唐津の紅葉巡り
唐津城といえば、巨大な藤棚で有名だけど、紅葉もなかなかのものである。
本日は天気もよく、陽光に照らされた紅葉がひときわ美しく映えた。
城に登ってからの唐津市街の眺めもまたよろしい。海岸に沿っての中洲にある街並み、そして遠くに虹の松原。
城散策ののちは城下の旅館に一泊して、それから紅葉の本命である、唐津市厳木の「環境芸術の森」へ。
ここは、佐賀県随一であることは言うに及ばず、九州でも一番のカエデの樹を有する紅葉の名所であって、ちかごろとくに人気が出てきたという。
作礼山の麓にある環境芸術の森に到着。
紅葉は残念ながらピークを過ぎており、半分ほどは落葉しているとのこと。
半分終わっているといっても、樹々の数が多いので、けっこうな数のよく染まった紅葉が残っており、いい景色である。
そして散った落ち葉も、樹々のあいまに絨毯のように積もり、それもまた美しい。
敷地内には、山荘があり、その居間から眺める紅葉の景色が日本画のようだと名高いのだが、残念ながら旬は過ぎていた。
でも、紅葉の盛りの頃はたしかに素晴らしい景色が広がることは十分想像できた。
紅葉をたっぷり見物したのちは、次の目的地へ移動。
唐津市厳木のもう一つの名物は、パン屋「我楽房」。
この店、材料、製法、焼き方、すべてに独自のこだわりをもってパンをつくっており、その味の良さで人気店となっている。
で、そこへと向かったが、山に入ってからは、人家とてないくねくね道をずっと登って行き、本当にこんなところにパン屋があるのだろうかと不安に思うころ、ようやく標識が出てから、激坂を登り我楽房に到着。
こういうところで、こういう店をやっているからには、店主は相当の風流人だろうと思うけど、現れた店主はやっぱりそういう感じの人物であった。
パンは数種類あるけど、どれも特大サイズであり、いろいろ試すというわけにはいかなそう。
選んでみた「幡随院長兵衛」なるパンは、この店の名物らしい、塩味ゴマ風味のパン。
食べてみれば、素朴ながら、小麦粉本来の旨さ、甘さが口のなかに広がる、とても美味しいパンであった。人気があるわけだ。
我楽房は、店そのものがアートになっていて、いろいろと工夫がある。
とくに店主手製の超大型スピーカーは、低音が非常によく響き、とても聴きごたえある音を出していた。
また庭に植えられていた紅葉も美しかった。
ここでも紅葉を体験でき、唐津の紅葉巡りは充実したものとなった。
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