やまなみドリームライド2015(復路) ガンジーファーム→筋湯温泉→由布院IC→城島高原
昼食休憩を終え、ローロパークを折り返す。
じつはガンジーファームを出発した時からペダルにクリートが入らず、苦労していたのであるが、ずっと下り道なのでそのまま走り、ここでストップして、クリートを点検。
さきほどの芝道で、クリートに土と草が入り込みひどい状態になっていた。クリートを掃除して、それからはカチっとはまり、快適にペダルを漕げた。
ロードパークからはやまなみハイウエィに入らず、筋湯温泉方向に向かう。
いったん下ってから、森林公園へ向けて登り道となるが、この坂が傾斜はたいしたことはないのに、路面の状態が悪く、タイヤがうまくグリップせず、ずいぶんと登るのに苦労した。
傾斜にしろ距離にしろ、たいした坂ではないのだが、体力の消耗度は全コース中この坂が一番だったと思う。
じっさい今回はいろいろな峠で写真を撮ったけど、走ってくる人たちの多くが苦難の表情を浮かべているのは、ここだけであった。
峠からは筋湯温泉街を通り、そこを抜ければ、そこから見晴の良い道となる。
ところで今回のサイクリングは、台風が過ぎ去ったあとということもあるのだが、幹線道を外れると、道の端に木の葉やら枝やら果実が散乱してることが多かった。
そして今の季節、栗が落ちているところも多かった。
栗って、危険な形をしており、まさか栗を踏んだところでパンクするとも思えぬが、それでも気持ちのよいものではなかったなり。
そうしてコースは男池の交差点からやまなみハイウエィに戻り、それからアップダウンを経て、水分峠へ。復路はこのままやまなみハイウエィを通って行く。
水分峠からはずっと由布院ICまでは下り道。
ここも休憩ポイントだが、ガンジーファームから2ケ所ある休憩ポイントは、どちらも「給水所」となっていた。
そしてそこは名前の通り、給水用のペットボトルしかない休憩所であり、補給食とかスポーツドリンクはいっさい無し。
近頃のサイクリング大会は、エイドの補給食が豊かなイベントが多く、こういうシンプルというかストイックな大会はかえって新鮮に思えた。
・・・しかし、このイベント、町おこしも兼ねているのだから、御当地グルメも置いていていいのでは。私ら地元民はともかく、遠方から来ている人も多いのだから、この地方の名物を用意して、地方の食の魅力もアピールして、リピーターを増やしすべく努力もすべきなのではとも思う。
ガンジーファームではガンジーソフト、長者原EPでは九重夢バーガー、由布院ICではBspeakロールケーキ、それに大分名物「とり天」「地獄蒸プリン」「吉野鶏飯」等々、そういうの出せば、より大分サイクリングの印象が強くなるのでは。もっともそこまですると、参加費かなりUPせねばならないか。
(でも、佐伯とか北九州のサイクリング大会は、エイドは過剰なまでに御当地グルメがそろっていた)
由布院ICからは由布岳の美しい姿が見えるはずであるが、例によって雲のなかである。
由布院ICからは県道11号線を通っていく。
由布院盆地のなかのこの道は、久大線の彼方に由布岳が見える、景色のよいところのはずだが、由布岳が雲のなかなのでイマイチの眺めだ。
由布院の交通の要所的な石松三叉路から、徐々に登りが始まる。
由布岳へのゆったりした傾斜の坂道を登り詰め、ようやく峠に到着。
この峠から城島高原まではずっと下りなので、この地点が実質的な最終地である。
ここからあんまりペダルを踏むこともなく下って行き、そして城島高原のゲートをくぐって到着。
走行距離は137.8km 走行時間は6時間49分。平均時速は20.2kmであった。まあ、こんなものであろう。
やまなみドリームライドは獲得標高は多いものの、阿蘇望のように大きな峠がドカンドカンとあるコースでなく、全体的なアップダウンの数で標高を稼ぐタイプのコースだったので、これといった大きな坂はなく、坂好きには少々物足りないコースではあった。
しかしここは九州どころか日本全国的にも有数の景観を誇るコースなのであり、晴れた日に走れば、移り変わる絶景の数々はたいへん魅力的であり、走りきったあとは十分な満足感にひたれると思う。本日はあいにくの天候であったが、今回この道を初めて走った人たちには、是非ともまた訪れて、真のやまなみドリームライドを経験してもらいたいものだ。
【やまなみドリームライド ロングコース】