大晦日そして年明けの夜@フィレンツェ
ヨーロッパは日本と違って、年末年始はさほど特別視はされてなく、1月1日が休日になっているくらいで、あとは普通の日の扱いとなっている。
それでも新年を迎える時くらいは、皆で集まりお祝いをするとのことなので、それを観てみることにした。
ガイド本によると、共和国広場の年越しが、花火があがったりして景気がよいと書いていた。それを第一候補として、ついでに人の集まりそうな広場を訪ねて、新年を迎える場所を探してみよう。
フィレンツェを象徴する建物「大聖堂」。ここの広場はさすがに人出が多い。しかし、なにかのイヴェントがあるという雰囲気ではなかった。
本日は月が満月に近く、鐘楼とドームの間に、きれいな月が顔をのぞかせている。
ツリーと、それにメリーゴーランドの電飾が美しい共和国広場。ここも人は多いが、イヴェントの気配なし。
観光名所、ピッティ宮殿。壮大な建物であるが、広場の人の数は少ない。
アルノ川は、両側の岩に煌々と明かりが灯され、川面がそれを反射しきれいである。
そして向うにはライトアップされたヴェッキオ宮殿、その塔からレーザーが放たれていて、どこからでもその場所が分かるようになっている。
フィレンツェの通りは、過剰ではない、落ち着いた電飾でライトアップされており、この古風な街によくあっていた。
その明るい街路に導かれ、ヴェッキオ宮殿へと行く。レーザーを下から見上げる図。
シニョリーア広場は、なにかの演奏の準備中であった。そのせいか、まだ人出は少ない。
アカデミア美術館近くの聖母廣場は、すでにミュージシャンの演奏が始まっており、そしてイノセント博物館を使ってプロジェクションマッピングを行っており、華やかである。
フィレンツェの北にある自由広場。ここは工事中なので、人はまったくいなかった。
いろいろなところを回った結果、いちばん賑わっており、居て楽しそうな聖母廣場で年越しを迎えることにした。
新年が近くなると、生演奏によるポップミュージックが流れるなか、20秒前くらいから司会者による、10、9、8のカウントダウンが始まった。そして本当の年明けの10秒前くらいに、ゼロ、と宣言され、Happy New Year !の歓声があがった。ラテン民族のおおらかさというか、気の早さというか、なんというか。
新年となり、夜空に上がる花火はなかったけど、街中いたるところで爆竹が鳴らされた。それはけっこう長い時間鳴らされていて、ホテルに帰ってからも、外から響いて来た。
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