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November 2015の記事

November 29, 2015

平成27年度田中サイクル納会サイクリング

 年末恒例の田中サイクル納会サイクリング。
 忘年会も兼ねているので、本来なら12月にするのが筋なのだろうが、12月は寒くて自転車を走らせるのが辛いのと、また12月は店をとるのが大変なので、11月にずれてきた次第。

【田中サイクル前】
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 朝、田中サイクル前に集合し、ルートの説明を行ったのち出発。

【北川】
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 ルートは北川に沿って走り、須美江に抜けて、しばし海岸線を走ったのち、安井峠をこえて元の10号線に戻って来るもの。
 北川沿いの道は一部工事中で、未舗装のところがあった。
 みなロードバイクで走っているけど、私はおとなしく押し歩きしました。

【鏡山ルート】
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 家田の集会所で休憩したのち、須美江を抜ける坂道を行く。200mくらいのヒルクライムである。

【旧388号線】
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 国道388号線に入って、それから旧道を行く。旧道だけあって、アップダウンの激しいおもしろい道であった。

【北浦 ゆうき】
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 宮崎県北は魚がよく獲れるので、そのすり身をつかった料理「あげみ」が名物である。
 その「あげみ」でもっとも美味しいとされるのが、「ゆうき」の店のものだそうだ。北浦に来たついでによってみたが、本日は閉店であった。散策していた近所の人によれば、近頃は店が閉っていることが多いとのこと。

【須美江浜】
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 旧道を引き返し、須美江浜へ。
 定番のカレーライスである。
 大釜で炊かれた大量の飯も、この人数だと完食は余裕であった。

【安井峠】
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 帰路は安井峠を経由して。ここもさきほどの鏡山の坂と同じほどの高度がある。

【安井峠】
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 安井峠は最後の50mほどの登りがかなりの激坂。
 脚力の弱い女性陣が押し歩きになってしまうのは、いつもの光景である。
 安井峠を越えるとあとは平坦な道を走り、田中サイクル店へと戻って行くのみ。

【忘年会】
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 忘年会は延岡市内の寿司店で。
 飲んで、騒いで、そしてバイク用品の抽選会が始まる。
 今回の景品の一等賞は、クロスバイク。
 これを勝ちとったのは小柄な女性であった。
 バイクのフレームは普通なんで、乗る人とサイズがあってないんだけど、さてどうなったのであろうか。

 走行ルート

 

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November 22, 2015

お伊勢参り@平成27年秋

 京都の次は名古屋に移動。
 名古屋からは伊勢が近いので、半年後のサミットで混みあう前に訪れてみることにした。

【伊勢駅】
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 伊勢神宮は内宮と外宮からなり、参拝の順番は外宮からが正式だそうだ。
 それで伊勢駅から外宮へと参る。
 伊勢駅にはサミットへのカウントダウンの看板が目立つところにあった。
 そして参道には「お伊勢参りは外宮から」と書かれたのぼりが幾本もあり、なにかほほえましいものがある。・・・伊勢神宮は内宮がやはり人気あるからなあ。

【外宮正宮】
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 外宮は豊受大神を祀っている。
 神社内全体、静謐な神秘感に満ちた場所である。

【内宮へ】
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 外宮と内宮は少々離れており、4kmほどの舗装路を歩く必要がある。
 それで国道32号線を歩いていくが、道標は要所要所にあり、道に迷うことはない。
 とはいえ、外宮あんなにたくさんの人がいたのに、ここを歩いている人はほとんどいなく、お伊勢参り、歩いて参る人は極めて少数派のようだ。まあ、外宮―内宮間はバスがふんだんに運行しているからそれを利用すればいいだけの話なんだが、しかし江戸時代以前は、関東、東北、九州等々、遥か彼方から人々は歩いて伊勢神宮を訪れていたのである。今の時代、居住地から歩いてくる必要はないだろうけど、せめて外宮―内宮くらいは歩いて参ってはと思わぬこともない。

【猿田彦神社】
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 古事記においての重要人物猿田彦を祀る神社が見えると、次の交差点を右に曲がれば内宮への道になる。

【参道】
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 内宮、さすがに古代から連綿と続く由緒ある人気観光地ゆえ、現代の今も、人がたくさんと集まっている。人・人・人である。

【内宮】
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 鳥居をくぐって、内宮へ参拝。

【五十鈴川】
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 神宮を流れる、五十鈴川。
 日本全国、清らかな川は多けれど、やはりこの川は格別な雰囲気を持っている。

【内宮正宮】
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 伊勢神宮は、日本で最も神聖で荘厳な雰囲気を持っている場所である。
 それは古代からこの場所を大事なものとして、それを守ってきた人々の努力の積み重ねから生じた信仰のたまものであり、ここに来れば誰しも自然に頭を垂れて、悠久の時の歩みに思いをはせることになる。

【五十鈴川駅へ】
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 内宮から五十鈴川駅へは2kmほど歩いていく。
 途中の道ぞいにも由緒ある神社があり、雰囲気ある道である。
 ただし、ここを歩いている人はまったくいなく、まったく江戸時代の人に比べ、現代人は歩かなくなったものだ。

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トゥラジョア@平成27年秋

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 秋の恒例、名古屋在住の食通氏主催による、レストラン「トラジョア」での宴。
 最初にこの店の料理を味わったときは、まさに衝撃であった。そして幾度も訪れるとさすがに衝撃度は減って来たけど、そのぶん落ち着いて食べられるので、それゆえ須本シェフの料理の奥深さ、広がり、独創性というものがよく分かり、この店の食事の時間がかけがえのない時間というものがよく分かる。

 美味しいもの大好きの主宰者氏は、「須本シェフと同時代に過ごせることが本当に幸せである」とかねがね言っているけど、私もこの店を訪れるたび、そのことを実感し、須本シェフ、そして予約をしっかりとキープしている主催者氏に感謝することしきりである。

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November 21, 2015

京都の秋@平成27年

 まだまだ続くよ紅葉シリーズ。
 ということで秋の京都へ。
 京都は範囲が広く、11月下旬に訪れると、どこかのエリアは紅葉の旬となっているので、そこに行けば見ごろの紅葉が見られることになり、「外す」ことは少なき地である。

 ネットの情報によれば、11月の連休は左京区あたりが紅葉の見ごろとなっているとのことで、左京区の南部を散策することにした。

【南禅寺】
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 南禅寺からスタート。
 紅葉はまだのものもあり、盛りを過ぎているものもあり、まだら模様である。

【永観堂】
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 左京区の一番の紅葉の名所、永観堂。
 たしかに敷地内に植えられている紅葉の数は多く、色づきのよい樹も多々あったけれど、どうにも中途半端な染まりぐあい。

 観光客を引率しているガイドさんの話を聞いていると、今年の京都は寒波が訪れるのが早く、例年よりも紅葉のスタートは早かったのだが、その後気候が暖かくなり、だらだらと紅葉が進むことになってしまって、なんだかぼけた感じの紅葉にどこもなっているそうだった。

【哲学の道】
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 永観堂からは哲学の道を歩いていく。

【霊鑑寺】
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 哲学の道そばの霊鑑寺。ここは紅葉の名所というわけではないのだが、普段は公開している寺でなく、本日からの短期間特別公開とのことだったので寄ってみた。
 寺内の苔むした庭は、灯篭と石畳をうまく配置していて、格調高い。そして椿がたくさん植えられており、・・・この寺、早春に来るのがいちばん良さそうだ。

【真如堂】
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 哲学の道から外れ、次の目的地の真如堂へ。
 ここも、まだらの紅葉である。

【金戒光明寺塔頭栄摂院】
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 紅葉の時期だけ門をあけている栄摂院。
 釈迦坐像と紅葉。美しい構図となっている。

【金戒光明寺】
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 浄土宗の大本山の金戒光明寺。
 歴史においては、幕末に京都の守護職を命じられた会津藩が本陣としたことでも有名。
 肝心の紅葉は、ここもまだら気味。それでも庭の造形が見事であり、庭そのもの鑑賞のみでも十分に楽しめる。

【祇園末友:間人蟹】
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 夕食は祇園の割烹「末友」にて。
 八寸、椀物、向附、等々コース料理は京都ならではの完成度の高いものであった。
 しかし今の時期の京都は、焼き物に蟹が出てくることが多く、そこが問題。
 蟹自体はたいへん美味しいのであるが、ただ蟹はそれ単体で全てを支配する食材であり、コースのなかで蟹だけがなんだか突出して、それで料理全体のバランスが崩れてしまう気がする。

【高台寺】
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 食後は紅葉の夜間ライトアップを見に高台寺へ。
 この龍臥池に映る紅葉の樹々の姿は神秘的なまでに美しい。
 また竹林のライトアップもその鋭さが強調され、これもまた見事だ。
 高台寺夜のライトアップは、秋の京都の有数の見ものだと思う。


 昼、夜と紅葉を巡り、夕食は祇園の名割烹。
 秋の京都を満喫した一日であった。

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November 14, 2015

大分の紅葉@平成27年

 山の紅葉はほぼ終わったので、それでは平地の名所を訪れてみよう。
 大分の紅葉の代表的名所である耶馬溪へとGo。

【青の洞門】
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 耶馬溪は範囲がたいへん広い。その耶馬溪の入り口みたいなところにある青の洞門。
 菊池寛の「恩讐の彼方」で有名になった、手彫りの岩のトンネルである。今あるトンネルはさすがに機械を用いて作ったものであるが、それでも一部に昔のトンネルが残っている。

【耶馬溪ダム】
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 ここも観光スポットの耶馬溪ダム。
 ダム湖には噴水があり、さまざまに形を変えて、水を噴出している。

【深耶馬溪】
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 耶馬溪のうち、最も人気のある深耶馬溪。そこの名勝の「一目八景」。
 特徴ある奇岩がそびえたつなか、紅葉がいろどり鮮やかに染まっている。
 本日はあいにくの天気で、ずっと小雨が降っていたけど、それでも道路にはみだすほどの人の列ができていた。

【裏耶馬溪】
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 裏耶馬溪は屏風のように聳える岩群が特徴。
 それぞれの岩峰にはいろいろと名前がつけられている。

【メイプルロード】
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 深耶馬溪と裏耶馬溪を結ぶメイプルロード。
 ここは街路樹に楓が植えられており、もう時期は過ぎていたが、どっさり落ちた紅葉が独自の光景をつくっていた。

【龍門の滝】
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 耶馬溪の次は九重方面に向かい、龍門の滝へ。
 天然の巨大な滑り台を持つ滝で、夏はそれを楽しむ人たちでにぎわう。
 本日は雨のせいで、滝の流量が多く、なかなか迫力ある姿である。

【慈恩の滝】
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 龍門の滝からは天瀬に向かい、次の滝「慈恩の滝」へ。
 この滝も水の流量が多く、迫力あり。
 雨のせいで、どこも紅葉の映えぐあいはよくなかったが、滝ばかりは姿がよくなっていた。

【天瀬温泉】
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 慈恩の滝のあとは本日の宿泊地の天瀬温泉へ。
 ここの紅葉をじつは一番期待していたのであるが、まだ時期は早かったようで、美しく紅葉するにはあと1週間以上はいるようであった。

 紅葉というもの、なかなかそのピークに遭遇するのは難しい。

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November 08, 2015

第4回落水林道整備@大崩山

 かつて大崩山は林業で栄えており、山麓には縦横に林道がはりめぐされ、伐採された杉の木が活発に搬出されていたのだが、やがて林業は寂れ、それに従い林道も利用されなくなり、それから数十年の歳月が過ぎ、荒れる一方になっていた。
 これらのほぼ廃道化した林道のうち、大崩山から鬼の目山に至る山系の麓を走る「落水林道」を整備し、トレランやMTBに使える道に再生しようというプロジェクトが今年の春から始まり、着々と進行中である。
 私も初回に参加し、その後は参加する機会がなかったけど、4回目の今回、参加することができた。

【林道からの紅葉】
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 落水林道へは、大崩茶屋前の橋を進んでいけば、行き当たる。
 この山域は登山にはあんまり使われていないが、自然林が山麓を覆っており、秋には紅葉が盛んになる。私もここが紅葉が豊かなことを初めて知った。

 10月中旬から始まった紅葉の山探訪シリーズ、どの山もいまいちであったけど、紅葉が目当てでなかった本日のイベントが、一番素晴らしい紅葉を経験することができた。

【整備隊が行く】
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 特徴ある山々がそびえ、紅葉が映えるなか、さまざまな道具を装備した総勢16名にお整備隊が林道を行く。

【紅葉】
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 整備しながら、この美しい紅葉をながめる。
 大崩山の新たな魅力を知った。

【林道】
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 人の手が入らなくなった林道はここまで荒れるのかと感心するくらい荒れ放題の落水林道。
 かつて造られた橋はほとんど崩壊し、落石や、倒木があり放題。それらを除きながら、難所を進んでいく。

【林道】
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 林道では日のあたるところには、馬酔木がブッシュを作っており、人の行く手をはばんでいる。
 これらをチェンソーで切り、その木を脇の崖に落としながら、道を整備していく。チェンソーで処理できないような樹は、手ノコで処理し、人海戦術で整備を進めていく。

 そういう作業を繰り返し、2kmほどの整備区間を伸ばして本日は終了。

 みな引き返して、林道途中に止めてあった車で祝子川温泉に帰ることになった。

 しかし私は前回同様、せっかくの林道、そのまま歩けば祝子川温泉に行けるのに、引き返す気もせず、進むことにした。

【林道】
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 前回はトレラン組といっしょに下山したので、足元を見るのに精いっぱいで、林道の状況をよく把握できなかったのであるが、今回は普通に歩いたので、しっかりと把握。
 こちらの林道は今までに比べ日当たりがよいので、馬酔木のブッシュがさらに濃く、こういったブッシュが10数か所あるので、これは整備はあと一回では終わらないなと思った。

【林道】
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 日当たりのあまりよくないところは、こういうふうにトレラン向きの美しい道もあった。

【落水大橋】
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 落水の滝分岐あたりに近づくと、このあたりはまだ林道が現役で使われいた時代が近かったみたいで、まわりの杉は手入れがされており、そして林道も手入れされていた痕跡が残っていた。
 落水林道はほとんどの橋が崩壊していたけど、この橋のみはいまだ残っていたのも、なにかの文化遺産みたいで心うつものがあった。

【落石】
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 この林道、落水の滝へのルートあたりはまだ登山者に使われており、そしてこの落石は有名なところ。
 この落石、登山者にとってはぜんぜん問題ないのだが、マウンテンバイクにはこの隙間を通るのは厳しく、いかなる整備を加えるべきか。

【大崩山】
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 やがて道は舗装路に出て、大崩茶屋前の橋へと。
 ここから見る、祝子川と大崩山がまたじつによい。
 そしてこのあたりで、後ろから車のエンジン音が響き、帰路中の林道整備組が追いついた。「乗って行きませんか~」とのお誘いがあったけど、温泉まではあと少しなので、せっかくですから全部歩きます、と答えた。
 もっとも、本日は11月にしては30℃近くの夏なみの気温で、舗装路のうえは暑く、さらにここらからずっと登りになるので、暑くてきつい行程となってしまった。暑い、暑いと思いながら歩くうち、ああ、車に乗っておけば、と後悔することしきりであった。

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 落水林道整備1回目

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秋の大崩山

 紅葉を見に大崩山へ。
 ただし標高1000m付近より上はもう紅葉は終わっているとの情報だったので、それで三里河原を散策してみることにした。

【登山口付近】
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 登山口から大崩山山荘あたりまでは、紅葉は残っており、白い岩と、常緑樹の緑と紅葉のコントラストが美しかった。

【落ち葉の道】
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 山荘を過ぎたあたりから紅葉は終わりかけており、登山道にはどっさりと落ち葉が積もっており、これはこれで味わい深いものである。

【五葉ダキ】
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 三里河原コースの名所五葉ダキでは紅葉は終わっていた。

【吐野】
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 吐野からは祝子川に下りて、河原沿いを歩いていくことになる。
 ここは紅葉の名所であり、その時期にはたいへん美しい景色が楽しめるのだが、樹々の葉は落ちており、晩秋の景色。
 ここを三里河原目指して歩いていったところ、途中で2名の登山者に会った。
 坊主尾根からリンドウの丘経由でモチダ谷を下ってきたそうである。本日は天気が悪く、稜線はずっとガスのなかで何も見えず、残念な登山だったそうだ。

 そしてしばし歩くうち、午後から雨の予報通りに、雨が降りだし、そしてどんどん強くなってきた。
 紅葉もないなか、雨にうたれてただ歩くことに何の面白みもあるわけもなく、ここで引き返すことにした。

 まあ、こんな日もあります。

【交流会 宴会】
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 下山して、祝子川温泉に行き、しばし休憩したのち、夜は宴会。
 獲れたての鹿のタタキ、鹿フライ、そして延岡で釣ってきた鰆のフライ、地元の野菜、椎茸の煮しめ、等々、海の幸、山の幸を楽しむ。
 この宴会は、明日落水林道整備があるので、その前夜祭のようなものである。
 呑み助が揃っているので、宴は延々と続き、7時間飲んだのちにお開きとなる。こんなに飲んで明日の整備作業は大丈夫なのか?

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November 03, 2015

サイクリング:紅葉の見立渓谷

 紅葉の季節。
 九州では10月中旬から休日は好天というサイクルになり、アウトドア派にとってはじつに有難い状況となっている。
 11月3日も好天であり、それで宮崎県北の紅葉の名所、見立渓谷へサイクリングへGo。

【青雲橋】
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 青雲橋の下を行く、県道6号線をスタート。

【県道6号線】
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 県道6号線は日之影川に沿っての道。
 澄んだ水が流れ、それに巨岩がゴロゴロと転がっている川を眺めながら行こう。

【見立渓谷遊歩道】
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 ゆるゆるした坂を登りつめ、遊歩道入り口の駐車場に到着。
 ここは楓が植えられていて、なかなかの染まり具合。
 駐車場には車が4~5台止められていて、川沿いの遊歩道の散策を楽しんでいた。

【見立渓谷】
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 雑木林のなかに楓が散在している見立渓谷。
 旬には少しばかり早かったが、それでも日の当たり具合で、立派に染まっている樹もあった。
 傍の樹はまだ染まってなく、それが陽を透かして、緑、オレンジ、紅、に輝いている姿は幻想的な美しさがあった。

【杉が越へ】
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 今日は紅葉見物とともにサイクリングが目的なので、見立渓谷で紅葉を楽しんだのちは、杉が越へのヒルクライムへ向かう。
 この道は見立渓谷から傾斜が増すのであるのだが、そこから延々と続く10%を越える激坂は、この特徴的な岩峰が見えたあたりで、傾斜はゆるやかになり、それからは杉か越までは楽になる。

【杉が越】
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 県道6号線の最高所杉が越。
 ここは名峰傾山への登山口なのだが、傾山はもう紅葉が終わっているので、旬の時期には車でいっぱいになるここも、今日は車は一台のみであった。

【県道6号線 大分側】
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 杉が越から大分方面に下って行く。
 大分側の植生は原生林が多く、こちらも紅葉はところどころ旬の部分があり、美しかった。

【木浦名水館】
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 日之影から杉が越まで延々と稼いだ高度は、この木浦名水館までおりれば一挙にはき出してしまう。
 ここでひととき休憩したのちは、また杉が越へと登り返し、それから下っていく。
 往路と違い、杉が越からの下りは、気温が低いこともあり、厚手のジャージ+ウインドブレーカーでも、ずいぶんと体温を奪われて、寒く感じられた。
 それでもゴールの日之影に着けば、あたたかな温泉が待っている。


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 本日の走行距離 79.9km

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November 01, 2015

山の中のカレー:善米食堂@道の駅竹田 & 白水ダム

【道の駅竹田】
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 荒城の月のモデル岡城跡で有名な竹田市は、阿蘇・九重・祖母傾の山群に囲まれ、高原性の気候と豊富な湧き水を有する自然の恵み豊かな地である。それを利用して、竹田市はサフランの栽培が盛んで、日本のサフラン産生のほぼ9割を占める生産量を誇るそうだ。

 サフランはいろいろと使い道はあるけれど、カレーのサフランライスはその代表であろう。
 道の駅「竹田」のなかのレストラン「善米食堂」は、そのサフランライスを使った「二色カレー」が名物である。
 ただし、じつは善米食堂は、そのカレーよりもキーマーカレーのほうが良いという話を聞いたので、竹田に寄ったついでにキーマカレーを食べてみることにした。

【キーマカレー】
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 なるほど。
 一口食べてみれば、たしかにこれは良い。
 スパイスがそれぞれ利いていて、かつ調和がとれている。辛さとしては、やや辛口であろうけど、それがスパイシーな辛さであり、単なる唐辛子の辛さではないので、立体的な複雑な味わいを感じることができる。これはカレー専門店なみに丁寧につくられたカレーであろう。定食的なものがメニューの多くをしめる道の駅のレストランにしては、見事なカレーであった。

【白水ダム】
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 ところで竹田市に来た目的はこの「白水ダム」。
 日本で最も美しいダムと称され、紅葉や新緑の頃には、よりいっそう美しさがますそうだ。
 それで紅葉の時期に訪れたのだが、一部紅葉はあるもののまだ紅葉の盛りには早かったようだった。
 それでも、ダムは水量が保たれていて、脇を流麗に流れる水、ダムのゆるやかな曲線をレース編みのようにして流れる水、この造形はたいへん美しいものであった。
 訪れるには少々不便なところにあるが、それでもその苦労をしても来る価値のある歴史的建造物である。

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