ミヤマキリシマ一日目@九重:三俣山~大船山~平治岳
ミヤマキリシマの季節は梅雨と重なるので、雨のせいでミヤマキリシマ見物は中止、ということによくなる。6月第二の週末も予報はずっと雨だったのだが、二日前に突然雨から晴れとなり、これはラッキーと、九重へと出かけた。
本日のコースは長者原を出発して、三俣山、大船山を周回するコースをとる。
三俣山への登山道を行くと、正面に星生山が見えて来る。
荒々しい山肌を、ミヤマキリシマの群落がピンクに染め、いきなり素晴らしい風景を見せてくれる。
すがもり越えから三俣山に登る。三俣山の山肌のミヤマキリシマも花のつきがよく、稜線に入ってからの眺めが期待できる。
登山道の満開のミヤマキリシマ。奥に大船山。
稜線に出ると、山頂からの山肌のミヤマキリシマの花が見事に咲き誇る姿が、正面に現れる。おどろくような風景。
本峰にかけての山肌にも、びっしりとミヤマキリシマが咲いており、これも素晴らしい風景。
まずは本峰にと登ってみる。
ここから御鉢を眺めると、御鉢(大鍋)そのものにはミヤマキリシマは乏しいものの、鞍部のミヤマキリシマが満開であり、御鉢を巡ることにした。
御鉢の切れ込んだ最低標高部に大きなミヤマキリシマの群落があり、ここは満開。
三俣山名物の大鍋、ミヤマキリシマはあまりない。
まあ、ここは紅葉の名所だから、秋にまた訪れることにしよう。
で、大鍋には降りず、そのまま北峰に登っていき、御鉢巡りを続ける。
御鉢を巡って、南峰に到着。ここから坊がつるに下って行く。
南峰の斜面のミヤマキリシマも見事に咲いている。
南峰からの急傾斜を下り、坊がつるへ。
ここから平治岳を見ると、登山道のある南斜面のミヤマキリシマが一面に咲いている。
今年の九重は、どこもかしこもミヤマキリシマがとんでもないことになっていた。
坊がつるから大船山へと向かう。
段原に出ると、大船山方向はミヤマキリシマの咲き具合があまりよくない。
ミヤマキリシマを観察すると、まだ蕾の状態が多く、大船山に関してはピークはもう少しあとのようであった。
大船山山頂から眺める北大船と平治岳。
この山域のミヤマキリシマは九重でも別格とされているが、その通りの圧倒的染まり具合だ。
段原に戻り、北大船へ登っていく。
美しく咲くミヤマキリシマのなかの登山道を進んでいこう。
稜線から眺める平治岳。
一時期は平治岳南峰のミヤマキリシマは虫害でひどいことになっていたが、そこから完全復活。
峠から山頂に向けて、ずっとピンクに染まっている姿は、なんだかミヤマキリシマのお化けみたいな、異様な迫力を感じさせてくれる。
大戸越え。ここもミヤマキリシマの名所であるが、ピークは少々過ぎていた。
ここから本日のメインの平治岳登山である。
高さはないが、急峻な登山道を登りつめると、この有名な風景が眼前に現れる。
三俣山、坊がつるを背景に、山肌一面がミヤマキリシマに染まる平治岳。
九重を代表する絶景。
今年もこの風景を見ることができた。
本峰側の斜面も一面ミヤマキリシマが咲き誇っている。
ここも、夢幻的な美しい風景だ。
九重を代表する景観を堪能して、坊がつるに下り、それから雨ヶ池経由で下山。
長者原起点の周回ルートで、三俣山、大船山、平治岳と、ミヤマキリシマの名所の山々を訪れたが、いずれも見事な咲き具合であった。花の時期と、天候がうまくあった快心の登山であった。
下山してからは赤川温泉の韓国料理オーベルジュ「赤川温泉スパージュ」に移動。
汗をおおいにかいたのちのビールは極上に美味いのであった。
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