の船出の際に航海の安全を祈念したことに由来を持ち、それゆえ日本海軍発祥の地ということになっている。

【都農神社】
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 都農の大きな神社「都農神社」も神武東征にその由来を持つ歴史ある神社。宮崎では神社としての格が最も高い。
 祀っているのは大国主命で、なぜに出雲の神様が?とも思うが、それゆえ神社内には大黒様や兎の像が多くある。

【平田神社】
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 川南の平田神社。茅の輪をくぐって、本年度の無病息災を祈りましょう。

【北山神社】
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 道路に初詣の幟がいっぱいあったので、寄ってみた北山神社。
 神社内の説明書きを読んでみると、京都の北山に由来を持つ神社であった。
 お参りしたあと、神主さんにお祓いを勧められたが、サイクリングの格好でお祓いも変なので、丁寧に遠慮させていただいた。

【水沼神社】
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 新富町の水沼神社。神社裏には蓮でいっぱいの池があった。夏に来るとさぞ壮観であろう。

 今回はミニベロでサイクリングしていたが、思ったより時間がかかり、10号線を走って宮崎神宮に寄ると、夜の食事の時間に間に合わないので、一葉方面に進路を変更した。

【江田神社】
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 パワースポットで有名な江田神社。時間がなかったので、中にはいかず、入り口での参拝。

【一葉稲荷神社】
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 三社参りの終点は一葉稲荷神社にした。日暮れのなか朱塗りの鳥居の列が美しい。
 ここは有名な神社だし、写真映えもするので、三社参りのゴールとして適切であろう。

【一心鮨光洋にて】
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 三社参りを済ませて、本日の食事処「一心鮨光洋」に到着。
 サイクリングの疲れを癒す、美味しい食事と鮨を堪能していたところ、後半のほうで店内になにか落ち着かない雰囲気が出てきた。
 どうやらドタキャンがあったらしく、その連絡等でドタバタしていたらしい。
 そのドタキャンというのがひどくて、単に来ないだけならまだいいとして、(全然よくないけど)、その客がドイツワインが好みということで、銘柄まで指定してワインを店に用意させていた。そのワインが42000円なりのエゴン・ミュラー。ドタキャンによる食材、席の損害だけでも大変なのに、それに使い道のない(というか使い勝手の悪い)高額ワインまで負担させる、というスーパードタキャン。
 ワインを手配したソムリエ氏は高価なワインを前に嘆いていたので、「新年早々大変だけど、これが底に決まっているから、今年はこれから良くなるしかない、とポジティブ思考で行きましょうよ」と私は他人事のように適当なことを言ってなぐさめた。いや、まあほんとに他人事なんだけど、それにしても世の中、どんな人間がいるやら分からないし、何が起きるか分からない、ということを改めて知った平成31年の新年なのであった。

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Shrines


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January 01, 2019

イタリア料理:Acanto@ミラノ

 1月1日の夕食は、ミラノの有名ホテル「プリンシペ・ディ・サヴォイア」のレストラン「Acanto」にて。
 年始年末にさして重きをおかぬヨーロッパといえど、1月1日はさすがに閉店のレストランが多く、そのなかホテルのレストランは確実に休日でも営業しているので、便利である。

 食事はコースは量が多すぎそうだったので、アラカルトで、前菜はパスタ、それにメインを二種類とした。

【パスタ】
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 パスタはなるべくシンプルなものを選び、蛸のスパゲッティ。オリーブオイルと黒胡椒。

【魚料理】
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 鱸のグリル塩焼。それにチコリとキャビアの付け合わせ。キャビアをたっぷり使っており、こちらのほうが主張が強かった。

【肉料理】
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 若鳥の胸肉ロースト。黒トリュフと杏茸。
 ジューシーな鶏肉。焼き加減も丁度よい。

 料理は、「イタリアンと言いながら、じつはパスタもあるフランス料理」といった感じの、高級系料理であった。ホテルが五つ星だから、レストランもそういう趣向になるみたい。
 料理も良かったが、また内装が素晴らしく、豪華で華やかなものであった。サービスも充実丁寧なものであって、新年早々快適な気持ちで過ごすことができた。

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ミラノ散策

 ミラノでは「最後の晩餐」と「大聖堂」が圧倒的で、これでお腹いっぱい、という感じにもなったのだが、ここは世界的観光地であって、まだまだ見るべきものはある。
 それで散策がてら、それらを訪ねてみた。

【ガッレリア】
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 ミラノ大聖堂からスカラ座はアーケードでつながっていて、ミラノ一の繁華街となっている。見事な造形であり、繁華街そのものが芸術作品である。

【スカラ広場】
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 アーケードを抜けるとスカラ座広場。
 ここでは、シャネル5番の香水のオブジェが大人気であった。

【スカラ座】
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 音楽好きにとって、ミラノといえば「スカラ座」。
 といってもそれは中で音楽が鳴って初めて価値あるものなのであり、それで何か面白いものを演っていたらチケットを取ろうかと思っていたけど、年末の演目は「くるみ割り人形」であり、食指が動かないのでやめておいた。 これについては、またの機会にということで。

【マリーノ宮】
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 宮殿として建てられ、現在は市庁舎として使われている建物。普段は公開されていないが、年末年始は絵画展覧会御が催されていたので入場することができた。絵画よりも、建物そのもののほうが印象的であった。

【ポルディ・ペッツォーリ美術館】
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 ミラノの貴族の個人収集美術品を私邸に展示した美術品。建築、それに収集品でこの持ち主の趣味がよく分かる、まさに私立美術館であった。

【モンテ・ナポレオーネ通り】
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 日本で言えば銀座に当たる、ショッピングストリート。一流のブランドショップが立ち並ぶ。
 Brioniだけ入ってみたけど、日本と似たような品揃えであった。さらには、どこの店舗も客が入っていないのも、日本同様であった。この手の店って、どうやって成り立っているのがいつも不思議に思ってしまう。

【モンタネリ公園】
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 ミラノには公園が多いけど、そのうちの一つ。
 ホテルの近くだったので、ここをよく通った。

【ミラノ中央駅】
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 ムッソリーニが国家の威信をかけて造った駅だそうで、たしかに威風堂々たる立派な駅である。
 外見はローマ帝国式であるが、中の設備は近代的であった。

【プレラ美術館】
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 ミラノ一の規模の美術館。収蔵品も名品ぞろい。
 ただし、休館日が年末年始に集中してしまい、入館する機会がなかった。

【スフォルツォ城】
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 文化が華やいだルネッサンス期に立てられた城塞。中には博物館、美術館があるのだけど、あいにく休館日。

【教会】
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 歴史上ミラノ一の有名人となると、たぶんローマ帝国時代のミラノ大司教アンブロージョとなるのだろうけど、彼を祀ったサンタンブロージュ教会はロマネスク建築の傑作と言われており、訪れてみることにした。しかしGoogle mapに従って行くと、そこにはロマネスクとは大違いの近代的教会があって驚いた。
 これは単にGoogle mapの間違いで、そこはサンタンブロージュという地区であって、教会名で検索しても、そこにポイントを置いてしまうのであった。改めて訪ね直す気力もなく、結局教会には行っていない。

【ナヴィリオ運河】
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 かつてミラノは運河がはりめぐされ、運河の町だったのだが、今では多くは埋め立てられ残っていない。
 その名残を示すのが、ナヴィリオ運河。露天市が開かれ、人通り多いにぎやかなところである。


 ミラノ、いろいろ見残したものは多いので、いつかまた訪れてみることにしてみよう。

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