天草観海アルプス 鋸岳~蕗岳
潮風にあたりながらの山歩きをしようと、天草へ。
天草上島には島を縦に山々が並んでいて、それが観海アルプスと名付けられている。その登山道は、総距離は27kmというなかなかの規模のものであり、一日で歩けるようなものではない。
今回は、観海アルプスの一部である、鋸岳と蕗岳に登ってみた。
白嶽森林公園キャンプ場に駐車して、それから白嶽湿地の木道を歩く。
やがて湿地から山に入り、天草らしい独特の植生を持つ登山道を登っていく。
鋸岳は標高344mほどの低山なのですぐに稜線に出る。
樹々の背丈が低く、有明海側の展望が開けて、いい眺めである。
すぐ前には、前に登った観海アルプスの一部である、次郎丸嶽の姿が見える。
いくつかのピークのアップダウンが過ぎ、鋸岳山頂。
山頂には東屋があり、いい休憩所になっている。
鋸岳から蕗岳にかけては植林のなかを行くが、あまり手入れがされていないようであり、雑木林になりかけている雰囲気であった。
植林を抜けると、展望が開け、向かいに蕗岳が見える。
やがて登山道は三叉路に出て、ここからは山頂も近い。
蕗岳山頂に着くと、不知火海の展望がすばらしい。足元には牟田港が見える。
蕗岳からは元来た道を引き返し、そしてまた白嶽湿地を通って、白嶽森林公園キャンプ場へと戻った。
この登山道、蕗岳から引き返したのちは、湿地におりずに、中岳~白嶽と登ってから下れば白嶽森林公園に行け、より充実した登山になるのだが、本日はあまりに暑く、また湿地のせいかまといついてくるアブが多かったので、蕗岳からの展望に満足して、通常コースの半分にて終了した。
白嶽森林公園には、山以外に巨石群遺跡という名所があり、それにも寄ってみた。
ドルメン(支石墓)は長さ13mの天井石を持つ巨大な構造物であり、これが「遺跡」という名前の通り人工物なら、たいした文化がこの地にかつてあったと思われるが、・・・人工物なのかねえ?
この一帯には、ドルメン以外にも巨石がいろいろとあり、一種独特の景色をつくっている。それを祀ったらしき神社もあり、いわゆるパワースポット的雰囲気のある、おもしろい地であった。
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