登山:由布岳
雪の九重を目当てに九重に登ったものの、一日にして気圧配置が冬型から一挙に崩れ、また暖冬の気候に戻ってしまった。
また中岳山頂から見る、三俣山や大船山には雪は期待できないようである。そして九重から見た由布岳が、ときおり雲がかかっていて、まだ大船山とかよりは雪が残っていることが期待できたので、九重の次は由布岳に向かうことにした。
今の季節の由布院の名物は、盆地の朝霧。
暖冬とはいえ、朝はそれなりに冷え込んでいるので、温泉に満ちた由布院は蒸気をいっさんに立て、それが霧となって盆地を包み込む。
そして朝霧による雲海も面白いが、朝の由布院を歩くと、街中で湯気がたっていて、それもまた雲海におとらず面白い。
朝霧はよかったのが、肝心の由布岳に、雪がない。
昨日高速道路から見たときは、山頂周囲は雪が積もっていたのに。
残念だが、せっかく来たのだから登ろう。
マタエから西峰へ向かう。
このあたり、もう少し寒いと霧氷がきれいなのだが、溶けている。
西峰。
雪はない。
西峰からは東峰へ、御鉢巡りで行く。
御鉢巡りの登山道は一部、雪が残っていた。
でもうっすらとかぶっている程度で、アイゼンをつけるほどではない。
御鉢巡りの岩稜帯は、雪はほとんどなく、通りやすくはあった。
東峰に到着。
空気は霞んでいて、冬の空ではなかった。
このあと下山していると、薄着で背の高い外国人の男性二人組が登って来るのとすれ違った。
挨拶して、どこから来たのですかとたずねたら、ノルウエーとのことであった。そして観光で日本を訪れていると言う。
由布岳っていい山だけど、わざわざノルウエーから来て登るほどの山でもないよなあと思い、なぜ由布岳?とたずねたら、「いい温泉のある山」として選択されたとのこと。たしかにそれなら納得だ。
それから、「本当なら今の季節は由布岳には雪が積もってきれいなんだけど、今年は暖冬で雪がない。あなたたちに雪が見せられなくて残念だ」と私が言ったら、「ノルウエーで雪は見飽きているから、雪はべつにいいです」との返事。I see I see, そりゃそうだと、3人でおおいに笑った。
まったく、雪がなくて残念なのは、私なのであった。
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