登山:韓国岳@霧島
矢岳に引き続き、翌日も霧島に登ってみよう。
それで何か面白いコースはないだろうかと、webを検索したところ、韓国岳には通常の登山道より一本北の尾根に登山道があり、それが北峰まで続いていて、御鉢をぐるりと半周して韓国岳山頂に到るコースを見つけた。このコースは今まで登ったことがなかったので、これで行ってみることにした。
えびの高原から韓国岳を望む。
今日は良い天気なのだが、山頂ちかくには雲がかかっており、途中からの眺めは期待できそうにない。
まずは硫黄山登山口へ行く。
すると、なんと火山ガスの噴出により立入り禁止となっている。硫黄山は噴火活動が収まったから、てっきり立入り規制は解除されたと思っていたのだが、これは誤算。
そしてこれだと、えびの高原からは韓国岳に登れないのでどうしたものかと思っていたところ、少しばかり離れたところを登山している人達をみつけたので、そちら方面に移動し、登山道をみつけ登って行く。
ある程度登り、硫黄山を見下ろす。
地図によれば、向かいの尾根、でっぱった岩を越えたところあたりに、北峰への登山道があるはずである。
硫黄山手前の窪地の遊歩道を使えば、なんということもなく行ける場所であるが、そこら一帯は立ち入り禁止なので、別の道を探せねばならない。
硫黄山周囲の立ち入り禁止区域は分かりやすく、ロープが張られているのでそのロープの外側から北峰へ尾根を目指そう。
尾根へ向かっての横切る道は、しっかりした踏み跡のある道が続いていたので、そこを行く。
踏みわけ道は、やがてミヤマキリシマの灌木帯で行きどまっていた。
目標とすべき、尾根の岩の出っぱりは正面に見えており、この灌木帯を強引にまっすぐ藪こぎしていけば、立入り禁止区域に入ることなく、北峰登山道にたどりつけるはずである。
しかしさすがに国立公園内の貴重種であるミヤマキリシマの群落のなかを突っ切って行くのはいかがなものかと思うし、常識的に考えて禁止に決まっているので、ここでこのルートは諦め、正規の登山道に引き返す。
というわけで、よく整備された正規の登山道で韓国岳に登ることにした。
韓国岳登山の休憩スポットである五合目。
ここからのえびの高原の見晴らし、それに韓国岳の姿は見ごたえあるはずなのだが、登山口から分かっていた通り、この高さは雲のなかであり、まったく眺めはよくない。
まったく視界もきかず、面白くもない登山なのだが、それでも雲の中は涼しく、それがありがたい。
山頂到着。
御鉢のなかはガスばかりで、何も見えなかった。
山頂でじっとしていると寒くなってきたので、さっさと下山した。
えびの高原に下山して、韓国岳を見返す。
韓国岳は本日はずっと雲のなかだったようだ。
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