冬の大崩山
平成28年度最初の登山は大崩山。
今シーズンは暖冬のせいで、雪は乏しいようだが、水の豊かな山なので、そこそこ凍った風景が楽しめるであろう。
大崩山を遠望する。
稜線沿いはうっすらと白く、霧氷はあるようだ。
登山口に着くと、車は一台もとまっていない。
もともと、アケボノツツジのシーズン以外は閑散とした山であるが、冬になるとさらに人気がなくなるみたい。
渡渉部から眺める小積ダキとワク塚。
冬の空は青く澄んでおり、空に突き刺さる白い岩塔郡が、ひときわ鮮やかに見える。
当たり前のことながら人にはまったく会わないまま登山を続け、袖ダキ展望台へ。
ここから眺めるワク塚の姿は、まさに絶品。
袖ダキから下ワク塚に到る登山道は、雪の季節には雪がふきだまって、けっこうな雪道になるのだが、今年はこのように雪はなし。
下ワク、中ワク、上ワクと通り、それからりんどうの丘経由で坊主尾根へ。
りんどうの丘の水場は冬期は崖が凍り難所と化す。今回も凍っていたけど、大きな樹が倒れて足場になっており、滑っても沢へ転落する恐れがなくなり、ずいぶんと楽になっていた。
小積ダキの手間にある展望所。岩が凍っており、とても岩の上に乗る気はしない。
パノラマコース冬期最大の難所。岩と鎖が凍っていたら、フル装備でないととても通過できないところだが、ほとんど凍ってなく、ここは容易に通過することができた。
このあと小積ダキに寄って坊主尾根を下山。
途中で大きな荷物をかついだ2人組が上がってきた。時間的にテント泊であろう。たぶん明日小積ダキ登攀だろうなとたずねてみたら、やはりそうであった。冬期の岩登りって大変だろうけど、やる人はいつでもよるようだ。
冬の大崩山。雪はなかったけど、冬特有の大気の澄みかたと、そして樹々が葉を落としているせいで、風景がどこも鮮やかに見えて、独自の魅力を楽しむことができた。
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