平戸観光
盆休みは里帰りのついでに、長崎まで足を伸ばし、平戸を観光してきた。
平戸は玄界灘に面して、小高い山々が連なっている地形だから、つねに潮風が吹いて少しは涼しいであろうとの魂胆であったけど、・・・やっぱり暑かった。
地球温暖化の時代、夏はどこも暑いですな。
平戸は島であり、橋を渡って行かねばばならないが、その橋の手前にあるのが田平天主堂。
赤煉瓦の、経て来た歴史を伝える造りが印象的な美しい教会である。
聖地ルルドを模した洞窟も併設されている。
この赤く立派な橋により、平戸は陸続きとなっている。築四十年である。
平戸はほとんど平地がなく、山で出来ている地形。その山地の小高いところにある展望所が川内峠。
360度広がる風景から、九十九島や、壱岐まで見ることができる。
平戸はその地形から、水田はどうしても棚田形式となる。
一枚一枚積み上がって行く田は、独特の美しさがあるが、作業は大変そうであった。
山鹿流により建てられた珍しい城、とのことであるが、素人にはその違いがよく分からない。
天守閣に登れば、平戸の街並み、港、それに島々を見渡すことができる。
日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルは、日本各所で布教を行ったので、その名をつけた教会が日本に多くある。これもそのうちの一つ。
中央の尖塔を囲むように、いくつもの小尖塔が取り囲む、ゴシック様式の荘厳な教会である。
真言宗派のお寺。
空海が唐から帰国したとき、最初に護摩を焚いた場所につくられたお寺だそうだ。
空海もまた伝承、伝説の多い人物である。
3階の展望所から平戸を見渡せるが、高さがそれほどないので、平戸城ほどの展望はない。
平戸から生月大橋を渡って、生月島まで行くと、この柱状節理が美しい「塩俵の断崖」を望むことができる。
このへんには火山がないので、どうやって出来たのか不思議に思ったが、調べてみると1000~600万年くらい前には、この地域では活発な火山活動が起きていたとのことであった。
平戸は漁も盛んなところなので、夕食は魚つくし。
新鮮な魚でおおいに酒を飲みましょう。
そして〆は、平戸名物「鯛めし」で。
平戸の美しい建築物は夜にはライトアップされており、それらを巡る遊覧バスも各ホテルから出ている。
私はホテルの近くの展望台に登り、街を一望。平戸城や、ザビエル記念堂が白く浮かびあがっている。
平戸は大陸に近く、昔から海外との交流がさかんであった地なので、さまざまな歴史記念物があり、そして地形が複雑なので自然も美しい。
訪れるべき場所が多く、いいところであった。
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