冬の久住山@大寒波到来一日前
1月第3週に訪れた寒波はあっさりと去り、いったん暖かくなったのだけど、その後に「数十年ぶりの大寒波」が九州に到来するという予報がなされた。
そうなるとこれを逃しては私の一生でもう見られぬ寒波が来るわけで、絶対に行かねばならない。準備万端の備えで九重に行くことにした。
大寒波は土曜の夜から日曜にかけて来るので、本番は日曜であるけど、土曜もかなりの寒波の来具合なので、まずは土曜日に久住山に登ることにする。
土曜日は好天。
1300mを越える高さでは、けっこうな雪が積もっている。
雪山好きの九州の岳人が、ずらりと車を並べている。
沓掛山からの稜線は雪に埋もれ、いい景色だ。
西千里手前の登山道。
雪が多く、いい感じで歩を進められる。
しかしこの後はガスが立ち込め、あまり景色はよくなかった。
牧ノ戸から久住山までの道は、ここがハイライトであり、西千里に出ると、星生山と久住山が両翼に山稜を張った素晴らしい姿が見られるのだが、あいにくガスのなかだ。
ガスで視界の利かぬなか久住山に登る。寒い。
本日は風が強く、ガスがときおり吹き払われ、久住山の全貌も観ることができた。
久住山からは天狗ヶ城へと向かう。
そこから見下ろす御池は、厚い氷におおわれていた。
天狗ヶ城に到着。
標識の海老の尻尾が立派である。
天狗ヶ城から中岳に到る登山道は、地系の関係から最も冬山らしくなっており、一面の白い凍った世界が美しかった。
ついで中岳へ。
ここの標識の海老の尻尾もまた立派。
中岳に着いた時点で、雪の降り方が激しくなり、視界がとても悪くなった。
御池に下りて、氷の上を歩く。
雪とガスで視界は悪く、歩いていてたいして面白くない。
視界が効かないので、予定していた星生山経由の下山は中止し、元来たルートを戻ることにした。
沓掛山までずっと雪とガスのなかであり、来た時よりも登山道の雪は積もっていた。
牧ノ戸に下山し、それから長者原のホテルに移動し一泊。
「数十年ぶりの大寒波」に備えることにする。
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本日の登山ルート
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