イタリア料理:il paligio@フィレンツェ
フィレンツエの一つ星イタリア料理店「Il paligio」は、ホテル・フォーシーズン内にあるレストランである。フォーシーズンはどこの都市でも気合いを入れて造られてるホテルなので、遠目にもすぐ目立つだろうと歩いていってみたら、ホテルのあるはずの場所には古い貴族の大邸宅みたいなものがあり、近代的なビルディングはない。おかしいなあ、と思いつつそこの前に行くと、そこがフォーシーズンであることが判明。そして、その建物はやはり昔の宮殿および修道院をリフォームしてつくられたものであることもあとで知った。
レストランは高級感あふれている。高い円蓋の天井、豪華壮麗な内装、絵画、照明、装飾品、それにテーブル、食器等々。
食事は普通にコース料理を頼んだ。
茹でた蛸、香草のクリームソース。
タラバ蟹のプッタネスカ風冷製スープ
炙りホタテをカリフラワーの上に、キャベツのピュレとシャンパンとチュービルのソース
栗、兎シチュー、西洋山葵のリゾット
鹿の腰肉のステーキ、西洋ネズと白ニンジンのピュレと梨のブランデーソース
素材もよく、味のバランスも良し。
見た目美しく、全てに高度な技術の入った、高級系イタリアン。さすが星付きレストランである。
料理も良かったけど、やはり店の雰囲気が良い。内装、設備が一級なのは当然として、給仕の人たちの物腰や所作が優雅である。そしてこのレストランは、日常使い用ではなく、「特別な日」として使われているようで、ゲストはみなきちんとドレスアップしている。ヨーロッパの人たちは、この手のレストランでの服装がじつによく似あっており、店全体がエレガントな雰囲気に満ち、それを感じるだけでも店に来た価値がある。
素晴らしいレストランであった。
「イタリア料理」カテゴリの記事
- イタリア料理:Vena@京都市(2019.05.12)
- イタリア料理:Acanto@ミラノ(2019.01.01)
- 最後の平成年越しを、Pont de ferr@ミラノにて。(2018.12.31)
- イタリア料理:ラ ピッコラ ポエズィーア La piccola poesia@鹿児島市(2018.11.17)
- フィレンツェ4日目@平成30年元旦(2018.01.01)
「イタリア」カテゴリの記事
- ティベリウス帝別荘(Villa Jovis)@カプリ島 探訪記(2019.11.19)
- イタリア料理:Acanto@ミラノ(2019.01.01)
- ミラノ散策(2019.01.01)
- 最後の平成年越しを、Pont de ferr@ミラノにて。(2018.12.31)
- 誰でもたまげるミラノ大聖堂(2018.12.31)
The comments to this entry are closed.
Comments