« 和食:つる由@奈良市 | Main | 紅葉の競秀峰@耶馬渓 »

November 05, 2017

フランス料理:ルイ ブラン@大阪市靭公園前

 福岡の食仲間たちが、「大阪に凄腕シェフの店がある。ここでしかない素晴らしい料理が味わえるので、ここには絶対行くべき」と話題にしていた。そして訪れた者は皆その料理に感嘆はしていたけど、それとともに「これほどの名店なのに、閑古鳥が鳴いているのは何故?」と、みな同じ感想を述べているので、この店には興味を抱いていたけど、今回紅葉見物に関西に出かけたので、「ルイ ブラン」を訪れる機会を得られた。

【ルイ ブラン】
2

1

 ルイ ブランは大阪市本町の靭公園のすぐ前に位置する。
 薔薇に覆われた美しい公園の前の瀟洒な店であり、いかにもフレンチレストランにふさわしいロケーションと雰囲気。

【アミューズ】
3

 アミューズは、甲イカと旬の野菜に、ナッツオイルとショウガのソースで和えたもの。
 最初の皿からして、印象的。
 まず野菜の新鮮な質感と濃厚な旨さが鮮やかで、それが甲イカの固めの食感とあわさり、かつシンプルなソースによって、全体の質の良さを際立たせている。

【前菜1】
4

 見た目、なんだかよく分からない料理であるが、薄切りの蝦夷鹿に、胡桃や栗をあえて、それに数種の人参と薩摩芋の薄切りを乗せて、ミルフィーユ仕立てにしたもの。
 これはどれも素材がしっかりした味があるので、その各々の味がくっきりと引き立って、独自の味の料理となっている。

【前菜2】
5

 バースニップのボタージュ。
 これはけっこう衝撃的なスープ。素材の味を徹底的に鮮やかに描出するスープであり、京都の一流店の椀物を思わせる、澄み切った味を楽しめる逸品。

【魚料理】
6

 カマスの焼き物なのであるが、一見単純な料理のように見えて、じつはとても手間のかかった料理。
 カマスをいったん皮をおろして、身は香草とともに刻んで焼き、それをまた皮で包んで焼き、ラヴィゴットソースをかけたもの。
 とにかく、口に入れれば、今まで経験したことない料理の世界がある。

【肉料理】
7

 肉料理はまぐれ鴨胸肉のロティ。これに淡路島の玉葱を焼いたものを添えて。
 この料理は素材もいいけど、ソースがまた絶品。

【デザート】
8

 デザートもまた本格的なもので、香り高いモンブランである。


 どの料理も良い素材を仕入れて、それから最大の魅力を引き出そうとする、創意工夫を感じさせるものであった。それらの創意工夫は、きわめて鋭く、徹底的なので、料理に妙な迫力を感じさせる、なんというか真剣勝負的なものであったと思う。

 シェフはフランスの有名レストランでずっと働いたのち、地元の関西に戻って、そしてここに店を開いたそうであるが、関西自体が和食の本場なので、そこからもインスピレーションを受け、さらに自らの料理を進化させており、今やフレンチの枠を超えた独自の料理になっている。

 明らかに唯一無二の料理であり、これは関西に来たとき、外せない名店だと実感した。
 今回は旅行の日程上、ランチだったけど、次回訪れるときはぜひディナーを体験しよう。

 そういえば、福岡の人たちのレポート通り、私が訪れた日も閑古鳥が鳴いていたけど、これほどの実力店、これから客が増えてくるに決まっているので、そのうち予約困難店になるのではと思っている。

|

« 和食:つる由@奈良市 | Main | 紅葉の競秀峰@耶馬渓 »

フランス料理」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/88430/66070777

Listed below are links to weblogs that reference フランス料理:ルイ ブラン@大阪市靭公園前:

« 和食:つる由@奈良市 | Main | 紅葉の競秀峰@耶馬渓 »