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November 02, 2018

ビストロ プティポワ@神戸市兵庫駅

 11月週末は紅葉見物を一休みして、神戸へ出張。
 宿は三宮に取っていたので、着いた日の夕食は、神戸名所の中華街に出かけて、中華でも食おうかと思っていた。
 しかしバス停から下りてGoogle Mapに任せて三宮のホテルに近づくと、私の記憶のなかにあるネットに載っていた写真とどうにも違う。しかし名前は間違いないので入ってみると、フロントで「お客さまのホテルは、同じ名前なのですが、兵庫駅のほうのです」と言われて、そちらに移動。ネットで適当に予約をして、つめが甘いとこういうことになる。反省。

 それで着いた兵庫駅。先のホテルより駅に近くて便利な位置にあったのはラッキーであったが、駅周囲の雰囲気がずいぶんと今までの駅と異なる。三宮からは元町→神戸→兵庫とJRの駅を移動するのであるが、駅の名前の規模が大きくなるにつれ、街の規模は下町的になるようであった。

 そして、中華目当てに三宮をまた往復するのも面倒なので、適当な飲食店目当てに兵庫駅周囲を散策。
 駅周囲は一見寂れているが、路地裏にはよさげな居酒屋、一杯飲み屋のたぐいが多くあり、東京でいえば新橋みたいな感じの街であった。

 そのなか、「ビストロ プティポワ」なるフレンチの店を見つけた。
 いかにも美味そうなものが出てきそうな雰囲気のある、こじんまりしたビストロであり、そして客もほとんど入っていなかったので、これにした。

 初めての店ゆえ、量がどれほどか分からないけど、とりあえず前菜多めの、前菜2品+スープ+メイン+デザートにしてみた。

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 前菜は、魚は新鮮なもの、肉はじっくりと熟成したもので、どれも良い素材を使っていた。味付け、調理、丁寧なもので、どの一品も神経の行き届いたものである。
 メインはフランス鴨のロースト、赤ワインソースだけど、けっこう本格的なフレンチであった。バゲットは自家製の焼き立て。
 どれも美味しくいただいた。

 この手の技術のしっかりしたフレンチビストロって、案外希少価値のあるものであり、神戸の中心地から少々離れた、下町情緒の漂うところにもこのレベルの店があるのは、神戸の食の文化の高さを示しているように思え、さすが古くから異国との貿易で栄えた街と感心した。

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