一位ヶ岳＠長門市

　７月上旬。梅雨のまなか、九州はずっと雨続きであるが、山口は梅雨前線から微妙に外れており、雨はさほど降ってないようなので山口の山に登ってみた。

【登山口】

　下関側から山のなかのくねくね道をずっと通ったのち、ぽっと開けた地に出て、「ロバの本屋」なる店があるところが登山口。
　一位ヶ岳は、長州のなかで立派な形の山なので、その姿を賞されて「一位」の位が授けられた山であり、ということは稲荷神社なみに位が高い山である。で、その姿を見るのを期待して行ったのだが、天気予報に反して、山は雲が覆っており、まったくその姿を見ることはできなかった。

【登山道】

　登山口から舗装道を行くうち、すぐに道は杉林の林道のなかに入る。

【本州鹿】

　一位ヶ岳は本州鹿が多く生息している地であり、いろいろと問題があるそうだが、たしかにいくらでも鹿を見ることができた。

【登山道】

　一位ヶ岳の登山道は尾根ではなくて、谷をずっと登って行く。
　だから水が足元を流れており、暑い中登る身としては、適度に涼しくありがたかった。

【木橋】

　登山道は谷筋を右左交互に分かれて行くが、こういう木製の橋があり、滑りそうで注意が必要。

【稜線】

　谷筋を登りつめれば稜線に出る。
　登山というものは、普通は稜線に出ると道がなだらかになって楽になるのだが、このy山は稜線のほうが傾斜がきつかった。

【登山道】

　稜線はずっと急傾斜。
　登りはともかく、下りはこのロープがないと、滑ってころびそう。

【登山道】

　急傾斜の道をずっと進むうち、だんだんと傾斜がゆるくなり、樹々も刈られていて、風景が明るくなってくる。そして草原に出れば、もう山頂だ。

【山頂】

　今までも樹木生い茂る道と違って、山頂は開けていて、見晴らしがよい。
　そして、この山頂は３６０度の展望が楽しめるということだったが、本日は残念ながらこの山を境として、北側には雲がぶつかっており、肝心の俵山温泉街と日本海の風景は雲に隠れてまったく見ることできなかった。
　それでも南側の山脈の姿はそれなりに美しいものであった。

　次は、残りの半分を見てみようという宿題を残し下山。
　この後は、湯本温泉で本日の登山の疲れを癒すことにした。