雪の大船山@平成28年冬
毎年、毎年、雪の降る時期の予測が全く立たなくなっている九州だが、12月第三週に突発的に寒波が訪れ、週末は雪山が楽しめることとなった。
それで、九重へとGo。
今回は久住レゾネイトを起点として出発して大船山を目指す。
本日は絶好の好天で、青の色も深い。
しばし登ると、この地区の名物の山桜が4千本植えられているところへ。
春に来ると、絶景が楽しめる場所である。
今シーズン初めて九重に積もった雪は、このルートはまだ誰も通ったことがないようで、獣の足跡以外何もない雪道をずっと登って行く。
九重にいくつもある窪地の湿原の一つ、佐渡窪。
雪がふんわりと積もっている。
雪道を通っていくうち、アセビの群落が現れる。
赤い花穂と、バックの青空、白い雪、見事なコントラスト。
登山道を登りつめると、鉾立峠。いきなり目の前に三俣山が見え、迫力あります。
鉾立峠からしばし登ると、立中山。
ここからしばらく下りになるので、ここでアイゼンを装着した。
立中山からもずっと新雪である。
下りが一段落する頃、灌木帯となり、目指す大船山の姿がくっきりと見える
やがて道は、坊がつるからの道と合流。
ここまでは一人での、新雪に足跡を刻みながらの登山であったが、さすがにここからは登山者がいるので、トレースをたどりながらの登山となる。
登山道は稜線に出て、大船の美しい姿を近くに見ることができる。
稜線に出ると、しばらくはなだらかな道になる。
冬期はここでの霧氷が名物なんだけど、好天で気温も上がっていることから、既に溶けたみたいで、霧氷は見ることができなかった。
山頂に到着。
ここからは、やはり三俣山方面、坊がつるを見る景色が絶品。
春、秋は登山者でにぎわう大船山だけど、雪の時期は人が少なくなる。
今日も大船山で出会った人は、単独行の人たち、3人だけであった。
これは雪の九重が人気がない、というわけでなく、大船山のアプローチの悪さに問題があるのであろう。牧ノ戸から容易に登れる久住のほうは、冬でも大人気なわけだから。
冬の大船山の名物「凍れる御池」は、半端に凍っていた。
御池まで下りて、氷の厚い周辺の部位を歩いてみた。
御池からは岳麓寺方向へ下山する。
好天のもと、祖母山、傾山がくっきりと見える。
このルートの途中にある、「入山公廟」にお参り。
やがて道は、舗装道に出る。
舗装道に出てからは、元の登山口に向かって、舗装道を6km黙々と歩いていくのみ。
久住レゾネイトが奥に見えるけど、遠いなあ。
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