天麩羅なかがわ@築地
週末は出張で東京。
大寒波到来ののち九州はまた暖冬に戻っており、気楽な天候になっているのであるが、週末の天気予報をみると、東京は週末にまた寒波が到来し、土曜の朝は雪が積もる可能性があるとのこと。
東京は雪に脆弱な地であり、これだと先週に全国ニュースで放送されたとおりに、交通麻痺に陥る可能性大である。
もっとも東京は巨大な都市とはいえ、半径5kmの範囲で歩けば、だいたいどこにも行けるので、足元を固めれば少々の雪が降ろうが積もろうが移動に問題はなかろう。それでそういう情報はあまり気にしないことにした。
しかしながら今回は仕事なので、さすがに登山靴で歩きまわるわけにもいかないので、こういう場面での最強の靴「ベルルッティ・ウルティマ」を履いて、準備を整えて東京にGo。
結論からいえば、週末に訪れた寒波は関東を襲いはしたが東京には届かず、雪ではなく雨の日となり、交通機関は全く正常に流れた。
ウルティマの出番はなかったもの、出番はないにこしたことはないのであり、よかったであります。
ただ雪は降らなかったものの、やはりそれなりに寒いことは寒く、夜はあったかい食事ということで、築地の「天羅なかがわ」へ。
天麩羅コースを頼み、最初は車海老から。
全体に温もっているのに、食感はレア風な海老は、絶妙に熱が加えられたことから、食感がじつに官能的。甘く、柔らかく、ほどよい弾力ではじけ、この店の揚げの技術に最初から感心。
キスは、海老と違ってカラリと揚げられ、全体的によい具合に抜けきって、サクサクした食感で味わうことができる。
それからのイカ、メゴチ、タラの芽、茄子、椎茸、どれもどれも、良い素材を最高にいかきった技術で揚げられた天麩羅を味わうことができる。
この店のスペシャリティ、穴子丸ごとの天麩羅。
金串で二つに分けられると、そこから蒸気がぱっと立つ。
穴子はホコホコした食感で、旨み甘みも十分。
コースの追加料理で、トラ河豚の白子を。
白子はそれ自体が素晴らしい素材だが、これを天麩羅にするには、それに向いて、かつ新鮮そのものの素材が必要なので、けっこう大変なのである。(と、某河豚料理店から聞いたことがある。で、滅多に出せないそうだ。)
この店は、でも日本の台所築地が傍なので、こういう料理も出せるのである。
じつは、河豚の白子の天麩羅、私は初体験であった。
なかがわでは、〆の料理は、かき揚げの天茶か天丼を選べる。
そして天茶は、茶ではなく、出汁なので、さらに酒の肴になる。
そういうわけで、天茶を肴に酒を飲み、寒い東京の夜を暖かく過ごすのであった。
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