お伊勢参り@平成27年秋
京都の次は名古屋に移動。
名古屋からは伊勢が近いので、半年後のサミットで混みあう前に訪れてみることにした。
伊勢神宮は内宮と外宮からなり、参拝の順番は外宮からが正式だそうだ。
それで伊勢駅から外宮へと参る。
伊勢駅にはサミットへのカウントダウンの看板が目立つところにあった。
そして参道には「お伊勢参りは外宮から」と書かれたのぼりが幾本もあり、なにかほほえましいものがある。・・・伊勢神宮は内宮がやはり人気あるからなあ。
外宮は豊受大神を祀っている。
神社内全体、静謐な神秘感に満ちた場所である。
外宮と内宮は少々離れており、4kmほどの舗装路を歩く必要がある。
それで国道32号線を歩いていくが、道標は要所要所にあり、道に迷うことはない。
とはいえ、外宮あんなにたくさんの人がいたのに、ここを歩いている人はほとんどいなく、お伊勢参り、歩いて参る人は極めて少数派のようだ。まあ、外宮―内宮間はバスがふんだんに運行しているからそれを利用すればいいだけの話なんだが、しかし江戸時代以前は、関東、東北、九州等々、遥か彼方から人々は歩いて伊勢神宮を訪れていたのである。今の時代、居住地から歩いてくる必要はないだろうけど、せめて外宮―内宮くらいは歩いて参ってはと思わぬこともない。
古事記においての重要人物猿田彦を祀る神社が見えると、次の交差点を右に曲がれば内宮への道になる。
内宮、さすがに古代から連綿と続く由緒ある人気観光地ゆえ、現代の今も、人がたくさんと集まっている。人・人・人である。
鳥居をくぐって、内宮へ参拝。
神宮を流れる、五十鈴川。
日本全国、清らかな川は多けれど、やはりこの川は格別な雰囲気を持っている。
伊勢神宮は、日本で最も神聖で荘厳な雰囲気を持っている場所である。
それは古代からこの場所を大事なものとして、それを守ってきた人々の努力の積み重ねから生じた信仰のたまものであり、ここに来れば誰しも自然に頭を垂れて、悠久の時の歩みに思いをはせることになる。
内宮から五十鈴川駅へは2kmほど歩いていく。
途中の道ぞいにも由緒ある神社があり、雰囲気ある道である。
ただし、ここを歩いている人はまったくいなく、まったく江戸時代の人に比べ、現代人は歩かなくなったものだ。
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