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December 30, 2015

故宮博物院@台北市

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 台湾で一番有名な観光の名所は、殷周から清にいたる歴代支那王朝が所蔵した膨大な量の宝物を収納した「故宮博物院」。
 観光目的で台湾を訪れた者が、まず訪れる場所である。

 この博物院、台湾の象徴でもあるような重要な存在だが、意外と交通の便が悪い。これがないと台湾という国家の正当性がなくなるほどの価値からして、街のまんなかにあってしかるべきとは思うのだけど、(じっさい北京のほうの故宮博物院は、天安門広場の奥、旧紫禁城内にあるわけだし)、なぜか郊外のやや辺鄙なところにある。しかも地下鉄の最寄りの駅からけっこう遠い。
 台北市に着いてから博物院の場所を調べて、そのことを知り少々不思議に思った。

 まあそういうことに文句をいっても始まらないので、面倒ながら地下鉄とバスを乗り継ぎ、博物院を訪れた。

 なかに入って収蔵物を見学するが、多いですねえ。
 しかも其々のレベルが高いので、ざっと見るだけでは済むわけもなく、いちおう全部見るだけで相当に時間がかかってしまった。

 ただ、故宮博物院で是非とも見たかった、人類の宝ともいえる黄公望「富春山居図」、王羲之「快雪時晴帖」、徽宗の書画といったところのものは、展示されていないか、あるいはレプリカのみ展示されており、やや拍子抜けであった。
 なにしろ70万近い数の収蔵物があるので、全部展示するというわけにはいかないのだろうから、それぞれが展示されている時期に訪れねばならないということであろう。

 展示されているもので、とくに見ものであったのは、やはり宋代の青磁や白磁。造形にしろ色彩にしろ、このあたりの年代の陶磁器は極度に完成度が高く、それがゴロゴロとたくさんガラスケースのなかにあるので、ただ圧倒されてしまう。
 博物院の展示室は、書画・器等に分けられ、それらが殷から清まで時代別に並べられているが、支那の文化は、書画にしろ陶磁器にしろ、宋代に大きなピークが来ているのが、こうやって俯瞰的に見るとよく分かる。

 ところで、博物院のなかで一番混雑して見物者が多かったものが「肉形石」。
 故宮博物院三大至宝のうちの一つで、以前九州国立博物館にもこれが来て、たいへんな行列ができたことで話題にもなった。
 本場の博物院でも長蛇の列が出来ていたが、・・・そんなに並んでまでした見るものでもないなあというのが感想。まあ、並んだわけだが。
 たしかに面白い造形だが、博物院にはこれより素晴らしいものはいくらでも、それこそ無数にあったとは思う。

【肉形石 Wikipediaより】
Nikugataishi


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