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January 2016の記事

January 31, 2016

寿司:鮨太一@銀座

 鮨太一は、「銀座なのに使い勝手がたいへんよい寿司店」ということで福岡の某寿司店で話題になっており、店主から「一回行ってみては」との勧めがあって、気になっていた。(もっとも店主じたいは、「おれは行ったことはないけど」とのことだったが)
 今回東京に出たついでに、行くことにしてみた。

 GoogleMapsで店の位置を調べると「寿司幸本店」の前である。これなら簡単に分かると現地に行くと、そんな店はない。はてどこだろうとあたりをうろうろし、ようやく細い路地を見つけ、まったく銀座の雰囲気のない、昭和チックなその路地裏に店を発見。

【鮨太一】
1

 店のあるところは昭和チックであったが、店に入ると、白木のカウンターのある、まっとうな寿司店であった。
お任せコースで、ツマミと鮨を頼んだ。
 するとまずはどの酒にしますか、とずらずらと一升瓶が並ぶ。辛口から甘口まで銘酒を揃えている。そのうちから選び、それからツマミ。

 菜の花おひたし、平目のコブ〆、甘エビ串焼き、鰯の海苔巻き、蒸し鮑と肝、牡蠣の塩辛、唐墨、煮ダコ、アンコウの肝の甘煮。これらが少量ずつ供され、どれもとても日本酒によく合う。

 ツマミを適当に切り上げ、握りへ。
 平目、煮蛤、赤貝、カスゴ、ヤリイカ、鰆、海老、子柱、北寄貝、コハダ、〆鯖、さより、玉子、赤身、中トロ、雲丹の細巻き、穴子など。
 どれもなかなかいい品質のものを使っているし、江戸前の仕事も丁寧である。まあ、素材に関してはさすがに前日の「八左ェ門」みたいに飛びっきりというわけではないが、どれも東京の鮨として立派なものである。
 そして今回特に気に入ったのは鰆であり、じつに見事な脂の乗り方である。店主も、今年は鰆の出来がよく、他のネタが弱いとき、ずいぶんと助けられましたとのことであった。

【鰆】
2

 店は店主とお弟子さん2人で回しており、テンポよく料理が出て来る。
 店主は快活で陽気な人であり、店内の雰囲気もアットホームであり、当然常連さんも多く、居心地よい店だ。
 そして、おどろくべきことは、さんざん食って、日本酒四合飲んで、会計が1万8千円というCPの良さであった。このネタのレベルとだと、地方の寿司店でも同じような値段は行くのであり、銀座という場所を考えると、どうやってこの値段で店をやっていけるであろうと不思議に思ってしまうほど。
 これはたしかに使い勝手のよい店だと、福岡で話題になるはず。

 そういうわけで、「銀座に寿司を食いに行くぞ~」と気合を入れて行ったりすると、少々すべってしまうかもしれないが、東京に行って、普通に美味い寿司を食おうと思ったとき、ここは十分に選択肢としてありの良店であると思う。

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January 30, 2016

寿司:八左ェ門@銀座

 東京に出たからにはやはり鮨を食おうということで、「八左ェ門」へ。
 銀座の飲食店の名店ばかりが一軒ずつワンフロアにあるビルの7階にある。

 入ってみると、清潔感と高級感あふれる空間が広がっており、いかにも銀座の高級寿司店という感じである。

 メニューはおまかせのみ。
 つまみは、ネタを切ったものが供される。平目、エンガワ、蒸しアワビ、ヤリイカ。
 平目は目の前でサク取りされるときから、そのツヤツヤした見た目と大きさで、とても良い素材であることが分かるが、食べてみればその予想以上の美味さ。アワビ、ヤリイカもまた同様に美味い。
 この時点で、この店が素材にとんでもなく力を入れていることが分かる。

 ツマミはお造りのみで、それから握りへ。
 平目昆布締め、赤貝、車海老、ヤリイカ、〆鯵、バフンウニ2貫、コハダ2貫、赤身2貫、中トロ、カマトロ、大トロ、穴子2貫、玉子、カマ下のマグロ細巻き(鉄火巻)というふうな流れで出された。

【赤貝】
1

 赤貝は分厚く、また香りも濃厚である。
 こういうスーパー赤貝は閖上産と決まっているものであるが、たずねてみるとやはりそうであった。

【コハダ】
2

 江戸前鮨の華コハダは、東京ならではの、酢と塩がきっちりと利いているもの。さらにコハダ自体の旨みがまた強く、非常にパワフルな鮨となっており、これは本場でしか食べられぬ正統的江戸前の仕事とネタであった。

【車海老】
0

 ジャンボ車海老。握られる前に皮を外され、海老の香りが濃厚に漂う。
 ほんのりした甘さもまた印象的。

【赤身】
3

 この店の素材はどれも抜群であったが、とくに感嘆したのがマグロ。
 赤身は凝集されたように密度の濃い味で、しかも身はきめ細かい、滑らかな食感であり、とんでもなく高いレベルのものである。

【中トロ】
4

 中トロはしっとりととろける脂身の甘さと旨みが素晴らしく、まさに官能的な食感を楽しめる。

【カマトロ、大トロ】
5

 鮪の脂をもっと楽しむための、カマトロと大トロ。
 脂はのりのりであるが、けっしてくどくなく、脂本体の美味さを十分に楽しめる。

 この鮪シリーズ、たまげるくらいに美味かった。
 流通の進歩により九州ではも美味い本マグロが食べられるようになったとは思っていたが、本格的に美味しいマグロは、やはりまずは銀座で消費されているんだなあ、と思った。

 店主は仕入れにはとても力を入れており、マグロは有名卸店「石宮」とつきあい長く、最もいいマグロを仕入れるようにずっと努力してきたそうで、その結実がここにあるのである。

【穴子】
7

 穴子は折りたたまれ、ボリュームたっぷり。
 ふわふわの柔らかい、とろける穴子である。

【鉄火】
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 〆は自慢のマグロを使った鉄火。
 このマグロ、けっこう歯ごたえがよく、今までのマグロとはちがった食感である。これはカマの下のところの中トロを使ったもので、そこは少々固めの身だそうだ。
 この食感が細巻きになると、かえって個性がいいほうに出て、たしかに美味い。
 マグロを知り尽くした店主ならではの鉄火であった。

 午後5時半からスタートという時間もあったのか、客はずっと私一人だけであった。
 それでいろいろと店主から江戸前鮨への思い入れや、築地での仕入れの話を聞くことができ、長年鮨一筋で働き続けた職人の、逞しさ、奥深さを知ることができ、ずいぶんとためになり、また私自身の寿司の認識の世界を広めることもできた。

 銀座には、やはり素晴らしい店がある。
 地方にも今はいい店が増えて来たので、往時の寿司店東京一極現象は薄れてきてとは思っていたが、こういう店を経験すると、やはり東京おそるべし、という気もしてしまう。

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January 29, 2016

天麩羅なかがわ@築地

 週末は出張で東京。
 大寒波到来ののち九州はまた暖冬に戻っており、気楽な天候になっているのであるが、週末の天気予報をみると、東京は週末にまた寒波が到来し、土曜の朝は雪が積もる可能性があるとのこと。
 東京は雪に脆弱な地であり、これだと先週に全国ニュースで放送されたとおりに、交通麻痺に陥る可能性大である。
 もっとも東京は巨大な都市とはいえ、半径5kmの範囲で歩けば、だいたいどこにも行けるので、足元を固めれば少々の雪が降ろうが積もろうが移動に問題はなかろう。それでそういう情報はあまり気にしないことにした。
 しかしながら今回は仕事なので、さすがに登山靴で歩きまわるわけにもいかないので、こういう場面での最強の靴「ベルルッティ・ウルティマ」を履いて、準備を整えて東京にGo。

 結論からいえば、週末に訪れた寒波は関東を襲いはしたが東京には届かず、雪ではなく雨の日となり、交通機関は全く正常に流れた。
 ウルティマの出番はなかったもの、出番はないにこしたことはないのであり、よかったであります。

 ただ雪は降らなかったものの、やはりそれなりに寒いことは寒く、夜はあったかい食事ということで、築地の「天羅なかがわ」へ。

 天麩羅コースを頼み、最初は車海老から。
 全体に温もっているのに、食感はレア風な海老は、絶妙に熱が加えられたことから、食感がじつに官能的。甘く、柔らかく、ほどよい弾力ではじけ、この店の揚げの技術に最初から感心。
 キスは、海老と違ってカラリと揚げられ、全体的によい具合に抜けきって、サクサクした食感で味わうことができる。
 それからのイカ、メゴチ、タラの芽、茄子、椎茸、どれもどれも、良い素材を最高にいかきった技術で揚げられた天麩羅を味わうことができる。

【穴子】
1

 この店のスペシャリティ、穴子丸ごとの天麩羅。
 金串で二つに分けられると、そこから蒸気がぱっと立つ。
 穴子はホコホコした食感で、旨み甘みも十分。

【白子】
2

 コースの追加料理で、トラ河豚の白子を。
 白子はそれ自体が素晴らしい素材だが、これを天麩羅にするには、それに向いて、かつ新鮮そのものの素材が必要なので、けっこう大変なのである。(と、某河豚料理店から聞いたことがある。で、滅多に出せないそうだ。)
 この店は、でも日本の台所築地が傍なので、こういう料理も出せるのである。
 じつは、河豚の白子の天麩羅、私は初体験であった。

【天茶】
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 なかがわでは、〆の料理は、かき揚げの天茶か天丼を選べる。
 そして天茶は、茶ではなく、出汁なので、さらに酒の肴になる。
 そういうわけで、天茶を肴に酒を飲み、寒い東京の夜を暖かく過ごすのであった。

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January 24, 2016

三俣山周回@大寒波到来の日

 数十年ぶりの大寒波到来、ということで九重を訪れた。
 天気図を知るためにTVを観ると、予報通りに寒波は到来。とんでもない寒波が来ているので、不要不急の外出は避けるようにとの警告がなされている。
 雪に慣れていない九州人にとって、車はおろか、徒歩でも外出は危険な状況になっているようだ。
 ただ私は雪を目当てにここに来ているのであり、外出は不要不急というわけでもない。そして天気図をみると、本体の低気圧は遥か彼方であり、猛吹雪にあうことはなさそうである。ただし等圧線の幅が狭く、高度次第ではとんでもない強風にあおられそうでもあったが、地形の選択で風はある程度は避けられそうだったので、予定通りに長者原から登山に行くことにした。

【やまなみハイウェイ】
1

 宿泊したホテルからやまなみハイウェイを歩いて長者原へ。
 すでにとんでもない雪の量だ。

【長者原】
2

 長者原湿原は、先週とはうって変わって雪に埋もれている。
 ここに足跡はあり、先行者はいるようであったが、・・・あとで分かったが、いなかった。

【登山道】
3

 長者原からはずっと雪の道である。
 ときおり長者原方向に戻って来る登山者に出会う。
 彼らは土曜日に法華院に泊まって戻って来る人たちばかりであった。

 そういう人たちと会話して分かったのは、坊がつる方向へ登って来る者は私以外誰もいなく、せっかくの大寒波の日、長者原からの登山者は私だけだったようだ。
 九重は雪がどんなに降っても、それなりに雪山好きが訪れるのだが、雪山に関しては牧ノ戸ルートが圧倒的に人気があり、今日もあちらに集中していたようである。
 いや、私も牧ノ戸をまず考えたのだけど、昨日登ってしまったからなあ。

【雨ヶ池】
4

 このルートの名所雨ヶ池は、大雪の日、雪と氷の世界となっている。

【登山道】
5

 登山道は雪のトンネルである。

【坊がつる】
7

 坊がつるも雪に埋もれ、うつくしい風景になっていた。
 ここで遊んでいる人たちは、スノーシューをはいていて、雪道を楽しんでいる。
 九州では滅多にみられぬ光景である。

【法華院】
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 坊がつるに来た時点で、予定を決める。
 大船山は登山道が雪で底上げされ、上を覆っている樹木とのスペースが少なくなり、這っていかねば登れないだろうから、それはいやだ。
 三俣山なら本峰までは、そういう樹木に覆われた道はないから、三俣山を目指すことにして、法華院経由ですがもり越えを目指す。

【登山道】
9

 法華院から先の道は誰も登っていないと思っていたら、一人ぶんの足跡のトレースがある。法華院泊の登山者が北千里を目指しているようであった。

【登山道】
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 北千里へ登るうちにトレースをつけていた先行者に追い付いた。というか、ルートを見失っていたようで、地図を見ながら立ち止まっていた。
 先行者としばし会話して先に行かせてもらい、それからは、ふかふかの新雪を踏みしめながら、自分好みのルートを行く、雪山の醍醐味を味わいながらの山行となる。

【北千里】
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 自分好みの道を行く、といいながらも、適当に行くとずんずん雪が深くなったりしてついに腰まで埋り、進めなくなる歯目になり進路をいろいろと変更。雪のないときはなんということもない登山道なんだけど、マークが雪に埋もれ、正規の道が分からなくなると、けっこう大変なことが判明。

 それでもなんとか北千里に到着。
 北千里は雪と氷の厳かな世界となっていた。
 そして、ここからが本日の核心であった。
 北千里は風の通り道になっているようで、とんでもない強風が吹き荒れている。それが大寒波の風なので、途方もなく寒い。
 長者原がマイナス8度だったので、ここは体感的にはマイナス20度レベルであった。

 そうして今回は大寒波用に装備を整えたので、首から下は問題なかったのだけど、ゴーグルが甘かった。
 普通の冬用のゴーグルだったので、この冷たい風でゴーグルが凍り、睫毛も凍り、そしてまばたきすると瞼までくっつくという極寒ぶりに遭遇する羽目になってしまった。
 ファン付きゴーグル持ってくりゃよかった~と思ったが、あれは北海道でのスキーくらいにしか使ったことはなく、今回の九重登山を予定した時点で、あれを持ってくる発想はなかった。
 後悔先に立たずとはこのことだが、なによりも今回の大寒波をじつはなめていたことにその時点で気付いた。おおいなる反省点である。
 (でも、九州の雪山でゴーグルが凍ったなんて、初めての経験だよ)

【北千里】
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 ゴーグルが凍って、視界が半分くらいになり、さらには雪とガスで視界が効かぬなか、それでも強風でガスが吹き払われたときに、道しるべの道標が見える。
 これがたいへん有難い。
 九重は地形がゆるやかなので、滅多に遭難事故は起きないのだが、平坦な地形ゆえ、視界が効かないときは、同じところをぐるぐる回るリングワンデルング現象を起こして、それで疲労凍死とかが起きてしまう。過去起きた九重の重大な遭難事故はほとんどがそれである。
 現在はGPSがあるので、リングワンデルングはまずないし、さらには九重はその予防のために過剰なまでに大ケルンと道標を設置してそれが一種の名物ともなっているのだが、この日のように、視界が悪いときはそれが闇夜の灯台のような、とても役立つものということがよく分かる。

【すがもり越え】
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 北千里は風の通り道となっていたが、その風はどこから来ているかというと、すがもり越え方向から吹き下ろしているようであった。
 すがもり越えまで来ると風はまたとんでもなく強くなり、ときおり身体が吹き飛ばされそうになる。
 ここからとても三俣山に登る気にはならず、というか不可能なので、このまま下山することにした。

【登山道】
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 相変わらず視界は利かないが、ときおり強風でガスが吹き払われ、岩と雪だけの世界がくっきりと見えることがある。いきなり鮮明な姿で現れる、その峻厳な世界が息をのむほど美しい。

 そして半分ほど下ったところで、4人組の下山者がいるのが見えた。
 すがもり越えには足跡はまったくなかったので、いったいどこから下山しているのだろうと不思議に思いたずねてみた。すると大曲方向からすがもり越えへ登ろうとしたものの、あまりの寒さと強風に、それ以上進むのを諦め、下山しているとのことであった。
 私もこちらから登山を開始していたら、たぶん引き返していただろうな。

【林道】
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 すがもり越えから下って林道に入ると、いちおうの安全地帯。
 雪はどっさりと積もっており、長者原までスキーが出来そうであった。

【指山へ】
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 雪のあつく積もった林道を歩くうち、指山への分岐へと着いた。
 そこには指山方向に向かう足跡があった。指山だとほとんどの行程は林のなかなので、今日のようなコンディションでもある程度は登れたであろう。

【林道】
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 長者原の手前の林道。
 このようにずっと林道は雪に埋もれていた。

 長者原に到着。
 終わってみれば、どの山頂にも立てず、強烈な寒さに震える羽目にはなったが、普段見られぬ珍しいもの、美しいものがたくさん見られ、満足度の高い山行であった。
 そしてホテルに戻って温泉に入り、車に降り積もった雪を丁寧に落として、それから帰宅の途に入る。

【やまなみハイウェイ】
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 やまなみハイウェイもまた雪がどっさりである。
 強風に雪が舞い上がりときおりホワイトアウトになる。ドライブ中に視界がゼロになるのはたいへん恐いものであるが、ただ本日は走っている車の量が非常に少ないので、車にぶつけられる、あるいはぶつける心配がほとんどなかったのは有難かった。

【国道210号線】
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 雪道を行くうち、水分峠の分岐に出ると、国道210号線は除雪されていた。
 由布院から日田、久留米にいたるこの道は幹線道路なので、こういう日でもきちんと除雪がされるのである。

【狭霧台】
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 由布院に入って、いったん除雪は終了。由布院から別府まではまた雪道となる。
 途中、狭霧台で車を止めて、由布院盆地を望む。
 うつくしき雪景色の由布院。

 そして由布岳を見ると、こちらもかなりの雪の積もりぐあいである。
 正面登山口には幾台かの車が止まっており、登山者はいたようだが、はたして本日山頂にたどりついた人はいたのであろうか? 由布岳もマタエから先は強風の世界だから。


 高速道路は大分市まで通行止めになっていたので、下道を適宜使いながら帰宅。
 ニュースを見ると、今回の大寒波はたしかに記録的なものであり、日本全国の最低気温が氷点下となり、奄美大島では100何年かぶりに雪が降り、鹿児島、長崎では雪が10cm以上も積もり、交通は麻痺、いたるところで水道管が凍って断水となる非常事態が出現していた。
 そして宮崎も当然大寒波が到来していることから、尋常でなく寒かった。それこそ痛いくらいに。まずは今日使った登山道具の清掃、整備、後片付けをしないといけないのに、身体を動かす気になれない。

 山が寒いのはそれはそれでいいけど、住んでるところが寒いのはやっぱりきついなあ。
 改めて、自然の猛威と、それから雪国に住む人たちの大変さを知った、大寒波到来の日であった。

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 本日の登山ルート
Mimata_160124


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January 23, 2016

冬の久住山@大寒波到来一日前

 1月第3週に訪れた寒波はあっさりと去り、いったん暖かくなったのだけど、その後に「数十年ぶりの大寒波」が九州に到来するという予報がなされた。
 そうなるとこれを逃しては私の一生でもう見られぬ寒波が来るわけで、絶対に行かねばならない。準備万端の備えで九重に行くことにした。

 大寒波は土曜の夜から日曜にかけて来るので、本番は日曜であるけど、土曜もかなりの寒波の来具合なので、まずは土曜日に久住山に登ることにする。

【牧ノ戸駐車場】
1_2

 土曜日は好天。
 1300mを越える高さでは、けっこうな雪が積もっている。
 雪山好きの九州の岳人が、ずらりと車を並べている。

【稜線】
2_2

 沓掛山からの稜線は雪に埋もれ、いい景色だ。

【登山道】
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 西千里手前の登山道。
 雪が多く、いい感じで歩を進められる。
 しかしこの後はガスが立ち込め、あまり景色はよくなかった。

【西千里】
4_2

 牧ノ戸から久住山までの道は、ここがハイライトであり、西千里に出ると、星生山と久住山が両翼に山稜を張った素晴らしい姿が見られるのだが、あいにくガスのなかだ。

【久住山】
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 ガスで視界の利かぬなか久住山に登る。寒い。

【久住山】
6_2

 本日は風が強く、ガスがときおり吹き払われ、久住山の全貌も観ることができた。

【御池】
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 久住山からは天狗ヶ城へと向かう。
 そこから見下ろす御池は、厚い氷におおわれていた。

【天狗ヶ城】
8_2

 天狗ヶ城に到着。
 標識の海老の尻尾が立派である。

【登山道】
82

 天狗ヶ城から中岳に到る登山道は、地系の関係から最も冬山らしくなっており、一面の白い凍った世界が美しかった。

【中岳】
9_2

 ついで中岳へ。
 ここの標識の海老の尻尾もまた立派。
 中岳に着いた時点で、雪の降り方が激しくなり、視界がとても悪くなった。

【御池】
10_2

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 御池に下りて、氷の上を歩く。
 雪とガスで視界は悪く、歩いていてたいして面白くない。


 視界が効かないので、予定していた星生山経由の下山は中止し、元来たルートを戻ることにした。
 沓掛山までずっと雪とガスのなかであり、来た時よりも登山道の雪は積もっていた。

 牧ノ戸に下山し、それから長者原のホテルに移動し一泊。

 「数十年ぶりの大寒波」に備えることにする。


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 本日の登山ルート

Kujuu160123


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January 16, 2016

冬の大船山

 暖冬の今シーズン、1月第3週にようやく寒波が訪れた。ライブカメラ情報ではまだ雪は積もっていないようだが、大船の御池は凍っているであろうから、それを見に行くことにした。

【長者原】
1

 長者原湿原は、雪はないものの、草々が凍っている。

【雨ヶ池】
2

 雨ヶ池。
 天気は良く、大船山がくっきりと見える。

【坊がつる】
3

 坊がつるは今まで同様、雪はないものの地面は凍っている。

【段原】
4

 稜線に出ると、雪がちらほらと見えだした。

【登山道】
5

 段原から山頂までの登山道は、さすがに高度があるだけに、少々の雪は積もっていた。

【山頂】
6

 山頂に着けば、360度ぐるりとあたりの山々を見渡せる。
 本日はPMのせいか、空気がもやっており、遠くまでは見はらすことはできなかった。

【御池】
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8

 御池は完全凍結である。
 氷は分厚く、上を歩いてもなにも問題なかった。

【下山中】
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 本日は登る人少なく、静かな山行であった。
 そのなか、山頂で会った4人組の下山する姿。
 ヴァリエーションルートで、西からの尾根を直登してきたそうだ。
 大船山は地系が複雑だからいろいろと面白く、かつハードな道がけっこうあるようである。

【法華院】
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 帰りは法華院前を通り、北千里経由で長者原へ。

【北千里】
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 砂と岩の平原、北千里。
 雪が積もっていたら美しい風景なんだろうけど、雪はなし。

 寒さだけでは、たしかに冬山だったけど、やはり雪が乏しいので、イマイチな山行であった。

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January 10, 2016

サイクリング:田中サイクル三社参り

 連休中日は新年恒例の田中サイクルによる三社参り。
 暖冬のおかげで、1月というのにさして寒くはなく、適度な気温である。

【春日神社】
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【今宮八幡宮】
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【山下神社】
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 まずは春日神社に参り、それから山下新商店街を抜け、激坂を登って今宮八幡宮。祝子川に沿って走ってグリーンラインへ入り山下神社。
 けっこう起伏の多いタフなコースであった。

【餅付き】
4

 田中サイクルに戻って、これも恒例の餅付き。大量の餅がつかれ、そしてどんどんそのまま、あるいは焼かれて、みなの胃袋に収まっていき、残りはお土産。

【宴会】
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 餅付きの勢いのまま、宴会は店のなかで続けられ、さらにはカラオケ大会まで行われ、結局8時間近くえんえんと飲むことになった。
 よく走り、よく遊び、そしてよく飲む。これぞ田中サイクルである。

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January 09, 2016

冬の大崩山

 平成28年度最初の登山は大崩山。
 今シーズンは暖冬のせいで、雪は乏しいようだが、水の豊かな山なので、そこそこ凍った風景が楽しめるであろう。

【大崩山】
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 大崩山を遠望する。
 稜線沿いはうっすらと白く、霧氷はあるようだ。

【登山口】
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 登山口に着くと、車は一台もとまっていない。
 もともと、アケボノツツジのシーズン以外は閑散とした山であるが、冬になるとさらに人気がなくなるみたい。

【小積ダキ】
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 渡渉部から眺める小積ダキとワク塚。
 冬の空は青く澄んでおり、空に突き刺さる白い岩塔郡が、ひときわ鮮やかに見える。

【袖ダキ】
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 当たり前のことながら人にはまったく会わないまま登山を続け、袖ダキ展望台へ。
 ここから眺めるワク塚の姿は、まさに絶品。

【登山道】
4

 袖ダキから下ワク塚に到る登山道は、雪の季節には雪がふきだまって、けっこうな雪道になるのだが、今年はこのように雪はなし。

【りんどうの丘の水場】
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 下ワク、中ワク、上ワクと通り、それからりんどうの丘経由で坊主尾根へ。
 りんどうの丘の水場は冬期は崖が凍り難所と化す。今回も凍っていたけど、大きな樹が倒れて足場になっており、滑っても沢へ転落する恐れがなくなり、ずいぶんと楽になっていた。

【登山道】
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 小積ダキの手間にある展望所。岩が凍っており、とても岩の上に乗る気はしない。

【象岩トラバース】
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 パノラマコース冬期最大の難所。岩と鎖が凍っていたら、フル装備でないととても通過できないところだが、ほとんど凍ってなく、ここは容易に通過することができた。

 このあと小積ダキに寄って坊主尾根を下山。
 途中で大きな荷物をかついだ2人組が上がってきた。時間的にテント泊であろう。たぶん明日小積ダキ登攀だろうなとたずねてみたら、やはりそうであった。冬期の岩登りって大変だろうけど、やる人はいつでもよるようだ。


 冬の大崩山。雪はなかったけど、冬特有の大気の澄みかたと、そして樹々が葉を落としているせいで、風景がどこも鮮やかに見えて、独自の魅力を楽しむことができた。

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January 02, 2016

小龍包@京鼎楼(台北市)

 台北の名物料理といえば、小龍包。
 そしてその店といえば、世界的に有名な「鼎泰豐」である。
 ここは台北を訪れたなら必ず訪れるべしと言われている店であり、それではと行って見たら、大行列であった。並んでまでは食う気もせず、ガラス越しに、多くの職人がせっせと小龍包をつくっている姿を眺めたのち、次の候補店である「京鼎楼」へと行った。

 この店は鼎泰豐で長年修業してきた人が独立して建てた店で、鼎泰豐に独自のアレンジを加えているそうである。
 人気店であるけど、鼎泰豐ほどは混んでなく、昼食時にあっさりと席を取ることができた。

【小龍包】
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 コラーゲンたっぷりの肉汁もよいが、外の皮もまたおいしい。

【海老焼売】
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 海老シューマイも追加。こちらはより皮が厚く、皮の味がよく分かる。中身はたっぷたっぷとしたスープ。

 これらをツマミに台湾ビールを飲みながら、優雅な昼を過ごすのであった。

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January 01, 2016

広東料理@桃花林(台北市)

 平成28年1月1日、年明け、台北市郊外を散策してホテルに戻っての夕食はホテル内の「桃花林」にて。
 広東料理の有名店「桃花林」はそれこそ日本でもヤマほどあるわけだが、本場で食えば、それとは違った傾向の地元民施行の広東料理が経験できると予想。

【桃花林乳豬拼盤】
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 桃花林 特製焼き豚の盛り合わせ。
 非常に手を加えた前菜の盛り合わせ。
 北京ダックは皮だけでなく、肉もあわせて。皮をパリパリに焼いた脆皮焼肉。鴨は煮込みと燻製で。それにクラゲ。

【濃湯花膠燴魚翅】
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 フカヒレスープと魚の浮き袋土鍋煮。
 広東料理のスープの定番。安定の堂々たる料理。広東料理の特徴だけど、出汁が繊細で、魚の浮き袋の味がよく出ている。

【雪花鮮奶炒龍蝦】
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 伊勢海老とのミルク卵白炒め。
 伊勢海老の食感の強さに、ふわふわで塩味の利いた卵白がじつによい取り合わせ。

【蔥燒關東遼參扣鮑魚】
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 ナマコと鮑葱の蒸し煮。
 「天香楼」よりもソースは淡め。手間暇かかった料理である。

【剁椒蒸龍虎斑】
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 ハタの唐辛子蒸し。
 広東料理の定番の、スパイシーな蒸し魚料理。
 素材の魚が良いのに加え、調理もよく、たいへん美味しい。

【香草黑椒羊排】
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 ラムのハー ブと蜂蜜ソースソテー。
 ラムをこってりと調理。

【烏魚子海鮮炒飯】
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 からすみと海鮮のチャーハン。
 台湾名物の唐墨をふんだんに使っての炒飯。

【高麗紅蓮雪蛤】
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 ハスモ、高麗人参、棗、蓮の実のスープ。
 ふわふわ浮いている蛙の脂が、とてもいい食感。

【季節鮮水果】
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 季節の果物。


 全体としてとても完成度の高い料理であった。素材も調理もとてもよし。
 ただし4日間食べ歩き、どこも「フカヒレ」「鮑・海鼠の乾貨」「魚蒸し」といった料理がメイン級で出たので、それらに関しては少々食傷気味で、今回もそれが出たので、もうけっこうという気にもなった。
 中華料理で、ある程度値の張るコース料理を頼むと、フカヒレ、乾貨料理、魚蒸しといった中華の主役級料理はどうしても出さざるを得ないようである。
 中華料理はありとあらゆる素材を使うのが特徴な料理なので、それらがかぶってしまうことが多かったのは、今回の戦略のミスであった。

 近頃毎年行っている香港食ツアーでは、幹事氏は人数を8人以上に集めて、アラカルトの皿を多くとり、少量ずつ多数の種類をどっさり食べるというふうにしているけど、それが中華料理の正しい食べ方だと納得した。

 来月、また香港食ツアーである。

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猫空@台北市

 年末年始の台北はずっと天気が悪くて、曇り時々雨みたいな日が続いていたが1月1日はやっと好天になった。
台北には「猫空」というビュースポットがあり、この山岳地に登れば台北市を一望できるそうだ。猫空に行くには、アクセスは容易であり地下鉄とロープウェイを乗り継ぐだけでよい。それで地下鉄からGo.

【行列】
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 猫空は観光地である。
 日本だったら正月はどこも観光地は大賑わいとなっているが、台湾と日本は正月が違うので(台湾は2月が正月)、さして混雑してはしてないと予想していたが、なんの、大混雑であり、ロープウェイに乗るまで20分ほどかかってしまった。

【ロープウェイ】
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 地上駅からは30分ほどかけて、ロープウェイで猫空へと行く。
 高度をぐんぐん増していくと、台北市も見えて来るが、・・・PMのせいなのか霞んでおり、あんまり眺めはいいものではなかった。

【猫空】
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 猫空駅に着いてしばし散策。
 猫空は300mほどの高さの山の連なりであり、その遊歩道を歩いてみた。
 植生は亜熱帯性のものである。まあ、台湾が亜熱帯にあるので当たり前なのだが。

【茶店街】
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 猫空は鉄観音の産地であり、茶畑も広がっている。
 そして駅の近くにはけっこうな規模な茶店の商店街があり、当初の予定ではここでお茶を買っておこうと思っていたのだが、あまりの人が多く、人の列もまったく流れないので断念。

 猫空は、寺院や、お茶カフェや、展望所が多く、人の少ないときに、じっくりと回りたいものだと思った。

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