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October 01, 2016

登山:矢岳@霧島

 10月最初の週末。九州は鹿児島のみ晴れで、あとは曇りあるいは雨の予報。それでは霧島に登山にでかけよう。
 今の時期は矢岳山頂近傍にあるミカエリソウの大群落が花を咲かしていて、霧島の名物になっている。それは知っていたが、矢岳が地味な山なので今まで登る気がしなかったのだけど、今回はそれを目当てに行ってみることにした。

【第一分岐点】
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【登山口駐車場(ではなかった) 奥に見えるのが矢岳)】
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【矢岳近くの林道】
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 登山案内によると、皇子原公園前の道をそのまま進み、高千穂登山口の標識のところで右折となっていたので、それに従い右折。進む方向に矢岳も見えているので間違いはなかろう。そのまま進んでいき、舗装道が狭くなる手前に駐車場らしき広場があったのでそこに駐車。車は他に一台もとまっていなかった。マイナーな山とはいえ、ミカエリソウの季節、変だなあとは思ったが、とりあえずここで登山装備を整え舗装路を登って行ったが、行き詰まってしまった。
 そこで地図を取り出して確認すると、目の前の山はたしかに矢岳だが、入り口の尾根が一本違っている。この尾根筋への入り口、よく観察すると人が利用しているらしき道はあるので、強引に登れぬこともないのだろうが、やめておこう。

 地図では矢岳登山口は、先ほど右折したところまで引き返してさらに高千穂登山口方面に進まねばならないようなので、また車でそこへと向かう。
 ・・・登山開始するときに地図確認しとけよ、ということなんだろうけど、山中ならともかく登山口をいちいち確認はしないもんなあ。

【矢岳登山口】
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 そういうわけで、いったん車で引き返し、先ほど曲がった三叉路より200mほど進んだところに、「高千穂登山口」の標識があり、ここを右折するのが正解であった。
 こうして余計な手間暇をかけて、正規の登山口に到着。
 既に車は6台ほど止まっていた。まあ、そうでしょうな。

【登山道】
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 林間の登山道はいったん谷筋に下り、そこから矢岳の尾根に取り付くことになる。
 等高線が密なことから分かるように、結構な傾斜の道である。それでも山道としては適度な傾斜とはいえるのだが、本日は10月なのに蒸し暑く(気温は30度越えであった。)この暑さではこたえる坂であった。

【ミカエリソウ】
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 そういう暑さのなか、もくもくと歩を進め高度を増していくと、お目当てのミカエリソウがぽつりぽつりと見え出しできた。そして山頂近傍に近づくと、いくつもの大群落をつくっている。矢岳限定の素晴らしい風景。・・・ただし、花は盛りを過ぎていて、少々色あせていたり、枯れたりしていた。見ごろは1週間前くらいだったようである。

【ミカエリソウと霧島】
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 頂上近くの稜線に出ると見晴らしも良くなり、ミカエリソウの群落と霧島の山脈も一望することができる。
 この風景は、全体的には晴れなんだけど、1400mくらいから上には雲がかかっており、高千穂の峰は上の部分が見られず、あの秀峰が眺められないのは残念。

【矢岳山頂】
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 矢岳山頂に着いたら、先着者が二組休憩中であった。
 みな同じ感想を言っており、「10月になって涼しくなったと思ったら、まだまだ暑くてきつかった。」とのこと。私もです。

【ツクシコウモリソウ】
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 矢岳からは竜王山経由で元の登山口に戻ろう。
 矢岳を少し過ぎたのちは、登山道に沿って「ツクシコウモリソウ」の群落があり、今がちょうど花の時期であり、ユニークな葉の形とあいまって、これもミカエリソウに劣らず見ごたえのある景色であった。

【龍王山への登山道】
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 竜王山までの道はあまり整備はされてなく、ススキが生い茂っており、歩きにくかった。しかし登山道は狭い稜線上なので道に迷う心配はない。

【龍王山山頂】
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 ススキの原を抜けると、雑木林のなかの道になり、ゴツゴツした岩の横を通ると、竜王山に到着。
 ここから南側の尾根に下りて行くことになるが、・・・頂上近くにあった白テープに従い降りて行くと、すぐに踏み跡はなくなり、登山道を見失ってしまった。それで山頂に戻りいろいろ下山道を探すがよく分からす。結局GPSに頼り、南側へ道なき道を下って行くうち踏みわけのはっきりした登山道に合流した。おそらく正規の登山道の入り口は、山頂より東側、つまり矢岳からの登山道から分岐しているような感じであるのであろう。

【炭化木】
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 竜王山を下ると、この山域の名物「炭化木」の枯沢がある。
 これは古き時代の新燃岳の大噴火により、樹々が灼熱の火山灰に埋もれ、それが天然の炭窯状態になり、樹々が炭になり地に埋もれた場所なのである。そしてそういう埋もれた炭の樹々が、土壌が雨風の浸食により削られ、地に出て来て姿を現しているのが、ここの「炭化木」。
 見た目はただの炭であるが、非常に貴重なもので大事にしなければならない。
 この沢にいくつもある炭化木を見ながら沢を歩いて炭化木のなくなったあたりで引き返すうち、先ほど竜王山の山頂で休憩していて、下山してきたグループと出会った。
 もしかして、この沢はどこかの山に通じているのでは?と思い尋ねてみたら、「登りつめると滝でストップになります」とのことであった。そして、彼らは炭化木を詳しく調べるために沢をしばし散策するそうだった。

【登山道】
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 霧島名物「炭化木」を見たのちは、ほぼ平たい、雑木林のなかの道を行く。
 ときどき風景の開けたところで見える高千穂の峰、ようやく雲が流れたようで、その秀麗な姿を見ることができ、それを眺めながら歩くうち登山口に到着。
 
 登山口に着くまで少々大変だったが、お目当てのミカエリソウ、それにツクシコウモリソウ、炭化木、いろいろと面白いものを見ることができて、楽しい登山であった。

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