天草を食べ尽くそう 2日目(1) 奴寿司@天草市本渡
8月6日土曜日はリオオリンピックの開幕日。
朝から開会式を観る。ごたごた続きでまともに準備が出来ていないとの噂が高かったリオ五輪であるが、ブラジルの歴史、文化を表すショーはなんの破綻もなく、きちんとした出来。ブラジル、やるときはやるじゃん。それから選手団の入場行進を見て、日本選手団が入場したところで、外にでかけることにした。
今回は自転車を持参していたので、自転車に乗って少々遠出をしようと思ったが、出発してあまりの暑さにすぐに断念。それで自転車よりはまだましだろうと、徒歩で海岸線をぶらぶらと歩き、それから本日の昼食の奴寿司へ。
奴寿司は近年メディアに取り上げられる機会が多くなったことから、県外にも名前の響く有名店となっている。しかし10数年前は普通に地元民がもっぱら通う、いわゆる地元の人気店であって、だから客層が微妙に変わって味も変わったのかなあと予想していが、いざ食してみると以前と同じスタイルの鮨であって、・・・まあ長年の歳月で築きあげてきた職人の鮨がそう変わるわけもないよな、と一人で納得。
この店の鮨は、天草の地元の魚をおもに用いて、なるべく新鮮なまま出している。そしてそれに独自に工夫をこらした調味料、胡麻塩、梅塩、雲丹塩、刻み山葵、山葵漬、柚子胡椒、青胡椒等々を加えている。この調味料とネタのバランスは主人の感覚にのみよっているので、人によっては過剰すぎるとかネタ本来の味がぼやけるとかの感想もあるかとは思うが、何はともあれいずれも創作性豊かなものである。
コハダなどは〆たうえに、白板昆布をのせているので、酢と旨みが重層的になり、「足し算の鮨」というべき面白いものである。また炙りカンパチはニンニクを加えているが、それはガーリックチップを挟んでいるのであって、脂豊かなカンパチの味とあいまい、洋食みたいな料理となっている。
そういった個性的な鮨が次々に出され、ずっと面白く食事を楽しめる。これらの鮨は、この店でしか食べられないものばかりなので、とにかく鮨好きな者なら一度は体験する価値があります。
そして店主はギャグが大好きであり、自分とそして客をいじりながら、カウンターを笑いにつつませて、奴寿司劇場を演じている。握る鮨とともに、これも立派な芸である。
こういうところも、この店にたくさんの常連がつく所以であろう。
おまかせ4品+鮨おまかせ、および奴寿司劇場を堪能して、昼の部は終了。
・・・のはずであったが、
奴寿司に行く途中にある、これも海老の有名店「海老の宮川」。
この店構えに、この店には何かがあると閃いたY部長が、この店によって天丼を食うと宣言。
あのう、我々このあと4時間後に、串焼き、それに鮨を食いに行くんですけど。
結局Y部長ともう一名がこの店へと突入。
残った我々はあきれながらホテルにいったん戻った。
そしてしばらくしてFBに天丼の写真付きの「1080円で車海老が四匹。なんというコストパフォーマンスの良さ!」と書かれたY部長のレポートがUPされていた。
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