登山:不動岩(蒲生山)@山鹿市
暑いので山に登るのはきついけど、それでもやっぱり山には登りたい。なら低山なら登れるだろう、ということで今年の夏から唐突に始めている低山シリーズ。今回は山鹿市の不動岩である。
この山(or岩)、私は「季刊のぼる」を読むまでその存在を知らなかったのだが、写真を見ると、これは一度は実物を見ねば、という気を起こさせる特徴ある奇岩であり、そしてこの岩の近くには良い温泉がいくらでもあることから、登山+温泉のパターンで夏の山行を楽しむことにした。
不動岩を一本松公園@山鹿市より望む。
写真中央に、にょっきりと立っている岩がそれであり、これは近づくにつれ、いろいろと姿を変える。
不動岩には直下まで舗装路があるけど、蒲生池からの登山道を使うと、周回ルートで登れるので、ここからスタート。
蒲生池からはしばらく舗装路を歩く。
不動岩はまだ小さく見えるが、それでも存在感あります。
不動岩を正面から見た姿。
上部でかなりのオーバーハングを見せており、これはロッククライミングすると大変そう。
不動岩を横から見る。
どうしてこんなものが普通の山のなかにあるんだろうという不思議感満載の、印象的な岩である。
これ、彫りを加えたら、円空仏みたいな、迫力ある仏像になるのではとも思う。
不動岩からは山鹿の広大な風景を望むことができる。
このあたりの土地は見ての通り肥沃な土地であり、飛鳥から奈良時代にかけては、大陸からの侵略に備えての兵站基地として重要な役割を果たした地である。
それゆえ貴重な史跡がたくさん残っている。
不動岩までは蜜柑畑のなかの舗装路であったが、不動岩からは登山道になる。
登山道を登って行くと、展望所への分岐があり、そこを登ると不動岩を眼下に望むことができる。左が前不動で、右が中不動。不動岩は3つあり、残りの後不動は標識によればいったん引き返して自然歩道を行くとなっていたので、その道を行った。
自然歩道を標識に従って進むと、後不動はすっ飛ばして、蒲生山山頂に着いてしまった。後不動はここからピストンしないといけないようだが、暑いなかそういうことをする気もせず、下山することにした。
蒲生池からは雑木林のなかの登山道を行く。
蜜柑畑の九十九折りの道を下って行き、登山口に戻る。
遠く見える不動岩の形はやはり面白い。
不動岩は熊本市から登山口まで半時間ほどで着ける便利な位置にある。
このような、山水画の題材になるような岩山が近くにあるわけで、熊本市民にはもっと知られていい所だと思った。
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