鮨み富@銀座
平成30年の年越しはミラノで過ごそうと思い、羽田発でミラノへ発つことにした。
当日宮崎発で行けないこともないのだが、前泊したほうが時間の余裕があるので、仕事納めのあとは東京に移動。
東京といえばまずは鮨だけど、近頃、東京の有名寿司店は予約が取るのが大変となってきて、しかもたいていは時間指定制で使い勝手が悪くなっている。さらには、銀座のブランドが上がり過ぎて、「銀座に来てもらったからには、特別な経験をしてもらいたい」との店主の熱意から、高級ネタが集中したツマミが出てきて、値段の高騰ぶりはともかくとして、寿司料理そのものとしてバランスが悪くなっている、という傾向を私は感じている。
というわけで、夕食は鮨以外にしようと思っていたが、年末発刊の週刊新潮の食べ物欄を読んでいたところ、銀座の「み富」が昔からの江戸前スタイルの鮨を出していて好評であり、そして開店してまだ間もないので予約も取りやすいと書いてあったので、ものは試しと予定日の2日前に電話してみたら容易に予約をゲットできたので、Go。
「み富」の店主は、銀座の老舗店「新富寿司」にずっと勤めていた人で、その仕事を踏襲した鮨を出しているとのことである。
ツマミは主に、ネタを切ったものであり、過剰なものはなくてすっきりしている。
鮨に関しては、〆モノや、煮物は丁寧な仕事が施されており、鮨全体が高いレベルで安定していて、江戸前鮨の魅力そのものに満ちていた。会計もいたってリーゾナブルなものであり、これは使い勝手のたいへんよい良店だと思った。
ただし、便利のよすぎる所にあるので、やがては新橋系の有名店のように予約困難店になるなんだろうな、とも思った。
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