登山:冬の雲仙岳
冬は霧氷で有名となる雲仙岳へと登ることにしてみた。
熊本からは、島原までフェリーで向う。このフェリー、観光客からもらえる餌を目当てに、カモメが群れ飛んでおり、ユニークな姿を楽しむことができる。
カモメは船と同速度で飛んでいるので、まるで空中に止まっているかのようだ。
1月の九州は週末ごとに寒気が入っていいサイクルになっていたのだが、弟4週はそのサイクルからは外れて、小春日和とまではいかないが、気温が上がり、どうにも霧氷は楽しめない模様。
そして、いざ仁田峠に着くと、妙見岳にはまったく白いものは見当たらず、どうやら今回は外れのようであった。
霧氷の時期は、白いトンネルとなる妙見岳の登山道。
本日は普通の冬枯れの風景。
妙見岳からは国見岳へと。
山頂から観る、普賢岳と平成新山の姿は勇壮である。
ただし、本日は春みたいな感じで大気が靄っており、遠景がどうにもくっきりしない。
地元の人に言わせれば、PM2.5の影響だそうだが、長崎もけっこう被害を被っているのか。
鳩穴経由で平成新山前へ。
今も活発に活動している平成新山はいくつも水蒸気が立ち上っている。
あまり寒くもない本日の登山であったが、噴火口の窪地で、日陰になる場所ではまだ雪が残っており、このあたりはひんやりとしていた。
雲仙岳のゴールは普賢岳。
霧氷がないせいで、閑散とした山となっており、登山道では人ともほとんどで会わなかった。
普賢神社まで下って登山口に戻る。
ここで普賢岳を観ると、けっこう遠くにある。それなりの距離は歩いたのだと実感できる。
昨年も冬に霧氷をねらって雲仙に登ったけど、その週だけ暖かく、霧氷は見られなかった。
どうも私と冬の雲仙は相性が悪いみたいである。
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