雨の週末 ミヤマキリシマと滝
霧島のえびの高原のミヤマキリシマが満開とのことで、とりあえず霧島の宿をとって、霧島に行くことにした。
しかしながら、5月最後の週末は土日とも雨マークがついていて、終日雨が降るとの予報であった。
この手の悪い予報はまず外れることはなく、結局二日とも、南九州はそれこそ天の底が抜けたかと思うくらいに、大粒の雨が途切れることなく降り、残念な天気の週末となった。
えびの高原に着いたときは、スコールかと思うくらいの激しい雨であり、しばし雨宿りをしていたが、やや小降りになった隙をついて、硫黄山へと行ってみた。
えびの高原からは韓国岳どころか硫黄山もよく見えない。それでも近づくにつれ、霧を透かしてなんとか満開のミヤマキリシマを見ることができた。
硫黄山のミヤマキリシマを見たあとは、この天気のなかまさか韓国岳に登る気もせず、池をめぐって散策して、とりあえず今年初のミヤマキリシマ見物のミッションは終了。
土曜に引き続き、日曜も大雨である。
ミヤマキリシマなど見ている天候ではない。
そして本来ならこのシーズンの日曜は、ミヤマキリシマ目当ての人で、えびの高原は大賑わいになるはずだが、まったく閑散としていた。
そういうわけで、目的をミヤマキリシマから変更。
雨のときその姿が映えるものは、やはり滝である。それでこの界隈の名瀑を訪れることにした。
最初は霧島の丸尾の滝。
温泉が混じった暖かい水で有名なこの滝も、今日ばかりは成分は雨が大半であり、普通の温度であったであろう。
ちなみに展望所へは立ち入り禁止となっていた。滝なみの大きさで近くの崖が崩れており、それで行けなくなったようだ。
自然の猛威は、いずこにもその跡を残している。
次の滝は、伊佐市の曽木の滝。
幅が210mと広く、東洋のナイアガラと称される名瀑である。
土日と降り続いた大雨を集めて、滝と川は轟々と濁流を流し、大迫力である。
この手の迫力系の滝は流量が大事なのであり、水量が少ないと物足りなく感じるものであるが、さすがにここまで水量があると、本来の魅力を発揮し、自然の大いなる力を見せつけている。
大雨の週末、この曽木の滝を見られたことに満足した。
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