登山:千燈岳@国東半島
国東半島には標高は低いながらも、個性豊かな山がそろっている。
そして国東半島は紅葉の名所であり、そろそろ紅葉が始まっているのではと、紅葉に期待して国東半島へと行ってみた。
国東の数ある山々のなかで今回は千燈岳にしてみた。
千燈岳は不動山もいっしょに登るのが普通であり、そうした場合は下山する場所が元の登山口と違うことになる。そこで下山するところに自転車をあらかじめ置いておけば、県道31号線を歩かずに戻れるので、そうしてみた。
まずは赤根登山口に自転車をデポして、それから車で不動山の入り口に移動し、スタート。
林道と登山道を歩くうち、20人くらいの登山グループに会った。
ここでリーダーらしき人からどこまで行くのですかと尋ねられ、「千燈岳です」と答えた。そうすると、「私達も千燈岳まで行きますが、下山したところに車をキープしているので、よかったら乗せてこちらまで戻してあげますよ。一緒に歩きませんか」との有難いお誘い。しかし私はすでに自転車をデポしていたので、礼をいって、それから丁重にお断りしておいた。
不動山に近づくと、千燈岳も見えて来る。
不動山は巨大な岩の塊であり、千燈岳は名前の通り、燈台のようなすっきりした形の山である。
不動山は山頂近くは岩そのものなので、当然道も岩場となる。そして基部に不動尊があって、ここからの眺めは大変良い。ただ、微妙に靄がかかっており、周防灘があまりよく見えなかったのは残念。
不動岩は岩がしっかりしているので、てっぺんまで行けるルートがあるだろうと、しばし探索。しかしクライミングシューズならいざしらず、登山靴で安全に登れるルートは見つけられず断念。
不動山からは少し下って、それから千燈岳への登りの稜線を歩く。
ときおり樹々のあいまから千燈岳が見える。
千燈岳の基部からは、険しい道のりとなる。
あまり整備されていない、急傾斜の道が続く。
急傾斜がやがて緩やかになると山頂は近く、やがて登山者で賑わう声が聞こえて来るころ、山頂にぽっと出る。
千燈岳から赤根登山口への下り道は、よく整備されており、不動山からの登山道とはずいぶんな違いである。
千燈岳周囲の登山道はだいたい林に覆われていて眺望は悪いのだけど、一ヶ所のみ展望のきく岩場があり、ここからの国東の山々の眺めは素晴らしかった。
登山道はやがて荒れた林道に出てそこを歩くうち、自転車をデポしていた赤根登山口に到着して登山終了。
紅葉はまだまだ出始めで、紅葉自体はたいして楽しめなかったけど、変化に富んだ面白い山行を楽しめた。
登山口に着いてからは、不動山の麓の車をとめているところまで約2.7kmの道を自転車で行くのみ。
ここからは下り基調であり、ベダルを回す必要もあまりない楽な道であった。
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