登山:駒ヶ滝@芸北龍頭山
2月の連休は広島まで行って、雪山に登ることにした。
今年は例年にない大雪の年であり、中国山地にはどっさりと雪が積もっているであろうから、それを目当ての登山である。
ただし、問題は登山口までのアプローチであり、大雪でいずこの道路も通行困難になっていることが予想されるので、なるべく幹線道路に近いところに登山口のある山を目的地に選ぶこととした。
山渓社の「広島の山」の地図を見て、高速道のICから道路が伸びて、登山口近くに道の駅やドライブインなどの施設のある山を探すと、芸北の龍頭山と、吉和の冠山が見つかったので、まずは龍頭山に行くこととした。
しかしながら、2月に入って猛威をふるっていたシベリア寒気団は、連休初日の土曜日にはいったん引きあげてしまい、気温は急上昇。そして気温はいいとして、前線が居座っていたので、中国地方はずっと雨の予報。
そしてじっさいに土曜は朝から雨が降っていた。
暖かくて、雨も降っていて、とても雪山に登る気分になれなかったが、せっかく遠方に来たので、雨足が弱まって来ることを期待して、午後に龍頭山の登山口近くの「道の駅 豊平どんぐり村」まで行って、ぶらぶらと散策。とかしているうち、本当に小雨になってきたので、とりあえず登山口まで行ってみた。
雪は豊富であるが、道路はきちんと除雪されていた。
龍頭山は人気のある山なのであるが、この天気では、駐車場には一台もとまっていなかった。
雨は止む気配もなかったが、登山道の雪道を見ると、やはり山歩きをしたくなり、アイゼンを装着して行けるところまで進んでみることにした。
道には前日の登山者によるものと思われるトレースがあり、楽に進めた。
雨は降ってはいるものの、ときおり視界が開け、龍頭山も見ることができた。
登山道はいずこも雪がたっぷり。
そして登山道の上にかかる樹にも雪がどっさり。
これが落ちて直撃すると大変なので、ここは上をしっかり見ながら通過。
やがて道は駒ヶ瀧と山頂への分岐へと出る。
まずは駒ヶ滝に寄ってみた。
気温が暖かいせいもあり、滝はたいして凍ってなく、見ごたえはなかった。
そして雨足はまた強まってきて、展望は期待できないだろうし、グローブも濡れてしまい、モチベーションは下がる一方であり、龍頭山はここでおしまいにして、引き返すことにした。
雪が多い月の連休、ウィンタースポーツ場はどこも稼ぎ時であったろうに、この天気ではどこも閑散としていたと思われる。なんともついていない話であるが、シベリア寒気団は今夜からまた南下してきて、日曜月曜はまた雪が降るとの予報。
それで、明日の吉和冠山は楽しめそうである。
というわけで、本来なら本日は吉和のどこかに泊まってよかったのだが、せっかく広島に来たからには、広島市の寿司の名店「吉鮨」に行ってみたい。
それで下山後は広島市へと移動した。
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