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December 2016の記事

December 24, 2016

クリスマス・イルミネーション@聖心ウルスラ学園

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 LEDの普及もあって、いまや日本全国の冬の風物詩となったイルミネーション。
 私の住んでいる所の周りにも、民家の小規模なものから、商店の中規模なもの、公共施設の大規模なものまでいろいろとあって、にぎやかでよろしい。
 ただ、冬のイルミネーションの元ネタって、クリスマスツリーの装飾からなのであって、幾多のイルミネーションのなかには、本道をいく宗教的で厳かなものも、あるなら見てみたい。

 延岡市にあるミッションスクールの聖心ウルスラ学園の正面玄関に、その元ネタに近いイルミネーションがあるという記事が地方誌に載っていたので、見にいってみた。

 今から2000年以上も前、ベツレヘムの馬小屋でイエスが生まれ、救世主の誕生を告げる神の声に従い、東方の三博士、そして羊飼いたちが訪れ祈りを捧げたという、聖書の記述を再現した模型像がイルミネーションによって輝いている。
 厳かであり、そして華やぎにも満ちている。
 これぞクリスマス・イルミネーションというべきものであり、いいものを見せてもらいました。

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December 17, 2016

久住レゾネイト@久住町

 久住レゾネイトは九重連山の南側の山麓に位置するリゾートホテルであり、九重に南側から登るときに便利なので、今回利用してみた。

【施設と風景】
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 九重の宿泊施設は、やまなみハイウエィ側のほうが数が多い。そちらは山のなかなので、周囲は山ばかりであるが、南側の山麓だと竹田市方面に向かって高原となっているので、広々とした風景が楽しめる。北側にはもちろん九重の山群があり、朝のモルゲンロードが美しい。

【部屋】
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 部屋は山荘風に、木材をふんだんに用いたもの。
 部屋のなかには半露天風呂もあるが、部屋のものは温泉でないので、湯質をたのしみたいなら大浴場がよいでしょう。

【夕食】
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 夕食は和食・洋食から選べるが、宿の雰囲気からは洋食があっていると思う。
 オードブルは新鮮な野菜を用いたバーニャカウダー。オマール海老と海老芋のエクレア。メインの魚料理は、サーモンと貝類、野菜を包み蒸しにしたもの。肉料理は豊後牛のロッシーニ。
なかなか本格的なものである。
 今回は日が暮れていたので見えなかったが、日があるうちはこのレストランからは高原から祖母傾に到る雄大な景色が眺められるので、ワインを傾けながらこの料理を食べていると、優雅な気分にひたれると思う。

【露天風呂】
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 温泉の質は、ミネラル成分が豊富なものであり、じっくりと温もれる湯である。
 眺めは当然良く、高原のホテルならではの魅力あふれる露天風呂である。

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雪の大船山@平成28年冬

 毎年、毎年、雪の降る時期の予測が全く立たなくなっている九州だが、12月第三週に突発的に寒波が訪れ、週末は雪山が楽しめることとなった。
 それで、九重へとGo。

【登山口】
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 今回は久住レゾネイトを起点として出発して大船山を目指す。
 本日は絶好の好天で、青の色も深い。

【くたみ別れ】
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 しばし登ると、この地区の名物の山桜が4千本植えられているところへ。
 春に来ると、絶景が楽しめる場所である。

【登山道
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 今シーズン初めて九重に積もった雪は、このルートはまだ誰も通ったことがないようで、獣の足跡以外何もない雪道をずっと登って行く。

【佐渡窪】
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 九重にいくつもある窪地の湿原の一つ、佐渡窪。
 雪がふんわりと積もっている。

【登山道】
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 雪道を通っていくうち、アセビの群落が現れる。
 赤い花穂と、バックの青空、白い雪、見事なコントラスト。

【鉾立峠】
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 登山道を登りつめると、鉾立峠。いきなり目の前に三俣山が見え、迫力あります。

【立中山】
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 鉾立峠からしばし登ると、立中山。
 ここからしばらく下りになるので、ここでアイゼンを装着した。

【登山道】
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 立中山からもずっと新雪である。

【登山道】
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 下りが一段落する頃、灌木帯となり、目指す大船山の姿がくっきりと見える

【登山道】
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 やがて道は、坊がつるからの道と合流。
 ここまでは一人での、新雪に足跡を刻みながらの登山であったが、さすがにここからは登山者がいるので、トレースをたどりながらの登山となる。

【段原】
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 登山道は稜線に出て、大船の美しい姿を近くに見ることができる。

【登山道】
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 稜線に出ると、しばらくはなだらかな道になる。
 冬期はここでの霧氷が名物なんだけど、好天で気温も上がっていることから、既に溶けたみたいで、霧氷は見ることができなかった。

【大船山山頂】
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 山頂に到着。
 ここからは、やはり三俣山方面、坊がつるを見る景色が絶品。

 春、秋は登山者でにぎわう大船山だけど、雪の時期は人が少なくなる。
 今日も大船山で出会った人は、単独行の人たち、3人だけであった。
 これは雪の九重が人気がない、というわけでなく、大船山のアプローチの悪さに問題があるのであろう。牧ノ戸から容易に登れる久住のほうは、冬でも大人気なわけだから。

【御池】
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 冬の大船山の名物「凍れる御池」は、半端に凍っていた。

【御池】
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 御池まで下りて、氷の厚い周辺の部位を歩いてみた。

【登山道】
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 御池からは岳麓寺方向へ下山する。
 好天のもと、祖母山、傾山がくっきりと見える。

【入山公廟】
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 このルートの途中にある、「入山公廟」にお参り。

【登山道】
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 やがて道は、舗装道に出る。

【登山道】
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 舗装道に出てからは、元の登山口に向かって、舗装道を6km黙々と歩いていくのみ。
 久住レゾネイトが奥に見えるけど、遠いなあ。

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December 11, 2016

青島太平洋マラソンを走ってみた

Aosima

 宮崎県最大のスポーツイベント、青太マラソン。
 7年前に職場のイベントで、この大会のハーフマラソンを走ったことがある。ハーフのコースは、メインである宮崎中心街から宮崎神宮までの道を走らないものであり、本当の魅力を味わえなかったので、いつかはフルマラソンを走ってみたいと思っていた。
 しかしハーフでもけっこうきつかったのに、フルマラソンはもっときついに決まっているので、エントリは躊躇していたのだが、青太マラソンの人気がどんどん高まり、来年からは抽選制になるらしいとのことだったので、確実にエントリできる最後のチャンスである今年の大会に、エントリしてみた。

 出場するからには完走はしてみたい。
 そして青太マラソンは、制限時間が6時間半とけっこう緩めなので、まあ完走はできるだろう。
 前回のハーフは2時間7分で走っているので、今回は前半2時間半、後半3時間半は可能だろうから、そのペースで計6時間くらいで走ることを目標とした。

 そして当日を迎える。見事なまでの快晴であった。しかも気温も低めで、絶好のマラソン日和である。
 私は最後尾のFグループであり、号砲が鳴ってもぜんぜん進まないなか、800mくらい余分に歩いたのち、ようやくゲートをくぐれた。
 登山でもそうだが、この手のスポーツは最初の15分くらいは調子がでないけど、エンジンがかかってからは快調に身体が動く。そして気候のコンディションが良く、また日頃見なれた街のなか、車道を大勢のランナーが独占して走るのも面白く、大変気持ちよく走ることができた。それこそ途中に「日向市まで67km」という標識が出ているのを見て、日向市まで走ってみたいなあ、などと不遜なことを思ってしまったほどに。

 しかしながら30kmを過ぎ、サンマリン球場に近づくころに、足の調子が急におかしくなりだした。筋肉があちこち痛くなり、足が前に進むのを拒否するのである。だからといって、立ち止まったり、歩くわけにもいかず、ここは気力で足を前に進めていくしかない。ペースもぐっと落ちて来る。
 この30kmの壁はおそらくマラソン特有のものらしく、あとでSNSにずらりと載っていたランナー達の完走証をみると、みな30kmまでは同じようなペースで走っていても、30km過ぎるとぐっとペースが落ちていた。これは速い人も遅い人も同様である。

 そういうわけで、30kmを過ぎてから、「真のマラソン」に遭遇することになり、トロピカルロードに出てから見える、折り返し点の青島がずいぶんと遠くに見えてしまった。そして折り返し点を過ぎてから見えるサンマリン球場がまたやたらに、絶望的に遠く見える。あと5kmなんだから、頭のなかではたいした距離ではないことは分かっているのだが、すでにダメージを受けている身体がその感覚を拒否するのである。
 30km過ぎてからは、マラソンはまさに気力のスポーツと化し、前半と別のスポーツに化ける。一種の修業である。その過酷な修行を経て、ようやくフィニッシュのゲートをくぐったときは本当にほっとした。もう走らなくていいんだ、もう立ち止まっていいんだ、それがとてもうれしい。

 そして完走証と完走記念品を受け取り、着替え場に行って着替えていると、気分が悪くなり、頭がふらふらした。これは以前ハードなサイクリングで経験したハンガーノックだとすぐ気付き、記念にもらったマンゴーメロンパンをただちに食べ、そして復活。必ず食いながら行うサイクリングと違って、マラソンは栄養補給はしなくてよいスポーツと思っていたら、そうではなかった。

 フルマラソン、やはりやってみないと分からないことが多々ある。
 そして肝心のタイムは、4時間台後半であった。予想より早かったのは、周りのランナーのペースに引きずられたせいだと思う。平凡なタイムだけど、50過ぎた中年男の初マラソン挑戦にしては、がんばったたぐいではあろう。

 なにはともあれ、長年の宿題を一つやり遂げた満足感は大きい。
 また、最後の10kmはともかくとして、走ることの爽快感もじゅうぶんに味わえた青太マラソンであった。来年も、エントリにトライしてみようかな。

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Aotai_2016

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December 05, 2016

河豚料理を「勝しん」@宮崎市で

【河豚の唐揚げ】
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 良い天然河豚が手にはいったとのことで、「勝しん」で河豚の会。
 ここの店の名物、河豚のジャンボ唐揚げ。
 河豚は刺身と鍋が主役なので、そちらのほうに身を多く用いるのが普通だが、この店は骨にたっぷり身がついた状態で揚げるので、なんとも豪華な唐揚げとなる。身は弾力豊かで、そして旨味も十分。
 こういう河豚の唐揚げはこの店以外ではそうそうみないので、この店に河豚を食べに来る人はぜひともこれも予約をしておきましょう。

【刺身に白子】
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 唐揚げ以外にも、もちろん刺身、それに白子焼きがあり、こちらも当然ながら美味である。

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December 04, 2016

田中サイクル平成28年納会

 月日の立つのは早いもので、平成28年が明けたら、あっというまに師走になってしまった。
 そして寒くなってくる時期、本年度の走り納めが本日行われる予定であったが、あいにく朝から雨が降り中止。

【虹】
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 やがて午後に雨があがり、西空には壮大な二重の虹が。
 これは印象的な虹であり、県北の人たちのSNSによくUploadされていた。

【納会】
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 サイクリングは中止になったが、納会は当然予定通り行われた。
 今年も楽しく無事にサイクリングを楽しむことができたが、また来年も楽しもう。

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December 03, 2016

登山:晩秋の英彦山

 12月になり、もう紅葉は散っているであろう晩秋の英彦山を訪れることにした。
 天気はみごとに晴れて、いい登山日和である。

【表参道】
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 別所駐車場からしばし舗装路を歩いたのち、中宮への石段が続く参道を登って行く。
 杉林が続くうち、高度を越えたあたりから自然林もちらほら現れ、そして葉はもう落ちていた。
 こういった石段、あるいは石段もどきの道を登って行くと、山頂にたどり着く。

【中岳から】
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 中岳から山頂公園を望む。
 今日は天気のよい登山日和なので、登山者でにぎわっていた。
 英彦山はよく整備された登りやすい山なので、ここら周辺の人たちの憩いの山となっているようだ。

【北岳へ】
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 前回は鬼杉コースで南岳経由で中岳に登ったので、今回は北岳経由で下ってみることにしよう。

【鞍部】
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 北岳を越えてしばし高度を下げたのち、鞍部にいたる。ここを下って行けば、そのまま豊前坊に出るが、前に見える小ピークが展望所になっている雰囲気があったので、そこへ寄ってみることにした。

【望雲の頭】
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 この小ピークは「望雲の頭」という名前がついていた。いかにも展望のよさそうな名前であるが、木立が生い茂っており、展望はよくない。まあ、上の雲は見えるから、名前は間違ってはいないのだが。
 ここをもう少し進んでいったら、道は下りとなり、そして薬師峠方面に抜けるという標識があったので、そこで引き返した。

【鞍部から】
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 鞍部からはよく整備された道が続く。

【柱状節理】
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 鞍部よりしばし下ったところに、柱状節理が。
 ここにもかつて阿蘇山の溶岩が迫ってきたのだな。

【シオジ林】
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 登山道はやがて葉を落とした樹々の林のなかに入る。
 シオジという樹であり、この広大な群落は英彦山の名物である。

【望雲台へ】
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 登山道を下って行くうち、特徴ある岩峰群が見えて来る。
 そして「望雲台まで0.1km」という標識があったので、それに従い寄ってみることにした。
 岩峰の間の急傾斜を鎖を使って登って行く。左手の鋭い岩峰が「望雲台」なのだろうか?

【望雲台へ】
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 鎖を登り切ると、予想と違って道は岩峰には向かわず、右方向へ。
 前方に鎖をかけたポールが並んでいるのが見えるので、あれに沿ってさらに登るようである。

【望運台】
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 先ほど見えていたポールのところに行くと、ここで行きどまっていた。どうやらここが「望雲台」のようだ。しかし、これは「台」ではなく、板あるいは壁だよなあ。なにか表示がおかしいと思いつつ、しかしここからの展望は大変良かった。

【展望】
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 すぐ近くには特徴ある山容の鷹巣山が見える。そして本日は好天だったので、豊後灘が水平線までよく見渡せた。

【望雲台?】
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 素晴らしい展望を楽しんだのち、望雲台を下りたが、降りたところに巻き道があるのに気付いた。
 そこでつらつら思うに、今のところが本当に「望雲台」か疑問に思えて来た。あれは、どう考えても「台」ではない。「台」と名のつくところは平たいスペースがあり、そこで人がくつろげるはずだ。しかし、今のところは人が座るスペースさえないナイフエッジである。
 そして巻き道は、左手の小ピークにつながっており、(写真の赤印の岩)、ここがじつは本当の「望雲台」であり、今登ったところはトラップなのではかと思い、その岩に行ってみることにした。

【岩】
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 で、岩の基部についたが、手がかり足がかりはそれなりにあるが、・・・こりゃクライミングシューズ履いてないと登れないな。そんなものいちいち持ってきてないので、ここで終了。
 それとともに、さっきのところが本当に「望雲台」ということも判明した。

【豊前坊高住神社】
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 登山道に戻り、下っていくうちホルスタインの像が目立つ豊前坊高住神社に到着し、ここでいちおう登山道は終点となる。
 この神社は農耕を祀った社でもあるゆえ、牛の像が奉納されているそうだ。

【九州自然歩道】
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 神社からは、杉林のなかの自然歩道を歩いて、駐車場へ戻って行くのみである。
 ゆるやかな下りの、静かな自然歩道をもくもくと歩いて行こう。


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December 02, 2016

旅館:かやうさぎ@日田市琴平温泉

 平日の午後に日田市に行かねばならない用事ができた。日田市は日帰り圏であるが、翌日が土曜なので、ただ行って帰ってくるのももったいなく、日田市で一泊して翌日は近くの山である英彦山に登るプランを立てた。
 それでネットで宿を探してみると、日田市には温泉があることを初めて知った。日田市は、名水、豆田町、それにサッポロビールが有名であり、日田市を観光目的で訪れる人はたいていこれらを目的にしているわけで、温泉はあまり有名でないのだが、あったんだ。
 とりあえず、その日田市の琴平温泉の宿「かやうさぎ」を予約し、用事を済ませたのちに宿泊。

【かやうさぎ】
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 かやうさぎは、古民家を使った宿であり、相当な年月を経た建物である。そしてその木材は丁寧にメンテナンスがされており、いずこもまるで毎日磨きあげたかのようにツヤツヤとしていた。

【高瀬川】
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 宿の傍には川が流れていて、部屋でくつろいでいると、川の音、それに鳥のさえずりが聞こえてくる。

【夕食】
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 夕食は会席料理。
 温泉宿によくある「分かりやすい御馳走系」ではなく、前菜、お椀、向附、焼きもの、煮物、と本格的なものである。 素材もなかなか良いものを使っており、全般的に料理のレベルは高いものであった。

【温泉】
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 肝心の温泉はというと、炭酸系のやわらかい、よくあたたまる湯が掛け流しで豊富に流されている。
 晩秋の寒い朝、もうもうと湯気のあがるなかの温泉はたいへん気持ちよいものであった。

【朝食】
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 朝食は炊き立ての御飯が釜で持ってこられ、この御飯がツヤツヤと炊かれ、とても美味しい。これを宿自慢の卵で卵御飯にして食べるとさらに美味である。

 近くに有名な温泉地がいくらでもあるのなか、温泉目当てで日田市に来る人はそういないだろうけど、日田市の温泉、それにこの温泉宿の実力はあなどるべからず。さすが、温泉県大分、いい温泉地を豊富にそろえています。

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