オーベルジュゆらぎ@新居浜市別子山
四国は、島そのものが山、という地形なので、海岸沿いにある都市から山のほうへ車を走らせると、たいていは30分くらいで閑散な山奥のなかに到達することができる。
人里離れた静かな山麓にある「オーベルジュゆらぎ」もその地形の利を生かして、新居浜市から車で30分ほどの位置にある、自然豊かな料理宿だ。
季節により、咲き乱れる花々や、一面の紅葉を楽しめるし、近くには観光名所である「別子銅山跡」もあり、様々な楽しみ方ができる宿である。
今回は登山を終え、松山自動車道から目指した。カーナビに従い、「いよ西条IC」から下りて県道47号線を走ったが、それは「最短距離を選ぶ」というカーナビの特性によって選ばれた道であり、900mの高さの峠を越えるくねくねの山道を走らされ、ひどい目にあってしまった。こういう道を通る前に、まじめに地図を見て検討すれば、少々遠回りであるが「新居浜IC」から県道9号線を行ったほうがはるかに楽なのは一目瞭然なのであり、帰りは当然それを使った。
宿を訪ねると、まず目に入るのが、直径45mの巨大なドーム型の藤棚。
これ、藤の花の時期はドーム全体が紫色に染まり、壮観だろうなあ。
ディナーは地元の素材を使った、けっこう本格的なフランス料理のコース。
特に派手さや新鮮さはないけれど、スタンダードで、落ち着いて味わえる、丁寧につくられたきちんとした料理の数々。
そして、フロントの係の人が、ディナーのときは給仕担当になったりと、いかにもオーベルジュ的な家庭っぽさもまたいいと思う。
ここらへんの標高では、紅葉の時期にはまだ早かったけど、それでも周囲の遊歩道を散策すると、自然豊かな風景を楽しめた。
そのなかでひときわ目立つのは、ギザギザの稜線を青空に刻んでいる赤石山系。
標高は1700mを越えており、山の多い四国ではこういう立派な山がそこかしこにあるようであった。
いつかこの山も縦走してみたいと思った。・・・来るのは大変なんだけど。
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