京都の秋@平成27年
まだまだ続くよ紅葉シリーズ。
ということで秋の京都へ。
京都は範囲が広く、11月下旬に訪れると、どこかのエリアは紅葉の旬となっているので、そこに行けば見ごろの紅葉が見られることになり、「外す」ことは少なき地である。
ネットの情報によれば、11月の連休は左京区あたりが紅葉の見ごろとなっているとのことで、左京区の南部を散策することにした。
南禅寺からスタート。
紅葉はまだのものもあり、盛りを過ぎているものもあり、まだら模様である。
左京区の一番の紅葉の名所、永観堂。
たしかに敷地内に植えられている紅葉の数は多く、色づきのよい樹も多々あったけれど、どうにも中途半端な染まりぐあい。
観光客を引率しているガイドさんの話を聞いていると、今年の京都は寒波が訪れるのが早く、例年よりも紅葉のスタートは早かったのだが、その後気候が暖かくなり、だらだらと紅葉が進むことになってしまって、なんだかぼけた感じの紅葉にどこもなっているそうだった。
永観堂からは哲学の道を歩いていく。
哲学の道そばの霊鑑寺。ここは紅葉の名所というわけではないのだが、普段は公開している寺でなく、本日からの短期間特別公開とのことだったので寄ってみた。
寺内の苔むした庭は、灯篭と石畳をうまく配置していて、格調高い。そして椿がたくさん植えられており、・・・この寺、早春に来るのがいちばん良さそうだ。
哲学の道から外れ、次の目的地の真如堂へ。
ここも、まだらの紅葉である。
紅葉の時期だけ門をあけている栄摂院。
釈迦坐像と紅葉。美しい構図となっている。
浄土宗の大本山の金戒光明寺。
歴史においては、幕末に京都の守護職を命じられた会津藩が本陣としたことでも有名。
肝心の紅葉は、ここもまだら気味。それでも庭の造形が見事であり、庭そのもの鑑賞のみでも十分に楽しめる。
夕食は祇園の割烹「末友」にて。
八寸、椀物、向附、等々コース料理は京都ならではの完成度の高いものであった。
しかし今の時期の京都は、焼き物に蟹が出てくることが多く、そこが問題。
蟹自体はたいへん美味しいのであるが、ただ蟹はそれ単体で全てを支配する食材であり、コースのなかで蟹だけがなんだか突出して、それで料理全体のバランスが崩れてしまう気がする。
食後は紅葉の夜間ライトアップを見に高台寺へ。
この龍臥池に映る紅葉の樹々の姿は神秘的なまでに美しい。
また竹林のライトアップもその鋭さが強調され、これもまた見事だ。
高台寺夜のライトアップは、秋の京都の有数の見ものだと思う。
昼、夜と紅葉を巡り、夕食は祇園の名割烹。
秋の京都を満喫した一日であった。
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