雪の大船山@平成29年12月
土曜の久住御池に続き、日曜日は大船山に登山。
土曜は悪天候のなかの登山で大変であったが、本日の予報は午前は曇り、午後から晴れてくるという、まずまずの天候。もっとも当地の気温は最高でもマイナス2度というハードな日であり、高所ではさらに寒いに決まっているので、やはりしっかりとした防寒装備は必要である。
そして晴れるのが午後からになるので、午後1時くらいに山頂に着くように、遅めの午前9時半にスタートした。
長者原登山口から、すでに雪が積もっている。
雲は高めのところにかかっており、目の前の指山レベルは問題ないが、その奥の三俣山は雲のなかだ。
雨ヶ池は、雪におおわれ、雪ヶ池になっていた。
坊がつるは適度な雪の積もりぐあい。
目指す大船山は、いまだ雲のなか。
坊がつるまでは、登山者の足跡も多かったが、大船山への登山道はぐっと少なくなる。新しい足跡は一人ぶんくらい、多くて2~3人といったところであった。(結局、このルートで出会ったのは一人だけだった。)
そして五合目の展望所で坊がつるを眺める。大船山もこの高さでは雲はかかっておらず、まずまずの展望。
雲の流れは早く、ときおり陽が射せば、霧氷が輝いてきれいである。
午後1時頃、大船山山頂に到着。
残念ながらまだガスがかかっており、展望はきかなかった。
山頂から見る大船山名物の御池。完全凍結である。
山頂にしばし滞在したが、ガスはだんだんと払われてきてはいるものの、山頂近傍からガスがなくなるにはまだ時間がかかりそうなので、一年で最も日の短い時期に、山頂に長く留まりたくなく、山頂からの展望はあきらめて下山することにした。
高度を下げると、ガスの中から抜け出て、一挙に展望がきいた。
大船山は山肌全体が樹氷で白く染まり、向かいの三俣山も半分くらいが白く染まっている。
見事な風景であり、これを見たかったのだ。
行きのときはまだガスにおおわれていた段原も、山頂から戻ったときにはガスは払われ、展望がよい。
向かいには白く輝く北大船山。
山頂方向を振り返れば、ようやくガスから大船山山頂が姿を現していた。
今なら山頂からの景色もきれいだろうが、30分かけて登り返す気は、さらさらない。
坊がつるに下りることには、空は晴れ渡っていた。
青い空のもとに、純白の大船山が聳えている。ただただ美しい。
三俣山も、半分は白くなっている。
どっしりした安定感ある山容が、三俣山の特徴である。
坊がつるから雨ヶ池に向けて登っている途中にある展望所からの、坊がつると大船山の眺め。
大空を切り取る、白いスカイラインが見事。
帰りでの雨ヶ池。
行きでは、ここから何も見えなかったが、空が晴れると、白い洋菓子のような、平治岳と北大船の美しい姿が見られた。
今シーズンの九州はひさしぶりに雪が多いようなので、いろいろな山で雪模様を楽しめそうである。
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