串カツ凡@北新地
大阪名物はいろいろあるけど、串カツも代表的なその一つである。
今回は串カツの人気店「串カツ凡」を訪れてみた。
この店の串カツは、大阪で一般的である揚げたての串カツを同じソースで味わう、いわゆる「ソース二度づけ禁止」スタイルではなく、素材によってそれぞれのソースあるいは薬味でいただくスタイル。
そして素材は、野菜、肉、魚介類、よいものを使っていて、それに独自の手を加えたあと、特製の肌理細かいパン粉でじっくりと揚げたものを熱々の状態で一品ずつ出てくる。
このように3種のソース、塩が置かれ、どれをつけるかは、串の尻尾の方向のものがお勧め。だから、この串は塩でいただく。
揚げ物系は、海老がやはり大事。そして串カツでは、ミディアムレアで揚げられる天麩羅と違って、芯までしっかりと熱が通った、ホコホコの食感が味わえ、天麩羅とはまた異なる揚げ物の魅力が分かる。
この店は高級系の食材をふんだんに使うところも特徴。
トリュフ、キャビア、雲丹、フォアグラといった高級食材が、串カツに添えて出されて、・・・それらは繊細な串カツの味を邪魔しているような気もしないではないが、それぞれ別個のものと考えれば、どれも美味。
この店の串の素材は、季節によっていろいろと変わるけど、年間を通してだいたい40種類くらいが用意されているとのこと。
コースというものはなく、あるもの順で出て来るので、腹がいっぱいになったくらいでストップをかける。ほとんどの客は20~30本くらいであり、40種全部食べる人はなかなかいないとのことである。
これらの串に関しては、素材の良さと、それに対する調理が丁寧で、どの串も水準の高いものであった。それには理由があり、この店の料理人は和食店、洋食店等の他の分野で修業してきた人ばかりで、それらの技を使って、串カツを調理するため、串カツという料理の幅が広がっているのである。
この多彩な種類の美味しい串カツを私も頑張って食ったが、26本が限界であった。デザートはいろいろと選べるが、アイスクリームの串カツを選択。
これって、溶けたり、弾けたりさせずに、どうやって揚げるのだろうといつも不思議に思うが、串カツ店の〆は、やはりこれが一番。
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