イギリス料理:サヴォイ・グリル@ロンドン
近代ホテルの歴史はここから始まったと称される老舗ホテル「ザ・サヴォイ」のなかのレストラン。
ガイド本「地球の歩き方」のイギリス料理の項に、このレストランが一番最初に紹介されていたので、それなりの店ではあるだろうと思い、選んでみた。
このホテル一目見た時、どうも見覚えがある気がしたが、「ノッティングヒルの恋人」のロケに使われていたのをあとで思いだした。
ホテルに入ると、さすが高級ホテルの典型であって、全てが格調高いつくりであった。
レストラン「サヴォイ・グリル Savoy grill」は玄関から入ってすぐのところにあった。
中に案内されると、室内はホテル同様に、高級感あふれる空間であった。客もドレスコードをみなきちんと守っており、今回訪れたレストランではここが一番格が高いと思った。
この店のスペシャリテである舌ビラメのグリル。
ドーバー海峡の質のよい舌ビラメを厳選して調理したものだそうだ。
この店のスペシャリテは魚は舌ビラメ、肉はローストビーフだそうだが、メニューをみるとビーフは300g以上からとなっており、その量をとても食べられるわけないので、鶏を選んでみた。
それで、魚も鶏も、普通に火を通して、普通に味付けしたという感じで、よく言えば昔からの料理を伝える伝統的な料理、悪く言えばあんまり特徴のない料理、というところで、私の感覚としては、いわゆる世間一般が想像する「イギリス料理」に、これはけっこう近いものではと思った。
もちろん、不味い、とかいうことはまったくなく、普通においしい料理である。
そして何と言っても、クラシカルなレストランの雰囲気がたいへん良く、かつてハリウッドの大スター達がこのレストランを贔屓にして幾度も訪れたという歴史をダイレクトに感じとれる、そういう大いなる魅力がある。
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