雨の週末 ミヤマリシマ@九重
6月最初の週末は九重のミヤマキリシマの旬であり、山々はピンクのミヤマキリシマの色に染めあがり、夢幻的な風景が見られるので、全国から1万人を越える人が訪れる、それほど人気のある山となっている。
しかしながら5月下旬から、梅雨前線が北上し、そして狙ったように週末のみに悪天候になるという、悪いサイクルに入ってしまった。
6月最初の週末もそのパターンに入ってしまい、予報は雨である。
で、当日朝になるとやはり雨。
それでもとにかくミヤマキリシマは見たい。それで九重に出かけてみた。
本命の平治岳、大船、星生、三俣山等は悪天候なので登る気もせず、では狙いどころは低山の指山、猟師岳、沓掛山かなと思って、とりあえずまずは長者原までは行ったが、ここは風の通り道になっており、雨に加え、強風が吹き荒れ、車から出る気もせず、牧ノ戸に移動。
牧ノ戸は山そのものが衝立になっているようで、風はたいしたことはなかった。
それで稜線まで登ることにして、雨具を着て登山。
登山口では、団体さんが登山準備中。
この装備からして久住山頂上まで行くようだ。
バスチャーターらしかったので、遠方の人たちだと思う。
ずっと前から予定を立てたいただろうから、この悪天候でも諦めきれないのであろう。
登山道沿いにぽつぽつとミヤマキリシマが咲いている。
今年はどうやら当たり年みたいで、どの株も花が多くついている。
また、この時期の花、ドウダンも花をつけていて、これも可憐で美しい花である。
稜線に出ると、予想通り強風が吹いていた。
沓掛山までは樹木のなかなので、風を避けながらそこまで行き、ここから下山とした。
下山中にさきほどの団体さんとすれ違った。
これからの稜線はずっと強風の闘いとなるが、・・・大変だろうなあ。
登山道から牧ノ戸駐車場を見下ろすと、駐車場は半分も使われていない。
オンシーズンではありえないような風景であった。
下山して、車で由布院に向かうと、途中に霧のなかから星生山の稜線がうっすらと見えたが、そこはミヤマキリシマのピンクの色で一面に染まっていた。
昨年は外れだったが、今年は明らかに当たり年である。
来週末までなんとかミヤマキリシマが残って、そして天気が良いことを祈るのみ。
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