不思議物件:ペニンシュラのミニバー@香港
香港を3度目に訪れた今回、有名ホテル、ペニンシュラに泊まることができたわけだが、いろいろと戸惑うことがあった。
フロントがチープだとか、セキュリティボックスの場所が分かりにくいとか、バスタオルをかけるところがないとか、その他いろいろだけど、にもかかわらず、ペニンシュラ自体は、「分かりやすいホテル」を目指していることも良く分かった。
その代表が、部屋にいくつも置かれているタブレット。
このタブレットにより、部屋の証明、温度調節、カーテンの開け閉めが、人差し指一本で出来るので、それこそ寝ていたままで、部屋の全ての機器を制御できるのは、けっこう愉快なことであった。
ところが、ここで本題に戻るのだが、一つ困ったのがミニバーの利用法。
ペニンシュラの大きなデスクは、一番下が冷蔵庫であり、その上には酒のツマミ、ワインなどが置かれている。
普通のホテルでは、その近くにプライスリストがあり、まずそれぞれの値段が分かり、そして使ったものはチェックを入れ、チェックアウトの際にフロントで清算というのが、ルーチンである。
しかし当ホテルには、その伝票がなかった。
5ツ星クラスのホテルで、そういう伝票がない場合は、冷蔵庫内の飲み物はフリーというのが常道である。それで、ここもそうなのかなあ?とも思ったのだが、それにしては、なかに入っている品々が過剰で豪勢過ぎる。どう考えても、全品フリーということはあり得ない。(スィートとかなら、あり得るだろうけど、この部屋はそんな高級ルームではない。)
というわけで、一生懸命プライスリストを探したが、見つからなかったので、フロントに電話。
「ミニバーを使いたいが、プライスリストがない。どこにあるのですか?」と尋ねたら、ベッドの枕もとにリストがあるとのこと。改めて探すと、そのリストは見つかることには見つかったが、それはルームサービスの食事とかのリストで、部屋の外のドアノブにかけるやつである。
もう一度フロントに聞くと、要は枕もとにあるタブレットにリストがあるとのことで、いろいろと使い方を習って、ルームサービスの項をクリックして、そして上に並んでいるリストを左にスクロールすると、ミニバーのプライスリストが現れて来ることが判明。
・・・面倒であった。
って、これってたいへん分かりにくいと思うのだけど。
私が分かりにくいと思うくらいだから、けっこうな数の人も分かりにくいと思うんだが。特に年配の人なんかは。
というわけで、ペニンシュラ香港に泊まった人が、「ペニンシュラ・香港・ミニバー」で検索して、その使い方の役に立てたら、というわけで、情報提供。
もっとも、私はミニバーの値段見て、「高え」と思っただけで、結局は酒を飲むのはホテルのBarに行ってしまい、これは実際に使ったわけではない。それでこれ以上の情報提供はできない。
あの形式からして、タブレットのメニューリストのものをクリックして、さらに出て来る項をクリックすると、そこでチェックまで出来るような気もするのだが、やっていないのでそこまでは不明。
なにはともあれ、異国の地で、慣れない状況に直面すると、いろいろと面倒なのであった。
ペニュンシュラは、新館の高層階のBarでカクテルなどを飲んだ。
Barの雰囲気は良かったけど、感心しなかったのが、眺望。
香港は、夜景が大事なのだけど、せっかくの展望がブラインドが一部邪魔して、ひじょうに味気ない。
これじゃあ、ホテルの一室から夜景を眺めながら一杯やるほうが、よほど情緒があると思える。
あのミニバーの充実具合は、このへんに原因があるのではとも勘ぐってしまった。
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